2014年05月09日
危ない自転車、後絶たず 北海道内の路上
自転車に関する新ルールが昨年の12月からスタートし、全国各地でルールの周知や取り締まりなどが行われている。北海道の場合、12月というと一般的に雪に覆われ自転車に乗れない地域が多い。実際のところ新ルールが公道で意味をなしてくるのは雪解け後の4〜5月以降なのだが、そのあたり記事をローカル新聞で見つけた。
まずは北海道新聞(道新)に載っていた記事を紹介
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危ない自転車、後絶たず 道内の路上、事故起こせば高額賠償
春を迎え、道内の路上で自転車の往来が目立つようになったが、利用者による危険な運転やルール違反が後を絶たない。昨年末の道交法改正で規制が強化されたものの、道警は「浸透していない」とみる。相次ぐ人身事故や当事者への高額賠償判決を受け、業界などでは自転車保険の加入普及を進めるが、関心度はまだ低いのが現状だ。
「危ない!」。4月下旬の昼前、高齢者や幼児の手を引く母親らの姿が目立つ札幌市営地下鉄東西線白石駅前。1台の自転車が歩行者の体ギリギリを追い越して行った。ペダルをこぐ女性は耳にイヤホンをはめ、歩行者の声は届かない。周囲には信号無視の横断や、路側帯の右側を「逆走」する自転車も少なくない。
道警によると、自転車が絡む道内の人身事故は全体としては減少傾向だが、うち対歩行者の事故は2012年に24件と過去5年間は横ばい状態。警察に届け出ない事故も相当数あるとみられる。信号無視や、携帯電話を操作しながらの運転などルール違反も目立ち、悪質な自転車利用者の摘発は13年で368件と、前年の倍以上に増えた。
昨年12月の道交法の一部改正で、進行方向右側の路側帯を自転車が走行することなどが禁止されたが、道警によると浸透度や認知度はいまひとつという。
自転車の運転者が事故の加害者となり、高額の賠償を命じられるケースは増えている。神戸地裁は昨年7月、小学生男児の自転車にはねられ高齢女性が寝たきりになった事故で、男児の親に約9500万円の支払いを命令。東京地裁は今年1月、東京都内で赤信号を無視した男性の自転車が高齢女性をはね死亡させた事故で、男性に約4700万円の賠償を命じた。
430店の自転車販売店が加盟する道自転車軽自動車商業協同組合(札幌)によると、道内の自転車保有台数は約280万台。同組合では、傷害保険と賠償責任保険がセットになった「TSマーク付帯保険」加入を呼びかけている。
この保険は年1回、千〜1500円を払って整備士の点検を受けると加入でき、証明として車体にシールが貼られる仕組みで、補償は最大2千万円。昨年の道内でのTSマークの配布枚数は約2万枚と10年前の2倍に増えたが、それでも保有台数の1%に満たない。(報道センター 古谷育世)
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と、このように春になって早速危ない自転車が目についたという記事だ。他の地域では早朝の自転車一斉取り締まり、ルール周知等のニュースを聞いたが、実際北海道ではどうなのだろうか...。こちらの方のブログでは札幌市内で、自転車利用者を次々と止めて指導をしているようだ。札幌に関しては一応取り締まりやルール周知を行っている模様。
すくなくとも姑息なネズミ捕りばかりやってないで、危険と認識しているなら自転車の対策を行うべきだろう。特に危険な乗り方をする人ほど安全に疎く、ルールすらきちんと知らないという側面がある。そこは公権力の警察の力でもって是正すべき部分だ。
たかが自転車と思わず車両としての認識を持つこと、持たせることが安全への第1歩である。
まずは北海道新聞(道新)に載っていた記事を紹介
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危ない自転車、後絶たず 道内の路上、事故起こせば高額賠償
春を迎え、道内の路上で自転車の往来が目立つようになったが、利用者による危険な運転やルール違反が後を絶たない。昨年末の道交法改正で規制が強化されたものの、道警は「浸透していない」とみる。相次ぐ人身事故や当事者への高額賠償判決を受け、業界などでは自転車保険の加入普及を進めるが、関心度はまだ低いのが現状だ。
「危ない!」。4月下旬の昼前、高齢者や幼児の手を引く母親らの姿が目立つ札幌市営地下鉄東西線白石駅前。1台の自転車が歩行者の体ギリギリを追い越して行った。ペダルをこぐ女性は耳にイヤホンをはめ、歩行者の声は届かない。周囲には信号無視の横断や、路側帯の右側を「逆走」する自転車も少なくない。
道警によると、自転車が絡む道内の人身事故は全体としては減少傾向だが、うち対歩行者の事故は2012年に24件と過去5年間は横ばい状態。警察に届け出ない事故も相当数あるとみられる。信号無視や、携帯電話を操作しながらの運転などルール違反も目立ち、悪質な自転車利用者の摘発は13年で368件と、前年の倍以上に増えた。
昨年12月の道交法の一部改正で、進行方向右側の路側帯を自転車が走行することなどが禁止されたが、道警によると浸透度や認知度はいまひとつという。
自転車の運転者が事故の加害者となり、高額の賠償を命じられるケースは増えている。神戸地裁は昨年7月、小学生男児の自転車にはねられ高齢女性が寝たきりになった事故で、男児の親に約9500万円の支払いを命令。東京地裁は今年1月、東京都内で赤信号を無視した男性の自転車が高齢女性をはね死亡させた事故で、男性に約4700万円の賠償を命じた。
430店の自転車販売店が加盟する道自転車軽自動車商業協同組合(札幌)によると、道内の自転車保有台数は約280万台。同組合では、傷害保険と賠償責任保険がセットになった「TSマーク付帯保険」加入を呼びかけている。
この保険は年1回、千〜1500円を払って整備士の点検を受けると加入でき、証明として車体にシールが貼られる仕組みで、補償は最大2千万円。昨年の道内でのTSマークの配布枚数は約2万枚と10年前の2倍に増えたが、それでも保有台数の1%に満たない。(報道センター 古谷育世)
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と、このように春になって早速危ない自転車が目についたという記事だ。他の地域では早朝の自転車一斉取り締まり、ルール周知等のニュースを聞いたが、実際北海道ではどうなのだろうか...。こちらの方のブログでは札幌市内で、自転車利用者を次々と止めて指導をしているようだ。札幌に関しては一応取り締まりやルール周知を行っている模様。
すくなくとも姑息なネズミ捕りばかりやってないで、危険と認識しているなら自転車の対策を行うべきだろう。特に危険な乗り方をする人ほど安全に疎く、ルールすらきちんと知らないという側面がある。そこは公権力の警察の力でもって是正すべき部分だ。
たかが自転車と思わず車両としての認識を持つこと、持たせることが安全への第1歩である。
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マスコミはいろんな分野で偏向報道していますが、今回のケースは根っこに「車社会」というのがあると思います。
車中心に考えるのが普通になってしまっているので、車の違反は大きく扱われないんでしょうね。本来は歩行者が王様でその次に自転車…etcと、交通弱者中心の考えた方でないといけないはずです。そこには警察もノルマ主義の取り締まりばかりやるというのがありますね。これだから危険なドライバーが減ることが無いのだと思います。これを改善させるためには「安全のためよりも、点数が稼げるとこで取り締まる方針」から、「危険な運転を抑止させるための取り締まり」へと方針転換する必要があります(例えば、生活道路で30km制限なのに国道からの抜け道でスピードを出す人が多く、危険きわまりないからスピード測定等)
海外の先進国ではそれが普通なのですが、日本では以前旧態のまま変わりませんね。もし安全のための取り締まりが行われるように慣れば、ドライバーの意識も変わってもっと歩行者や自転車にもやさしい運転になるはずです。