2012年09月02日
子供の自転車事故 注意喚起
読売にいい記事が載っていた。管理人が考える安全鉄則とほぼ同じ意見で、よく調べていると思った。
学校や警察が行う安全講習や教育には限界がある。やはり一番身近な親が子供に教えることが最も効果的だろう。街なかで一時停止しない子供を見ると「親は何を教えているのだろう...」とか、「危険性を知らないんだな...」とか思うのだが、きちんと教えてあげればこういった危険行為は減少し、事故を未然に防げるのではないだろうか。
読売新聞
-----------------------------------------------------------------------
子どもがひとりで自転車に乗るようになると、交通事故の心配が増す。交差点の手前で一時停止をするなど、安全運転の基本を徹底させたい。どんな場所、どんな行為が危険なのか、親子で具体的に話し合っておこうと、専門家は勧める。
「子どもの自転車事故の多くは、交差点での安全不確認、一時不停止、信号無視によるものです」。警視庁交通総務課交通安全教育指導係の野沢紀久乃さんは、そう指摘する。
交差点に進入する前に一時停止して、左右の安全確認をする。このことを習慣づけるようにしたい。
「『止まれ』の標識や道路の停止線が、自動車のためのもので自転車には関係ない、と勘違いしている子もいます。自転車は車の仲間だということを忘れずに」
また、信号が青になって直進し始めた途端に、周りを見なくなる子も多い。車が左折、右折してくる場合もある。横断中にも車が来ないか、周囲に注意を払うことを教えておく。
事故防止には、ブレーキやハンドルの基本操作がきちんとできることも重要だ。ブレーキを使わずに足を地面に着けて自転車を止めようとする子を見かけるが、これではいざというときに止まれない。「場合によっては、人や自転車にぶつかって、けがさせることにもつながりかねません」
自転車は車道の左端を走るのが原則だが、13歳未満は歩道を走ることができる。ただ、歩道は歩行者が優先。自転車はすぐに止まれるぐらいの徐行運転をする。歩行者をどかそうとベルを鳴らしながら歩道を走り抜けたりしないこと。
一方、日本交通安全教育普及協会の成迫俊美(なりさことしはる)さんは、「子どもは運転中でも、注意力が散漫になってしまう。事故防止には、危険を予測する能力を高めることが大切です」と話す。
例えば、親子で近隣の道路をまわって、見通しの悪い交差点など危険な場所を教える。警視庁のホームページ(http://www.keishicho.metro.tokyo.jp)などにある事故防止の解説やクイズを活用したり、警察署やPTAなどが実施する講習会に参加したりして、基本ルールや安全運転について学ぶ。「『気をつけなさい』と抽象的に注意するだけでは効果は薄い。どんな場面が危険なのか、普段から親子で具体的に話し合っておきましょう」
実際に子どもが自転車で外出するときには、「○○道で止まるのよ」などと、一つだけ具体的な注意点を投げかけることを勧める。あれこれ言い過ぎると、混乱することもあるからだ。
自転車に乗る前の点検、整備も忘れないようにしたい。肝心のブレーキが壊れていては、事故につながりかねないからだ。成迫さんは、子どもが覚えやすいよう、ブレーキやタイヤなど必要な点検項目の最初の文字をつなぎ合わせ〈ブタ・ベル・サラ・ハチ〉と呼んで教えている=別表=。「自転車の点検や交通ルールは親も忘れていることが多い。親子で繰り返し学習、実践し、習慣にしていきましょう」
-----------------------------------------------------------------------
学校や警察が行う安全講習や教育には限界がある。やはり一番身近な親が子供に教えることが最も効果的だろう。街なかで一時停止しない子供を見ると「親は何を教えているのだろう...」とか、「危険性を知らないんだな...」とか思うのだが、きちんと教えてあげればこういった危険行為は減少し、事故を未然に防げるのではないだろうか。
読売新聞
-----------------------------------------------------------------------
子どもがひとりで自転車に乗るようになると、交通事故の心配が増す。交差点の手前で一時停止をするなど、安全運転の基本を徹底させたい。どんな場所、どんな行為が危険なのか、親子で具体的に話し合っておこうと、専門家は勧める。
「子どもの自転車事故の多くは、交差点での安全不確認、一時不停止、信号無視によるものです」。警視庁交通総務課交通安全教育指導係の野沢紀久乃さんは、そう指摘する。
交差点に進入する前に一時停止して、左右の安全確認をする。このことを習慣づけるようにしたい。
「『止まれ』の標識や道路の停止線が、自動車のためのもので自転車には関係ない、と勘違いしている子もいます。自転車は車の仲間だということを忘れずに」
また、信号が青になって直進し始めた途端に、周りを見なくなる子も多い。車が左折、右折してくる場合もある。横断中にも車が来ないか、周囲に注意を払うことを教えておく。
事故防止には、ブレーキやハンドルの基本操作がきちんとできることも重要だ。ブレーキを使わずに足を地面に着けて自転車を止めようとする子を見かけるが、これではいざというときに止まれない。「場合によっては、人や自転車にぶつかって、けがさせることにもつながりかねません」
自転車は車道の左端を走るのが原則だが、13歳未満は歩道を走ることができる。ただ、歩道は歩行者が優先。自転車はすぐに止まれるぐらいの徐行運転をする。歩行者をどかそうとベルを鳴らしながら歩道を走り抜けたりしないこと。
一方、日本交通安全教育普及協会の成迫俊美(なりさことしはる)さんは、「子どもは運転中でも、注意力が散漫になってしまう。事故防止には、危険を予測する能力を高めることが大切です」と話す。
例えば、親子で近隣の道路をまわって、見通しの悪い交差点など危険な場所を教える。警視庁のホームページ(http://www.keishicho.metro.tokyo.jp)などにある事故防止の解説やクイズを活用したり、警察署やPTAなどが実施する講習会に参加したりして、基本ルールや安全運転について学ぶ。「『気をつけなさい』と抽象的に注意するだけでは効果は薄い。どんな場面が危険なのか、普段から親子で具体的に話し合っておきましょう」
実際に子どもが自転車で外出するときには、「○○道で止まるのよ」などと、一つだけ具体的な注意点を投げかけることを勧める。あれこれ言い過ぎると、混乱することもあるからだ。
自転車に乗る前の点検、整備も忘れないようにしたい。肝心のブレーキが壊れていては、事故につながりかねないからだ。成迫さんは、子どもが覚えやすいよう、ブレーキやタイヤなど必要な点検項目の最初の文字をつなぎ合わせ〈ブタ・ベル・サラ・ハチ〉と呼んで教えている=別表=。「自転車の点検や交通ルールは親も忘れていることが多い。親子で繰り返し学習、実践し、習慣にしていきましょう」
-----------------------------------------------------------------------
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く