2008年02月17日
大槻教授の華麗なるオーラ批判
今日も仕事でしたが、ちょっとだけ時間を割いて、先日紹介した大槻教授のスピリチュアル批判について見てみましょう。
早大名誉教授の大槻義彦さんに聞く スピリチュアル番組問題(上)
江原霊視は「事前調査の成果」 タレント情報をネットで検索?
http://www.j-cast.com/2008/02/10016502.html
スピリチュアル批判をする著名人が少ない中、教授の様な存在は大変貴重ですがその内容が一般の方から反感を買うようでは逆効果になります。そこで感じた「ドシロウト」の疑問です。
これって、「オーラ」=「光」と言うことを前提としていますよねぇ。あと
えぇっと・・・これも勝手なイメージですが、虹や(言葉が似ていますが)オーロラの様なものが見えるって言い張ってる(?)んじゃないかと言う認識でした。
コレも「裏モノJAPAN2007年7月号」で既に元スタッフが事前調査をしているとの告白がありました。それをネットと断言して・・・。ネットなんてウソ情報も満載ですし、2ちゃんねらーとかが「あぁ、あれってネットで流れた有名なガセでしょ?」などと食いつきやすい情報ばらまくだけです。ちなみに匿名で証言をしたこの元スタッフ、後に個人が割り出されたとか言うウワサ(?)を聞きましたが。
いや、大槻教授の方こそインターネットでしか調査していないんでしょうか?この程度のネタ、ネットウォッチャーには「何を今更・・・」って感じで、教授ならではの切り口を期待する人間からは物足りない気もします。
おぉっと、引用が多いんであっさり文字数制限に達しちゃった。次回につづく・・・か?
例えば、テレビ朝日系のレギュラー番組「オーラの泉」に出てくる「あなたの オーラ」のコーナーです。江原さんは、「あなたの頭の上から放射状にオーラ の光が出ている」とおっしゃいますが、科学的に言ってこれは見えません。 懐中電灯を頭に乗せて上を照らしても、煙や浮遊するゴミでもない限り、光 そのものが目に入らないからです。
また、オーラの色が見えるといい、「あなたには、情熱的な赤と知性的な青が 同時に見える」とおっしゃいます。しかし、これは物理学の3原色の理論を無視 しています。赤と青が交じった光を同時に見ると別の色に見えるんです。もし、 分離した色が見えるのなら、江原さんにはカラーテレビは見えないはずです。 だから、3原色のオーラ占いはデタラメなんですよ。
昔、私が対決した霊能者の宜保愛子(故人)は、6人のスタッフで事前調査を していました。でも、江原さんは、スタッフを使っていないようですよ。 それは、インターネットがあるからです。彼の番組ではタレントばかりを ゲストに呼んでいますが、それはタレントのデータならネットでいくらでも 検索できるからです。
しかし、タレントでない一般の人については、そんなに詳しく調べられません。 だから、フジテレビの「27時間テレビ」で秋田の美容院経営の女性を霊視した ときは、カウンセリングを間違ったんですよ。リンゴを贈るボランティアに かまけて美容院の経営を疎かにしているということだったんですが、とんでも ない。BPO(放送倫理・番組向上機構)の意見によると、この女性は、中越 地震被災者といじめで悩む学校への2回しかリンゴを送っていないと話して います。なのに、それで美容院の経営がおかしくなりますか。