2007年11月26日
道を踏み外すマジシャン?
いつもネタ切れで困っている覚書ですが、前々から書こうと思ってるネタが書けずにいます。と、それだけ順番の割り込みをしてでも書きたいネタが入ってきているって事でもありますが・・・
美輪、江原に迫る人気、 “スピリチュアル・マジシャン”ブレイク直前か?!
http://career-cdn.oricon.co.jp/news/49682/
一般の方々が目にするブログであまり思い切った事は書きづらいんですが、はっきり言ってこの記事にかなりの嫌悪感を感じます。同時に「スピリチャルマジシャン」などと名乗るロミオ・ロドリゲス・Jrにもかなり頭にきています。(彼は以前にも「■2007/01/29 (月) エセ超能力者汚染かよ!!」で取り上げましたが)ちょくちょくこの覚書でも取り上げている某超能力喫茶にも通じる「不快感」です。
過去にも何度も書きましたが、「マジシャンがマジシャンとして」「マジックをマジックとして」演じるなら問題ありませんし、観客もそのつもりで演技を見る事は至極健全なことだともいます。しかし、こんなマジックを貶める行為はとても残念です。なぜマジックを行うマジシャンとして、正攻法で勝負できないんでしょうか?
本当はこんな事は書きたくないんですが・・・
>ロミオのマジックの強み……。それは、タネがないという点だと説明する。
これは自身が超能力者である事を示唆したようなもので、性質の悪さでは江原よりも酷いかもしれません。記事の中にこんな言葉がある以上、デバンキング(偽りや誤りを暴く行為)に、つまりはマジックでは最大のご法度である「タネアカシ」に賛同せざるを得ません。
かつて、ゆうむはじめ氏による「Mr.マリックの嘘」シリーズでずいぶんマジックのタネが明かされた事がありましたが、ロミオの出現によりあの再現があるとすればマジックファンとしては悲しい、そして超常現象に懐疑的(まぁ、この事象に関しては批判的かな?)な立場からすれば歓迎せざるを得ません。
この様な状況になる前にロミオには自覚してもらいたいと思うんですが。
それにしても彼、いったい何が目的なんでしょうか?マジックを見せる事なのか、霊魂とかを信じ込ませようとすることなのか。今後の彼の活動はウォッチングの対象になるでしょうねぇ。