2007年11月22日
懐疑系の新団体ができました
実は昨日の日記で取り上げたかったお話ですが、一応許可を頂くまで待っていました。
先日、新たな超常現象懐疑系の団体が設立されました。これでまた新たに超常現象の信望者が恐れおののく団体が誕生・・・ではなく、むしろ不思議現象を愛しているビリーバーならこそ、この団体に注目してもらいたいと思います。
ASIOS(アシオス)
http://www.asios.org/
もちろん、か弱き花を愛でるかごとく、自分の愛す不思議現象がベールをまとったままでいて欲しいと思う人がいても、それはそれで尊重すべき考えです。しかし、それではその不思議現象はいつまでたっても真実の姿を見せてくれません。従って(極端な言い方をすると)「不思議だ!」と言うに値しないものかも知れません。解明してみれば「なぁ〜んだ」って事もあるかもしれない。
かく言う私も「くっつく石」の取材ではその現象を解明する手段を持ち合わせておらず、同時に最低限の礼儀をわきまえた上で「不思議を不思議のままにしておいた」過去があります。しかし、あの現象を「不思議だ」としか言えませんが、「神の力」とか「信心のなせる技」などと言う適当で無責任な理由付けには賛同できません。
同じく、ベール越しに不思議を楽しむ“だけ”ならまだしも、ろくな調査もせず、いい加減な因果関係を見出してこじつけの説明をし、それがあたかも真実かのように語るビリーバーはいただけません。たとえ(あり得ないほど少ない確率ですが)結果的にその説明があっていても、きちんとしたプロセスを踏んだ上での説明でなければ「説明が正しい」ではなく「説明が当たった」だけの事になってしまいます。
まぁ、外野がいろいろと的外れな解説をしても逆に迷惑になるかもしれませんので、この辺でやめておきますが、会長を務める本城氏の言葉で一番心に響いたのが彼の日記に記されていた「懐疑論者とは」と言う項目の「仮に誰かが懐疑論者を自称していようが、必ずしもラベルと中身が一致するとは限らない、中身を見てから判断してほしい」と言う言葉。
いやはや、耳が痛い(笑)。まぁ、私はそのレベルに達していない自覚はありますが、私程度に「身の程を知っている」人間が少なくて・・・特にmixiの中では。