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2020年05月19日

パーゴラDIY 1人作業×ハードウッド(設計&材料調達編)

施工場所


今回は自分的に長年の課題だった、旗竿敷地の竿部分を有効活用するためのパーゴラ設置。

IMG_9411.JPG


配置図.jpg


IMG_9318.JPG


効率よく設置する流れがなかなか思いつかなかったのが着手できなかった理由。

それが今回、ようやくいい作業手順を思いついたので着手することにした。

高所・大型の作業になるけれど、今回も一人作業。設計や道具でカバーすれば十分に可能。

設計


まずは設置したい箇所の寸法を計測し、設計図を書く。

設計1.jpg


設計図を書いた手順は以下のとおり(これが建築などの専門家的に正しいかは不明だが、DIYには十分)

@施工場所の枠を書く


・今回は幅約2.6m×奥行4.0mの長方形


A柱を立てる位置を決める(敷地境界との位置関係、柱間距離などを勘案)


・図面上側は敷地境界(境界ブロックが目安)から2cm離隔した位置
 →境界ブロックは全て隣接地内にあるのものなので
・図面下側は敷地境界にベタ付け
 →境界ブロックは全て自敷地内なので
・柱は3本(柱間距離約1.4m)

B柱と柱を繋ぐ梁を書く


・このとき、お一人様作業のための設計をしておく。(自分は常にお一人作業なので)
 具体的には柱の上端にビス止めせずに梁を設置(仮置き)可能にしておく。
・上端を梁が収まる分だけ切り欠いたうえで、押さえようの端材(今回はフェンス固定の板を付けるので、それで代用)を取り付ける。設計上は切り欠き分を考慮する必要がある(今回は図面上左右方向の梁だけにこの方法を活用)
  
おひとり作業1.jpg

・図面の上下方向の梁は、切り欠き加工ではないけれど、端材を使って同じ効果を得られるようにしておいた。(設計図上は特に考慮する必要なし)
おひとり作業2.jpg


C側面フェンスの設計

・詳細なデザインは決めていない段階だったけれど、一応、材料計算用に仮設計。(図面は片側分のみ)
設計2.jpg


材料調達


今回も使う材料はハードウッド。

上の設計から、まずは必要なハードウッドの量を把握する。

樹種は当初セランガンバツで検討していたけれど、近年在庫が多く、価格も安いイタウバ(その中でも一番品質が良いらしいマットグロッソ産。)を採用を採用。
個人的なイタウバの印象(経験上)

・加工しやすい(セランガンバツ以上)
・しなやか
・表面が滑らか(オイルが多い)
・樹液は当初は多め
・長期間いい香りが漂う(オイルの香り)
・耐久性高い(ルーフバルコニーの床に10年前に施工。痛みなくいい状態という経験。)

今回お世話になったネットショップは通販最大手(か2番目)のリーベ。ちなみにイタウバの産地を把握できるのはリーベだけ。他のショップのものは一般的にどこのものなのか不明。

今回は以下のとおり。

柱材 70mm×70mm×2400mm×6本
リーベ 2450円/本×6=14,700円

梁材(横方向両サイド) 120mm×20mm×3900mm×2本
リーベ 3419円/本×2=6,838円

梁材(その他)20mm×120mm×3000mm×8本
リーベ 2850円/本×8=22,800円

フェンス固定板(柱に設置) 120mm×20mm×1500mm×6本
リーベ 1100円/本×2=2,200円

フェンス材 105mm×12mm×1500mm×10本
リーベ 815円/本×10=8,150円

筋交い材 40mm×70mm×3000mm×2本
→リーベ 4350円/本×2=8,700円

参考合計価格(送料含まず):63,388円

※今回はかからなかったが、この量で送料は10000円弱を見込めばOK。ただし3900mmは送料が高くなるか配送付加の可能性ありなので要注意。


リーベでは連休中は千葉倉庫への引取りが可能とのことだったので、自家用車で受け取りに行ってきた。
(3900mmの長尺材があるため、配送を頼むとチャーター便で高くつくか、配送不可だったことも理由)

IMG_9317.JPG


工具


今回の作業用に調達した主な工具は以下のとおり。

◇丸ノコ(マキタ 電気マルノコ 刃径190o/切込68o アルミベース5837BA

・・・マキタ集塵機接続可能なタイプを使用。集塵機を使わないならばM585で十分対応可能。



 ※カット時に使用する丸ノコ定規もお忘れなく。


レーザー距離計

・・・高所作業でのお一人計測に必須。高価なものではないので、一つ持っておくと作業スピードが格段に向上する。



◇インパクトドライバー(RYOBI CID1100 コード付き

 ・・・この程度の高所作業でもコードレスでなくても十分対応可能。バッテリー切れなしのコードレスが断然おすすめ。しかも安いので2台同時使用(ドリル&ドライバー)で作業効率UP!



◇硬木用ステンレスビス(錐込隊長

・・・ハードウッドを使うなら間違いなく最も作業効率が上がるビス


・・・必須ではないものの、仕上がりの印象が変わるので採用。柱の寸法に合わせて購入。楽天市場のギブアップというお店の柱受が安くてベース部までステンレスと思われるので採用。発送が早くて今回は本当に助かった。

IMG_9390.JPG


◇下穴錐(スターエム F型下穴錐 3.0MM

・・・ハードウッドでの作業に下穴は必須。安物を使うと、作業効率が著しく低下し、疲れるので、銘柄指定。折れると作業が止まるので、多めに用意。今回は3本とした。錐込隊長には3.2mm3.5mmでもよいと思うけれど、自分の場合、ほかのDIY作業で普通のビスも使うので3.0mmを愛用。


F型クランプ

・・・お一人作業の救世主。高所でも、狭くても、黙って持っててくれるよき相棒。4個くらいあると便利。



◇脚立(アルインコ(ALINCO) アルミ製はしご兼用脚立 MR210W

・・・高所作業になるので必要。持っていたのが錆びてて信用ならなかったので新調。


その他使用する工具はウッドデッキDIYと大差ないので、↓の記事を参照のこと。



作業工程記事は後日UP予定。
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少しでも安く、良いものを、自分の力で作りたい。 そんな気持ちで始めたDIY。 今までに、庭のウッドデッキを自宅や実家に4回、ベランダデッキを3回DIYした経験あり。 素人だけど、経験値はそれなりにあるつもりなので、1度作っただけの体験記とは違った実用性のある、無駄の少ない作り方を紹介しているつもり。 質問などあればご遠慮なくどうぞ。
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