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2024年11月20日

警備員の気持ちを折る人事とは





今回は、警備ならではの人事
特に現場隊員の気持ちを折る人事とは
どういったものか。



当人だけでなく、周囲の士気を下げ
クライアント側にも被害を与えかねない
徳を損ねるもの。



ゆえにこんな人事を行う会社は黄信号と
参考にしてもらえば幸いです。



カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」
での出来事。



素人集団が投げ込まれ、クライアント側に
散々迷惑を掛けながらも、1年経ちようやく
警備隊の体をなしてきました。



そんな時、隊長を変えるという話が
クライアント側から出ていました。



当時のZ隊長は、施設警備経験者であった
ものの、周囲との折り合いが悪く
クライアント側からの評判も良くなかった。



そこで、契約年度が替わった節目に
隊長チェンジを行おうというもの。
会社もそれに応じた模様。



満を持してZ隊長をチェンジ。溜飲の
下がるクライアント側。しかしその矢先
アクシデントが起きたのです。




隊員の一人が、泥酔して道から河原に
転落、膝を粉砕骨折して急きょ入院。
復帰まで2か月コース。



ここでぎりぎりの人数で回していた
会社の徳の無さが出ます。後進を育てて
いなかったのです。



なんと会社は、一旦お払い箱にした
Z元隊長を、平隊員として市役所警備に
呼び戻したのです。



Z隊長の心中いかなるや。けがをした
隊員が復帰すれば、チェンジは見えて
います。



だんだん不貞腐れ、勤務態度に現れる
ようになったZ前隊長。



これを決定的にした出来事がありました。
Z前隊長が一旦復帰して、一か月ほど経った
ころ行われた現任教育。



Z全隊長は上司に尋ねます。
僕はどうなるんですか。



上司「わからん」アホか。



そんな事を言われれば誰でも投げやりに
なるに決まっています。



まだはっきりしていないが、どこどこに
配属しようと考えている、くらいは最低
言わないと。



もし会社がZ前隊長を要らないと見切って
いても、次の受け皿は何となく示すべき。



この業界、話が変わったなんて
珍しいことではないのですから。
それでも、方針は示すべきです。



そうしないと、投げやりに勤務されれば
被害を受けるのはクライアント側です。



この、次の受け皿がないといった状態は
一番警備員の気持ちを折ります。



しかし、タイミングというか
長期離脱になる隊員が人事の節目で
出てしまうとは、徳がない。



この業界、あるあるかもしれませんが。



結局けがをした隊員を一週間前倒して
復帰させ、ピンチは脱しましたが
長期的に見て、禍根は残りました。



組織とは幼稚で、トンチンカンな事を
やってくるものだれど、限度がある。
これをどう見極めるか。



警備業界は、幸せになって辞めていく
人は少なく、悲惨な形で去っていく
ケースが多いです。



去っていった隊員の怨念が強いほど
組織にとってはマイナス。



当然、そんな組織に居続ければ
あまり運気的にもよくありません。



参考までに、他人の悲惨な退職や異動の
とばっちりを受ける形で、マイナスが
伝染するなら、黄信号。



問題児だった隊員が去って
職場が良くなるなら良いでしょう。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
で、リーマンショックの煽りを受け
二人の隊員の首を突然切りました。



使う側にも言い分があったでしょうが、
切られた方は、たまったものではありません。
残された警備隊の人間関係も、悪化の一途。



結局警備隊は、空中分解よろしく
クライアント側の信用を失い、途中解約に
等しい形で切られるのです。



そうなる前に、僕はとっとと辞めましたが。



会社のやってくる理不尽が、受け入れられる
ものかどうか。これが続けるか去るかの見極め
でしょう。



個人でも、ストレスが限界に達し
心身が壊れる前に脱出したいものです。



その辺は過去記事「我慢の限界を知ろう」
参考に。



まだ大丈夫と思っていても、とっくに限界を
超えているケースもあります。



隊員がどうなろうが使う側は責任を取りません。
余裕のあるうちに脱出して欲しいものです。

アンケートサイト i-Say

2024年11月18日

部下と共に成長していこう





今回は、コーチングに関する記事です。
部下のマインドを変えて行くスタンスは
何なのか?



結論は、タイトルにあるように
「部下と共に成長していこう」という
マインド。



2023WBCで、来日していた
ダルビッシュ有投手への
インタビュー。



「技術を教えて欲しいという投手も
いますが、それは惜しみなく?」



これに対して、ダルビッシュ投手は
こう答えます。



教えるとか、アドバイスるするとか
だと、上からになってしまうので



自分はそういうつもりはないですし、
自分も勉強しにしているので



お互い意見交換しながら
お互いが成長していれけばいい。
というものでした。



部下に指摘ばかりして「やった感」
出している上司はいませんか?
これには僕も身につまされます。



指摘して、改善を促すのも指導だけど
部下から学ぶものもある。



部下が成長しない、進歩がないと
ボヤく上司は多いけれど、そんな自分は
どうなのか?



タイトルにある、部下と共に成長して
いこうといった、マインドがあるのか?



上司は部下を評価する者であると同時に
部下からも評価されている。



部下と共に成長できない上司は、評価
されるのに値するのか。



この流れが、今後加速していくであろう
ことを、示唆するインタビューでは
なかったか。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
で僕が仕えた上司は反面教師的であり



通達で、部下が動くものと思っている。
従わなければ罰を与える。最悪クビに
する。



上司の権限を考えれば当然ですが、
その中身たるや如何に。



上司が、社会人として全うな振る舞いで
警備隊の模範となっているならともかく



部下からも後ろ指さされるような、
ちゃらんぽらんな振る舞いであった。



そんな上司が、部下が思い通りに
動かないからといって、感情のままに
罵倒するのは、組織人失格です。



今やパワハラと糾弾されるものですが、
ブラック企業では、それがまかり通って
いる。



ただ警備業界では、言っちゃ悪いが
煮ても焼いても食えないと言うか、
指導以前のお荷物隊員もいます。



一般の仕事では、できない人に
労力を割くより、できる人を支援して
パフォーマンスを上げる方が吉。



悲しいかな警備では、一人で二人分の
仕事はできません。一人で2ポストを
兼任するのは、まず無理。



すなわちお荷物隊員の尻ぬぐいを
しながら、責任者は現場を
回さなくてはいけない。



パンクしたままの自転車を走らせる
ようなもの。



こんな負荷の中で、どうやって部下と
共に、成長しろというのか。そんな
事なら、部下を選ぶ権限を与えろ。



そんな責任者の声が聞こえてきそう
です。



そこで妥協案というか、落とし所と
して、真ん中から上の部下と共に
成長して行こう。



選択と集中です。指導する人を
選びましょう。



筋のいい隊員と共に、成長して
組織のパフォーマンスが上がれば
上司も評価されます。



但し警備は、何もなかったことが
最良の成果なので、そのプロセス
まで、見てくれている人がいるか。



ブラック企業だと、上記はまず無理。
使う側が旧態依然として、昭和の
価値観のままでも、厳しいか。



こうなれば、ダルビッシュさんの言う
ことを実現できる環境を捜すしかない。



異業同職の転職をするのが、最適解と
見ますが、リスクを伴います。



そこで環境は置いといて、まずは自分が
部下と共に成長して行こうと意識する。
上から目線を辞めてみる。



それで少しでも成果が上がれば、大成功
です。クライアントとして警備員を使う
仕事もそうですね。



これからの指導者は、部下と共に成長
してこそ、価値がある。



上司は全てにおいて、優れている訳では
ない。部下からも学ぶことがある。



そのマインドを持って部下に接すると、
相手の気持ちも変わっていくのでは。
試行錯誤は要るでしょう。



ダルビッシュ有さんのスタンスは、
令和型リーダーのひな型に
なっているのかもしれません。

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2024年11月17日

ポンコツだからこそ転職した





僕が警備員から転職した理由は何か?
いろいろありますが、その中でも
ウェイトの大きいものは?



答えは自分がポンコツだったから。
警備員を続けるに値するほどの
ものをもっていなかった。



雨にも負けず、風にも負けず、
雪にも夏の暑さにも負けず



工事現場に立ち続け、旗を振る
交通誘導警備が、どれだけ過酷か。



もう長時間屋外で、立ち続ける
足腰の壮健さも、ありません。



繁忙期に休みがないどころか、連勤も
いとわず対応する体力も、ありません。



交通誘導警備で、還暦過ぎて
従事している人は、鉄人です。
古希過ぎて従事している人は超人です。



一方施設警備も、過労死ラインぎりぎり
の労働時間で、働く体力もない。



地方の警備会社なら、日給月給制で
最低賃金ぎりぎりで使うでしょう。
当然、労働時間が長くなる。



長時間拘束の職場で、嫌な奴と共に
過ごす、精神力もありません。



会社の理不尽な人事異動を飲み、
忠実に業務遂行しても、その先に
なにがあるというのか。



なまじ経験や資格があるからと言って
「行く行くは幹部に」という疑似餌を
会社にぶら下げられても



馬車馬のように働くバイタリティも
ありません。年金(これも怪しいが)を
もらうまで、働き続ける気力もない。



こうしてみると、続けた未来に対して
対応できる、体力精神力がなかった。



だからこそ、僕はポンコツでも生きれる
道を捜したのです。警備員を続けるのは
簡単じゃない。



警備員を続けられない僕でも、生きる道
があるのです。言い換えれば、自分の
居場所を見つけた。



自分に合った居場所を必死になって
捜しました。時間はかかりましたが。



警備を続けられないのは、決して
恥ではありません。



続けるのも適性なら、自分の居場所を
見つけるのも、また適性。



ポンコツでも、自分の居場所を求めて
やまないなら、道は開けると信じます。



そのためには、縁を大事にしましょう。
人生を変える一番強力な要素は、縁です。
過去記事「気づきと縁」を参考まで。

2024年11月15日

ライフスタイルに仕事を合わせる





今回は現役警備員の知人の話を聞き、
これからはライフスタイルに仕事を
合わせる流れになるかもという話です。



彼は、地元商業施設の警備をしています。
月230時間ほど働いている。
そうしないと、稼げない。



そこまではいいとしても、この先どう
なるのかが不安。



地元の警備業界の事情を見ても、
どこも似たりよったり。



とりあえずはポイ活で生活を防衛する
しかないと言っていました。



彼は、かつてネットビジネスで小銭を
稼いでいたそうですが、諸般の事情で
中断している。



しかし、ちょっとずつでも復活させようと
していると聞きました。将来の不安から。



警備は現場ガチャで幸福度が左右され
ますが、副業ができる勤務形態がベスト。



変則勤務であっても、夜勤時が暇ならば
ポイ活やネットビジネスも可能です。
但し、自己責任でやってください。



アルバイトをするなら、平日日勤のみや
逆の夜勤オンリーなど、変則でない勤務が
向いているでしょう。



このように、警備を飯のタネと割り切って
副業の土台として利用する。これからは
そんな人が増えてくるのでは。



もう、やっている人もいるでしょう。
webライターなどクライアントワークも
ありますね。



高時給で、拘束時間の少ない勤務が理想。
こうしてみると、警備業界以外にも目を
向けてみてはどうでしょうか。



いわゆる異業同職の転職です。やっている
ことはあまり変わらなくても、時給ベースで
警備より高い業種に就く。



過去記事「空港の仕事」も参考に。



自分の理想とするライフスタイルを
求めて、転職するパターンも増えていく
のではないか。



冒頭で紹介した彼は、警備業を続ける
中で、模索するようです。



拘束時間が長いなら、人間関係が良く
勤務中の自由度が高い現場。ここでも
副業をするなら自己責任で。



もっとも、休憩中にするなら問題なし。
同僚の理解はあった方がいいでしょう。
ここでも人間関係は重要です。



本業の稼ぎが少ないのを副業で補う。
当面はそれが目的でしょう。



しかし、副業が育ち月10万円とか
稼げるようになったら。



より労働時間の短い、労働環境を
求めるのではないでしょうか。



本業以外の収入を金融資産で稼ぐなら
サイドFIREということになります。



より自由な生活を求めて、副業を行う。
それに適合する労務管理の仕事を選ぶ。
究極の目的はここにありそうです。



かつて副業と言えば、本業の合間に
時間を見出し、いわゆる余暇に行う
ものでした。



今後はそこから一歩踏み出して、
副業の時間を捻出するために、本業の
勤務形態をアレンジする。



より副業がしやすい勤務形態へ。
働き方改革で、加速して行きそうです。
世の中のすう勢もそうなってきている。



年功賃金・終身雇用は公務員だけに
なっていくでしょう。



代わりにジョブ型雇用が伸びていく
でしょうが、不安定な雇用形態です。



それならば、収入源が1つだけと
いうのはリスキー。



どちらかというと警備業はジョブ型
雇用に近いもの。入札に負け職場が
消滅すれば、転職が視野に入ってくる。



できるだけ、個人のリソース(資源)を
本業で損なわず、その分を副業に向ける
働き方も選べればいい。



本業でガッツリ稼ごうとすれば、警備に
限らず労働集約型の仕事では、時間いや
人生の切り売りになってしまう。



そこで得た知識や経験を活かして、
もっと待遇のいい仕事にステップアップ
できればいいのですが



残念ながら警備では、そういった環境は
用意されていないようです。事務所に
上がり、幹部クラスになるくらいか。



副業を始めるにせよ、まずは時間を
捻出すること。そのための環境を探す
いや創り出す。



にっちもさっちもいかないなら、一旦
退職して労働を離れ、自分を取り戻す。
そしてじっくり考える。



過去記事で勧めている職業訓練は、
上記が実現できる数少ない手段です。



詳しくはカテゴリ「警備員を辞めたい
人へ」をどうぞ。

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2024年11月13日

指導力を支えるのは徳?





今回は過去記事「前にも言ったよね」
関連して、コーチングをアップデートする
一助になれば幸いです。



以下は、ある人の体験談から。



「前にも教えたよな!?
なんで1回で覚えられねえんだ!?」



みたいな教え方してる人。それは「指導」
じゃなくて単なる「脅迫」です。



「前にも教えたよな!?」だなんて、威圧感と
恐怖感を与えるだけ。相手との関係性に
おいてもマイナスでしかありません。



そもそも、大事なことなら1回と言わず、
何回でも教えましょうよ。



あと相手を責める前に「なぜ教えたことが
きちんと伝わらなかったのか?」と、自分の
教え方のまずさを反省したほうがいいですね。



ちなみに私自身が教えられる側の立場として、
今まで体験した指導でもっとも安心できたのは、



「やってみて分からない事があったら
遠慮せず聞いてね。別に同じことを何回
聞いてもいいし



そんなことで絶対怒らないから。逆に少しでも
分からない状態のままで勝手に進めるのはダメ。
それで失敗するとお互い困るからね」



という声がけでした。その後、自分自身が
同じことを何回も聞かれる側の立場になったとき



「こんなに手間がかかることを覚悟のうえで、
自分を育てようとしてくれてたんだ…」と、
先輩の偉大さに深く感謝した次第です。



というものでした。



部下を指導するには、人間的にも信頼して
くれないと、効果的ではない。



この人、言っていることは正しいけど
人としての魅力がないんだよね。と思われた
日には、教育効果も駄々下がり。



自分の指導力の低さを棚に上げて、
部下に「進歩や成長がない」と叱責する
のは、パワハラです。



誰でも、新人に対しては分からない事が
あったら聞いてと言います。しかし
分からない所が分からないのが新人。



ポイントは前出の「こんなに手間がかかる
ことを覚悟のうえで、自分を育てようと
してくれてたんだ…」という演出をする。



人を指導するのは、とても骨の折れること。
手を抜いた自己本位な振る舞いは、
教えられる側は敏感に感じます。



ちなみに中国古典「書経」には、
人を弄べば徳を失うとあります。



この徳こそが、指導力の根底にあれば
効果が上がる。



なんだかとりとめのない話のようですが
以下の4つに留意すればいいのでは
ないでしょうか。



・口の上手さより、絶対に自慢しない
・心配するより、余計な事を聞かない
・アドバイスより、話の腰を折らない
・正論を言うより、相手を否定しない




これ、高学歴の人でも以外にできて
いなかったりします。人生経験とも
比例しない人も。



徳を磨くというと、聖人君子な事を
しなくちゃいけないのかと考えがち
ですが



日常生活の中でも、実践できること
だったりします。



威圧感や恐怖感で相手を支配するのは
もはや指導ではありません。少なくとも
令和時代には適していない。



今後、上記のような指導者は目に見えて
落ちぶれていくでしょう。それを囲う
組織も然り。



徳と言うと、積まなきゃいけないと
思われがちですが、上記の4項目は
徳を損ねないための留意事項。



徳は、組織に貢献するという結果で
積めばよい。



対人関係においては、徳を損ねない
行為こそが、重要でしょう。
アクセルとブレーキの使い分け。



ただ、組織として成果を挙げていても
メンバーが疲弊してしまったり、
発展力を失うのは、徳がない。



メンバーを活かしてこその徳ですね。



コーチングをアップデートして
時代背景にマッチングする努力を
怠らない人が、成果を上げる。



僕にとっても耳の痛い話です。



人材育成は、最も労力が要り
育っても、これからという時に
辞められて、侘しい想いもします。



だからこそ、有為な人材育成は
最も徳を積む行為なのです。



昭和時代は見て覚えろ、学校じゃない
から教えるのはもってのほかといった
常識でした。



当時は、社会が発展機運にあったから
それでも通ったのでしょうが



今はそうではありません。きめ細かく
その人に合った指導をしないと、成長は
難しい。



少なくとも、威圧感や恐怖感を与える
コミュニケーションはしないように
留意したいものですね。

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2024年11月11日

癖のある人がギャアギャア





今回は、問題ある組織の兆候について
深掘っていきます。流れを読んでこれは
やばいと思ったら、早めの行動が吉。



タイトルのように癖のある人が
ギャアギャアいう時は、大して問題は
ない。警備でもよく見る光景です。



目立つ=活躍しているとは限らないと
いうこと。



逆に穏やかな人が、穏やかに辞めていく
時こそ、組織に大きな問題が潜んでる。



まともな人って、誰も傷つかないように
辞めていくから、何が問題点か簡単には
見えてこない。



そんな人は、辞める時にも建前を上手に
使いますよね。



言いたいこと(本音)はたくさんあっても、
言ったところで改善されないのは、分かり
切っていますから。



「自分がいないと組織は回らない」そんな
自意識過剰の従業員も問題だけれど



君がいないと組織が回らないと言う、
使う側も大いに問題あり。



ここで磨いて欲しい感覚は、使う側が
どんな意識で従業員を使おうとして
いるのか。



「君には期待している」
「ゆくゆくは幹部に」



そんな文言で、馬車馬のように
使い倒そうとする組織も存在します。



特に警備業界、人手不足です。
厳密に言えば、有為な隊員が足りない。



そこへかつての僕のように
検定資格と経験を持った隊員が入って
きたらどうなるか。



おまけに上記の癖があってギャアギャア
言うタイプではない。



徹底的に捕縛しようとするでしょう。
安い給料で、年金まで使い倒す。



検定資格を持っていれば、指導教育
責任者の資格を取ってもらうのも
リーズナブル。



現場の責任者として、行く行くは幹部に
と疑似餌をぶら下げれば、働いてくれる。
都合のいい人材です。



現場を回せるのは、お前しかいないと
言われるに違いありません。



この結末が見えていたので、僕は警備
業界を去りました。辞められた上記
警備会社の幹部は、驚いていた。



僕をコントロールできると思っていたの
でしょう。



しかしながら、これまでの経験で僕は
相手がどう出てくるか、読めていました。
相手に先手を打たれる前に動く。



これが退職の動機だったのです。
上司が、指導教育責任者の受験申込を
する前に、辞める。



僕が退職後も、退職者が相次ぎ
会社は大変な事になったようです。
潰れたわけではありませんが。



そんな振る舞いをする使う側の意識の
根底には「自分たちは一流」といった
勘違いがあるのでしょう。



話は脱線しましたが、穏やかな人が
穏やかに辞めていく時こそ、組織に
問題がある。



そんな人は、流れを読むのに
長けています。このままいけば、
どうなるか。



自分の力では、流れに抗えない。
そう悟ったからこそ、見切りを
つけたのです。



僕の経験から、ヒントのような
ものを参考に言えば、上司の質の
低下が大きい。



人事異動で変わることもあれば、
他所から引っ張ってくるケースも
あります。



その上司の振る舞いの矛盾が、
看過できるものなのか。



上司といっても人間なので、
完ぺきではありません。



それでも、いう事やる事が常軌を
脱していれば、要注意です。



それに因して職場の雰囲気が
息苦しくないか。



貴方にとって、息苦しい職場は
黄信号。静かに去った方がいいかも
しれません。



辞めていく人が、問題のない人ほど
組織にとって、大きな問題を抱えて
いる。



逆に、組織の問題児的な人が残って
いたりします。自分は仕事ができて
組織に貢献していると思っている。



沈みゆく船からは、真っ先にネズミが
居なくなると言います。



また、海難事故では皆がやばいと
気づいて、行動を起こした時には
もう遅いと言われたりします。



沈むとまではいかなくても、組織が
衰退して、やばいと思った時はさらに
辞めにくくなる可能性もあるのです。



兆候を感じたら、速やかに行動を
起こすのが賢明のようです。しかし
後先考えずに辞めるのは戦略的でない。



こういうケースこそ、戦略性が問われ
ます。



過去記事「警備員を辞めたい人へ」が
参考になると思うので、ご覧下さい。

TVCMで話題のココナラ

2024年11月10日

縁のある職場は続く





今回は過去記事「職場には賞味期限がある」
に関連して、縁があるうちは辞めたくても
自然と続くもの、という話です。



縁があるうちは、偶然の一致というか
人事のタイミングが良かったり、自分に
とって、有利な状況になって行く。



辞めようと思っても、上記のような
事が起こって、躊躇しているうちに
いつのまにか月日が経っていた。



なので、ある程度流れに身を任せる
ことも悪くない。



カテゴリ「番外編〜僕が警備員をはじめた
理由」で最初に就職したIT企業。大手の
子会社でした。



パワハラの波状攻撃で、このままでは
潰されると悟った2年目の秋。



操縦不能になった戦闘機からベイルアウト
(緊急脱出)よろしく、バックれる事を
画策。



当時我々末端社員は、煮詰まると失踪して
そのまま辞めるパターンが多かった。
いわゆるバックれ。



僕も例に漏れず、一旦バックレて
退職表明をしようと計画。新幹線の
切符を手にしていました。



バックれ決行の数日前、始業直後上司に
呼ばれ、来月からの仕事について通達が
ありました。



事実上の異動指示でした。一応応援という
形は取っていても、片道切符は明らか。



このおかげで、僕は辞める事無く
生き延びることができたのです。



このように、縁があるなら
異動という手段をとってでも、
継続することができる。



ブラック企業なら、速攻脱出一択ですが
そうでなく、辞めるかどうか悩むなら
自分が続けるに値する事が起こるか。



上記のように、異動で有利な状況に
なったり、誰かが動いてくれて続け
られるようになったり。



縁があるからこそ、そんなことが
起きてくる。警備も例外ではありません。



逆に言えば、自分が惨めに思える
事が連続して起きてくるなら、縁が
賞味期限切れのかもしれません。



特別な努力をせず、流れに任せて
いても続くのは、縁のなせる業。



だからこそ、縁を大事にしていきたい。
お世話になった人もそうです。縁を
大事にすれば、自らも活かされます。

2024年11月08日

気持ちよく送り出してくれるか





今回は、過去記事「人の本性が見える瞬間」
関連して、ブラックな職場ほど終わり良ければ
すべて良しにしない、について語ります。



皆さんの職場では、誰かが辞める時に
お別れ会をしますか。



警備だとシフトの関係で全員参加は
難しいかもしれませんが・・・



この手の飲み会は減ってきてはいるけれど
通過儀礼的に、行う職場は根強い。
それはなぜなのか。



これまであった諸々のわだかまりを、
水に流し(全部ではないにせよ)、
禍根を絶つ。



例え飲めなくても、酒の席というのもミソ。
水に流すというのは、こんなところにも
出ています。



それだけ、日本人はコミュニティにおける
ネガティブな感情に配慮している訳です。



去っていく人の言うに言われぬ思いが、
将来にわたり禍根となることを
恐れたのです。



後ろ髪を引かれる思いで、組織を
去っていく人のネガティブな
想いを薄めていく。



逆に言えば、辞めていく人をぞんざいに
扱う組織は、先が知れています。
ブラックといっても差し支えない。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社では、僕が辞める時に組織として
お別れ会は企画されませんでした。



他の隊員が辞める時、特に警備員登録して
いる受付女性(女子トイレの巡回がある)が
辞める時は隊長が率先して参加。



僕の時は、同僚隊員がお別れ会を
企画して招いてくれましたが、上司である
所長や隊長は来ませんでした。



確かに、上司とのわだかまりは少なからず
ありました。隊長のパワハラ波状攻撃に
耐えかね、地場警備会社に転職。



去られる側からしてみれば「このヤロ」と
いった感情でしょう。



ただそういった感情を含め、水に流すのが
大人の流儀のはずです。それができない
程、溝が深くなっていたのです。



もはや警備隊としての体をなしていなかった
と言えるでしょう。人間関係崩壊です。



その後B社警備隊は、空中分解していくの
ですが、辞めていく人のマイナス感情に配慮
しない結果でした。



そりゃ取ってつけたような因縁をつけ、
突然解雇するような組織ですから。
怨念も半端なかったでしょう。



もう一つ、今の職場であったことですが
同僚同士で軋轢があり、公募を機に排除された
形で去っていった同僚がいました。



誰が仕掛けたか想像は付くものでしたが、
権力闘争の勝負がついたようなもの。



排除に成功した同僚は「してやったり」
でしょうが、きっちり最後の手当てを行い
ました。



お別れ会は開催しませんでしたが、その代わり
皆からお金を集め、去っていく同僚の好きな酒を
買ってきて餞別にしたのです。



彼が最後の勤務の時に渡して、上司と共に
万歳。万歳とは意味不明な行いでしたが、
禍根を絶てばいいのです。



要領よく生きてきた人らしい振る舞いでした。



気持ちよく送り出すことで、禍根を絶つ。
終わり良ければすべて良し。



このように一定のけじめをつけることで、
感情の精算を行うものですが、それ以外にも
効果のあるものはないのでしょうか。



僕が最初に勤めた地場中小警備会社A社。
入札に負け、看板施設である地元市役所を
失い、余剰人員が発生。



施設の受け皿のある隊員は、速やかに異動
していきましたが、僕は直属の上司と対立して
いた関係で、干されました。



そんな時、A社時代の元同僚からお誘いを
受けて転職するのですが



A社を去る時、専務がこう声をかけてくれたの
です。「将来、戻ってきてくださいね」



社交辞令、リップサービスであることは
分かり切っています。それでもあなたを
失うのは惜しいという感情を示してくれた。



その逆が「お前はどこに行っても勤まらない」
でしょう。ブラックな組織はそう言います。



労働者=消費者なのです。辞めた瞬間から
上司と部下の関係が解除されますが、
顧客になることもあり得る。



気持ちよく送り出すことは、将来の関係まで
配慮するという社会人としての危機管理です。
これをやらないのは、ブラックに違いありません。

しじみエキスWのオルニチン

2024年11月06日

巻き込み力というスキル





仕事ができるとはどういう
ことなのか、転職先でも活きる
スキルとは何なのか。



今回の結論は、タイトルにあるように
周囲を巻き込む力。



これ、普段からの立ち振る舞いが
鍵になってきます。



周囲を粗末に扱うような人には
決して付かないスキルです。



周到に根回しをし、一見損と思える
ことも辞さない。こうして人間関係を
構築することが必須。



いざという時、協力してくれる人を
どれだけ持っておくか。



ちなみに話は脱線しますが、
自立するとは、依存先を増やす事。



例えば、職場のコミュニティだけに
依存せず、社外のコミュニティとも
繋がっておく。



収入を1つの仕事で1つの職場だけで
なく、副業や投資などで別に持っておく。



これ、リスクヘッジなんですよね。
1つがダメになっても、他が機能する
ことで、詰まないようにする。



さて、話は戻りますが
巻き込み力が育たない人はいます。
どんな人でしょうか。



自分が主人公になりたい。
職場をどうしたいかより、自分が
マウントを取りたい。



こんな人は出世させてはいけません。
出世とはいかなくても、職場で主導権を
握るリーダー的存在には、向かない。



自らに肩書が欲しく、それで周囲を
抑えたい。警備では珍しくない光景。



全てがそうとは言えませんが、
自分が警備現場において専制君主に
なりたくて、責任者になる人もいる。



もっとも、幹部に気に入られていないと
難しいので、変な責任者がいるのは
会社幹部も変、という相似形が見えます。



さて、巻き込み力は警備でも鍛える
ことが可能です。



施設警備なら、クライアント・設備管理や
清掃スタッフなどが働いています。



交通誘導警備でも現場監督はもちろん、
作業員さんとのつながりがある。



これらの人たちとの連携無くして、
業務遂行は不可能です。



挨拶など、最低限のコミュニケーションが
できれば、業務遂行できますが



もっとスムーズに、生産性を上げるなら
相手のやりたいことを察知して根回しを
するとより良い。



もちろん警備仕様書の範囲内で、です。
越権行為は、嫌われるだけでなく
社会人としての常識を疑われます。



これとは逆に、カテゴリ「施設警備〜
市役所葛藤編」で清掃会社が警備
範疇外の業務をふっかけてきた。



その時、警備会社の上司が清掃会社の
社長と呑む機会があるから、その時に
言っとくよ、で解決に向かいました。



これは現場レベルでは難しい案件
でしたが、上司ならではの解決法ですね。



ポイントは、持ちつ持たれつの意識。
立場上、一線を引かなければならない
所はあるけれど、お互い様。



そうやって協力体制を築いておくと、
有事の際に、真価を発揮できます。



一方、有事の際に協力者が得られず
被害が拡大するのは、普段の立ち振る
舞いに問題があったからでは。



同僚にマウントを取ったり、周囲の
人間をぞんざいに扱ってきた結果なの
です。



被害事案があっても、大したことなく
収束していく人。



それに対して、どんどん被害が大きく
なり、上層部が介入せざるを得ない
事案を招く人。



この違いは、普段の立ち振る舞い
もっと言えば、人間性に帰結する
ものでありましょう。



もし貴方が、職場で冷や飯を食わされ
転職を考えるなら、巻き込み力に留意する
のがいいのでは。



これ、人付き合いが得意とかどうかは
あまり、関係がありません。業務上
だけの付き合いだからです。



愛想よくしているのも武器になります。
人間は愛想のいい人に、話かけたく
なるもの。



くれぐれも、怖いオッサンになるのは
避けましょう。



ただ、人間関係が殺伐としている環境では
自然と、そういう顔になってしまいがち。
それならば、環境を変えることも考える。



根回し力って、究極はこの人に頼られ
たいか、になってくる。
味方を増やすゲームのようなものです。



警備員としての一線を守りつつ、
人間味のある対応ができるのが
ベストではないでしょうか。

アンケートモニター|マクロミル

2024年11月04日

警備員の貧困





今回は、少しヘビーな話をします。
警備に限った話ではありませんが、
貧困の現状に迫ります。



さて、タイトルにあるように
警備員の貧困とは何でしょうか?
具体例を挙げていきます。



前回の記事にあるように
施設警備で、欠員1のままで
行かないと、暮らせない給料。



これは、他現場の応援に行かざるを
得ないのとほぼ同じ。



要は、自分の時間(人生)の切り売り
をしなければやっていけない。



労働者なら程度の差こそあれ、皆同じ
ようなものですが、警備はそれが深刻。



使う側にしてみれば、少ない隊員で
現場を回せるのですから、願ったり
叶ったりなのです。



応援や、無理な勤務を受け入れてくれる
(これも貧困が根底にある)隊員には、
エスカレートしていきます。



逆に、応援や超過勤務を拒否する
隊員は「愛社精神がない」などと
批判され、最悪干されるリスクもある。



その状況で使う側は、人が足りない
足りないと連呼します。



第一「人手不足」という問題は、実は
多くの場合「給料の低さ」が原因なのです。



長時間働いてもそれに見合った報酬が
得られず、退職者が後を絶ちません。



会社は「人手不足」に悩んでいますが、
給料を上げることには消極的で、結局人材は
定着しません。



給料を適切に見直さなければ、いつまでも
「人手不足」の悪循環から抜け出せない。



人手不足に対して、賃金UPで対応する
警備会社がどれだけあるか。



地元業界なら横並びで、大差はないと
観ます。それでも現場が回ればいい。



ところで、選挙の度にSNSなどにUP
される候補者の食事風景。



忙しい合間を縫って、バタバタと
コンビニ弁当を食べたり、
牛丼チェーン店で外食をしたり。



一種のパフォーマンスでしょうが、
庶民の神経を逆なでしているケースも
あるようです。



もはやコンビニ弁当や牛丼チェーンも
常食できるレベルにない、そんな人が
増えてきている。



政治家や経営者で、貧困層の気持ちを
慮れない人が増えてきているのでは
ないか。



話は脱線しましたが、現場の隊員たちの
貧困レベルを知らないで、自分たちは
一流だと思っている警備会社も。



年金を貰っている人が働く前提の
給与レベルになっている、
会社もあるかもしれません。



それでいて、自分達が期待している
人材が来ない、のは虫が良すぎる。



そんな状況で、僕みたいな資格や経験を
持った40代半ば(当時)の隊員が
来ると、徹底的に捕縛しようとする。



この貧乏くささが嫌になって、
警備業界を去ったのです。



これを僕は転職で改善しました。
しかし、リスクを伴います。



業界内にとどまり、改善はできない
ものなのでしょうか。



一つ目安になるのが、まっとうな
労働組合があるかどうか。



イオンディライト労働組合が、
夜勤中の仮眠時間を労働時間と
認めさせる処遇改善を勝ち取りました。



処遇改善は、現状労働組合でしか
勝ち取ることができません。



不当解雇や賃金不払いなど、労働契約上
のトラブルなら、外部ユニオンを利用する
事もできます。一人でも入れる労働組合。



ただ長期にわたって処遇改善したいなら、
組合が会社に交渉継続するしかありません。



以下は労働組合の副産物ですが、
組合活動と連動して、福利厚生を厚く
することで、可処分所得を増やす。



それなら最初から、福利厚生の厚い
職場に行った方がましと考える人も
いるかも知れません。



リスクを冒して、もう少しましな
待遇の職場に異業同職の転職をするか。
これは、僕の選んだ道です。



それとも業界内で、組合活動を通じて
粘り強く交渉を行い、処遇改善を
勝ち取るか。



貧困を改善するには上記の二択になります。



どちらにせよ、労力の要る行為です。
忙し過ぎてままならないという人も
いるでしょう。



そこで「溜め」を作るために
一旦労働を離れる。時間・体力など
自分の人生を取り戻す。



何度もお勧めしている職業訓練が、
利用する価値があります。失業給付を
貰いながら、訓練に行ける。



自分を取り戻してから、じっくり
考えるのを勧めます。人生に関わる
ことなので。



詳しくはカテゴリ「警備員を辞めたい
人へ」をどうぞ。

アンケートサイト i-Say

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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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