2020年03月20日

新井宿城のなごり

つわものどもが夢の跡
前回の『馬込城跡』に引き続き、今回も小田原北条氏家臣・梶原氏によって築かれたと伝わる城跡です。
<新井宿城跡>あらいじゅく
shirononagori416 (10).jpg
低地に面した急斜面

■訪問記■
訪問したのは大田区山王の熊野神社。JR大森駅から徒歩で10程度の距離です。
<熊野神社>
shirononagori416 (4).jpg
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shirononagori416 (1).jpg
この熊野神社付近が城跡ではないかと推定されています。遺構は無いと聞いていましたので、恒例によって地形を楽しむことにしました。神社は台地上にあり、南側は崖状になっています。

shirononagori416 (9).jpg
shirononagori416 (3).jpg
低地へ向かう斜面。わりと急です。遺構はなくとも、要害性は納得です。

shirononagori416 (11).jpg
階段はありますが、足がデカイ人には不利

だいたいこんな感じですかね

ちなみに
shirononagori416 (2).jpg
斜面を下った先(この画像だと左手)には、戦国末期開創と伝わる善慶寺があります。城跡からやや話がそれますが、善慶寺には江戸時代に村の窮状を将軍に直訴しようとして領主(旗本・木原氏)に処刑された六人衆の墓があることでも知られています。切実な願いは叶いませんでしたが、新井宿義民六人衆として語り継がれています。

<境内社>
shirononagori416 (7).jpg
こちらの稲荷社は、もともとは善慶寺の稲荷堂であったとのこと

城のなごりに話を戻します
北条早雲から始まる北条氏が、既に関東一円を支配していた頃、その家臣である梶原氏がこの付近を治め、今回訪問の大田区山王にも拠点を築いていた。全体をざっくりとまとめるとそんな感じの説明になりますかね。今回訪問した場所は低地に面した山王台地の隅。急な斜面と高低差から、それらしい『地の利』を実感することができました。遺構はありませんが、城跡と推定されるのに相応しい場所だと思います。

つわものどもが夢の跡
shirononagori416 (8).jpg
梶原氏居城跡と伝わる場所は複数ありますが、他は疑わしいとか思わず、一族が分散して拠点を構えていたと受けとめることにします。その方が楽しいですからね

------■新井宿城■------
別 名:梶原城
築城主:梶原氏
築城年:不明(戦国時代)
城 主:梶原氏
廃城年:不明
現 況:山王熊野神社ほか
[東京都大田区山王]


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posted by Isuke at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 城跡[都内]
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