徒然にっき

昨日、世の中は小林麻央さんの訃報で
大騒ぎしておりましたが、
可哀想だとか、海老蔵さんが男だと
思ったりはしますが、
自分にとってはそれほどの衝撃には
感じられませんでした。

なんでかというと、別件の訃報を
受け取ったからです。


昨日の夕方、自分が最初の会社を辞して
編集の仕事を夢見て上京し、
最初に拾ってもらった編プロ時代の
社長さんからメッセージが届いていました。

在籍当時に経理担当をしていた
社長の妹さんが亡くなったというのです。

もともとカメラマンなどをしており、
経理はヘルプだと言っていましたが、
プロレス好きで、かなりの毒舌ですが
裏表のない性格で会社のムードメーカーでした。

確か、自分と年齢的にも
そう変わらなかったと思うのですが、
やはりガンを患い、1年以上闘病の末
今月初旬に逝去されたとのこと。


その編プロは、その頃最盛期だった
ゲームの攻略本を制作しており、
シャワー以外はずっと会社にいて、
月に3日しか家で寝てない…
みたいな壮絶な生活でしたので、
3年弱で体調を壊して退職したものの
人間関係が自分の中に濃く残っています。

そんな青春時代をともに過ごした
同世代の知り合いの “死” という現実を、
正直どう受け止めればいいのかわかりません。

年上の方、親から上の世代との別れは
辛いものではありますが、
年齢的に仕方がないというか
受け入れることが難しくないのですが、
同世代および下の世代となると
受け入れがたいものがあります。

冒頭にお名前を出した小林麻央さんも
年下のようですが、
しょせんはテレビの中の人であって、
ご本人と知り合いなわけでもないので、
全然現実感、喪失感がないんですよね。

年齢的に、こうした親しく思っている
友人たちの訃報も増えるんでしょうから、
麻痺していっちゃうのか、
喪失感だけが増えてしまうのか…
いずれにせよ自分は全然大人になって
いないような気がしています。


とにかく、謹んでプンさんの
ご冥福をお祈りします。

向こうで好きなことをいっぱい楽しんでね。