<少林寺山門>
<本堂>
臨済宗の寺院で、鎌倉の円覚寺の末寺です
上尾市のホームページには『同寺は江戸時代の初めに「門前村」という村名が生じたほどの大寺であり、鎌倉時代の正応元(1288)年創建という市域随一の古刹(こさつ)でもある。』とあります。同ページの情報によれば、開山は鎌倉の円覚寺第二世を務めた高僧・仏源禅師、開基は鎌倉幕府執権・北条時宗夫人の覚山尼(かくざんに)とのこと。覚山尼は縁切寺としても知られる鎌倉の東慶寺の開基ともいわれています。武家政権の中心地である当時の鎌倉と、深い関りのあった寺院ということですね。
<境内の様子>
歴史の古い少林寺ですが、幕末動乱期に火災で本堂他が焼失してしまいました。山門と鐘楼堂が難を免れ、いまに至るようです。
<四脚門>
上尾市指定文化財に指定されています
<鐘楼堂>
立派な佇まいです。嘉永年間に建立されたものを解体・修理して現在に至ります
ということで
幕府があった頃の鎌倉と深い関りのある少林寺のご紹介でした。拙ブログで魅力の全てはお伝えできませんが、雰囲気だけでも伝われば幸いです。
<県道沿い>
少林寺は県道上尾・久喜線沿いです。山門は少し奥まったところにあるため、こちらを目印にすると素通りせずにすみます。
おじゃま致しました
■訪問:少林寺
[埼玉県上尾市西門前] 399
■参考及び出典■
・境内説明板(少林寺)
・上尾市教育委員会ホームページ
>上尾の寺社3少林寺(西門前)
https://www.city.ageo.lg.jp/site/iinkai/064110110106.html
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