その冬最後の降雪を終雪といいます。東京近郊だと平均して3月上旬だそうです。
春に降る雪と言えば、風花のように舞う雪をイメージしますが、2020年は既に桜が咲いている3月29日にまとまった雪が降りました。下記は浦和市民のオアシスともいうべき公園で撮影しました。
<別所沼公園>
沼のまわりはまだ良いとして
こんな感じとなりました
桜も項垂れるほどの雪
もうすぐ4月という日
こんなことあるのですね
春の雪を目の当たりにして、ふと頭をよぎったのが桜田門外の変。彦根藩の行列が襲撃され、大老の井伊直弼が暗殺された事件ですね。映画やドラマでは、津々と雪が降るなかで起こった事件として描かれます。警護する藩士たちは雨合羽を羽織った上に、刀には袋をかけていました。このことが、対応が遅れた原因のひとつとも言われています。
ただ、桜田門外の変が1860年の3月24日の出来事と知って以来、そんなに雪が降るものかな?とやや懐疑的になっていました。つまり、ちょっと降った雪が大げさに伝わっているのではないかと。
今年の雪で、それはあり得るのだなと実感しました。更に、ちゃんと調べると、東京で最も遅い終雪は1967年・1969年・2010年の4月17日とのこと(1876年11月以降)。3月の南岸低気圧が、関東に大雪を降らせることはそんなに珍しくはないそうです。
そして1ヶ月後には
[撮影:202年4月29日]
同じ場所でえらい違いです
ということで
春まぢかのまとまった雪はありえるという個人的な納得でした。
桜田門外の変は安政7年3月3日、ひな祭りの日です。そして西暦だと1860年3月24日。警護の藩士たちの対応に影響するようなまとまった雪は、本当だったのでしょう。
<彦根藩上屋敷跡>
画像は千代田区永田町の彦根藩上屋敷跡です。大老の井伊直弼は、事件当日もここから桜田門へ向かいました。
<屋敷跡から見た桜田門>
桜田門まで数百メール?でしょうか。藩主の登城に際し、約60人の藩士が同行したようです。堀に沿って進み、桜田門まであと僅かというところで襲撃されました。
<桜田門>
正式名は外桜田門。この景色が雪化粧した姿がほぼ当日の景色ということですね。
以上です
<別所沼弁財天>
季節外れの雪に、思いつくまま記した拙ブログです。お付き合い頂き、ありがとうございました。
お城巡りランキング
2020年04月29日
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