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仏教は葬式で広まる? [2020/03/25 12:00]
浄土真宗の宗派は、真宗10派というのが昭和時代に決められています。
それは、2万の寺と3万の僧侶があります。
こういう大発展は、浄土真宗の8代目の蓮如上人の功績によるものです。
浄土真宗の3代目の覚如上人は、
改邪鈔にこう言われています。
「親鸞閉眼せば賀茂河に入れて魚にあたうべし」と云々。
これ即ちこの肉身を軽んじて仏法の信心を本とすべき由をあらわしまします故なり。
これをもって思うにいよいよ葬喪を一大事とすべきにあらず。
もっとも停止すべし..
親鸞聖人が見られた善鸞の影響 [2020/03/15 12:00]
親鸞聖人は、40才過ぎから20年間茨城県の常陸を中心に
布教に挺身されたあと、還暦過ぎて京都に戻られました。
その時、関東には、長子の善鸞を残してきました。
ところが善鸞は、父・親鸞から授かった秘密の法文があるといって
勢力を拡大しようとし始めたのです。
親鸞聖人はその報告を聞かれ、何度もいさめの手紙を送りましたが
一向にやめる気配はありません。
さらに、その相談のために、お弟子達が京都にやってきます。
あの者たちならばと信頼されて、 関東の同朋た..
他力信心の一番の特徴 [2020/02/11 13:00]
他力信心には、蓮華のような特徴があります。
中でも最大の特徴は、花果同時の徳です。
蓮華は、ぱさっと一気に開きます。
そして花が開いた時には、実ができているという特徴があります。
それと同じように、真実の他力信心は、一念で獲る信心です。
一念というのは、何億分の一秒よりも短い時間です。
信じた瞬間に、絶対の幸福になれます。
信じているという場合、時間で深めていくものですから、
一念で助かる、本当かと思います。
助かるというのも、一瞬で助かると..
どうしたら信心獲得できるのか [2019/12/20 12:00]
どうしたら信心獲得できるのかを教えられているのが、
蓮如上人の御一代記聞書です。
時節到来ということを教えられています。
「時節到来」という事、用心をもして、その上に事の出来候を「時節到来」とはいうべし。
無用心にて事の出来候を「時節到来」とはいわぬ事なり。
聴聞を心がけての上の「宿善・無宿善」ともいう事なり。
ただ信心を聞くにきわまる事なる由、仰せの由に候。
他力本願だから、昔から信心獲得は待っていればいいよと使う人がいたし、今もいます。
しかしそれ..
現代の信心同異の諍論 [2019/05/27 13:00]
信心とは心で何かを信じることです。
信心というのは異なって当然と世間で思われています。
しかし、他力信心はまったく違います。
親鸞聖人が34歳のとき、
お友達と信心同異の諍論といわれる論争がなされました。
お友達は、みんな信心は違って当然と思っていたのですが、
親鸞聖人だけは、同じになるといわれたのです。
それは現代でも同じです。
他力の信心を獲得した学生が、
あるとき教務所から呼び出されたそうです。
そこで「お前は救われたら大慶喜心がおこるし..
他力の信心はみんな同じになる [2019/05/24 18:00]
親鸞聖人の信心同異の諍論を描かれたアニメーションがあります。
親鸞聖人が、先生の法然上人の信心と同じだと言ったとき、周りのお弟子はこういいました。
念仏房「お師匠様を冒涜するにもほどがある」
勢観房「弟子として言うまじき言葉だ。そなた何様のつもりだ」
聖信房「それはどういうことだ」
勢観房「さっぱり分からん」
念仏房「お師匠様を冒涜する者がおりまして」
念仏房「申し上げるのも恐れ多いことですが」
念仏房「まったく申し訳のないことです」
念仏房「その心得違..
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