2013年04月12日
神奈川 3ヶ月で赤切符78件 自転車取り締まり
東京新聞の記事だが、神奈川県警が自転車の取り締まりを強化しているそうだ。昨年の摘発はたったの2件だったのに対し、今年は1月から4月10日までに既に78件だそうで、これは本腰を入れて対策していることになる。
赤切符を切った後、実際に前科がつくのか(起訴か不起訴処分)は分からないが、こういった実績が報道されることにより、自転車利用者に「きちんと守ろう」とか、今一度ルールを見直すきっかけは与えるだろう。
それにしても最近は良く自転車のニュースが報じれれるのに、今尚改善傾向がないのは何故んだんだろう...もっと根本的な問題があるのか、それとも時間を要する社会問題なのだろうか?
参照元
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県警は今年1月から自転車の交通違反者の取り締まりを強化し、これまでは罰則のない警告が大半だった信号無視などの違反にも交通切符(赤切符)を切っている。昨年の摘発は2件だったが、今年は10日現在で78件に達し、本気ぶりがうかがえる。昨年から、小学校などで行う自転車講習では「運転者としての責任」を教えることに重点を置き、取り締まりと安全教育の両面で事故減少に取り組んでいる。(小沢慧一)
「交通ルールが守られていたら大切な家族が死なずに済んだ」
昨年五月に自転車同士の事故で妻の由美さん=当時(45)=を亡くした長谷川慎吾さん(52)=川崎市幸区=は今も、現場を直視するのがつらそうだった。
昨年五月十一日午前八時二十分ごろ、幸区堀川町の市道で、パートに出勤するため車道左端を自転車で走っていた由美さんは、自転車で逆走してきた専門学校の女子生徒(19)と正面衝突。頭を打ち、十九日後に死亡した。
慎吾さんは事故後も現場を逆走する自転車をたびたび目撃した。「交通違反を軽く見ている」。眉間にしわを寄せる。
現場はJRの高架をくぐる道路で、歩道の階段にスロープはなく、自転車は車道を走ることが多かった。事故後、社会実験として車道をガードレールで区切り、一方通行の自転車専用道路が整備された。警備員が違反を見張っている。
昨年、県内で自転車が関係する事故は前年より八百八十二件少ない八千五百五十二件。死亡事故も前年より五件少ない十七件で、減少傾向にある。
県警が取り締まり強化に踏み切った背景には、悪質な違反が減らないことがある。由美さんの事故を含め、死亡事故のうち三件は自転車運転者が加害者となった。
今月九日、横浜市南区で赤信号の交差点を渡った近所の男性アルバイト(25)を道交法違反で摘発。二月二十二日には、藤沢市内で遮断機が降りかけている踏切に進入したとして男子大学生(20)を摘発するなど、二日に一件以上のペースで赤切符を切っている。
県警交通指導課の滝口正始課長代理は「違反者の大半は『急いでいた』という理由を口にする。交通ルールを守ろうという意識は依然として低い」と話す。県警は、実技中心だった自転車講習で交通ルールの座学を新設し、加害者になってしまった場合の賠償責任など、自転車の運転に伴うリスクも説明するなど、教育面にも力を入れている。
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赤切符を切った後、実際に前科がつくのか(起訴か不起訴処分)は分からないが、こういった実績が報道されることにより、自転車利用者に「きちんと守ろう」とか、今一度ルールを見直すきっかけは与えるだろう。
それにしても最近は良く自転車のニュースが報じれれるのに、今尚改善傾向がないのは何故んだんだろう...もっと根本的な問題があるのか、それとも時間を要する社会問題なのだろうか?
参照元
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県警は今年1月から自転車の交通違反者の取り締まりを強化し、これまでは罰則のない警告が大半だった信号無視などの違反にも交通切符(赤切符)を切っている。昨年の摘発は2件だったが、今年は10日現在で78件に達し、本気ぶりがうかがえる。昨年から、小学校などで行う自転車講習では「運転者としての責任」を教えることに重点を置き、取り締まりと安全教育の両面で事故減少に取り組んでいる。(小沢慧一)
「交通ルールが守られていたら大切な家族が死なずに済んだ」
昨年五月に自転車同士の事故で妻の由美さん=当時(45)=を亡くした長谷川慎吾さん(52)=川崎市幸区=は今も、現場を直視するのがつらそうだった。
昨年五月十一日午前八時二十分ごろ、幸区堀川町の市道で、パートに出勤するため車道左端を自転車で走っていた由美さんは、自転車で逆走してきた専門学校の女子生徒(19)と正面衝突。頭を打ち、十九日後に死亡した。
慎吾さんは事故後も現場を逆走する自転車をたびたび目撃した。「交通違反を軽く見ている」。眉間にしわを寄せる。
現場はJRの高架をくぐる道路で、歩道の階段にスロープはなく、自転車は車道を走ることが多かった。事故後、社会実験として車道をガードレールで区切り、一方通行の自転車専用道路が整備された。警備員が違反を見張っている。
昨年、県内で自転車が関係する事故は前年より八百八十二件少ない八千五百五十二件。死亡事故も前年より五件少ない十七件で、減少傾向にある。
県警が取り締まり強化に踏み切った背景には、悪質な違反が減らないことがある。由美さんの事故を含め、死亡事故のうち三件は自転車運転者が加害者となった。
今月九日、横浜市南区で赤信号の交差点を渡った近所の男性アルバイト(25)を道交法違反で摘発。二月二十二日には、藤沢市内で遮断機が降りかけている踏切に進入したとして男子大学生(20)を摘発するなど、二日に一件以上のペースで赤切符を切っている。
県警交通指導課の滝口正始課長代理は「違反者の大半は『急いでいた』という理由を口にする。交通ルールを守ろうという意識は依然として低い」と話す。県警は、実技中心だった自転車講習で交通ルールの座学を新設し、加害者になってしまった場合の賠償責任など、自転車の運転に伴うリスクも説明するなど、教育面にも力を入れている。
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