2012年06月28日
自転車 免許制を考える
自転車のルールやマナーは、これだけ問題にされていながら一向に良くならない。
その打開策として、「自動車と同じように免許制にしたらどうか?」という意見がある。今回はこのことについて考えてみようと思う。
結論から言うと、その必要はないと思う。というか難しいだろう。
免許制にすることで期待される効果は、言うまでもなくルールの徹底やマナーの向上である。だが、自動車と違って自転車には特有の問題が存在する。
そもそも自転車のルールやマナーが何故ここまで悪いのか根本的理由を一言で言うと、"歩道走行が一般化してしまった"ことによる。
歩道走行の一般化は、"自転車=歩行者の仲間"という間違った認識を植えつけた。これにより、一時停止の無視、信号無視、車道の逆走など自動車の免許を持っているなら考えられない危険な行為が歩行者間隔ゆえ日常茶飯事に起こっている。
また、自転車は自動車に比べて手軽な乗り物であり、燃料を必要とせずクリーンだ。さらに運動ができて移動もできる一石二鳥な乗り物である。自動車が増えれば、排気ガス問題、交通事故の増加、渋滞など(自転車も増えれば事故や渋滞はあるだろうが)の問題も増加する。車は控えるべきでも、自転車の利用を控えさせるべきではない。
その点を考慮すると、敷居を高くするのは如何なものか。
一方で海外の事例を見てみよう。ネットで調べた限り自転車の免許制を導入している国は無かった。
国立国会図書館提供の情報
ただ、自転車通学を希望する生徒に対して、父母会が試験を行い「自転車免許証」を発行している事例はあるそうだ。この点は日本の自治体で行なっている事例と似ている。
管理人の考えとしては、自動車のような免許は必要ないが、学生が自転車通学する時点でその許可証として免許制にするのが一番いいと思う。
そもそもいまの大人がルールやマナーを守れていないし、正しい乗り方を知らないことは大問題だ。かつては、小学校などの交通教室で受動的に学んでも、歩道走行しているうちにいつしか歩行者の仲間と思うようになってしまったのだろう。少なくとも小さい頃にきちんと学んでいれば、自ずと大人になっても守れるはず。また、自分の子供に対してもキチンと教えることが出来るだろう。
さらには、自転車が走りやすい環境、すなわち自転車専用道などの整備も重要だ。歩道走行ではなく車道上の自転車道が意識の問題や安全面でベスト。ルールも守りやすいのではないだろうか。
これから高齢化がドンドン進み、若者のクルマ離れも進むことが予想される。そうなると自動車の数は減って代わりに車道は自転車やバスが増えるかもしれない。そうなると今以上に自転車対策はやって行かないといけないと思う。
とても身近な乗り物の自転車だが、これからは転機に直面していると思う。
その打開策として、「自動車と同じように免許制にしたらどうか?」という意見がある。今回はこのことについて考えてみようと思う。
結論から言うと、その必要はないと思う。というか難しいだろう。
免許制にすることで期待される効果は、言うまでもなくルールの徹底やマナーの向上である。だが、自動車と違って自転車には特有の問題が存在する。
そもそも自転車のルールやマナーが何故ここまで悪いのか根本的理由を一言で言うと、"歩道走行が一般化してしまった"ことによる。
歩道走行の一般化は、"自転車=歩行者の仲間"という間違った認識を植えつけた。これにより、一時停止の無視、信号無視、車道の逆走など自動車の免許を持っているなら考えられない危険な行為が歩行者間隔ゆえ日常茶飯事に起こっている。
また、自転車は自動車に比べて手軽な乗り物であり、燃料を必要とせずクリーンだ。さらに運動ができて移動もできる一石二鳥な乗り物である。自動車が増えれば、排気ガス問題、交通事故の増加、渋滞など(自転車も増えれば事故や渋滞はあるだろうが)の問題も増加する。車は控えるべきでも、自転車の利用を控えさせるべきではない。
その点を考慮すると、敷居を高くするのは如何なものか。
一方で海外の事例を見てみよう。ネットで調べた限り自転車の免許制を導入している国は無かった。
国立国会図書館提供の情報
ただ、自転車通学を希望する生徒に対して、父母会が試験を行い「自転車免許証」を発行している事例はあるそうだ。この点は日本の自治体で行なっている事例と似ている。
管理人の考えとしては、自動車のような免許は必要ないが、学生が自転車通学する時点でその許可証として免許制にするのが一番いいと思う。
そもそもいまの大人がルールやマナーを守れていないし、正しい乗り方を知らないことは大問題だ。かつては、小学校などの交通教室で受動的に学んでも、歩道走行しているうちにいつしか歩行者の仲間と思うようになってしまったのだろう。少なくとも小さい頃にきちんと学んでいれば、自ずと大人になっても守れるはず。また、自分の子供に対してもキチンと教えることが出来るだろう。
さらには、自転車が走りやすい環境、すなわち自転車専用道などの整備も重要だ。歩道走行ではなく車道上の自転車道が意識の問題や安全面でベスト。ルールも守りやすいのではないだろうか。
これから高齢化がドンドン進み、若者のクルマ離れも進むことが予想される。そうなると自動車の数は減って代わりに車道は自転車やバスが増えるかもしれない。そうなると今以上に自転車対策はやって行かないといけないと思う。
とても身近な乗り物の自転車だが、これからは転機に直面していると思う。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
地方では自家用車以外で外出するのは命懸けです。
許可証もいいのですが、自家用車の生活道路への通行規制、制限速度の引き下げ、自動取り締まりシステムの導入が必要だと考えています。