2015年05月21日
「ブラックハット」見てきました
今日は定時退社の日。先月まで某所で働いていた頃には考えられなかった"仕事帰りの映画鑑賞"でこの作品を選びました。が、久々の支離滅裂系の駄作。あくまでも個人的な感想で、辛口すぎますが(笑)。
ハッキングにより香港の原子炉を暴走させ、先物取引の大豆相場を混乱させたハッカーを逮捕すべく、中国とアメリカの合同捜査チームが組まれ、そのメンバーに服役中の天才ハッカーを迎え捜査を始める…と言う、正直言って少年誌あたりで期待できない新連載のマンガの様なストーリー。
そもそも私がこの映画を見ようと思ったのが、ハッカーネタだったことと経済新聞の評論&それを受けて親父が見に行き面白かったと言っていたからでしたが、正直言って舞台となる場所(国)が転々としながらもあまり必然性を感じず、シーンごとに繋がりが悪くぶつ切りの様に感じ、挙句は最後の黒幕ってのも…と言った感じ。
それでは少々口が悪くなりますが恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレがありますのでご注意を。
【感想:Start】
この映画、途中まではまずまずの流れでしたが、銃撃戦のくだり…と言うか、主人公がヒロインとなる中国人女性と恋仲になったあたりから「あぁ〜〜ぁ…」って感じになってきました。いわゆる映画にありがちな要素をチェックシートにし、一つずつあった事にチェックを入れていく作業になっていく残念な流れに。
ハイ、キスシーンにベッドシーン。ハイ、銃撃戦。ハイ、主要人物の死亡。ハイ…の繰り返し。そして敵の黒幕も思いっきりしょぼいし。途中、アメリカの捜査機関がハッカーの残したコードを元に犯人を捜すための協力を拒否するシーンがあり、これは逆に真犯人が政府内の人間なのか?とか、アメリカの操作技術を盗むための中国側の自演か?など、イロイロ勘ぐった結果がこれ。
単なる金儲けが目的。しかも、先物相場を操作する技術を持ってるのに実際に現物を品薄にするための…って、私から言わせれば銀行強盗の装備で質屋を襲う様な感じ。ここで先物の解説をしても良いけど長くなるんで短めに書くと、先物に限らず相場ってのは「売買」が揃って初めて成立するもの。ゆえに、大量の資金を投入しても売買が成立しなかったり、資金投入が影響して相場が変動して資金が動かしにくくなったりする。
早い話、手にした資金の運用の仕方が下手すぎる。いやはや、ハッキングの知識はあってもそれを使ってお金儲けする頭は持ち合わせてないようで。
また、ラスト周辺での銃撃戦の現実味のなさ。完全に映画から心が離れました。バカじゃない?関係のない人を意図的に巻き込むってのは、映画を作る側が前述のチェックシートにチェックを入れるためのシチュエーションだったのかも。まったく必然性を感じませんでしたが。
ラストの消化不良感も「コロンビアーナ」「クーリエ」を思い出しました。総じて主人公にスキルを盛り過ぎて、逆に印象が薄くなった上に尻つぼみになった残念な映画。かなり辛口で言って30点前後ってところかなぁ。繰り返しますが個人的な感想ですが。
【感想:End】
最後に。次は土曜の午前中に一本見ようかと思ってますが、「メイズ・ランナー」は(見てないけど)「ハンガー・ゲーム」や(見てないけど)「バトルロワイヤル」ぐらいに「ほど良い駄作」っぽくて"見に行くかもしれないリスト"に入れていましたが、3部作って事で止めにしました。
旧作50円…って頃になったら見てみるかもしれないけど、その頃には名前も忘れてるか(笑)。
ハッキングにより香港の原子炉を暴走させ、先物取引の大豆相場を混乱させたハッカーを逮捕すべく、中国とアメリカの合同捜査チームが組まれ、そのメンバーに服役中の天才ハッカーを迎え捜査を始める…と言う、正直言って少年誌あたりで期待できない新連載のマンガの様なストーリー。
そもそも私がこの映画を見ようと思ったのが、ハッカーネタだったことと経済新聞の評論&それを受けて親父が見に行き面白かったと言っていたからでしたが、正直言って舞台となる場所(国)が転々としながらもあまり必然性を感じず、シーンごとに繋がりが悪くぶつ切りの様に感じ、挙句は最後の黒幕ってのも…と言った感じ。
それでは少々口が悪くなりますが恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレがありますのでご注意を。
【感想:Start】
この映画、途中まではまずまずの流れでしたが、銃撃戦のくだり…と言うか、主人公がヒロインとなる中国人女性と恋仲になったあたりから「あぁ〜〜ぁ…」って感じになってきました。いわゆる映画にありがちな要素をチェックシートにし、一つずつあった事にチェックを入れていく作業になっていく残念な流れに。
ハイ、キスシーンにベッドシーン。ハイ、銃撃戦。ハイ、主要人物の死亡。ハイ…の繰り返し。そして敵の黒幕も思いっきりしょぼいし。途中、アメリカの捜査機関がハッカーの残したコードを元に犯人を捜すための協力を拒否するシーンがあり、これは逆に真犯人が政府内の人間なのか?とか、アメリカの操作技術を盗むための中国側の自演か?など、イロイロ勘ぐった結果がこれ。
単なる金儲けが目的。しかも、先物相場を操作する技術を持ってるのに実際に現物を品薄にするための…って、私から言わせれば銀行強盗の装備で質屋を襲う様な感じ。ここで先物の解説をしても良いけど長くなるんで短めに書くと、先物に限らず相場ってのは「売買」が揃って初めて成立するもの。ゆえに、大量の資金を投入しても売買が成立しなかったり、資金投入が影響して相場が変動して資金が動かしにくくなったりする。
早い話、手にした資金の運用の仕方が下手すぎる。いやはや、ハッキングの知識はあってもそれを使ってお金儲けする頭は持ち合わせてないようで。
また、ラスト周辺での銃撃戦の現実味のなさ。完全に映画から心が離れました。バカじゃない?関係のない人を意図的に巻き込むってのは、映画を作る側が前述のチェックシートにチェックを入れるためのシチュエーションだったのかも。まったく必然性を感じませんでしたが。
ラストの消化不良感も「コロンビアーナ」「クーリエ」を思い出しました。総じて主人公にスキルを盛り過ぎて、逆に印象が薄くなった上に尻つぼみになった残念な映画。かなり辛口で言って30点前後ってところかなぁ。繰り返しますが個人的な感想ですが。
【感想:End】
最後に。次は土曜の午前中に一本見ようかと思ってますが、「メイズ・ランナー」は(見てないけど)「ハンガー・ゲーム」や(見てないけど)「バトルロワイヤル」ぐらいに「ほど良い駄作」っぽくて"見に行くかもしれないリスト"に入れていましたが、3部作って事で止めにしました。
旧作50円…って頃になったら見てみるかもしれないけど、その頃には名前も忘れてるか(笑)。