2015年05月12日
「龍三と七人の子分たち」見てきました
日曜に見た映画、2本目はこちら。実は北野映画を映画館で見るのは初めて。と言うのも、北野映画にけっこう偏見を持っていたからですが、コメディーとして合格点。ただし、日頃のたけし小話を映像にしただけの笑いも散見され、腹を抱えて笑うって程でもありませんでしたが、ブラックな笑いはしっかり加えられていました。
年寄りを食い物にする詐欺をしのぎにしている暴走族上がりの経済ヤクザに対し、リタイアした元ヤクザの爺さんたちが立ち向かうと言うコンセプトのこの映画、結局はどちらも悪党なんでスッキリするようなしないような。
それではそろそろ恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。
【感想:Start】
まず最初に私が北野映画を敬遠している理由から。基本、映画監督が自ら芸術性やら技術やらを語られると引いてしまうし、見ていて「面白い!」と思う中から映像美や技法、心理描写を読み取る面白さを奪っている、ちょっと違うかもしれませんが監督自らネタバレをしている様に思えて興味が薄れてしまう。
そういう意味で監督自ら宣伝・解説する映画は見たくないし、ましてや某役者のネタバレ発言は…ってくどいか(笑)。
で、今回は時間が合ったと言うのもありますし、(しょせんと言えば失礼だが)コメディですんで見に行きました。これなら監督らの"雑音"(と言う表現も失礼極まりなく、申し訳ない)も気になりませんし、随所にちりばめられたブラックな笑いはさすがでした。
ただし、コメディ相手に目くじらを立てるのもどうかと思いますが、余りにも矛盾や非現実的な描写が多い。例えばヤクザとしてムチャをした冒頭の蕎麦屋のシーンなんか一発で通報ものだし、つまみが無いからとジュウシマツを焼鳥って…コンビニでつまみ買ってくる方がよっぽど楽なのに。街宣車ネタも車の持ち主なら一発で分かるはず。ましてや通勤に使ってるならナンバーの照合も可能だろうし。
まぁ、殴り込みからのバカバカしさは良かったけど、やっぱり最終的には反社会勢力が良い人になれるわけでもないし、スカッと感もあまりなかったのが残念。それでも邦画にありがちな「映画館で見るドラマスペシャル」ではなかったかな?
【感想:End】
昨日も少し書いた「次に見たい映画」ですが、これについては覚書一本分くらいの文章を書きたいなぁ。
ってか、他にも書こうと思ってるネタがいくつかあるんで、かつての毎日更新ペースに徐々に戻ってるかも。
年寄りを食い物にする詐欺をしのぎにしている暴走族上がりの経済ヤクザに対し、リタイアした元ヤクザの爺さんたちが立ち向かうと言うコンセプトのこの映画、結局はどちらも悪党なんでスッキリするようなしないような。
それではそろそろ恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。
【感想:Start】
まず最初に私が北野映画を敬遠している理由から。基本、映画監督が自ら芸術性やら技術やらを語られると引いてしまうし、見ていて「面白い!」と思う中から映像美や技法、心理描写を読み取る面白さを奪っている、ちょっと違うかもしれませんが監督自らネタバレをしている様に思えて興味が薄れてしまう。
そういう意味で監督自ら宣伝・解説する映画は見たくないし、ましてや某役者のネタバレ発言は…ってくどいか(笑)。
で、今回は時間が合ったと言うのもありますし、(しょせんと言えば失礼だが)コメディですんで見に行きました。これなら監督らの"雑音"(と言う表現も失礼極まりなく、申し訳ない)も気になりませんし、随所にちりばめられたブラックな笑いはさすがでした。
ただし、コメディ相手に目くじらを立てるのもどうかと思いますが、余りにも矛盾や非現実的な描写が多い。例えばヤクザとしてムチャをした冒頭の蕎麦屋のシーンなんか一発で通報ものだし、つまみが無いからとジュウシマツを焼鳥って…コンビニでつまみ買ってくる方がよっぽど楽なのに。街宣車ネタも車の持ち主なら一発で分かるはず。ましてや通勤に使ってるならナンバーの照合も可能だろうし。
まぁ、殴り込みからのバカバカしさは良かったけど、やっぱり最終的には反社会勢力が良い人になれるわけでもないし、スカッと感もあまりなかったのが残念。それでも邦画にありがちな「映画館で見るドラマスペシャル」ではなかったかな?
【感想:End】
昨日も少し書いた「次に見たい映画」ですが、これについては覚書一本分くらいの文章を書きたいなぁ。
ってか、他にも書こうと思ってるネタがいくつかあるんで、かつての毎日更新ペースに徐々に戻ってるかも。