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2011年05月03日
妖怪の正体について
 今回、何年かぶりの“翌朝”の覚書の更新でが、はっきり言って話が流れます。それから若干、不謹慎な所もあるんでご理解を。

 昨日、ウサマ・ビンラディン容疑者が殺害されました。敵対する人物とは言え、肯定的なニュースで「殺害」と言う言葉が使われていたことに、理論的でない部分での違和感がありました。また、ビンラディン容疑者だけでなく、一緒にいて応戦した彼の息子や女性らも死亡したとか。

 ただし、既に戦争と言って良い状況ですからこの事を批判するつもりはありません。以前に(題名は伏せますが)ある映画で要人暗殺を請け負った腕利きヒットマンが、ターゲットの周りに彼の幼い子供たちが居たのに躊躇し、暗殺をしくじるシーンに矛盾を感じたくらいですから。

 さて、何かの本で読んだ気がしますが、オークやゴブリン、トロールなど西洋の妖怪は部族単位になっている事が多くあります。これはヨーロッパを中心に国同士の争いが絶えない時代、別の部族・民族を「人間ではない」妖怪と見なしていたところがあり、ゆえに女、子供も容赦しなかったとか。

 この理論から言えば、今回の作戦でこの様な結果になったのも理解できるかもしれませんが…


 さて、比較文化論ではありませんが、日本における妖怪は部族などではなく単体のものが多い。子泣きジジイばかりが集まる老人ホームや、ヌリカベの大群が押し寄せる…なんてイメージが湧かないのもそのせいでしょう。

 しかし、明確に天狗、カッパ、鬼などは逆に部族の様なグループを作り、むしろ単体で現れることは少ない。

 ここからふと思ったのですが、自然現象などを具現化(簡単に言えば命名?)した妖怪は単体レベルで、モデルとなる集団が存在した妖怪はそれに沿った形になったのでは無いか、と。天狗は山伏、鬼は遭難した西洋人、中国から来た築城や治水の技術者が用無しになった後に河川敷に住まわされたのがカッパになったって説がありましたし。

 この切り口で調べてみれば面白いネタになるかも…って、スタートから随分流れた文章になったなぁ。

{a8.net http://www.dmm.com/mono/dvd/-/detail/=/cid=n_610dupj70_2}{a8.net http://tenant.depart.livedoor.com/t/mangazenkan/item5307092.html?lid=af0501}



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