G410ロッキーインターナショナルの潮晴男氏の講演を聞こうと向かったらうっかり反対方向のG401のCECに入ってしまい1曲聴いて部屋を出た。(冷汗) G410へ行ったが講演会をやっていなかったので予定を変更して14時は満員だったハーマンに入った。ここも満席で後ろの立ち見エリアから覗くように聴くことになった。(苦笑)
13回予定の「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第9回は「 11/03(土) 17:10〜17:50 G402:ハーマンインターナショナル 藤岡誠氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
Project EVEREST DD67000の試聴を行っておりいい感じで鳴っていた。機器構成はマーク・レヴィンソンの組み合わせでパワーアンプ: No. 532、SACDプレーヤー:No.512、コントロールアンプ:No.32Lだ。
すっかり口の悪いオーディオ評論家というキャラで売っている藤岡氏は「日本メーカーによる3本足トランジスターの生産が今年(2012年)終了しました。音の良いローノイズタイプが入手出来なくなり来年から発売される半導体アンプは音が悪くなるでしょう。これにより中古でも音の良いアンプは値上がりするかもしれません。」といった裏情報を提供してくれた。(汗)
試聴曲は以下の通り。
1) SACD「ホテルカリフォルニア/イーグルス」より「ホテルカリフォルニア」
2)「(ジャズ曲目不明)」
3)「パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番ラ・カンパネッラ」より「6. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 作品7≪ラ・カンパネラ≫ 第3楽章: Rondo (Allegretto moderato)」
4)「11人の名ピアニストによるリスト:ラ・カンパネッラ」より「6.パガニーニ大練習曲S.141第3曲 ラ・カンパネッラ」
5)同アルバムより「7.パガニーニ大練習曲S.141第3曲 ラ・カンパネッラ」
6)「(アルバムタイトル不明)/シャンティクリア」より「1曲目(ソプラノ曲名不明)」
PCオーディオ嫌いの藤岡氏だがディスクメディアにも厳しい。「DVD-Audioはテレビが必要と言う操作性の悪さで規格が無くなった。SACDは折り返しノイズの処理でCDにも劣る点がある。今度Blu-ray disk Audioという規格が出る様だが止めればいいのに。DVD-Aの二の舞になっちゃうよ。」と語った。
確かにDVD-Aの操作性の悪さには納得だ。変にDVDビデオと互換性を取ろうと音声規格を増やしたり、DVDビデオプレーヤーとオーディオプレーヤーモードを分けたりして混乱を招いた。その失敗から学んだBD-Aは良い物になって欲しいと思う。
藤岡氏は時間を結構気にしておりデノンの時と同じ様にJBLでもピッタリに終わらせた。ただ余りに時間ばかり気にしていると講演することが好きではないのかと勘違いしてしまう。麻倉先生は参加者にたっぷり楽しんでもらいたいと確信犯的に時間超過するのだが、そのサービス精神が好きだったりする。(笑)
【関連リンク】
『<TIAS>ハーマン、JBL「DD67000」「DD65000」デモに注力』
http://www.phileweb.com/news/audio/201211/02/12697.html
『折り返し歪とCDの音』
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/aliasingnois.htm
2013年02月08日
【詳細版】2012TIAS「辛口オーディオ評論家 藤岡誠氏がデノンの新製品を褒めた!」
ハーマンの潮晴男氏の講演を聞こうとG402に行ったが満員で入れなかったので急遽第二候補のデノンに行こうとG701へ向かった。
13回予定の「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第8回は「 11/03(土) 14:05〜14:50 G701:デノン 藤岡誠氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
こちらも立ち見エリアも満員で大盛況だ。機器構成はプリメインアンプPMA-2000REとSACDプレーヤーDCD-1650REでDALI EPICON6を鳴らしていた。藤岡氏は「エピコン6は良い。」「1650REのDA変換精度とS/Nが良くなった。」と評価していた。
試聴曲は以下の通り。藤岡氏は「デジタルデータには形が無いのが気に入らない」と全てパッケージメディアを採用していた。
1)「タイトル不明/バッハ」より「トラック8,9(曲目不明)」
2)SACD「ホテルカリフォルニア/イーグルス」より「ホテルカリフォルニア」
3)「スウィート・デイズ オールタイム・ベスト1992-2009/ジャネット・サイデル」より「5. ワンス・アポン・ア・サマータイム」
4)「ハイドン/リヒテル」より「2曲目」(タイトル、曲目不明)
5)ガラスCD「日付けのないカレンダー/森山良子」より「2. 中央線あたり」
6)「11人の名ピアニストによるリスト:ラ・カンパネッラ」より「7. パガニーニ大練習曲S.141第3曲 ラ・カンパネッラ」
7)「パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番ラ・カンパネッラ」より「6. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 作品7≪ラ・カンパネラ≫ 第3楽章: Rondo (Allegretto moderato)」
「オーディオはこのセットで十分だ。」と褒めてハイエンドモデルについては「金が掛かり過ぎる。脱税でもしなければ買えやしない。」と苦言を呈した。「オーディオ愛好者層の新陳代謝を進めなくてはいけない。でも日本はこの20年間貧乏になっているから無理か。」と悲観的なことを言い口の悪さに磨きが掛かっていた。(苦笑)
後の立ち見席から聴いていたので音質については評価出来ないが、「ホテルカリフォルニア」では低音がブーミーだったのが気になった。
【関連リンク】
『<TIAS>デノン、2013年春発売予定のDALI「EPICON8」「EPICON2」を初披露』
http://www.phileweb.com/news/audio/201211/02/12707.html
『2012講演スケジュール』
http://www.iasj.info/data/2012TIAS_EVENT-schedule.pdf
13回予定の「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第8回は「 11/03(土) 14:05〜14:50 G701:デノン 藤岡誠氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
こちらも立ち見エリアも満員で大盛況だ。機器構成はプリメインアンプPMA-2000REとSACDプレーヤーDCD-1650REでDALI EPICON6を鳴らしていた。藤岡氏は「エピコン6は良い。」「1650REのDA変換精度とS/Nが良くなった。」と評価していた。
試聴曲は以下の通り。藤岡氏は「デジタルデータには形が無いのが気に入らない」と全てパッケージメディアを採用していた。
1)「タイトル不明/バッハ」より「トラック8,9(曲目不明)」
2)SACD「ホテルカリフォルニア/イーグルス」より「ホテルカリフォルニア」
3)「スウィート・デイズ オールタイム・ベスト1992-2009/ジャネット・サイデル」より「5. ワンス・アポン・ア・サマータイム」
4)「ハイドン/リヒテル」より「2曲目」(タイトル、曲目不明)
5)ガラスCD「日付けのないカレンダー/森山良子」より「2. 中央線あたり」
6)「11人の名ピアニストによるリスト:ラ・カンパネッラ」より「7. パガニーニ大練習曲S.141第3曲 ラ・カンパネッラ」
7)「パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番ラ・カンパネッラ」より「6. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 作品7≪ラ・カンパネラ≫ 第3楽章: Rondo (Allegretto moderato)」
「オーディオはこのセットで十分だ。」と褒めてハイエンドモデルについては「金が掛かり過ぎる。脱税でもしなければ買えやしない。」と苦言を呈した。「オーディオ愛好者層の新陳代謝を進めなくてはいけない。でも日本はこの20年間貧乏になっているから無理か。」と悲観的なことを言い口の悪さに磨きが掛かっていた。(苦笑)
後の立ち見席から聴いていたので音質については評価出来ないが、「ホテルカリフォルニア」では低音がブーミーだったのが気になった。
【関連リンク】
『<TIAS>デノン、2013年春発売予定のDALI「EPICON8」「EPICON2」を初披露』
http://www.phileweb.com/news/audio/201211/02/12707.html
『2012講演スケジュール』
http://www.iasj.info/data/2012TIAS_EVENT-schedule.pdf
2012年12月13日
【詳細版】2012TIAS「三浦氏のトライオード講演はオフレコ発言がひとつ、ふたつ?」
13回予定の「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第7回は「 11/04(日) 16:00〜16:55 D502:トライオード 三浦孝仁氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
機器構成はプリアンプTRX-2、モノラルパワーアンプTRX-M845×2台、エソテリックSACDプレーヤーK-05でB&W 802Diaを鳴らしていた。最後にモノラルパワーアンプをTRX-M300に交換して7と8曲目を聴いた。
三浦氏は802がトライオードの物品と確認して「音が良くなるのでツィーターカバーを取ってしまいましょう。」と山崎社長に提案した。「少しでも指が触れるとダイアモンドが割れてしまい5万円の修理代が掛かります。注意して下さい。」と言うのだから、もし私がB&Wのオーナーだったらカバーを取ることは一生無いだろう。(苦笑)
三浦氏は海外のオーディオフェアで山崎社長と良くお会いするそうで、TRX-M845の売れ行きを聞いたところ「日本では既に30台、海外ではまだ5台」といった答えが返って来た。三浦氏は自宅ではMAGICO Q3を使っているとのことで、なるほどS5の評価も高い筈だ。(笑)
試聴曲は以下の通り。
1)CD「スウェディッシュ・ララバイ/シゼル・ストーム」より「7. EMILY」
2)SACD「the origin of HAJIME MIZOGUCHI/溝口肇」より「1. 世界の車窓から〜soundscape of 2012 (new recording)」
3)CD「スターオブワンダー/(不明)」より「ネイティビティ(降誕)」
4)(曲目不明)
5)SACD「ラモー:シンフォニー・イマジネール」より「1. 英雄牧歌劇≪ザイス≫ 序曲〔混沌からの解放と四大元素が分離する時の衝撃を描いた序曲〕」
6)SACD「BIG BAND SOUND 〜甦るビッグバンドステージ〜/角田健一ビッグバンド」より「5. キャラバン」
7)CD「時のまにまに II 春夏秋冬/井筒香奈江」より「4. そっとおやすみ」
8)CD「Collection Blue/手嶌葵」より「12. 月のぬくもり」
5曲目を掛ける時に「もう少しSACDが安くならないでしょうか。優秀録音盤が多くてもとても買い集められません。」と嘆いていた。オーディオ評論家であれば必要経費として落とせるので、一般オーディオファイルより恵まれているのでは?と思いながら話を聞いていた。
「ホテルカリフォルニアのSACDの音について気になるところがあったのでワーナーミュージック・ジャパンの人に尋ねたところ、一度アナログに戻してDSDマスターを作っていると言われました。音作りにはそれぞれ人の好みがありますが・・・。」と語尾を濁していた。私はSACD盤でも十分感動した口だが、この話を聞くと音の鮮度で上回りそうなDVD-A盤を聴いてみたいと思ってしまう。
「ドナルド・フェイゲンの新作が発売されたので早速CDとハイレゾ音源を聴き比べたが余り音質に差が無い。おかしいと思い周波数を確認したところ20kHz以上の高音域がスパッと切られている。これをどう記事にしたものか悩んでいる。」と大人の事情的な裏話があったが、これがどうなったのかは「Gaudio 2013年 01月号」の9ページを読んで納得だ。
8曲目を掛けた時には、「私はアニメを見ないのだが『アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック』に手嶌葵さんの『バードランドの子守唄』が収録されているので買って聴いてみた。期待外れだった。ヤマハとは違いソニーのエンジニアは葵さんのボーカルの魅力を捉えていない。」と手厳しいコメントが出た。
最後にパワーアンプを交換したところ爽やかな音に変わり低音域が軽くなるという変化があった。TADブースでも経験したが、パワーアンプの物量がそのまま低音の差になることを知ってしまうとサイズ、重さ、価格と音の差に悩まされそうだ。
講演者名を見ずに講演スケジュールを繋げて行ったら三浦先生を追いかける結果となって驚いた。(笑) 2日間で4回も聞くと各社の製品を理解していて上手く紹介していることが良く分かった。試聴曲が重なるのは仕方ないが、自分が携わったステレオサウンド社の音源の広告を忘れないのはさすがだ。それだけではなくCDのバリエーションも多くそれぞれの機材に適した曲を掛けてくれるので飽きることはなかった。
これで講演も最後ということで三浦氏は饒舌でかなりオフレコ的な発言も多く楽しくショウを締め括ってもらえた。
機器構成はプリアンプTRX-2、モノラルパワーアンプTRX-M845×2台、エソテリックSACDプレーヤーK-05でB&W 802Diaを鳴らしていた。最後にモノラルパワーアンプをTRX-M300に交換して7と8曲目を聴いた。
三浦氏は802がトライオードの物品と確認して「音が良くなるのでツィーターカバーを取ってしまいましょう。」と山崎社長に提案した。「少しでも指が触れるとダイアモンドが割れてしまい5万円の修理代が掛かります。注意して下さい。」と言うのだから、もし私がB&Wのオーナーだったらカバーを取ることは一生無いだろう。(苦笑)
三浦氏は海外のオーディオフェアで山崎社長と良くお会いするそうで、TRX-M845の売れ行きを聞いたところ「日本では既に30台、海外ではまだ5台」といった答えが返って来た。三浦氏は自宅ではMAGICO Q3を使っているとのことで、なるほどS5の評価も高い筈だ。(笑)
試聴曲は以下の通り。
1)CD「スウェディッシュ・ララバイ/シゼル・ストーム」より「7. EMILY」
2)SACD「the origin of HAJIME MIZOGUCHI/溝口肇」より「1. 世界の車窓から〜soundscape of 2012 (new recording)」
3)CD「スターオブワンダー/(不明)」より「ネイティビティ(降誕)」
4)(曲目不明)
5)SACD「ラモー:シンフォニー・イマジネール」より「1. 英雄牧歌劇≪ザイス≫ 序曲〔混沌からの解放と四大元素が分離する時の衝撃を描いた序曲〕」
6)SACD「BIG BAND SOUND 〜甦るビッグバンドステージ〜/角田健一ビッグバンド」より「5. キャラバン」
7)CD「時のまにまに II 春夏秋冬/井筒香奈江」より「4. そっとおやすみ」
8)CD「Collection Blue/手嶌葵」より「12. 月のぬくもり」
5曲目を掛ける時に「もう少しSACDが安くならないでしょうか。優秀録音盤が多くてもとても買い集められません。」と嘆いていた。オーディオ評論家であれば必要経費として落とせるので、一般オーディオファイルより恵まれているのでは?と思いながら話を聞いていた。
「ホテルカリフォルニアのSACDの音について気になるところがあったのでワーナーミュージック・ジャパンの人に尋ねたところ、一度アナログに戻してDSDマスターを作っていると言われました。音作りにはそれぞれ人の好みがありますが・・・。」と語尾を濁していた。私はSACD盤でも十分感動した口だが、この話を聞くと音の鮮度で上回りそうなDVD-A盤を聴いてみたいと思ってしまう。
「ドナルド・フェイゲンの新作が発売されたので早速CDとハイレゾ音源を聴き比べたが余り音質に差が無い。おかしいと思い周波数を確認したところ20kHz以上の高音域がスパッと切られている。これをどう記事にしたものか悩んでいる。」と大人の事情的な裏話があったが、これがどうなったのかは「Gaudio 2013年 01月号」の9ページを読んで納得だ。
8曲目を掛けた時には、「私はアニメを見ないのだが『アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック』に手嶌葵さんの『バードランドの子守唄』が収録されているので買って聴いてみた。期待外れだった。ヤマハとは違いソニーのエンジニアは葵さんのボーカルの魅力を捉えていない。」と手厳しいコメントが出た。
最後にパワーアンプを交換したところ爽やかな音に変わり低音域が軽くなるという変化があった。TADブースでも経験したが、パワーアンプの物量がそのまま低音の差になることを知ってしまうとサイズ、重さ、価格と音の差に悩まされそうだ。
講演者名を見ずに講演スケジュールを繋げて行ったら三浦先生を追いかける結果となって驚いた。(笑) 2日間で4回も聞くと各社の製品を理解していて上手く紹介していることが良く分かった。試聴曲が重なるのは仕方ないが、自分が携わったステレオサウンド社の音源の広告を忘れないのはさすがだ。それだけではなくCDのバリエーションも多くそれぞれの機材に適した曲を掛けてくれるので飽きることはなかった。
これで講演も最後ということで三浦氏は饒舌でかなりオフレコ的な発言も多く楽しくショウを締め括ってもらえた。
2012年12月06日
【詳細版】2012TIAS「MAGICO S5のお値段は330万で重量86kg!でも音を聴けば納得!?」
13回予定の「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第6回は「 11/04(日)14:30〜14:50 G502:エレクトリ 三浦孝仁氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
前の講演が15分も伸びたので途中からの入室となり、機器構成はスピーカー:MAGICO S5は分かったが他は不明だ。アンプはパスとメトロノームが設置されていた。(汗)
三浦氏はマジコS1という2ウェイ・スピーカーが発売される。S5のエンクロージュアは7色のハイグロスペイント仕上げを選択出来るが日本では保守的なブラックやガンメタリックしか扱わないのは残念と語った。
私が聴いた試聴曲は以下の通り。
1)「フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!」より「1. Mediterranean Sundance/Rio Ancho」
2)CD「Hell Freezes Over/イーグルス」より「6. Hotel California」
3)CD「時のまにまに II 春夏秋冬/井筒香奈江」より「4. そっとおやすみ」
4)ガラスCD「バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)/グレン・グールド」より「1. Aria」「2.Variation 1 a 1 Clav.」
三浦氏はホテル・カリフォルニアで観客の歓声が上がる瞬間のリアリティに注目して聴いて欲しいと語った。S5はベリリウムトゥイーターによる高音が美しく良いスピーカーだと褒めた。その分値段も330万(ペア税別)、重量86kgとお財布と床に厳しい数値となっている。ベリリウム振動板の音が魅力的なことにはS-1EXユーザーとして同意する。(笑)
立ち見で遠くから聴いていたので正確には評価できないがこのスピーカーもQ5と同様魅力的に音楽を聴かせてくれるようだ。Q5がモニター的だとすると楽しく音楽を奏でるタイプに聴こえた。いつかじっくりと試聴してみたいと思うスピーカーだ。
前の講演が15分も伸びたので途中からの入室となり、機器構成はスピーカー:MAGICO S5は分かったが他は不明だ。アンプはパスとメトロノームが設置されていた。(汗)
三浦氏はマジコS1という2ウェイ・スピーカーが発売される。S5のエンクロージュアは7色のハイグロスペイント仕上げを選択出来るが日本では保守的なブラックやガンメタリックしか扱わないのは残念と語った。
私が聴いた試聴曲は以下の通り。
1)「フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!」より「1. Mediterranean Sundance/Rio Ancho」
2)CD「Hell Freezes Over/イーグルス」より「6. Hotel California」
3)CD「時のまにまに II 春夏秋冬/井筒香奈江」より「4. そっとおやすみ」
4)ガラスCD「バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)/グレン・グールド」より「1. Aria」「2.Variation 1 a 1 Clav.」
三浦氏はホテル・カリフォルニアで観客の歓声が上がる瞬間のリアリティに注目して聴いて欲しいと語った。S5はベリリウムトゥイーターによる高音が美しく良いスピーカーだと褒めた。その分値段も330万(ペア税別)、重量86kgとお財布と床に厳しい数値となっている。ベリリウム振動板の音が魅力的なことにはS-1EXユーザーとして同意する。(笑)
立ち見で遠くから聴いていたので正確には評価できないがこのスピーカーもQ5と同様魅力的に音楽を聴かせてくれるようだ。Q5がモニター的だとすると楽しく音楽を奏でるタイプに聴こえた。いつかじっくりと試聴してみたいと思うスピーカーだ。
2012年11月16日
【詳細版】2012TIAS「オーディオのマンボウは名前に似合わずスピード感と切れのある音を聴かせてくれた」
「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第5回は「 G509:ハイエンド 三浦孝仁氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
11/04(日)12:05〜12:55 G509:ハイエンド 三浦孝仁氏
機器構成はスピーカー:ランシェ・オーディオNo.5.1、SACDトランスポート:emmLabs TSDX、プリアンプ:moLa moLa、DAコンバーター:DAC2X、モノラルパワーアンプ:moLa moLa×4台だ。
三浦氏は「moLa moLaは初めて見るモデルでマンボウのマークが付いているからマンボウのことでしょうか」と話していた。D級パワーアンプ4台によるバイアンプ接続でスピーカーを鳴らしているとのこと。
そのスピーカーはコロナ・プラズマ・イオン・トゥイーター搭載で振動板を使っていないため150kHzまで再生出来る上に共振ポイントがないのが強みだと言う。スピード感のある高音と振動板から発せられる中低音の繋がりに苦労してきた成果がNo.5.1に活かされているという説明通り自然な音を聴かせてくれた。トゥイーターの奥に光が見えると言うのが面白い。
DAコンバーターはCDのPCM 44.1kHz/16bitをDSDに変換した後アナログ化するので高音質で滑らかな音を聴かせてくれるという。
試聴曲は以下の通り。
1)CD「Hell Freezes Over/イーグルス」より「6. Hotel California」
2)CD「スターオブワンダー/(不明)」より「5.カンターテドミノ」
3)SACD「the origin of HAJIME MIZOGUCHI/溝口肇」より「1. 世界の車窓から〜soundscape of 2012 (new recording)」
4)SACD「BIG BAND SOUND 〜甦るビッグバンドステージ〜/角田健一ビッグバンド」より「5. キャラバン」
5)「フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!」より「1. Mediterranean Sundance/Rio Ancho」
6)「EXTON BEST SOUNDSCAPES」より「ムソルグスキー組曲「展覧会の絵」7.プロムナード」
7)CD「時のまにまに II 春夏秋冬/井筒香奈江」より「4. そっとおやすみ」
8)ガラスCD「バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)/グレン・グールド」より「1. Aria」「2.Variation 1 a 1 Clav.」
「BIG BAND SOUND 〜甦るビッグバンドステージ〜」は音数の多さと演奏の力強さ、音像を聴かせる録音が海外のオーディオフェアのデモでも好評だが海外では売っていないので代理購入を依頼されて何枚も買って飛行機に乗っているとのこと。
「Friday Night In San Francisco Live」は型番が”35DP9”という1982年に発売されたCDがコレクターの間で人気と言う。30年も経過するとそういった集め方もあるらしい。(笑)
ステレオサウンド社のHigh Resolution Master Sound 02収録予定の「キャラバン」と石英ガラスCD『ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド』を再び聴くことが出来た。三浦氏は「12.6万の石英ガラスCD 『The Hunter/Jennifer Warnes』は100枚完売してしまった。『ゴールドベルク変奏曲』も既に50枚売れている。この音質なら買うしかない。」と勧めていた。
プレイバック・デザインズのMPD-5とemmLabs DAC2XがDSD再生/変換を行っていることから近い将来LINNもDS/DSMでDSD再生をサポートするのではないかという気がしてきた。日本メーカーはハイサンプリング/ハイビット変換を売りにしているが海外ではDSD化がトレンドになりつつあるようだ。
11/04(日)12:05〜12:55 G509:ハイエンド 三浦孝仁氏
機器構成はスピーカー:ランシェ・オーディオNo.5.1、SACDトランスポート:emmLabs TSDX、プリアンプ:moLa moLa、DAコンバーター:DAC2X、モノラルパワーアンプ:moLa moLa×4台だ。
三浦氏は「moLa moLaは初めて見るモデルでマンボウのマークが付いているからマンボウのことでしょうか」と話していた。D級パワーアンプ4台によるバイアンプ接続でスピーカーを鳴らしているとのこと。
そのスピーカーはコロナ・プラズマ・イオン・トゥイーター搭載で振動板を使っていないため150kHzまで再生出来る上に共振ポイントがないのが強みだと言う。スピード感のある高音と振動板から発せられる中低音の繋がりに苦労してきた成果がNo.5.1に活かされているという説明通り自然な音を聴かせてくれた。トゥイーターの奥に光が見えると言うのが面白い。
DAコンバーターはCDのPCM 44.1kHz/16bitをDSDに変換した後アナログ化するので高音質で滑らかな音を聴かせてくれるという。
試聴曲は以下の通り。
1)CD「Hell Freezes Over/イーグルス」より「6. Hotel California」
2)CD「スターオブワンダー/(不明)」より「5.カンターテドミノ」
3)SACD「the origin of HAJIME MIZOGUCHI/溝口肇」より「1. 世界の車窓から〜soundscape of 2012 (new recording)」
4)SACD「BIG BAND SOUND 〜甦るビッグバンドステージ〜/角田健一ビッグバンド」より「5. キャラバン」
5)「フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!」より「1. Mediterranean Sundance/Rio Ancho」
6)「EXTON BEST SOUNDSCAPES」より「ムソルグスキー組曲「展覧会の絵」7.プロムナード」
7)CD「時のまにまに II 春夏秋冬/井筒香奈江」より「4. そっとおやすみ」
8)ガラスCD「バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)/グレン・グールド」より「1. Aria」「2.Variation 1 a 1 Clav.」
「BIG BAND SOUND 〜甦るビッグバンドステージ〜」は音数の多さと演奏の力強さ、音像を聴かせる録音が海外のオーディオフェアのデモでも好評だが海外では売っていないので代理購入を依頼されて何枚も買って飛行機に乗っているとのこと。
「Friday Night In San Francisco Live」は型番が”35DP9”という1982年に発売されたCDがコレクターの間で人気と言う。30年も経過するとそういった集め方もあるらしい。(笑)
ステレオサウンド社のHigh Resolution Master Sound 02収録予定の「キャラバン」と石英ガラスCD『ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド』を再び聴くことが出来た。三浦氏は「12.6万の石英ガラスCD 『The Hunter/Jennifer Warnes』は100枚完売してしまった。『ゴールドベルク変奏曲』も既に50枚売れている。この音質なら買うしかない。」と勧めていた。
プレイバック・デザインズのMPD-5とemmLabs DAC2XがDSD再生/変換を行っていることから近い将来LINNもDS/DSMでDSD再生をサポートするのではないかという気がしてきた。日本メーカーはハイサンプリング/ハイビット変換を売りにしているが海外ではDSD化がトレンドになりつつあるようだ。
2012年11月14日
【詳細版】2012TIAS「ESOTERIC で聴く13.6万円の石英ガラスCDはfantastic!」
「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第4回は「11/03(土)18:00〜18:55 G602:エソテリック 三浦孝仁氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
11/03(土)18:00〜18:55 G602:ESOTERIC 三浦孝仁氏
機器構成はスピーカー:TANNOYキングダム・ロイヤル、ESOTERICプリアンプ:C-02、SACDトランスポート:P-02、D/Aコンバーター:D-02、パワーアンプ:A-02、マスタークロックジェネレーター:G-01という新製品を含むハイエンドモデルだ。
三浦氏はCDが主流になりプリアンプは減衰器としての役割が主になった。以前のエソテリックの音は輪郭がカチとした解像度重視だったがK-01の頃から上質な柔らかさが加わった。それがデザインにも出ていると語った。C-02は左右対称基盤ではなく同一基盤を使っている点が良いと評価した。
試聴曲は以下の通り。
1)CD「スウェディッシュ・ララバイ/シゼル・ストーム」より「7. EMILY」
2)CD「スターオブワンダー/(不明)」より「カンターテドミノ」
3)CD「スターオブワンダー/(不明)」より「ネイティビティ(降誕)」
4)SACD「BIG BAND SOUND 〜甦るビッグバンドステージ〜/角田健一ビッグバンド」より「5. キャラバン」
5)SACD「the origin of HAJIME MIZOGUCHI/溝口肇」より「1. 世界の車窓から〜soundscape of 2012 (new recording)」
6)CD「時のまにまに II 春夏秋冬/井筒香奈江」より「4. そっとおやすみ」
7)ガラスCD「バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)/グレン・グールド」より「1. Aria」「2.Variation 1 a 1 Clav.」
ステレオサウンド社が2013年2月下旬発売予定のHigh Resolution Master Sound 02に収録予定の「キャラバン」のSACD盤と発売中の石英ガラスCD『ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド』が使用された。
「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」のグレン・グールドの唸り声?鼻歌?を試聴してこのCDをどこかで聴いたことがあると思ったら以前購入した「Classique-La Discotheque Ideale」の中に収録されていた。夜中にBGM的に流していたら「どこからか人の呻き声が聞こえる!?」と焦ったことを思い出した。(笑)
昨年もキングダム・ロイヤルとエソテリックの組み合わせを聴いたが、TANNOYの音楽性とESOTERICの解像度のコラボレーションが素晴らしい。「世界の車窓から」では弦楽器が魅力的に奏でられており、「そっとおやすみ」ではボーカルの生々しさにゾクとさせられた。透明度が高く正確なピアノの音を聴くとガラスCDの優位性を実感する。大変楽しい試聴会だった。
【関連リンク】
『【石英ガラスCDプロジェクト第2弾】『ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド』制作リポート:その3』
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2012/10/16/13931.html
『「High Resolution Master Sound 02」発売延期のお詫びとお知らせ』
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2012/11/08/15441.html
11/03(土)18:00〜18:55 G602:ESOTERIC 三浦孝仁氏
機器構成はスピーカー:TANNOYキングダム・ロイヤル、ESOTERICプリアンプ:C-02、SACDトランスポート:P-02、D/Aコンバーター:D-02、パワーアンプ:A-02、マスタークロックジェネレーター:G-01という新製品を含むハイエンドモデルだ。
三浦氏はCDが主流になりプリアンプは減衰器としての役割が主になった。以前のエソテリックの音は輪郭がカチとした解像度重視だったがK-01の頃から上質な柔らかさが加わった。それがデザインにも出ていると語った。C-02は左右対称基盤ではなく同一基盤を使っている点が良いと評価した。
試聴曲は以下の通り。
1)CD「スウェディッシュ・ララバイ/シゼル・ストーム」より「7. EMILY」
2)CD「スターオブワンダー/(不明)」より「カンターテドミノ」
3)CD「スターオブワンダー/(不明)」より「ネイティビティ(降誕)」
4)SACD「BIG BAND SOUND 〜甦るビッグバンドステージ〜/角田健一ビッグバンド」より「5. キャラバン」
5)SACD「the origin of HAJIME MIZOGUCHI/溝口肇」より「1. 世界の車窓から〜soundscape of 2012 (new recording)」
6)CD「時のまにまに II 春夏秋冬/井筒香奈江」より「4. そっとおやすみ」
7)ガラスCD「バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)/グレン・グールド」より「1. Aria」「2.Variation 1 a 1 Clav.」
ステレオサウンド社が2013年2月下旬発売予定のHigh Resolution Master Sound 02に収録予定の「キャラバン」のSACD盤と発売中の石英ガラスCD『ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド』が使用された。
「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」のグレン・グールドの唸り声?鼻歌?を試聴してこのCDをどこかで聴いたことがあると思ったら以前購入した「Classique-La Discotheque Ideale」の中に収録されていた。夜中にBGM的に流していたら「どこからか人の呻き声が聞こえる!?」と焦ったことを思い出した。(笑)
昨年もキングダム・ロイヤルとエソテリックの組み合わせを聴いたが、TANNOYの音楽性とESOTERICの解像度のコラボレーションが素晴らしい。「世界の車窓から」では弦楽器が魅力的に奏でられており、「そっとおやすみ」ではボーカルの生々しさにゾクとさせられた。透明度が高く正確なピアノの音を聴くとガラスCDの優位性を実感する。大変楽しい試聴会だった。
【関連リンク】
『【石英ガラスCDプロジェクト第2弾】『ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド』制作リポート:その3』
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2012/10/16/13931.html
『「High Resolution Master Sound 02」発売延期のお詫びとお知らせ』
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2012/11/08/15441.html
2012年11月08日
【詳細版】2012TIAS「フォステクスGX250MGとHP-A8のデモはハイレゾ音源を楽しみ20分時間オーバー!」
「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第3回は「 11/03(土) 15:00〜16:20 G503:フォステクス 麻倉怜士氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
メーカー担当者が廊下に出されてしまうほど大人気で満室となっていた。何とか部屋に潜り込み、立ち見エリアで試聴していたので音に関しては詳しく語れないが、S/Nが良く明るく快活に音楽を奏でる性格のスピーカーの様で楽しい80分間だった。
機器構成はスピーカー:フォステクスGX250MG、アキュフェーズ プリアンプ:C-2820、パワーアンプM-6000×2台、プレーヤー:DP-700、DAC:HP-A8だ。再生アプリはfoobar2000でWASAPI(ワサピ)排他モード設定とのこと。麻倉先生がHP-A8は「これ1冊で完全理解 PCオーディオ」の「10万円以下で買えるUSB DAC14機種」で第1位だったと紹介した。
麻倉先生とメーカー担当者の説明で試聴が進んでいったが、麻倉先生が「GX250のミッドレンジユニットは不純物を含んでいたのでマグネシウム純度97%でしたがMGで純度99.9%となりました。」と説明したところ担当者が「不純物ではなく添加物を含んだマグネシウム合金です。」としっかり訂正していたのにはつい笑ってしまった。
担当者は「フォステクスのスピーカーはモニター的で音が良いけど疲れる。」との声を受け止め音楽性を加味する方向で音決めをしていったと語った。麻倉先生も「余韻と響きが自然」と13cm純マグネシウムHR形状振動板ミッドレンジの効果を認めていた。
試聴曲は以下の通り。5曲目からHP-A8を使用しての再生だ。なお11曲目の再生途中で音飛びがあった。
1)「平均律クラヴィーア曲集/ J.S. バッハ」
2)「モーツァルト : ピアノ・ソナタ全集/内田光子」より「9. 第9番ニ長調K.311 第1楽章 アレグロ ヘ長調」
3)SACD「ソプラノ・カンタータ アリア/ J.S. バッハ」
4)SACD「The Vinyl Collection /ノラ・ジョーンズ」より「I'll Be Your Baby Tonight」
5) DSD「庭の千草(バイオリン曲)」1bit/2.8224MHz
6) (曲目不明)
7)「武満徹ソングブック/ショーロクラブ with ヴォーカリスタス」より「2. めぐり逢い」192kHz/24bit
8)「無伴奏チェロ組曲/J.S. バッハ」LINN音源
9)「夜想曲第2番/ショパン」(映画「愛情物語」のテーマとして有名)
10)「アルルの女/ビゼー」より「第1組曲」
11)「交響曲第7番/ベートーベン/指揮カルロス・クライバー」192kHz/24bit
12)「ワルツ・フォー・デビイ/ビル・エヴァンス」より「2. Waltz for Debby」
麻倉先生は「今年は大手レーベルがこぞってハイレゾ音源配信を始めた記念すべき年ですが、そのあおりで今までHDトラックスで購入出来た音源が日本ではダウンロード出来なくなっています。EMI音源は素晴らしいものが多いので、手に入る今のうち買っておくべきです。」とアドバイスした。
もっともその後で「大手がPCMハイレゾ音源配信を始めましたが、きっと2〜3年後にはDSDで配信するでしょう。その時は音の違いが気になってまた買ってしまうと思います。」と笑っていた。
「予定より15分オーバーしてしまいましたがこれで終了します。」と麻倉先生が締めたところで担当者が「予定では15:50まででしたので30分超過です。」とツッコミを入れたので皆爆笑。終了後に「先生が最近気になっている製品があったら教えて下さい」と質問している人がいたが、その答えは「SUPRA USB2.0ケーブル」だった。本当にサービス精神旺盛な方だ。(笑)
GX250MGになって私が気に入ったのはユニットフレームの色がやっと統一されたことだ。しかも純マグネシウム振動板と同じカラーなのでスピーカーユニットが映える。これで唯一の弱点が無くなった。(笑)
メーカー担当者が廊下に出されてしまうほど大人気で満室となっていた。何とか部屋に潜り込み、立ち見エリアで試聴していたので音に関しては詳しく語れないが、S/Nが良く明るく快活に音楽を奏でる性格のスピーカーの様で楽しい80分間だった。
機器構成はスピーカー:フォステクスGX250MG、アキュフェーズ プリアンプ:C-2820、パワーアンプM-6000×2台、プレーヤー:DP-700、DAC:HP-A8だ。再生アプリはfoobar2000でWASAPI(ワサピ)排他モード設定とのこと。麻倉先生がHP-A8は「これ1冊で完全理解 PCオーディオ」の「10万円以下で買えるUSB DAC14機種」で第1位だったと紹介した。
麻倉先生とメーカー担当者の説明で試聴が進んでいったが、麻倉先生が「GX250のミッドレンジユニットは不純物を含んでいたのでマグネシウム純度97%でしたがMGで純度99.9%となりました。」と説明したところ担当者が「不純物ではなく添加物を含んだマグネシウム合金です。」としっかり訂正していたのにはつい笑ってしまった。
担当者は「フォステクスのスピーカーはモニター的で音が良いけど疲れる。」との声を受け止め音楽性を加味する方向で音決めをしていったと語った。麻倉先生も「余韻と響きが自然」と13cm純マグネシウムHR形状振動板ミッドレンジの効果を認めていた。
試聴曲は以下の通り。5曲目からHP-A8を使用しての再生だ。なお11曲目の再生途中で音飛びがあった。
1)「平均律クラヴィーア曲集/ J.S. バッハ」
2)「モーツァルト : ピアノ・ソナタ全集/内田光子」より「9. 第9番ニ長調K.311 第1楽章 アレグロ ヘ長調」
3)SACD「ソプラノ・カンタータ アリア/ J.S. バッハ」
4)SACD「The Vinyl Collection /ノラ・ジョーンズ」より「I'll Be Your Baby Tonight」
5) DSD「庭の千草(バイオリン曲)」1bit/2.8224MHz
6) (曲目不明)
7)「武満徹ソングブック/ショーロクラブ with ヴォーカリスタス」より「2. めぐり逢い」192kHz/24bit
8)「無伴奏チェロ組曲/J.S. バッハ」LINN音源
9)「夜想曲第2番/ショパン」(映画「愛情物語」のテーマとして有名)
10)「アルルの女/ビゼー」より「第1組曲」
11)「交響曲第7番/ベートーベン/指揮カルロス・クライバー」192kHz/24bit
12)「ワルツ・フォー・デビイ/ビル・エヴァンス」より「2. Waltz for Debby」
麻倉先生は「今年は大手レーベルがこぞってハイレゾ音源配信を始めた記念すべき年ですが、そのあおりで今までHDトラックスで購入出来た音源が日本ではダウンロード出来なくなっています。EMI音源は素晴らしいものが多いので、手に入る今のうち買っておくべきです。」とアドバイスした。
もっともその後で「大手がPCMハイレゾ音源配信を始めましたが、きっと2〜3年後にはDSDで配信するでしょう。その時は音の違いが気になってまた買ってしまうと思います。」と笑っていた。
「予定より15分オーバーしてしまいましたがこれで終了します。」と麻倉先生が締めたところで担当者が「予定では15:50まででしたので30分超過です。」とツッコミを入れたので皆爆笑。終了後に「先生が最近気になっている製品があったら教えて下さい」と質問している人がいたが、その答えは「SUPRA USB2.0ケーブル」だった。本当にサービス精神旺盛な方だ。(笑)
GX250MGになって私が気に入ったのはユニットフレームの色がやっと統一されたことだ。しかも純マグネシウム振動板と同じカラーなのでスピーカーユニットが映える。これで唯一の弱点が無くなった。(笑)
2012年11月07日
【詳細版】2012TIAS「LINN DSとiPadの操作は簡単快適!でも油断大敵?」
「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第2回は「 11/03(土) 13:00〜14:00 G604:リンジャパン 山之内正氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
例年通り満室と大人気で後ろの立ち見エリアで試聴していたので音に関しては詳しく語る資格は無い。(汗) 相変わらず良い音だが2年前に聴いた様な驚きを感じなくなったのが残念だ。
機材はスピーカー:LINN KLIMAX 350(320万pair)、モノラルパワーアンプ:KLIMAX SOLO(140万)×2、プリアンプ:KLIMAX CONTROL SE(140万)、プレーヤー:KLIMAX DS/K(220万)、SONDEK LP12というLINNフラグシップ構成だ。
山之内氏は自宅でDS3台とNAS6台を愛用していると言う。バッファローの技術者からNASやルーターにノイズ対策のテープを貼る様アドバイスをもらい実践していることやLANケーブルは短い方が良いと言う話をしていた。ただしPCオーディオに関しては余りに音が変わる要素が多すぎて謎だと感想を述べていた。
試聴曲は以下の通り。
1)CD「交響曲第7番 3楽章/ベートーベン/指揮カルロス・クライバー」
2)「ピアノ協奏曲第17番 第1楽章/モーツァルト」96kHz/24bit
3)「クラリネット協奏曲 第1楽章/モーツァルト」192kHz/24bit
4)「レット・イット・ブリード/ローリング・ストーンズ」より「2. むなしき愛」
5)「Aja/ スティーリー・ダン」より「2. 彩(エイジャ)」192kHz/24bit FLAC
6)「ホワッツ・ニュー/リンダ・ロンシュタット&ネルソン・リドル・オーケストラ」より「1. What's New」96kHz/24bit
7)「ピアノソタナ/シューベルト」
8)「交響曲第7番 1楽章/ベートーベン/指揮カルロス・クライバー」192kHz/24bit
1曲目と同じ演奏の96kHz/24bit音源を比較試聴しようとしたらコピーし忘れており、曲再生中に探し回った結果1楽章があったので8曲目に再生してケリをつけた。原因は自宅で使用しているNASをそのまま持ってきた為と説明していた。
6曲目も最初に再生したのがCD音源で慌ててハイレゾ音源を再度掛け直していた。英語名のフォルダと日本語名のフォルダでフォーマットの違う同名曲が保存されていたのが原因とのことだ。
ネットワークオーディオを使えばイベントの試聴デモはメディアの交換が不要になり、iPadでプレイリストの順番に再生すれば良く楽になったと言う話を聞いたことがある。だからと言って予行練習をせず本番に臨むと油断大敵ということを実感させられた講演だった。(冷汗)
山之内氏は1972年にLP12が発売されて今年で40周年になると言い、今もアップグレードを続けているように「DSもアップグレードして行く」とアイバー・ティーフェンブルン氏が語ったと言っていた。ティーフェンブルン氏は「音楽は言葉の壁を越えるユニバーサルなものだからDRMフリーであるべきだ」との考えの持ち主とのこと。
今年はメジャーレーベルが次々とハイレゾ音源配信を始めた記念すべき年だがこれはiTunesとLINNが革新を起こした成果だと山之内氏は締めくくった。
視聴曲名はメモしていて4曲目は「ラヴ・イン・レイン」と記録してあったのだが、この記事を書くのに確認したら正しくは「LOVE in VAIN」と判明して思わず自分の空耳に苦笑してしまった。
(曲目不明)となっているのは自分のメモをもとに検索しても該当するミュージシャンや曲名が見つからなかった場合に仕方なくそう書いている。音源仕様も説明がない時は明記していないのでご了承して欲しい。
例年通り満室と大人気で後ろの立ち見エリアで試聴していたので音に関しては詳しく語る資格は無い。(汗) 相変わらず良い音だが2年前に聴いた様な驚きを感じなくなったのが残念だ。
機材はスピーカー:LINN KLIMAX 350(320万pair)、モノラルパワーアンプ:KLIMAX SOLO(140万)×2、プリアンプ:KLIMAX CONTROL SE(140万)、プレーヤー:KLIMAX DS/K(220万)、SONDEK LP12というLINNフラグシップ構成だ。
山之内氏は自宅でDS3台とNAS6台を愛用していると言う。バッファローの技術者からNASやルーターにノイズ対策のテープを貼る様アドバイスをもらい実践していることやLANケーブルは短い方が良いと言う話をしていた。ただしPCオーディオに関しては余りに音が変わる要素が多すぎて謎だと感想を述べていた。
試聴曲は以下の通り。
1)CD「交響曲第7番 3楽章/ベートーベン/指揮カルロス・クライバー」
2)「ピアノ協奏曲第17番 第1楽章/モーツァルト」96kHz/24bit
3)「クラリネット協奏曲 第1楽章/モーツァルト」192kHz/24bit
4)「レット・イット・ブリード/ローリング・ストーンズ」より「2. むなしき愛」
5)「Aja/ スティーリー・ダン」より「2. 彩(エイジャ)」192kHz/24bit FLAC
6)「ホワッツ・ニュー/リンダ・ロンシュタット&ネルソン・リドル・オーケストラ」より「1. What's New」96kHz/24bit
7)「ピアノソタナ/シューベルト」
8)「交響曲第7番 1楽章/ベートーベン/指揮カルロス・クライバー」192kHz/24bit
1曲目と同じ演奏の96kHz/24bit音源を比較試聴しようとしたらコピーし忘れており、曲再生中に探し回った結果1楽章があったので8曲目に再生してケリをつけた。原因は自宅で使用しているNASをそのまま持ってきた為と説明していた。
6曲目も最初に再生したのがCD音源で慌ててハイレゾ音源を再度掛け直していた。英語名のフォルダと日本語名のフォルダでフォーマットの違う同名曲が保存されていたのが原因とのことだ。
ネットワークオーディオを使えばイベントの試聴デモはメディアの交換が不要になり、iPadでプレイリストの順番に再生すれば良く楽になったと言う話を聞いたことがある。だからと言って予行練習をせず本番に臨むと油断大敵ということを実感させられた講演だった。(冷汗)
山之内氏は1972年にLP12が発売されて今年で40周年になると言い、今もアップグレードを続けているように「DSもアップグレードして行く」とアイバー・ティーフェンブルン氏が語ったと言っていた。ティーフェンブルン氏は「音楽は言葉の壁を越えるユニバーサルなものだからDRMフリーであるべきだ」との考えの持ち主とのこと。
今年はメジャーレーベルが次々とハイレゾ音源配信を始めた記念すべき年だがこれはiTunesとLINNが革新を起こした成果だと山之内氏は締めくくった。
視聴曲名はメモしていて4曲目は「ラヴ・イン・レイン」と記録してあったのだが、この記事を書くのに確認したら正しくは「LOVE in VAIN」と判明して思わず自分の空耳に苦笑してしまった。
(曲目不明)となっているのは自分のメモをもとに検索しても該当するミュージシャンや曲名が見つからなかった場合に仕方なくそう書いている。音源仕様も説明がない時は明記していないのでご了承して欲しい。
2012年11月05日
【詳細版】2012TIAS「TAD試聴室はウォーキングクローゼットの中!?」
11/04(日)は10時半に会場に着いたら、まず5FのTADルームへ行き整理券をもらったが既に立ち見券だった。
「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第1回は「 11/04(日) 11:00〜12:00 G501:テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ アンドリュー・ジョーンズ氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
EvolutionシリーズはスピーカーTAD-E1、プリアンプC2000、パワーアンプM2500、プレーヤーMac Book Air、ReferenceシリーズはスピーカーTAD-CR1MK2、プリアンプC600、パワーアンプM600、プレーヤーD600という機器構成だ。「TAD-R1MK2を入れると人の座る場所がなくなるからこの2本のスピーカーを選んだ」との説明があった。
事実視聴室は椅子7席と立ち見は10名ほどの広さしかない。これでは自由時間でも入場規制も行われる筈だ。(苦笑) ジョーンズ氏は「部屋の広さがアメリカのウォーキングクローゼット並みの広さなので次回は自分の服を持ってきて音の調整をしたい」というジョークを飛ばしたが、来年はアメリカのベッドルーム並みの広さにして欲しい。(笑)
世界各国で行っているアンドリュー・ジョーンズ氏のプレゼンをそのまま日本でも行うと言う。1)TADの歴史 2)TADの目指す音 3)TADのプロフェッショナル・ユーザーの紹介 4) アンドリュー・ジョーンズ氏の自己紹介と経歴 の順番で話が進んでいった。「KEFで11年、Infinityで3年、TADで10年とずっとチーフエンジニアを務めてきたのでもっと出世したい」とのジョークを交えて語った。「勤続10周年記念に銀のボールペンが欲しい」とも言っていた。
各国のオーディオショウにプロを招待してTADの機材を貸すお礼にマスター音源をもらい「正確無比」な音作りに活かしているとのことだ。
Evolutionシリーズの試聴曲は以下の通り。1曲目の再生途中で音飛びがありジョーンズ氏が悔しがっていた。
1) CD「グレゴリーポーター」(曲目不明)
2)「ピアノ協奏曲/モーツァルト」192kHz/24bit
3) CD(曲目不明)
4)オーケストラ(曲目不明)キース・ジョンソン録音
5)ダイナミックレンジの広いロック曲(曲目不明)
TAD-E1の抑制の効いた締まりある低音はこの部屋の大きさに適量だ。我が家のS-1EXもこの位気持ち良く鳴らしてあげたいと思える良い音だった。
Referenceシリーズの試聴曲は以下の通り。ジョーンズ氏は「24bit/88.2kHz」といった説明の仕方をしていたので海外では日本とは逆らしい。
1)「バット・ビューティフル/ボズ・スキャッグス」から「11. マイ・ファニー・ヴァレンタイン」のマスター音源
2) CDジャズ(曲目不明)
3)「ラフマニノフ」クラシック(曲目不明)
4)「アントニオ・カルロス・ジョビン」192kHz/24bit
5) CD「ベンハーパー」(曲目不明)
6)「アンデッシュ・ヴィークほか/アバ-ジャズ」から「3. マネー、マネー、マネー」マスター音源
7)「イエロー」(アーチスト名不明)
E1でも十分高音質だと思ったがCR1を聴いてしまうと迫力のある低音の沈み方に明確な差があり、物量の差を実感させられた。この部屋の広さでは低音を持て余しそうだ。(汗)
ジョーンズ氏はこの来日期間中にタワーレコードに行ってCDを沢山試聴して大量に購入したそうだが「日本のCDは高価だ!」と嘆いて笑いを取っていた。確かに円高の今日本での買い物は厳しいだろう。日本の音楽愛好家の気持ちを少し理解してもらえて嬉しかった。(笑)
「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第1回は「 11/04(日) 11:00〜12:00 G501:テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ アンドリュー・ジョーンズ氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
EvolutionシリーズはスピーカーTAD-E1、プリアンプC2000、パワーアンプM2500、プレーヤーMac Book Air、ReferenceシリーズはスピーカーTAD-CR1MK2、プリアンプC600、パワーアンプM600、プレーヤーD600という機器構成だ。「TAD-R1MK2を入れると人の座る場所がなくなるからこの2本のスピーカーを選んだ」との説明があった。
事実視聴室は椅子7席と立ち見は10名ほどの広さしかない。これでは自由時間でも入場規制も行われる筈だ。(苦笑) ジョーンズ氏は「部屋の広さがアメリカのウォーキングクローゼット並みの広さなので次回は自分の服を持ってきて音の調整をしたい」というジョークを飛ばしたが、来年はアメリカのベッドルーム並みの広さにして欲しい。(笑)
世界各国で行っているアンドリュー・ジョーンズ氏のプレゼンをそのまま日本でも行うと言う。1)TADの歴史 2)TADの目指す音 3)TADのプロフェッショナル・ユーザーの紹介 4) アンドリュー・ジョーンズ氏の自己紹介と経歴 の順番で話が進んでいった。「KEFで11年、Infinityで3年、TADで10年とずっとチーフエンジニアを務めてきたのでもっと出世したい」とのジョークを交えて語った。「勤続10周年記念に銀のボールペンが欲しい」とも言っていた。
各国のオーディオショウにプロを招待してTADの機材を貸すお礼にマスター音源をもらい「正確無比」な音作りに活かしているとのことだ。
Evolutionシリーズの試聴曲は以下の通り。1曲目の再生途中で音飛びがありジョーンズ氏が悔しがっていた。
1) CD「グレゴリーポーター」(曲目不明)
2)「ピアノ協奏曲/モーツァルト」192kHz/24bit
3) CD(曲目不明)
4)オーケストラ(曲目不明)キース・ジョンソン録音
5)ダイナミックレンジの広いロック曲(曲目不明)
TAD-E1の抑制の効いた締まりある低音はこの部屋の大きさに適量だ。我が家のS-1EXもこの位気持ち良く鳴らしてあげたいと思える良い音だった。
Referenceシリーズの試聴曲は以下の通り。ジョーンズ氏は「24bit/88.2kHz」といった説明の仕方をしていたので海外では日本とは逆らしい。
1)「バット・ビューティフル/ボズ・スキャッグス」から「11. マイ・ファニー・ヴァレンタイン」のマスター音源
2) CDジャズ(曲目不明)
3)「ラフマニノフ」クラシック(曲目不明)
4)「アントニオ・カルロス・ジョビン」192kHz/24bit
5) CD「ベンハーパー」(曲目不明)
6)「アンデッシュ・ヴィークほか/アバ-ジャズ」から「3. マネー、マネー、マネー」マスター音源
7)「イエロー」(アーチスト名不明)
E1でも十分高音質だと思ったがCR1を聴いてしまうと迫力のある低音の沈み方に明確な差があり、物量の差を実感させられた。この部屋の広さでは低音を持て余しそうだ。(汗)
ジョーンズ氏はこの来日期間中にタワーレコードに行ってCDを沢山試聴して大量に購入したそうだが「日本のCDは高価だ!」と嘆いて笑いを取っていた。確かに円高の今日本での買い物は厳しいだろう。日本の音楽愛好家の気持ちを少し理解してもらえて嬉しかった。(笑)
2012年11月04日
【速報版】11/04(日)の「2012東京インターナショナルオーディオショウ」で6ルームを梯子してきた
11/05(月)0:00〜9:00まで「ファンブログ メンテナンス作業 実施」とは知らず昨日記事の下書き更新のアップが大幅に遅くなってしまった。(汗)
11/02(金)〜11/04(日)まで「2012東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されている。最終日の11/04(日) に参加してきたので今夜は速報版としてレポートしようと思う。
昨日座れたのは最初と最後だけと5時間ほぼ立っての試聴となり、その疲れが取れないまま参加した。昨日のうちに今日の講演スケジュールを見て予定を組んでおき10時半に会場に着いたら、まず5FのTADルームへ行き整理券をもらっておいた。
11:00〜12:00 G501:テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ アンドリュー・ジョーンズ氏
視聴室は椅子7席と立ち見は10名ほどの広さしかない。これでは入場規制も行われる筈だ。(苦笑) 世界各国で行っているアンドリュー・ジョーンズ氏のプレゼンをそのまま日本でも行ったが、「部屋の広さがアメリカのウォーキングクローゼット並みの広さなので次回は自分の服を持ってきて音の調整をしたい」というジョークを飛ばしたが、それよりもっと広い部屋を借りて下さい。
TAD-E1をC2000、M2500、Mac Book Airで試聴した後にTAD-CR1MK2をC600、M600、D600で鳴らした。E1でも十分高音質だと思ったがCR1を聴いてしまうと低音の沈み方と迫力に差があり物量の差を実感させられた。
12:05〜12:55 G509:ハイエンド 三浦孝仁氏
ランシェ・オーディオNo.5.1スピーカーをemmLabs SACDトランスポートTSDX、プリアンプmoLa moLa、DAコンバーターDAC2X、モノラルパワーアンプmoLa moLaで鳴らしていた。コロナ・プラズマ・イオン・トゥイーター搭載と振動板を使っていないので共振ポイントがないのが強みだと言う。DAコンバーターはCDのPCMをDSDに変換するとのこと。海外ではマルチビット化よりDSD化がトレンドのようだ。
13:00〜14:15 G401:ロッキーインターナショナル 麻倉怜士氏
Focal Maestro UtopiaをアキュフェーズのA-200、C-3800、DP-900、DC-901で試聴した。時間オーバーはお約束だが、その時間を使いBlu-spec CD2やガラスCDの試聴が行われた。
14:30〜14:50 G502:エレクトリ 三浦孝仁氏
MAGICO S5が鳴っていた。途中からの参加なのでパスとメトロノームのどちらを使っていたのか不明だ。このスピーカーもQ5と同様魅力的に音楽を聴かせてくれる。その分値段も330万(ペア税別)、重量86kgとお財布と床に厳しい数値となっている。(苦笑)
15:00〜15:35 G408:ラックスマン
G510マランツへ行ったら整理券が必要と判明して急遽G408へ移動した。L-507uXでハイエンドブックシェルフFrancoSerblin Accordowoをしっかり鳴らしており感心した。2014年でラックスマンは90周年になるそうだ。
16:00〜16:55 D502:トライオード 三浦孝仁氏
プリアンプTRX-2、モノラルパワーアンプTRX-M845、エソテリックSACDプレーヤーK-05でB&W 802Diaを鳴らしていた。最後にモノラルパワーアンプをTRX-M300に交換して2曲聴いた。
講演者名を見ずに講演スケジュールを繋げて行ったら三浦先生を追いかける結果となって驚いた。(笑) 2日間で4回も聞くと各社の製品を理解していて上手く紹介していることが良く分かった。試聴曲がダブルのは仕方ないが、自分が携わったステレオサウンド社の音源の広告を忘れないのはさすがだ。それだけではなくCDのバリエーションも多くそれぞれの機材に適した曲を掛けてくれるので飽きることはなかった。
11/02(金)〜11/04(日)まで「2012東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されている。最終日の11/04(日) に参加してきたので今夜は速報版としてレポートしようと思う。
昨日座れたのは最初と最後だけと5時間ほぼ立っての試聴となり、その疲れが取れないまま参加した。昨日のうちに今日の講演スケジュールを見て予定を組んでおき10時半に会場に着いたら、まず5FのTADルームへ行き整理券をもらっておいた。
11:00〜12:00 G501:テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ アンドリュー・ジョーンズ氏
視聴室は椅子7席と立ち見は10名ほどの広さしかない。これでは入場規制も行われる筈だ。(苦笑) 世界各国で行っているアンドリュー・ジョーンズ氏のプレゼンをそのまま日本でも行ったが、「部屋の広さがアメリカのウォーキングクローゼット並みの広さなので次回は自分の服を持ってきて音の調整をしたい」というジョークを飛ばしたが、それよりもっと広い部屋を借りて下さい。
TAD-E1をC2000、M2500、Mac Book Airで試聴した後にTAD-CR1MK2をC600、M600、D600で鳴らした。E1でも十分高音質だと思ったがCR1を聴いてしまうと低音の沈み方と迫力に差があり物量の差を実感させられた。
12:05〜12:55 G509:ハイエンド 三浦孝仁氏
ランシェ・オーディオNo.5.1スピーカーをemmLabs SACDトランスポートTSDX、プリアンプmoLa moLa、DAコンバーターDAC2X、モノラルパワーアンプmoLa moLaで鳴らしていた。コロナ・プラズマ・イオン・トゥイーター搭載と振動板を使っていないので共振ポイントがないのが強みだと言う。DAコンバーターはCDのPCMをDSDに変換するとのこと。海外ではマルチビット化よりDSD化がトレンドのようだ。
13:00〜14:15 G401:ロッキーインターナショナル 麻倉怜士氏
Focal Maestro UtopiaをアキュフェーズのA-200、C-3800、DP-900、DC-901で試聴した。時間オーバーはお約束だが、その時間を使いBlu-spec CD2やガラスCDの試聴が行われた。
14:30〜14:50 G502:エレクトリ 三浦孝仁氏
MAGICO S5が鳴っていた。途中からの参加なのでパスとメトロノームのどちらを使っていたのか不明だ。このスピーカーもQ5と同様魅力的に音楽を聴かせてくれる。その分値段も330万(ペア税別)、重量86kgとお財布と床に厳しい数値となっている。(苦笑)
15:00〜15:35 G408:ラックスマン
G510マランツへ行ったら整理券が必要と判明して急遽G408へ移動した。L-507uXでハイエンドブックシェルフFrancoSerblin Accordowoをしっかり鳴らしており感心した。2014年でラックスマンは90周年になるそうだ。
16:00〜16:55 D502:トライオード 三浦孝仁氏
プリアンプTRX-2、モノラルパワーアンプTRX-M845、エソテリックSACDプレーヤーK-05でB&W 802Diaを鳴らしていた。最後にモノラルパワーアンプをTRX-M300に交換して2曲聴いた。
講演者名を見ずに講演スケジュールを繋げて行ったら三浦先生を追いかける結果となって驚いた。(笑) 2日間で4回も聞くと各社の製品を理解していて上手く紹介していることが良く分かった。試聴曲がダブルのは仕方ないが、自分が携わったステレオサウンド社の音源の広告を忘れないのはさすがだ。それだけではなくCDのバリエーションも多くそれぞれの機材に適した曲を掛けてくれるので飽きることはなかった。