13回予定の「2012東京インターナショナルオーディオショウ」【詳細版】レポート第9回は「 11/03(土) 17:10〜17:50 G402:ハーマンインターナショナル 藤岡誠氏」だ。特に撮影録画録音禁止というアナウンスはなかったが、録音していないので記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録しておく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
Project EVEREST DD67000の試聴を行っておりいい感じで鳴っていた。機器構成はマーク・レヴィンソンの組み合わせでパワーアンプ: No. 532、SACDプレーヤー:No.512、コントロールアンプ:No.32Lだ。
すっかり口の悪いオーディオ評論家というキャラで売っている藤岡氏は「日本メーカーによる3本足トランジスターの生産が今年(2012年)終了しました。音の良いローノイズタイプが入手出来なくなり来年から発売される半導体アンプは音が悪くなるでしょう。これにより中古でも音の良いアンプは値上がりするかもしれません。」といった裏情報を提供してくれた。(汗)
試聴曲は以下の通り。
1) SACD「ホテルカリフォルニア/イーグルス」より「ホテルカリフォルニア」
2)「(ジャズ曲目不明)」
3)「パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番ラ・カンパネッラ」より「6. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 作品7≪ラ・カンパネラ≫ 第3楽章: Rondo (Allegretto moderato)」
4)「11人の名ピアニストによるリスト:ラ・カンパネッラ」より「6.パガニーニ大練習曲S.141第3曲 ラ・カンパネッラ」
5)同アルバムより「7.パガニーニ大練習曲S.141第3曲 ラ・カンパネッラ」
6)「(アルバムタイトル不明)/シャンティクリア」より「1曲目(ソプラノ曲名不明)」
PCオーディオ嫌いの藤岡氏だがディスクメディアにも厳しい。「DVD-Audioはテレビが必要と言う操作性の悪さで規格が無くなった。SACDは折り返しノイズの処理でCDにも劣る点がある。今度Blu-ray disk Audioという規格が出る様だが止めればいいのに。DVD-Aの二の舞になっちゃうよ。」と語った。
確かにDVD-Aの操作性の悪さには納得だ。変にDVDビデオと互換性を取ろうと音声規格を増やしたり、DVDビデオプレーヤーとオーディオプレーヤーモードを分けたりして混乱を招いた。その失敗から学んだBD-Aは良い物になって欲しいと思う。
藤岡氏は時間を結構気にしておりデノンの時と同じ様にJBLでもピッタリに終わらせた。ただ余りに時間ばかり気にしていると講演することが好きではないのかと勘違いしてしまう。麻倉先生は参加者にたっぷり楽しんでもらいたいと確信犯的に時間超過するのだが、そのサービス精神が好きだったりする。(笑)
【関連リンク】
『<TIAS>ハーマン、JBL「DD67000」「DD65000」デモに注力』
http://www.phileweb.com/news/audio/201211/02/12697.html
『折り返し歪とCDの音』
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/aliasingnois.htm
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