11/03(土)18:00〜18:55 G602:ESOTERIC 三浦孝仁氏
機器構成はスピーカー:TANNOYキングダム・ロイヤル、ESOTERICプリアンプ:C-02、SACDトランスポート:P-02、D/Aコンバーター:D-02、パワーアンプ:A-02、マスタークロックジェネレーター:G-01という新製品を含むハイエンドモデルだ。
三浦氏はCDが主流になりプリアンプは減衰器としての役割が主になった。以前のエソテリックの音は輪郭がカチとした解像度重視だったがK-01の頃から上質な柔らかさが加わった。それがデザインにも出ていると語った。C-02は左右対称基盤ではなく同一基盤を使っている点が良いと評価した。
試聴曲は以下の通り。
1)CD「スウェディッシュ・ララバイ/シゼル・ストーム」より「7. EMILY」
2)CD「スターオブワンダー/(不明)」より「カンターテドミノ」
3)CD「スターオブワンダー/(不明)」より「ネイティビティ(降誕)」
4)SACD「BIG BAND SOUND 〜甦るビッグバンドステージ〜/角田健一ビッグバンド」より「5. キャラバン」
5)SACD「the origin of HAJIME MIZOGUCHI/溝口肇」より「1. 世界の車窓から〜soundscape of 2012 (new recording)」
6)CD「時のまにまに II 春夏秋冬/井筒香奈江」より「4. そっとおやすみ」
7)ガラスCD「バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)/グレン・グールド」より「1. Aria」「2.Variation 1 a 1 Clav.」
ステレオサウンド社が2013年2月下旬発売予定のHigh Resolution Master Sound 02に収録予定の「キャラバン」のSACD盤と発売中の石英ガラスCD『ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド』が使用された。
「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」のグレン・グールドの唸り声?鼻歌?を試聴してこのCDをどこかで聴いたことがあると思ったら以前購入した「Classique-La Discotheque Ideale」の中に収録されていた。夜中にBGM的に流していたら「どこからか人の呻き声が聞こえる!?」と焦ったことを思い出した。(笑)
昨年もキングダム・ロイヤルとエソテリックの組み合わせを聴いたが、TANNOYの音楽性とESOTERICの解像度のコラボレーションが素晴らしい。「世界の車窓から」では弦楽器が魅力的に奏でられており、「そっとおやすみ」ではボーカルの生々しさにゾクとさせられた。透明度が高く正確なピアノの音を聴くとガラスCDの優位性を実感する。大変楽しい試聴会だった。
【関連リンク】
『【石英ガラスCDプロジェクト第2弾】『ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド』制作リポート:その3』
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2012/10/16/13931.html
『「High Resolution Master Sound 02」発売延期のお詫びとお知らせ』
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2012/11/08/15441.html
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