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2014年07月24日

2014年秋に開催されるオーディオ関係のイベントをまとめてみた

7/17(木)のブログで私が注目しているこの夏のイベントを取り上げたが、7/22(火)に『オーディオ・ホームシアター展』開催のニュースを見て去年の大雨を思い出した。今回はオーディオ関連のイベントを中心に調べて見た。

2014/09/23(火)〜25(木)10:00〜19:00『2014東京インターナショナルオーディオショウ』
 東京国際フォーラム 一般/無料
 http://www.iasj.info/evt_body.html

9/23(火)の祭日に行く為には仕事を片付けなければならないが土日はTGSで休日出勤が出来ないから平日残業で切り抜けることになりそうだ。

2014/10/07(火)〜11日(土)10:00〜17:00『CEATEC JAPAN2014』
 幕張メッセ 一般/全来場者登録入場制
 http://www.ceatec.com

 例年土曜日が『ハイエンドショウトウキョウ』と重なる記憶があるが、今年はその心配が無いと思ったら…。

14/10/11(土)〜12(日)9:30〜16:00 第2回アニ玉祭(アニメ・マンガまつりin埼玉)
 大宮ソニックシティ 入場料:未定
 http://anitamasai.jp/

昨年はAHTEだったが今年はシーテックとバッティングしている。平日CEATECに行ければ問題ないのだが…。

『ハイエンドショウトウキョウ2014』
 http://www.hi-endshow.jp/

 例年10月中旬開催だが今年はまだ開催決定のニュースが無い。IASJと日程が近過ぎるので開催日を模索しているのだろうか。

14/10/17(金)〜10/19(日)10:00〜18:00『オーディオ・ホームシアター展2014』
 「テレコムセンター」駅下車 徒歩約2分「TIME(タイム)24」TOKYO INFORMART EXPRESS 24 入場無料
 http://www.oto10.jp/

今年は2日間参加出来そうなので、あとは天候に恵まれることを祈るばかりだ。テーマは「ハイレゾ」とのことだが当然ドルビーアトモスのデモも期待している。

『第38回 ダイナミックオーディオマラソン試聴会』
 http://www.dynamicaudio.jp/

例年10月下旬に開催されるが、まだ正式発表されていないようだ。『ダイナミックオーディオ スプリングフェスティバル2014』の様な店舗内イベントへの切り替えを検討しているのだろうか?

『HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER』
昨年と同様に11/22(土)〜23(日)に開催されると勝手に予想している。(笑)


まだ開催日の決定していないイベントが2つもあるがIASJ9月開催の余波がこんな所に出ているのかもしれない。今年は9月下旬の飛び石連休を乗り切れば後は何とかなりそうだ。(汗)

2014年06月16日

【詳細版】TIAS2013:アキュフェーズフラグシップモデル一式で鳴らすグランデ・ユートピアEMに魅せられた

去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第16回目は「13/11/03(日) 18:00〜19:00 G410:ロッキーインターナショナル 和田博巳氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はアキュフェーズフラグシップモデル一式を使いQUAD ESL 2812(税抜95万円/台)、フォーカルScala Utopia(税抜170万円/台)、GRANDE UTOPIA EM(税抜1100万円/台)を鳴らして行った。

和田氏はESL 2812の使いこなしとして、床置きではなく台で耳の高さまで上げて、その台の下にモノラルパワーアンプを置き最短スピーカーケーブルを繋ぐことを勧めた。試聴曲は1曲だった。
 1)(曲目不明 バイオリンの楽曲)

140616a.jpg


和田氏からフォーカルはフランスでスピーカーの国内生産を行っている200人規模のメーカーとの話があった。ツイーターユニットの形状が逆ドームなのは駆動し易いからということだ。

スカラ ユートピアの試聴曲は以下の通り。
 1)LP「エルガー:チェロ協奏曲」より
 2)96kHz/24bit「エルガー:チェロ協奏曲」より
 3)LP「Quiet Winter Night-Hoff Ensemble」より
 4)192 kHz /24 bit「Quiet Winter Night」より
 5)ハイレゾ「デッド・マン・ブルース/スティング」
 6) 96kHz/24bit「時のまにまに III/井筒香奈江」より「ひこうき雲」

アナログとハイレゾ音源の聴き比べはなかなか面白い。ハイレゾは音がクッキリとしてS/Nの良さが魅力だがさ行がキツく聴こえた。

グランデ・ユートピアEMの試聴曲は以下の通り。
 1)LP「エルガー:チェロ協奏曲」より
 2)「オーバー・アンド・オーバー/マドンナ」
 3)「Live in Paris/ダイアナ・クラール」より
 4)LP「Kind of Blue/マイルス・デイビス」より「1. So What」
ダイアナの曲では反応の良い締まった低音に耳を奪われた。

途中アキュフェーズのDACとロックしないトラブルがあったものの、このイベントでないと聴くことが出来ない夢のフラグシップモデルの競演がありあっという間の60分間だった。


2014年06月15日

【詳細版】TIAS2013:ベートーヴェンが聴かせるアナログレコードの音は究極のハイレゾ音源!?

久しぶりのTIAS2013レポートを書こう。

去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第15回目は「13/11/03(日) 17:00〜18:00 G405:ナスペック 小林貢氏/井上千岳氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はスピーカーVienna Acoustics (ウィーン アコースティクス)のBeethoven Baby Grand Symphony Edition(税別32.5万円/台)とKLIMT THE MUSIC(税別147万円/台)、プライマーパワーアンプA34.2(税別32.5万)×2台が使われていた。

他にdarTZeel(ダールジール)ハイエンド ステレオパワーアンプNHB-108 model one(税別320万)、ハイエンドプリメインアンプCTH-8550(税別270万)が設置されていたが「演奏中」ではなかったようだ。

140615a.jpg


ソースはアナログレコードで以下の4曲その他を試聴した。
 1) プロコフィエフ:バレエ音楽 ロメオとジュリエット(ダイレクトカッティング)
 2) カウボーイ・ソング(楽曲名不明)
 3) ワーグナー楽劇「神々の黄昏」より ジークフリートの葬送行進曲
 4) ジョージ・ガーシュウィン/(曲名不明)

テープ収録からハードディスクレコーディングに変わったことについて、知人のレコーディングエンジニアが最近のHDRでは編集が簡単になったこと、新人チェロ奏者のデビューアルバムでは600か所以上の修正を行ったことを話していたそうだ。

究極のハイレゾ音源はアナログということかハイレゾ機器を扱わないブースではアナログソースの復権が著しかった。スパイダーコーンユニットを2 基搭載したベートーヴェンはアナログソースを音楽性豊かに聴かせてくれた。もっとも当時のメモを見るとコメントが少ないのでハイエンドオーディオが競うこのイベントでは平均レベルだったらしい。(汗)


2014年06月04日

【詳細版】TIAS2013:超弩級アナログプレーヤーで再生した美空ひばりのラッカー盤の音質に驚いた!

4/17(木)の第13回目からかなり間が空いてしまったが久しぶりにTIAS2013のレポートを書こうと思う。

去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第14回目は「13/11/03(日) 16:00〜17:00 G409:ゼファン ケン・ケスラー氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はアナログプレーヤーAir Force One、スピーカーTIDAL(ティダル)で使用アンプは確認しなかった。(汗)

ケスラー氏が次々とアナログ盤を紹介して再生を行った。試聴曲は以下の8曲だ。
 1)ア・ファイン・ロマンス/(男女デュオ)
 2)(曲名不明:フラメンコのライヴ録音)
 3)「L.A.ウーマン/ドアーズ」
 4)(曲名不明)/ローズマリー・クルーニー
 5)「What's New/リンダ・ロンシュタット&ネルソン・リドル・オーケストラ」より「7. What'll I Do」
 6)「(曲名不明)/フランク・シナトラ, カウント・ベイシー」
 7)「アンフォーゲッタブル/ナタリー・コール&ナット・キング・コール」より(曲名不明)
 8)「フォー・センティメンタル・リーズンズ/リンダ・ロンシュタット&ネルソン・リドル・オーケストラ」より「I'm A Fool To Want You」

140604a.jpg


フラメンコの床を踏み鳴らす低音に迫力があったのは音の入口のプレーヤーの重量とスピーカーの大きさが効いているのだろう。スタンダードアメリカンポップス中心の選曲がアナログ盤に合っていて楽しい試聴時間だった。(笑)

ケスラー氏の講演終了後、特別に「悲しい酒/美空ひばり」のラッカー盤再生を行ったが、オールアナログでも細心の注意を払い収録し、プレスされた音源の生々しさには驚かされた。今日聴いた音源の中で一番高音質で強く印象に残った。

14/05/29(木)美空ひばりの楽曲ハイレゾ配信開始のニュースを聞いて、この時の驚きを思い出した。ベスト盤が配信されたら購入してしまいそうだ。(笑)


2014年04月17日

【詳細版】TIAS2013:ディナウディオ・ジャパンExcite X34は価格以上の音を聴かせるスピーカー!

4/16(水)朝3度目の遭遇を期待して駅までオリンパスSTYLUS XZ-10片手にストリートビューカーが走って行った道を歩いた。遠くの車両まで注意して見ていたが結局会えなかった。どうやらここでの撮影は終了したようで残念だ。


さて去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第13回目は「13/11/03(日) 15:00〜16:00 G605:ディナウディオ・ジャパン 小林貢氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用スピーカーはExcite X34 (336,000円/ペア)だ。アンプ等のモデルは確認を忘れてしまった。STYLUS XZ-10 で何枚か写真を撮っているのだが、等倍で見るとフロントパネルのモデル名がボケていて読み取れないのでこんな時困ってしまう。(冷汗)

140417a.jpg


小林氏はこのコンポーネントシステムは総額80万円ほどでこのショウに出品されている製品の中では安い方だが、これは大量生産によるコスト削減の賜物で音質は1ランク上と説明した。

試聴曲は以下の楽曲を含む6曲程だった。
1)「ブルー・ムーン/ジュリー・ロンドン」
2)「Sophisticated Lady/スイート・ジャズ・トリオ」

同じマスターから作られた市販CDとダイレクトCD-Rの比較試聴ではしっかりCD-Rの音の鮮度の高さを鳴らし分けていた。デザインはシンプルな箱型だがこのクラスのスピーカーを30万円強で販売するのは確かに台数が出ないと難しいと思った。

2014年04月11日

【詳細版】TIAS2013:トライオードのハイエンドブランドJUNONE誕生!その名前の由来は?

去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第12回目は「13/11/03(日) 13:00〜14:00 D502:トライオード 麻倉怜士氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用機材はスピーカー英国スペンドール社Classic SP100R2、プリアンプJUNONE REFERENCE ONE、パワーアンプTRX-P3M、SACDプレーヤーエソテリックK-01という構成だ。麻倉先生は音展イベントの価格帯別コンポの組み合わせでスペンドールの小型SPを採用したところ音が良かった、という話を披露した。

トライオードのハイエンドブランドJUNONE (ジュノン)の名前の由来は代表取締役 山崎 順一氏の名前JUN ONEとのことだ。その第一弾完全モノラルバランス伝送真空管プリアンプの開発に苦労したのはモノラルのボリュームを連動させることで、ベルトによる機械式を採用していると説明があった。

140411a.jpg


試聴曲は以下の通り。
 1) J.S.バッハ : 教会カンタータ/鈴木雅明指揮
 2) モーツァルト:ピアノ協奏曲第3番
 3)「オメナヘス/井上仁一郎」より「5-3盗賊の歌」
 4) マーラー : 交響曲 第4番 ト長調
 5) ドヴォルザーク:交響曲第9番 新世界より
 6) Fly Me to the Moon/ヘイリー・ロレン
 7)HR「ココロの食卓〜おかえり愛しき詩たち〜/藤田恵美」より「3. 乙女のワルツ」
 8)HR「COVER 70’s/柴田淳」より「11. 22才の別れ」
 9)HR「フランク、ジャズを歌う/フランク永井」より「24. ファイブ・ミニッツ・モア」
 10)HR「峠の幌馬車/ビリー・ヴォーン楽団」
 11)HR「素顔のままで/ビリー・ジョエル」
 12)HR「You Dont Have To Say You Love Me/Elvis Presley」
 13)HR「夏の日の恋 ~映画「避暑地の出来事」より/パーシー・フェイス」
 14)CD「Let It Snow/マイケル・ブーブレ」

麻倉先生が隣のブースから漏れ聞こえてきたビリー・ジョエルの楽曲に応える様にハイレゾ音源の「素顔のままで/ビリー・ジョエル」を演奏したので試聴客に受けていた。(笑)

Classic SP100R2の見た目は昔懐かしい箱型エンクロージャーながら「ドヴォルザーク:交響曲第9番」のスケール感を良く出して鳴っていたので感心した。


2014年04月10日

【詳細版】TIAS2013:最新のPIEGAとOctaveで聴く50年前のアナログテープの音の良さに驚いた!

去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第11回目は「13/11/03(日) 12:00〜13:00 G607:フューレンコーディネート 小林貢氏/井上千岳氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用機材はスピーカーPIEGA Coax120.2、プリアンプOctave JubileePreamp、パワーアンプMRE 220という機器構成で、50年前ステレオレコード登場初期に収録されたテープ音源を再生していた。

小林貢氏の試聴曲は以下の通り。ルボックスやナグラのテープデッキで録音されたテープとのことだ。
 1) チャイコフスキー:交響曲第1番より「第1楽章:冬の日の幻想」
 2) ラフマニノフ:交響曲 第2番
 3) チャイコフスキー:くるみ割り人形/カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 4) チャイコフスキー:くるみ割り人形/デューク・エリントン
 5) A列車で行こう/デューク・エリントン

ヒスノイズは気になるもののスクラッチノイズが入らない分アナログレコードより聴きやすい。周波数レンジは狭いが、ダイナミックレンジは広いので、音の芯がしっかり聴こえ演奏の熱さが十分に伝わってくる。

140410a.jpg


小林氏と交代した井上千岳氏の試聴曲は以下の通り。
 1)ホルスト:組曲「惑星」/カラヤン指揮から「第4曲:木星-快楽をもたらすもの」
 2)ワーグナー(曲目不明)/ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
 3)ウィンナ・ワルツ(1957年収録)
 4)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」/カール・シューリヒト指揮

サラウンド的な音の広がりが感じられる録音もあり、オープンリールテープと言う録音媒体の基本性能の高さを認識させられる試聴会だった。


2014年04月05日

【詳細版】TIAS2013:TADはDACのクロック精度よりジッターによる音信号の横ずれ解消を目指す!

4/4(金)は天気予報通り朝方は雨、昼には晴れてこのまま天気は回復すると思ったら強風と共に黒い雲が流れてきて雷雨となった。雨上がりの歩道には桜の花びらの水溜りが出来ていた。今年の桜は天候に祟られているようだ。(汗)


去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第10回目は「13/11/02(土) 17:00〜18:00 G401:TADL アンドリュー・ジョーンズ氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用機材はスピーカーTAD-R1MK2、プリアンプC600、パワーアンプM600、プレーヤーD1000という機器構成だ。ハイレゾ音源はMac Book Proで再生してDAコンバータはDA1000を使用した。

平野至洋代表取締役がD1000とDA1000のDACの音質は同一であること、世界一流のピアノ調律師の精度は10のマイナス2乗位なのでクロック精度はほどほど良ければ問題なく、ジッターによる音信号の横ずれを無くして”純度”を高めることが大切と力説していた。クロック精度のグラフを製品カタログに掲載したところ、海外オーディオメーカーAyre(エアー)から問い合わせのメールが送られて来たそうだ。(笑)

TADの目指す「原音再生」とは録音プロセスを経て芸術性を得た音楽を鳴らすことと定義している。それを実証するイベントをスウェーデンのオーディオショウで行った。楽器演奏の生録を行い、その音源から2人のノルウェーの録音エンジニアが別々にマスタリングを行った。こうして出来上がった2種類の音楽をR1で再生したところまったく別の音に聴こえたそうだ。このことからもオーディオエンジニアは録音プロセスの理解が大切と語った。

140405a.jpg


試聴曲は以下の通り。アーチストにTADのスピーカーを貸したお礼に入手したスタジオマスター音源が何曲も含まれていた。
 1)「(曲名不明)/(男性ヴォーカル)」
 2) 96kHz「(曲名不明)/(女性ヴォーカル)」
 3)「バット・ビューティフル/ボズ・スキャッグス」から「11. マイ・ファニー・ヴァレンタイン」のHRマスター音源
 4)「(曲名不明)/(ジャズピアノトリオ)」
 5)「(曲名不明:ピアノとチェロの曲)」
 6)「(ギター曲)/(女性ヴォーカル)」
 7)192kHZ「(曲名不明)/(ジャズ男性ヴォーカル)」
 8)CD「(曲名不明)/カウント・ベイシー」
 9)CD「Without you/ニルソン」
 10)「イエロー/ハバネラ」

相変わらずフルTADシステムは精度の高いカッチリとしたオーディオ的な音を聴かせてくれる。2012年の試聴室は「広さがアメリカのウォーキングクローゼット並み」だったが今年は倍以上の広さがあり大勢入室することが出来た。参加者には330mlTADラベルのナチュラルミネラルウォーターが配られた。純度の高い水と音を掛けたプレゼントとのことだ。


2014年03月15日

【詳細版】TIAS2013:ADAM COLUMN MK3のX-ARTツイーターはELAC JET Vの異母兄弟?

2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第9回目は「13/11/02(土) 16:00〜17:00 G610:太陽インターナショナル 三浦孝仁氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用機材はdCS Vivaldi Transport(税抜427万円)+dCS Vivaldi DAC(税抜355万円)+dCS Vivaldi Upsampler(税抜221万円)+dCS Vivaldi Clock(税抜174万円)、スピーカーADAM COLUMN MK3(110万円)だ。

140315a.jpg


三浦氏からdCSはDAC組み上げメーカーで、特許の5bit、2.822MS/sのサンプルレートを備えたリングDACを搭載していると説明があった。固定抵抗アレイを採用して電圧変換を行うことで精度のばらつきを無くしているとの話だ。

試聴曲は以下の8曲。三浦氏は手嶌さんのファンで、ピアノの低音域チェックに彼女のディスクを使っていると言う。良い音で聴きたいというオーディオマニアにお薦めとのことだ。

 1)「八神純子/Here I am~Head to Toe~」より「15. Smile (Live)」
 2)「中川晃教/AKINORI NAKAGAWA CONCERT 2012“POPSSIC”」より「2. I WILL GIVE U WHAT U WANT」
 3)「マーラー:交響曲 第5番 -ワンポイント・レコーディング・ヴァージョン」
 4)「マーラー:交響曲第3番」
 5)「手嶌 葵/Collection Blue」より「12. 月のぬくもり」
 6)「スコット・ラファロ/(曲名不明)」
 7)「金子三勇士(ピアノ)/Chopin, Liszt, Debussy Piano Pieces」より「スケルツォ 第2番変ロ長調 作品31」

ツイーターのデザインを見て使用しているスピーカーはエラックだと思ったらADAM COLUMN MK3(110万円)との説明があった。エラックにいた技術者が開発したからX-ART(エックスアート)ドライバーとJET Vドライバーは似ていて見間違える訳だ。高音に艶があり魅力的な音のスピーカーだ。勿論川上に使われているdCS DACの音の良さが効いているのだろう。dCSはデザインも美しくエソテリックGrandiosoより私好みだ。(笑)


2014年03月14日

【詳細版】TIAS2013:自宅にMAGICO Q3を導入した三浦孝仁氏が語るQ7の魅力とは?

2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第8回目は「13/11/02(土) 15:00〜16:00 G502:エレクトリ 三浦孝仁氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

機材はスピーカーMAGICO S1とQ7の2機種、アンプはパス・ラボラトリーのプリアンプXs Preamps、パワーアンプXS150を使用していた。現在パスではフォノイコライザを開発中とのこと。CD専用プレーヤーなので再生ディスクはCDのみだった。

MAGICO S1の試聴曲は以下の2曲。三浦氏はマジコのスピーカーは強靭なアルミ筐体を採用しておりスピーカーユニットのみで音を出していると解説があった。
 1)「ジャニス・イアン/(曲名不明)」
 2)「ホテル・カリフォルニア / スーパー・ギター・デュオ」より「4. ホテル・カリフォルニア」

MAGICO Q7の試聴曲は以下の6曲。三浦氏からQ7は音の静けさを表現しつつスケール感のある音を聴かせる大型スピーカーでボリュームを下げても音が痩せない。グリルは無くミッドバスはツィターの干渉が少ない構造で理論詰めの音作りと言う特徴があると説明した。

 1)「手嶌 葵/(曲名不明)」7曲目
 2)「ボブ・ジェームス(p)・デヴィッド・サンボーン(as)/クァルテット・ヒューマン」より「7. MONTEZUMA」
 3)「スターオブワンダー/(不明)」より「サイレントナイト」
 4)「スターオブワンダー/(不明)」より「ネイティビティ(降誕)」
 5)「ジャニス・イアン/(曲名不明)」12曲目
 6)「金子三勇士(ピアノ)/(曲名不明)」4曲目

三浦氏は2013年9月にKRELL LAT-1000に代えてQ3を導入したそうで、スピーカーデザインが黒のトールボーイと似ているので奥さんは多分買い替えたことに気付いていないと笑っていた。密閉式のQ3になってクレルよりアンプの音量を下げて目を閉じて聴く様になったと語った。

MAGICO Q7は税抜2300万円、重量340kgというフラグシップモデルで、ステレオサウンドのグランプリ「ゴールデンサウンド」を受賞したとのこと。後ろで立ち見試聴しか出来なかったのでQ7の魅力の片鱗しか味わえず残念だった。


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