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2015年03月13日

【詳細版】TIAS2014:ラックスマンフラグシップモデルで聴く「高音質アナログマスター聞き比べ」

そういえば詳細レポートが途中のままだったので14/10/09以来5カ月ぶりにTIAS2014について書こうと思う。果たしてまだ記憶に残っているだろうかと心配になったが、その時撮った写真を見ると意外と思い出せるものだ。(汗)

去る2014/09/23(火)〜09/25(木)の3日間「2014東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催された。初日のみ祝日だったので参加出来た。

9回予定の「2014 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第4回目は「14/09/23(火) 13:00〜14:00 G408 ラックスマン 小林貢氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はアナログプレーヤーPD-171A、SA-CDプレーヤーD-08u、プリアンプC-900u、パワーアンプM-900u×2台、スピーカー ソナス・ファベールElipsa(エリプサ)×2本(税別250万円/ペア)だ。

小林氏は愛機のガラード・プレーヤーとPD-171Aを比較試聴して171の方が高音質と認めたと語ってくれた。トーレンスのアナログノイズチェッカーを使い残留ノイズやランブルノイズを計測したが聴感では数値の半分位のS/Nに感じたとのことだ。

P150313a.jpg


「高音質アナログマスター聞き比べ」というテーマで試聴したアナログディスクは以下の通り。
 1)「Discover Again /デイブ・グルーシン」:ダイレクトカッティング盤 vs マルチトラック収録盤
 2)「オン・ザ・ライン/リー・リトナー」
 3) 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
 4)「Remember Of Love/今田勝」:東芝カッティング盤 vs ビクターカッティング盤
 5)「処女航海/ハービー・ハンコック」より「2. ジ・アイ・オブ・ザ・ハリケーン」:市販盤 vs DAM盤
 6)「プロコフィエフ:ロメオとジュリエット」:
 7)「ホワッツ・ゴーイン・オン/マーヴィン・ゲイ」:ビニール盤 vs スーパーバイナル盤

ダイレクトカッティング盤はマルチトラック収録に比べS/Nの良さが聴き取れた。DAM盤とは懐かしい。確か会員になると1年に1回高音質盤をもらえたように記憶している。それぞれ多少でも音質の差があり面白い企画だった。

マニアは音の良いディスクを探すことに楽しみを見出せるが、一般消費者なら同じ金額を支払いながら音質に差があるのは納得いかないだろう。寿命の長さ、コンパクトさ、安定のある品質と、CDメリットも改めて確認出来たイベントだ。


2014年10月09日

【詳細版】TIAS2014:Mac Book Pro はTAD SACDプレーヤーに迫るハイレゾプレーヤーか!?

去る2014/09/23(火)〜09/25(木)の3日間「2014東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催された。初日のみ祝日だったので参加出来た。

公演開始5分前となったのでアキュフェーズブースを出てG401へ向かった。

9回予定の「2014 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第3回目は「 14/09/23(火) 11:30〜12:30 G401 TAD 和田博巳氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はSA-CDプレーヤーTAD-D600、DAコンバータTAD-DA1000、プリアンプTAD-C600、パワーアンプTAD-M600×2台、スピーカーTAD-CE1×2本だ。ハイレゾ音源再生には和田氏のApple Mac Book Proを使用していた。

 新製品のTAD-CE1でレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、クイーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズを大音量で聴くハードロックな60分間だった。試聴曲は以下の通り。
 1)「Led Zeppelin I/レッド・ツェッペリン」より「4. Dazed And Confused」
 2)「Led Zeppelin II/レッド・ツェッペリン」より「(曲目不明」」
 3)「Led Zeppelin III/レッド・ツェッペリン」より「7.タンジェリン」
 4)「Machine Head/ディープ・パープル」より「1. Highway Star」
 5)「オペラ座の夜/クイーン」より「11. ボヘミアン・ラプソディ」
 6)「世界に捧ぐ/クイーン」より「1. ウィ・ウィル・ロック・ユー」
 7)「Mother's Milk/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」より「1. Good Time Boys」
 8)「One Man Dog/ジェイムス・テイラー」より「8. Don't Let Me Be Lonely Tonight」

和田氏は「HiVi 2014 10月号」P102「ここまで簡単!ハイレゾファイル再生ガイド」の記事について色々と裏話を聞かせてくれた。Windowsでは無料のfoobar2000よりHQ Player(€119)の方がDSDを簡単に再生出来て良いこと。Mac版では有料版Audirvana Plus($74)の音が1番良いと語った。

ハイレゾ再生PCはMacの方が専用ドライバーを必要しないので初心者にも扱い易い。Macは色々な機種で聴き比べたがやはり重量のあるモデルの方が音は良くなる傾向にある。その中でMac Book Proのコストパフォーマンスが良いと判断して購入したとのこと。このモデルでは右上のUSB端子を使用した時の音が良いそうだ。

Mac Book Pro の13インチ:2.6GHz Retinaディスプレイモデルで128,800円 (税別)するがハイエンドなSACDプレーヤーは100万円を超える値段だ。そのクラスに迫る音質のハイレゾプレーヤーとしてMacを購入すると思えば安い買い物だ、と熱く語っていた。

この話を聞いてMac Book ProにコードのD/AコンバーターHugoを組み合せるのも面白いかもしれないと思いつつ、TADの担当者の顔色を窺いドキドキしてしまった。(冷汗)

和田氏は数年前の聴覚テストで16kHzまで聞こえたそうだが、ハイレゾ音源を聴いていて気持ち良いのは、超高音域を耳では無く体全身で聴いているから、ハイレゾ音源は合法ドラッグだと笑っていた。

141009b.jpg


さて肝心のTAD-CE1の音だが、以前聴いたTAD-CR1の様な迫力と凄みのある音ではなく、心地良く音楽を楽しめるスピーカーと思った。今回ロックばかりの試聴だったのでジャズやクラシックを聴いたらこの評価は変わるかもしれないが…。

ベリリウム振動板トゥイーターを採用したCoherent Source Transducerドライバーによる艶やかな高音と同軸ユニットならではの定位の良さ、ブックシェルフ型ならではの点音像と美点は多い。

TAD-CE1は1本税別80万円、TAD-CE1 専用スピーカースタンドが1ペア税別18万円なのでセットで合計178万円となる。この価格を聞くとS-1EX(1本税別60万円)が大変お買い得なスピーカーだと再認識してしまう。(笑)

今年もお土産にTADラベルのナチュラルミネラルウォーターをもらった。アンケートを書いたのは初めてだが、一般的なオーディオ・ユーザーへの販売戦略を検討中なのだろう。さすがにこの価格帯では私には憧れのブランドで一生終わりそうだ。(汗)


2014年09月29日

【詳細版】TIAS2014:アキュフェーズのフリータイムは自社講演に向けてのエージングタイム!?

去る2014/09/23(火)〜09/25(木)の3日間「2014東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催された。初日のみ祝日だったので参加出来た。

マランツを出るとTADイベントまであと30分弱あった。7Fのデノンや6Fのリンジャパンに行くと移動に時間が掛かるので4Fに移動しておき、近くのアキュフェーズを覗くことにした。

9回予定の「2014 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第2回目は「 14/09/23(火)11:05〜11:25 G407:アキュフェーズ フリータイム」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はヴォイシング・イコライザーDG-58、SA-CDプレーヤーDP-720、プリアンプC-2820、パワーアンプA-36×2台、スピーカーFranco Serblin Accordをブリッジ駆動していた。

他にスピーカーシステムとしてFOSTEX G2000a、MAGICO Q3、FOCAL STELLA UTOPIA EMと豪華なモデルが揃っており、「イベント・スケジュール」によるとそれぞれ自社講演時に使い分けていく予定になっている。

140929a.jpg


フリータイムなので機材の説明は無くただ音楽が流れていた。主な試聴曲は以下の通り。
 1)プッチーニ歌劇「ジャンニ・スキッキ」より「わたしのお父さん」
 2)「モーツアルト トルコ行進曲」

11:30からのイベントが新製品A-36(税抜41万円)なのでエントリーモデルらしく小型スピーカーとの組合せで鳴らし込み中というところだろう。A-70とFOCAL STELLA UTOPIA EMやA-200とMAGICO Q3の組み合わせを試聴してみたかったが1日しかないので時間が取れず残念だ。

音楽を聴きながら「公演スケジュール」を見てマランツを予定していた時間帯をどのメーカーで埋めるか思案していた。そう言えば今年は何故か「ハーマンインターナショナル」が出展していない。後で見学者達の会話を漏れ聞いたところでは、社長が変わりイベント出展が取り止めになったらしい。実に残念だ。


2014年09月28日

【詳細版】TIAS2014:344万円のセパレートアンプで鳴らすB&W CM10 S2の音は?

去る2014/09/23(火)〜09/25(木)の3日間「2014東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。初日のみ祝日だったので参加出来た。

10時に会場に着いて並ぶと係員が本部と「これまで640人です」といった入場者の報告をしていた。20分で入場パスを受け取り、ステレオサウンド販売部で松田聖子のSACD「SQUALL」「風立ちぬ」を購入してエレベーターに向かった。まず4Fのテクニカル・オーディオ・デバイセズ・ラボラトリーズで10時半から配られる整理券をもらい5Fのマランツに向かったが既にイベントの整理券配布は終了していた。今日は1回しか行われないので仕方ない。

予定では「10:00〜11:00 G608 今井商事」だが、既に残り25分程なのでマランツの展示内容を見ることにした。

9回予定の「2014 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第1回目は「 14/09/23(火)10:35〜11:00 G510:マランツ 自社講演」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

新製品のスピーカーB&W CM10 S2(ピアノブラック税別66万円ペア)をクラッセのパワーアンプCA-M600(税別126万円)×2台、プリアンプCP-800(税別92万円)で鳴らすシステム構成だ。プレーヤーに関しては確認出来なかった。

試聴曲は以下の通り。
 1)「空/五輪真弓」
 2)「ロリン・マーゼル: ブルックナー交響曲第9番」
 3)「debut/辻井伸行」より「7. 亡き王女のためのパヴァーヌ」

140928a.jpg


CM10 S2のスピーカーターミナル端子がニッケルメッキの2層構造になっているのは金メッキにして3層構造にした場合の音質劣化を嫌った為との説明があった。

ツイーターがキャビネットの外に出ているのはフロントバッフル面の反射で音がにじまないよう考慮しているからで、これにより音の広がりが出るそうだ。ツイーターカバーの音の透過率は半分ほどなので各モデルに応じた取り外し器具が同梱されているとのこと。こういったマニアックさは好きだが、うっかりツイーターを壊した時の修理代金も教えてくれないと自己責任で外せないのだが…。(汗)

音は見た目よりスケールの大きさを感じさせるしっかりしたもの。説明通り聴取エリアも広い。344万円のセパレートアンプで鳴らせばここまでのパフォーマンスを引き出せると言うことだ。もう少し聴きたかったのだが次のプレゼン用に機器交換するということなので移動することにした。


2014年09月23日

【速報版】9/23(火)の「2014東京インターナショナルオーディオショウ」で9ルームを梯子してきた

9/23(火)〜9/25(木)まで「2014東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されている。1日目の9/23(火)に参加してきたので今夜は速報版としてレポートしようと思う。

日比谷線銀座駅から向かったらフォーラム中庭を通らず「音楽ソフト蔵出し限定市」に立ち寄ることが出来なかった。10時に着いたら受付と入場の待ち行列が出来ていた。オーディオ関係のイベントで並んだ記憶がなかっただけに予想外で驚いた。休日開催は今日1日だけなの熱心なオーディオファンが集中したようだ。

この待ち行列を何気なく見ていたらまったく女性がいない。本当に1人もいないのかと見廻したら2人だけ発見した。入場者の99%以上が男ではマーケットが広がらない訳だ。(苦笑)

20分で入場パスを受け取り、丁度その受付出口にステレオサウンド販売部があり松田聖子のSACD「SQUALL」「風立ちぬ」を売っていたので即購入してエレベーターに向かった。まず4FのTADで10時半から配られる整理券をもらい5Fのマランツに向かったが既にイベントの整理券配布は終了していた。

14/09/23(火)10:35〜11:00 G510:マランツ
 B&W CM10 S2の試聴を行っていた。ツイーターカバーの音の透過率は半分ほどなので取り外す為の器具が同梱されているそうだ。

14/09/23(火)11:05〜11:25 G407:アキュフェーズ
 デモではA-36パワーアンプを使いAccordoを鳴らしていた。

14/09/23(火) 11:30〜12:30 G401 TAD 和田博巳氏
 TAD-CE1でレッド・ツェッペリン、ディープパープル、クイーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズを大音量で聴くハードロックな60分間だった。

140923a.jpg


14/09/23(火) 13:00〜14:00 G408 ラックスマン 小林貢氏
 「高音質アナログマスター聞き比べ」というテーマでアナログレコードをかけていった。「処女航海/ハービー・ハンコック」では懐かしいDAM盤まで登場した。確か会員になると1年に1回高音質盤をもらえたように記憶している。

14/09/23(火) 14:00〜15:00 G602 エソテリック 柳沢功力氏
 グランディオーソP1/D1/M1でavantgarde trio Ω G2 classicoをドライブしてクラシックを鳴らしていた。

14/09/23(火) 15:00〜16:00 G502 エレクトリ 三浦孝仁氏
 自宅にマジコQ3を導入した三浦氏がマジコの音の魅力として「メダルボディ」「密閉式」「ベリリウム」を説明した。

14/09/23(火) 16:00〜17:00 G410 ロッキーインターナショナル 麻倉怜士
 毎年アキュフェーズフラグシップモデルを使用している部屋なのだが今年からTADが使用されていた。期待していた通り松田聖子のCD選書とSACDの比較試聴があった。音質の差は一聴して分かるほどで、これは自宅で聴くのが楽しみだ。

14/09/23(火)17:00〜18:00 G502:エレクトリ 柳沢功力氏
 ATCが全世界で10ペアのみ生産販売したスピーカーを鳴らしていた。完売して今は手に入らないそうだ。

14/09/23(火)18:00〜18:50 Hall D5 アクシス 角田郁敏
 角田氏は「アナログ的な音が聴きたいのならばMSBのマルチビットDACを選ぶべき」と推薦していた。

TADのデモ以降は4時間半ずーっと立っての試聴となった。TGSの疲れも抜けていないのにこれは辛かった。(冷汗)


2014年09月22日

「2014東京インターナショナルオーディオショウ」の講演スケジュールを見てカレンダーに登録してみた

明日9/23(火)から3日間にわたり東京国際フォーラムで『2014東京インターナショナルオーディオショウ』が開催される。昨年の会場で9月開催と聞いた時には驚いたが、本当に平日2日を含む3日間になるとは実に残念な話だ。

土日の2日間行ける場合は土曜見逃した出展社を日曜に補うことが可能だが、今年はそれが出来ないのでIASJホームページから「公演スケジュール」をダウンロードして聴いて回るブランドを検討することにした。10時から19時までの9時間に出来るだけ講演を詰め込んでみよう。(笑)

計画は次の通り。

 10:00〜11:30 G608 今井商事
 11:30〜12:30 G401 TAD 和田博巳
 13:00〜14:00 G408 ラックスマン 小林貢
 14:00〜15:00 G602 エソテリック 柳沢功力
 15:00〜16:00 G510 マランツ 傅信幸
 16:00〜17:00 G410 ロッキーインターナショナル 麻倉怜士
 17:00〜18:00 G503 ヤマハミュージックジャパン
 18:00〜19:00 Hall D5 アクシス 角田郁敏

TADとマランツは整理券が無いと入れないのでまず入手出来ることが条件だし、エソテリックは満員で入れなかったこともあるので、これはあくまでも計画として挑戦してみるつもりだ。

入場者登録カードも印刷して記入しておき明日1日は時間を有効に使って行こうと思う。

【関連リンク】

『2014 Tokyo international Audio Show』
 http://iasj.info/tokyo-international-audio-show/2014/

2014年08月19日

【詳細版】TIAS2013:ラックスマンのフラグシップセパレートアンプで聴くJBL Project EVERESTは上品な味わい!?

去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第20回目は「13/11/04(月) 16:00〜16:40 G408:ラックスマン 自社講演」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成は新製品のフラグシップセパレートアンプC-900uとM-900u、SACDプレーヤーD-08、スピーカーはJBL Project EVEREST DD65000だ。コントロールアンプC-900uはODNF回路バージョン4.0採用によるS/Nの向上と改良された新LECUA1000ボリューム搭載が特徴とのことだ。

140818b.jpg


「1982年のCD発売からCDプレーヤーは31年間の改良を経てここまで音質を向上させてきた。PCオーディオがCDプレーヤーを越えるのはまだ先の話だ」と言う話は、今もオーディオ業界を牽引しているメーカー担当者の言葉だけに説得力があった。

試聴曲は以下の5曲。
1)「カール・オルフ:カルミナ・ブラーナ」
2)EXTON SACD マーラー:交響曲第2番「復活」
3)近藤和花「対話〜133年の時を超えて〜 Aeka Plays Bechstein made in 1880」より「6.ショパン : 幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66」
4)SACD「BIG BAND SOUND 〜甦るビッグバンドステージ」より「9. ビギン・ザ・ビギン」
5)SACD「ショスタコーヴィチ : 交響曲 第10番 ホ短調 op.93」

150W+150W(8Ω)を持つM-900u はDD65000の38cmウーファー2本を余裕で制御してスピード感のある迫力の低音を聴かせてくれた。


2014年08月15日

【詳細版】TIAS2013:マランツSA-7S1はバックオーダーが1000台近くあった?製造終了の理由はパーツ不足!

去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第19回目は「13/11/04(月) 15:00〜16:00 G510:マランツ 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

最初この試聴会が人数制限制なのはS/Nを守る為の工夫であることが説明された。傅氏がマランツ勤務35年の澤田音質検討マネージャーを呼び、話を聞きながら試聴を行った。

システム構成はネットワークプレーヤーNA-11S1、スピーカーはB&W 800 DIAMOND、クラッセのプリアンプCP-800、モノラルパワーアンプCA-M600を2台使用していた。B&Wは本国との価格差が小さく並行輸入品がないことが輸入オーディオ製品として珍しいとの話があった。B&Wの人員は400人程いるが開発はチーム制で1人が音決めをするとのことだ。

試聴曲は以下の通り。
1)「Ellipse(楕円)/イモージェン・ヒープ」
2)「ディア・マリンバ/塚越慎子」
3)「ベートーヴェン ピアノ協奏曲/仲道郁代」
4)「NOBU'S POPULAR SELECTION」ステレオサウンド リファレンスよりシンディローパーの楽曲
5)「上畑正和:夢見る翼 〜 Dream of NIKE/ 崎川晶子」
6)「Private View+2/スイング・アウト・シスター」
7)「R.シュトラウス:ツァラトゥストラかく語りき」
8)「サンダー/S.M.V.」

SA-7S1はバックオーダーが1000台近くあったのにパーツが手に入らなくなり製造終了になったこと、1981年にCDプレーヤー試作機を作ったところ汎用IC 1800個も必要だったこと、ネットワークプレーヤーがケーブル等で音が変わることをCGプログラマーの息子さんに話したところ笑われたが、NA-11S1を聴いてもらったところS/Nが良いと認めた、といった興味深い話が聞けた。

140815a.jpg


B&W 805 Maserati Editionは絶対に鳴らすなと言われて見本として1本しか送られてこなかったという裏話もあった。


2014年08月12日

【詳細版】TIAS2013:プリメインアンプE-600=E560+40周年記念モデルのエッセンス!?

去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第18回目は「13/11/04(月) 14:30〜15:00 G407:アキュフェーズ 自社講演」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

当初エソテリックを試聴予定だったが行ってみたら、また扉近くまで人で満員だったので行先変更。40周年記念モデルとして話題のE-600を試聴することにした。今年のアキュフェーズは「イベント・スケジュール」を配布していたのでこんな時助かる。

140812a.jpg


システム構成はプリメインアンプE-600、SA-CDプレーヤーDP-720、ヴォイシング・イコライザーDG-58、スピーカーはFOSTEX G2000aだ。技術部の景山氏がスライドでE-600の技術的な特徴を説明してくれた。

 1)AAVA&パワーアンプを-5dBの低雑音化
 2)DF500に改善
 3)C-2820と同一のボリュームと入力セレクタスイッチ
 4)40周年モデルの電源ケーブル付属
 5)バランス入出力端子追加

E-570ではなくE-600なのは40周年記念モデルのエッセンスを注入していると言う説明に納得の充実した仕様となっている。

試聴曲は以下の通り。
 1)「日本の歌〜花は咲く/森 麻季」より「12. 見上げてごらん夜の星を」
 2)「月の光 〜ドビュッシー/ジャン=マルク・ルイサダ」
 3)「ジェントル・ブルース/山本剛トリオ」より「2. チーク・トゥ・チーク」
 4)「最後のトレモロ/朴 葵姫(パク・キュヒ)」より「15. 最後のトレモロ[A.バリオス]」

E-600はFOSTEX G2000aを力強く生き生きと鳴らしていた。13/11/02(土)にG503:フォスター電機で同じG2000aをアキュフェーズのフラグシップモデルで聴いたが、それに負け無い大型スピーカーのハンドリング性能に感心してしまった。

2014年08月10日

【詳細版】TIAS2013:マランツ試聴室は手作りの音響反射板が立ち並ぶオーディオダンジョン!?

前回が6/18で中断してしまったのでまたレポートを再開したい。

去る2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。

21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第17回目は「13/11/04(月) 13:00〜13:50 G510:マランツ 三浦孝仁氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はネットワークプレーヤーNA-11S1、スピーカーはB&W 800 DIAMOND、クラッセのプリアンプCP-800、モノラルパワーアンプCA-M600を2台使用していた。

140810a.jpg


試聴曲は以下の通り。
1) 「スパニッシュ・ハーレム/レベッカビジョン」
2) 「スィートシックスティーン/ジュニア・ウェルズ」
3) 「(曲目不明)/サルバトーレ アッカルド」
4) CD「ひこうき雲/井筒香奈江」
5) ハイレゾ「ひこうき雲/井筒香奈江」
6) 「アウトテイクス/(アーチスト不明)」
7) 「ホテル・カリフォルニア / スーパー・ギター・デュオ」

ハイエンドシステムにプレーヤーとして組み込んでも不満を感じさせないNA-11S1の実力に感心する試聴会だった。

ネットワークオーディオプレーヤーの説明から三浦氏は、HDトラックスの経営者が「サーバーの増強と人件費でこのビジネスは意外と儲からない」と言っていたこと、e-onkyo musicが黒字になったことが業界で話題と語った。HDトラックスの楽曲が日本から購入出来なくなり、内外価格差に不満を持っているとのこと。今もADSLを使用していてダウンロードに時間が掛かるので光回線を検討しているそうだ。

手作りの音響反射板が何面も壁周りに立っていて、まるでオーディオ・ダンジョンに迷い込んだかのような雰囲気を醸し出していた。(笑)

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