公演開始5分前となったのでアキュフェーズブースを出てG401へ向かった。
9回予定の「2014 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第3回目は「 14/09/23(火) 11:30〜12:30 G401 TAD 和田博巳氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
システム構成はSA-CDプレーヤーTAD-D600、DAコンバータTAD-DA1000、プリアンプTAD-C600、パワーアンプTAD-M600×2台、スピーカーTAD-CE1×2本だ。ハイレゾ音源再生には和田氏のApple Mac Book Proを使用していた。
新製品のTAD-CE1でレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、クイーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズを大音量で聴くハードロックな60分間だった。試聴曲は以下の通り。
1)「Led Zeppelin I/レッド・ツェッペリン」より「4. Dazed And Confused」
2)「Led Zeppelin II/レッド・ツェッペリン」より「(曲目不明」」
3)「Led Zeppelin III/レッド・ツェッペリン」より「7.タンジェリン」
4)「Machine Head/ディープ・パープル」より「1. Highway Star」
5)「オペラ座の夜/クイーン」より「11. ボヘミアン・ラプソディ」
6)「世界に捧ぐ/クイーン」より「1. ウィ・ウィル・ロック・ユー」
7)「Mother's Milk/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」より「1. Good Time Boys」
8)「One Man Dog/ジェイムス・テイラー」より「8. Don't Let Me Be Lonely Tonight」
和田氏は「HiVi 2014 10月号」P102「ここまで簡単!ハイレゾファイル再生ガイド」の記事について色々と裏話を聞かせてくれた。Windowsでは無料のfoobar2000よりHQ Player(€119)の方がDSDを簡単に再生出来て良いこと。Mac版では有料版Audirvana Plus($74)の音が1番良いと語った。
ハイレゾ再生PCはMacの方が専用ドライバーを必要しないので初心者にも扱い易い。Macは色々な機種で聴き比べたがやはり重量のあるモデルの方が音は良くなる傾向にある。その中でMac Book Proのコストパフォーマンスが良いと判断して購入したとのこと。このモデルでは右上のUSB端子を使用した時の音が良いそうだ。
Mac Book Pro の13インチ:2.6GHz Retinaディスプレイモデルで128,800円 (税別)するがハイエンドなSACDプレーヤーは100万円を超える値段だ。そのクラスに迫る音質のハイレゾプレーヤーとしてMacを購入すると思えば安い買い物だ、と熱く語っていた。
この話を聞いてMac Book ProにコードのD/AコンバーターHugoを組み合せるのも面白いかもしれないと思いつつ、TADの担当者の顔色を窺いドキドキしてしまった。(冷汗)
和田氏は数年前の聴覚テストで16kHzまで聞こえたそうだが、ハイレゾ音源を聴いていて気持ち良いのは、超高音域を耳では無く体全身で聴いているから、ハイレゾ音源は合法ドラッグだと笑っていた。
さて肝心のTAD-CE1の音だが、以前聴いたTAD-CR1の様な迫力と凄みのある音ではなく、心地良く音楽を楽しめるスピーカーと思った。今回ロックばかりの試聴だったのでジャズやクラシックを聴いたらこの評価は変わるかもしれないが…。
ベリリウム振動板トゥイーターを採用したCoherent Source Transducerドライバーによる艶やかな高音と同軸ユニットならではの定位の良さ、ブックシェルフ型ならではの点音像と美点は多い。
TAD-CE1は1本税別80万円、TAD-CE1 専用スピーカースタンドが1ペア税別18万円なのでセットで合計178万円となる。この価格を聞くとS-1EX(1本税別60万円)が大変お買い得なスピーカーだと再認識してしまう。(笑)
今年もお土産にTADラベルのナチュラルミネラルウォーターをもらった。アンケートを書いたのは初めてだが、一般的なオーディオ・ユーザーへの販売戦略を検討中なのだろう。さすがにこの価格帯では私には憧れのブランドで一生終わりそうだ。(汗)
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