2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第7回目は「13/11/02(土) 14:00〜15:00 G503:フォスター電機 三浦孝仁氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
機材はFOSTEX G2000とG2000a、プリアンプ、パワーアンプ、SACDプレーヤーはアキュフェーズのフラグシップモデルとのこと。G2000のミッドレンジユニットを内部損失が大きいマグネシウム振動板(純度99.9%)に換装したモデルがG2000aと説明があった。G2000aはステレオサウンドのグランプリを受賞し、この13/11/05(火)から出荷されると言う。
フォスター電機の担当者が鉄、チタン、アルミ、マグネシウムの金属板を用意し、叩いてその音を聞かせてくれた。マグネシウム合金がほとんど鳴らないのは内部損失が大きいからとの話だ。チタンは固く澄んだ音、アルミは柔らかい音がした。
試聴曲は以下の7曲。
1) SACD「八神純子/(曲名失念)」
2)「中川晃教/(曲名失念)」
3) CD「ボザールトリオ/モーツァルト:P三重奏曲全集」より
4)SACD「角田健一ビッグバンド/BIG BAND SOUND ~甦るビッグバンドステージ~」より「6. ワーリー・バード」
5)CD「井筒香奈江/時のまにまに III ~ ひこうき雲 ~」より「4. しあわせ芝居」
6)SACD「金子三勇士(ピアノ)/ピアノ作品集」より「ノクターン 第20番 嬰ハ短調」
7)「(曲名失念)」(1986年収録パイプオルガン楽曲)
三浦氏は自宅ではOPPO BDP-105JPのDSDマルチチャンネル再生にGX100 Limitedを使っているとのこと。フォステクスのスピーカーは真面目で鳴らすのが難しいと感じていたが、G2000aで「時のまにまに III」を聴くとマスタリングに居合わせた時の音が蘇ると語った。三浦氏はG2000aを説明しながら他にマジコQ7やSONY SS-AR1/AR2も好きだと言うものだから驚かされてしまった。(冷汗)
FOSTEX G2000とG2000aの比較試聴で同一楽曲を聴いたがG2000aになるとヴォーカルが澄み力強くなったように聴こえる。さすがにミッドレンジが改良されるとかなり音数も増えて音質が向上するようだ。
2014年03月12日
【詳細版】TIAS2013:シンプル構成で高音質と噂のLINN EXAKT システムを試聴してみた
11月以来イベントも無くオーディオ記事が途切れているので13/11/13以来久しぶりにTIAS2013のレポートを書こうと思う。
2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第6回目は「13/11/02(土) 13:00〜14:00 G604:リン 山之内正氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
機材はKLIMAX EXAKT DSM + KLIMAX EXAKT 350 (税込840万円)のEXAKT システムだ。山之内氏からEXAKTシステムの特徴が説明された。
1) スピーカーのD/Aコンバータまでデジタルで音楽信号を伝送している。
2) スピーカーネットワークをデジタル化している。
3) 部屋の音響特性をデジタル補正する。
4) デジタル補正は実測ではなく正確に数値を入力する。
5) アクティブスピーカーなのでユニットの特性誤差をミクロンオーダー精度で補正出来る。
6) イグザクトは将来的に8ch対応可能だ。
試聴曲は以下の6曲。
1)「ドビュッシー:(曲名失念)」カメラータ・トウキョウのハイレゾ曲
2)「(曲名失念)」リンレコード
3)「ヘンデル:(曲名失念)」男女ヴォーカル曲
4)「(曲名失念)」リンレコード
5)「Bill Evans / Waltz For Debby」よりMilestones
6)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」第3楽章
試聴曲を掛けながら山之内氏は「音の唸りが正確だ」と評していた。肝心の音質だが、後ろで立ち見試聴しか出来なかったので今までのリンのシステムとの差異を聞き分けられず、イグザクトシステムのフルデジタル化の効果を実感出来なかった。(汗)
イグザクトシステムの特徴である「デジタルクロスオーバー」はONKYO「デジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク」、「ドライブユニット毎の特性補正」はパイオニアの「フルバンド・フェイズコントロール」、「部屋の特性に最適化」はパイオニアの「Advanced MCACC」と個々の技術は既に日本メーカーが開発採用しており目新しさは感じられない。
自社製品内しか接続出来ないハード規格を採用したことが一番の特徴だろう。音質追及の信念の強さとそれが出来るブランド力を持っているのがリンだと感じさせる試聴会だった。
2013/11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第6回目は「13/11/02(土) 13:00〜14:00 G604:リン 山之内正氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
機材はKLIMAX EXAKT DSM + KLIMAX EXAKT 350 (税込840万円)のEXAKT システムだ。山之内氏からEXAKTシステムの特徴が説明された。
1) スピーカーのD/Aコンバータまでデジタルで音楽信号を伝送している。
2) スピーカーネットワークをデジタル化している。
3) 部屋の音響特性をデジタル補正する。
4) デジタル補正は実測ではなく正確に数値を入力する。
5) アクティブスピーカーなのでユニットの特性誤差をミクロンオーダー精度で補正出来る。
6) イグザクトは将来的に8ch対応可能だ。
試聴曲は以下の6曲。
1)「ドビュッシー:(曲名失念)」カメラータ・トウキョウのハイレゾ曲
2)「(曲名失念)」リンレコード
3)「ヘンデル:(曲名失念)」男女ヴォーカル曲
4)「(曲名失念)」リンレコード
5)「Bill Evans / Waltz For Debby」よりMilestones
6)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」第3楽章
試聴曲を掛けながら山之内氏は「音の唸りが正確だ」と評していた。肝心の音質だが、後ろで立ち見試聴しか出来なかったので今までのリンのシステムとの差異を聞き分けられず、イグザクトシステムのフルデジタル化の効果を実感出来なかった。(汗)
イグザクトシステムの特徴である「デジタルクロスオーバー」はONKYO「デジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク」、「ドライブユニット毎の特性補正」はパイオニアの「フルバンド・フェイズコントロール」、「部屋の特性に最適化」はパイオニアの「Advanced MCACC」と個々の技術は既に日本メーカーが開発採用しており目新しさは感じられない。
自社製品内しか接続出来ないハード規格を採用したことが一番の特徴だろう。音質追及の信念の強さとそれが出来るブランド力を持っているのがリンだと感じさせる試聴会だった。
2013年11月13日
【詳細版】TIAS2013: ELAC BS314が教えてくれる小型スピーカーのメリットとその魅力!
11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第5回目は「11/04(月) 12:00〜13:00 D503:ユキム 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
機材はスピーカーELAC BS314(税込69.3万円/ペア)とELAC FS 507 VX-JET(税込141.7万円/ペア)、ORPHEUSプリアンプPRIVILEGE PRE、パワーアンプPRIVILEGE MONO×2台、プレーヤーORACLE CD2500 mk3を使用していたと思う。
傅氏からBS312はステレオサウンドのグランプリを受賞したとの話があった。ニアフィールドで交響曲を聴くと目の前で小さなオーケストラが演奏している、まるで音の盆栽を愛でる様な感覚を味わえると評していた。小林貢氏の様に大きな音で聴かないのであれば良い選択肢の1台だと言ったところ試聴客が皆真面目に聞いているものだから、「ここ笑うところですから」と傅氏が慌てて言うのを聞いて皆笑い出した。
「不適切な表現ですが」と断ってから、JBL Project EVEREST DD67000は津波の様な音波を聴かせる大型スピーカーで、小型スピーカーにはあの様なスケール感を出せません。でも小型スピーカーにはスピーカーが消える様な空間表現、低位の良さ、バッフル面の小ささは音の反射を減らし音質が向上する等メリットが幾つもあります、と説明した。
ELAC JETツィーターは誕生から15年掛けて4世代目となった。振動板はカプトンだがベリリウム並みの50kHzまでの再生を保証している。これだけレスポンスの良いツィーターに合うウーファーを用意するのに苦労するものだが、エラックはセルロース・パルプとアルミのハイブリッド振動板にクリスタルラインをプレスしてスピード感のある低音を得た、と言う。
ピエガもそうだがキャビネットにアルミを使うメリットは小型で薄くても強度が稼げるので内部容量を大きく取れる点にあるとのこと。
試聴したソフトは次の7枚。
1) Ellipse(楕円)/イモージェン・ヒープ
2) リターン・トゥ・バッハ/日下紗矢子
3) Equilibrium /Erik Mongrain
4) エモーション・アンド・コモーション/ジェフ・ベック
5) ウォーム・ユア・ハート/アーロン・ネビル
6) 麗しき瞳よ〜ヘンデル・アリア集/森麻季
スピーカーの購入者の4割が専用スタンドを使用したら高割合だそうだが、ELAC BS 403を選んだお客様の7,8割は同時に専用スタンドLS 70IIHBを購入しているそうだ。
スピーカーをFS 507に交換して、傅氏は低音に余裕が出てきたこと、同軸ユニット採用で音が前に出てくると評した。
私自身は大型スピーカーのスケール感のある音を全身で聴くのが好きだが、ELAC BS314の艶やかな高音にスピード感のある低音はなかなか魅力的だ。まあ値段を知ればこの音質にも納得なのだが、しっかりしたスタンドを使わないとこの音は出せない。ならばカメラのレンズキットの様にオーディオメーカーもそれぞれ単独で買うよりお得な価格で小型スピーカーとスタンドセットを販売すれば良いのにと、話を聞きながら思った。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第5回目は「11/04(月) 12:00〜13:00 D503:ユキム 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
機材はスピーカーELAC BS314(税込69.3万円/ペア)とELAC FS 507 VX-JET(税込141.7万円/ペア)、ORPHEUSプリアンプPRIVILEGE PRE、パワーアンプPRIVILEGE MONO×2台、プレーヤーORACLE CD2500 mk3を使用していたと思う。
傅氏からBS312はステレオサウンドのグランプリを受賞したとの話があった。ニアフィールドで交響曲を聴くと目の前で小さなオーケストラが演奏している、まるで音の盆栽を愛でる様な感覚を味わえると評していた。小林貢氏の様に大きな音で聴かないのであれば良い選択肢の1台だと言ったところ試聴客が皆真面目に聞いているものだから、「ここ笑うところですから」と傅氏が慌てて言うのを聞いて皆笑い出した。
「不適切な表現ですが」と断ってから、JBL Project EVEREST DD67000は津波の様な音波を聴かせる大型スピーカーで、小型スピーカーにはあの様なスケール感を出せません。でも小型スピーカーにはスピーカーが消える様な空間表現、低位の良さ、バッフル面の小ささは音の反射を減らし音質が向上する等メリットが幾つもあります、と説明した。
ELAC JETツィーターは誕生から15年掛けて4世代目となった。振動板はカプトンだがベリリウム並みの50kHzまでの再生を保証している。これだけレスポンスの良いツィーターに合うウーファーを用意するのに苦労するものだが、エラックはセルロース・パルプとアルミのハイブリッド振動板にクリスタルラインをプレスしてスピード感のある低音を得た、と言う。
ピエガもそうだがキャビネットにアルミを使うメリットは小型で薄くても強度が稼げるので内部容量を大きく取れる点にあるとのこと。
試聴したソフトは次の7枚。
1) Ellipse(楕円)/イモージェン・ヒープ
2) リターン・トゥ・バッハ/日下紗矢子
3) Equilibrium /Erik Mongrain
4) エモーション・アンド・コモーション/ジェフ・ベック
5) ウォーム・ユア・ハート/アーロン・ネビル
6) 麗しき瞳よ〜ヘンデル・アリア集/森麻季
スピーカーの購入者の4割が専用スタンドを使用したら高割合だそうだが、ELAC BS 403を選んだお客様の7,8割は同時に専用スタンドLS 70IIHBを購入しているそうだ。
スピーカーをFS 507に交換して、傅氏は低音に余裕が出てきたこと、同軸ユニット採用で音が前に出てくると評した。
私自身は大型スピーカーのスケール感のある音を全身で聴くのが好きだが、ELAC BS314の艶やかな高音にスピード感のある低音はなかなか魅力的だ。まあ値段を知ればこの音質にも納得なのだが、しっかりしたスタンドを使わないとこの音は出せない。ならばカメラのレンズキットの様にオーディオメーカーもそれぞれ単独で買うよりお得な価格で小型スピーカーとスタンドセットを販売すれば良いのにと、話を聞きながら思った。
2013年11月11日
【詳細版】TIAS2013:デノンPMA-SXとDCD-SX1で聴くダリEPICON 6は音楽を堪能出来るスピーカー!
11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第4回目は「11/04(月) 11:00〜11:50 G701:デノン 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はプリメインアンプPMA-SX(75万円)、SACDプレーヤーDCD-SX1(55万円)、スピーカーダリEPICON 6(税込120万円/ペア)だ。
傅氏は最近のハイエンドスピーカーはスポーツカーの様で遊びが無く使いこなしが難しい。古い録音の音源を聴いたりすると違和感がある。その点ダリとソナスファベールは音に甘みがあり聴きやすい。マジコやYG Acousticsといった固い筐体に固い振動板のスピーカーがある一方でスペンドールの様に柔らかいコーン紙に鳴るキャビネットのスピーカーもある。ダリは丁度その中間にあるスピーカーと説明した。
1981年のオーディオフェアに参考出品されたCDプレーヤー試作機は29インチテレビ並みの大きさで大量のICを使用していたので発熱量が多く、説明している間中股間を熱せられて大変だったと思い出話を語り笑わせてくれた。1982年に発売されたCDプレーヤー1号機は信号にリップルが多く、これが当時デジタル臭さい音と言われた原因のひとつと時効話をした。
デノンが1993年にセパレートCDプレーヤーを発売した話やアンプは1992年から大電流増幅素子UHC-MOSのシングルプッシュプル回路を採用していることを説明した。
試聴したソフトは次の7枚。
1) Ellipse(楕円)/イモージェン・ヒープ
2) ラモー:シンフォニー・イマジネール/ミンコフスキ(マルク)
3) 『NOBU'S POPULAR SELECTION』ステレオサウンド リファレンス
4) リターン・トゥ・バッハ/日下紗矢子
5) チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」/ゲルギエフ(ワレリー)
6) プッチーニ:トスカ/デイヴィス(コリン)
7) GOLDEN BEST/井上陽水
「楕円/イモージェン・ヒープ」の音場の広がり方、「ラモー:シンフォニー・イマジネール/ミンコフスキ」の低音のおどろおどろしさ、「チャイコフスキー : 交響曲 第4番」のスケール感のある音楽を味わえて、これは満足度が高い良い組み合せだと思った。後で値段を確認して納得するのだが、3点250万円でハイエンドオーディオの音が楽しめるのだからパフォーマンスは高い。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第4回目は「11/04(月) 11:00〜11:50 G701:デノン 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はプリメインアンプPMA-SX(75万円)、SACDプレーヤーDCD-SX1(55万円)、スピーカーダリEPICON 6(税込120万円/ペア)だ。
傅氏は最近のハイエンドスピーカーはスポーツカーの様で遊びが無く使いこなしが難しい。古い録音の音源を聴いたりすると違和感がある。その点ダリとソナスファベールは音に甘みがあり聴きやすい。マジコやYG Acousticsといった固い筐体に固い振動板のスピーカーがある一方でスペンドールの様に柔らかいコーン紙に鳴るキャビネットのスピーカーもある。ダリは丁度その中間にあるスピーカーと説明した。
1981年のオーディオフェアに参考出品されたCDプレーヤー試作機は29インチテレビ並みの大きさで大量のICを使用していたので発熱量が多く、説明している間中股間を熱せられて大変だったと思い出話を語り笑わせてくれた。1982年に発売されたCDプレーヤー1号機は信号にリップルが多く、これが当時デジタル臭さい音と言われた原因のひとつと時効話をした。
デノンが1993年にセパレートCDプレーヤーを発売した話やアンプは1992年から大電流増幅素子UHC-MOSのシングルプッシュプル回路を採用していることを説明した。
試聴したソフトは次の7枚。
1) Ellipse(楕円)/イモージェン・ヒープ
2) ラモー:シンフォニー・イマジネール/ミンコフスキ(マルク)
3) 『NOBU'S POPULAR SELECTION』ステレオサウンド リファレンス
4) リターン・トゥ・バッハ/日下紗矢子
5) チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」/ゲルギエフ(ワレリー)
6) プッチーニ:トスカ/デイヴィス(コリン)
7) GOLDEN BEST/井上陽水
「楕円/イモージェン・ヒープ」の音場の広がり方、「ラモー:シンフォニー・イマジネール/ミンコフスキ」の低音のおどろおどろしさ、「チャイコフスキー : 交響曲 第4番」のスケール感のある音楽を味わえて、これは満足度が高い良い組み合せだと思った。後で値段を確認して納得するのだが、3点250万円でハイエンドオーディオの音が楽しめるのだからパフォーマンスは高い。
2013年11月09日
【詳細版】TIAS2013: YG Acoustics Haileyの振動板はアルミ削り出しで耐荷重は60キロ!
11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第3回目は「11/03(日) 14:00〜15:00 G504:アッカ 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はYG Acoustics Hailey(税込247.5万円)、Orpheus HERITAGE SERIESのSACD トランスポートSACD HE(税抜560万円)、D/AコンバータDAC Mk3 HE(税抜600万円)、クレルパワーアンプEvolution 402e(税抜275万円)、プリアンプPhantom(税抜260万円)という構成だ。
傅氏はSonja(ソーニャ)のユニットが仮想同軸構成になっているので音が前に出るスピーカーだと説明した。YGのエンクロージャーは固く振動を抑えるタイプとの話から晴海でオーディオフェアが開催され20万人以上が訪れていた頃、オーディオメーカーは儲かっていたので色々試みた機器を参考出品として展示していた、と思い出話を語り始めた。
その中にトリオが真鍮製エンクロージャー使用したスピーカーや京セラがセラミックのンクロージャー使用したスピーカーがあったが、その音はとても聞けたものではなかった。海外の技術者がグッドイヤーのタイヤを重ねてエンクロージャーにして「これが本当のグッドイヤー」という冗談スピーカーを作ったがぶよぶよの酷い音だった。
これらの例の通りエンクロージャーとユニットの素材の固さを合わせないと良い音は出ない。YGのドライバーユニットBilletCoreはプレスによる振動板成型では素材にストレスが掛かり音質に影響が出るということで厚航空機グレードアルミ合金スラブ(塊)から2時間掛けて削り出すと言う。リブを持つ振動板の耐荷重は60kgもあるそうだ。
固い振動板と筐体を持つスピーカーの音はS/Nが良く静かで音像がクッキリと聴こえる傾向にあり現在のトレンドになっている。一方で英国BBCモニターの系統にあるスペンドールはコーンとエンクロージャーの柔らかさのバランスが取れているので良い音で鳴っていると評価した。
試聴したソフトは次の7枚。
1) ポリス・ザ・クラシックス〜見つめていたい/ポリス
2) プログレッシブ・デュオ/デュオ・ディ・バッソ
3) 『NOBU'S POPULAR SELECTION』ステレオサウンド リファレンス
4) エモーション・アンド・コモーション/ジェフ・ベック
5)(試聴曲名不明)
6) プッチーニ:トスカ/デイヴィス(コリン)
7) GOLDEN BEST/井上陽水
オルフェウスSACD メカニズムはEsoteric VRDS NEO VMK-5でDAコンバータはDSDデータ入力時にはクオリティ・ロスなしで384kHzへとダウンサンプルするそうだ。傅氏はスイス・ジュネーブの物価の高さはマクドナルドのアルバイトの時給が2500円からも明らかでスイス製のオーディオ製品が高いのは仕方ないと話していた。
傅氏は「試聴曲リスト」を配布してくれたのでレポートを書くのに助かっているのだが、5曲目はうっかりリストの何番か聞き損ねた。「京都の夜をイメージしたピアノ曲」と説明していたのだが、その楽曲はKey Sounds Labelのオリジナルサウンドトラックに収録されている様なメロディラインで気に入っただけに分からないのが悔しい。
14:25に地震があり、立っていても気づくほど揺れて会場がざわついた。震源は茨城県南部でM5.0だったのでなるほど揺れた筈だ。(汗)
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第3回目は「11/03(日) 14:00〜15:00 G504:アッカ 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はYG Acoustics Hailey(税込247.5万円)、Orpheus HERITAGE SERIESのSACD トランスポートSACD HE(税抜560万円)、D/AコンバータDAC Mk3 HE(税抜600万円)、クレルパワーアンプEvolution 402e(税抜275万円)、プリアンプPhantom(税抜260万円)という構成だ。
傅氏はSonja(ソーニャ)のユニットが仮想同軸構成になっているので音が前に出るスピーカーだと説明した。YGのエンクロージャーは固く振動を抑えるタイプとの話から晴海でオーディオフェアが開催され20万人以上が訪れていた頃、オーディオメーカーは儲かっていたので色々試みた機器を参考出品として展示していた、と思い出話を語り始めた。
その中にトリオが真鍮製エンクロージャー使用したスピーカーや京セラがセラミックのンクロージャー使用したスピーカーがあったが、その音はとても聞けたものではなかった。海外の技術者がグッドイヤーのタイヤを重ねてエンクロージャーにして「これが本当のグッドイヤー」という冗談スピーカーを作ったがぶよぶよの酷い音だった。
これらの例の通りエンクロージャーとユニットの素材の固さを合わせないと良い音は出ない。YGのドライバーユニットBilletCoreはプレスによる振動板成型では素材にストレスが掛かり音質に影響が出るということで厚航空機グレードアルミ合金スラブ(塊)から2時間掛けて削り出すと言う。リブを持つ振動板の耐荷重は60kgもあるそうだ。
固い振動板と筐体を持つスピーカーの音はS/Nが良く静かで音像がクッキリと聴こえる傾向にあり現在のトレンドになっている。一方で英国BBCモニターの系統にあるスペンドールはコーンとエンクロージャーの柔らかさのバランスが取れているので良い音で鳴っていると評価した。
試聴したソフトは次の7枚。
1) ポリス・ザ・クラシックス〜見つめていたい/ポリス
2) プログレッシブ・デュオ/デュオ・ディ・バッソ
3) 『NOBU'S POPULAR SELECTION』ステレオサウンド リファレンス
4) エモーション・アンド・コモーション/ジェフ・ベック
5)(試聴曲名不明)
6) プッチーニ:トスカ/デイヴィス(コリン)
7) GOLDEN BEST/井上陽水
オルフェウスSACD メカニズムはEsoteric VRDS NEO VMK-5でDAコンバータはDSDデータ入力時にはクオリティ・ロスなしで384kHzへとダウンサンプルするそうだ。傅氏はスイス・ジュネーブの物価の高さはマクドナルドのアルバイトの時給が2500円からも明らかでスイス製のオーディオ製品が高いのは仕方ないと話していた。
傅氏は「試聴曲リスト」を配布してくれたのでレポートを書くのに助かっているのだが、5曲目はうっかりリストの何番か聞き損ねた。「京都の夜をイメージしたピアノ曲」と説明していたのだが、その楽曲はKey Sounds Labelのオリジナルサウンドトラックに収録されている様なメロディラインで気に入っただけに分からないのが悔しい。
14:25に地震があり、立っていても気づくほど揺れて会場がざわついた。震源は茨城県南部でM5.0だったのでなるほど揺れた筈だ。(汗)
2013年11月08日
【詳細版】TIAS2013:ハーマンインターナショナル試聴会で総額1860万円の音を聴いた!
11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第2回目は「11/2(土) 18:00〜19:00 G402:ハーマンインターナショナル 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はとスピーカーJBL Project EVEREST DD67000 (税抜300万円/本)×2本、Mark LevinsonプリアンプNo52(税抜330万円/本)、モノラルパワーアンプNo53(税抜360万円/台)×2台、SACDプレーヤーNo512 (税抜210万円/本)と総額1860万円の組み合わせだ。(汗)
傅氏は、380mm径ウーファーのクロスオーバー周波数は150Hzで3レイヤー・サンドイッチ・コーンを採用しており厚さは5mm弱で軽く遮音性は高い。ホーンの材質はSonoGlassという鳴かない素材を使っていると説明した。
試聴したソフトは次の7枚。
1) ラモー:シンフォニー・イマジネール/ミンコフスキ(マルク)
2) ミーツ5サクソフォン/前田憲男
3) チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」/ゲルギエフ(ワレリー)
4) Sophisticated Ladies/チャーリー・ヘイデン
5) ウォーム・ユア・ハート/アーロン・ネビル
6) OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012/ 山下達郎
7) 『NOBU'S POPULAR SELECTION』ステレオサウンド リファレンス
傅氏は、日本にはパラゴンが800セットある位JBLファンの多い国で、オーディオブームの頃からJBLのスピーカーは避けて通れないブランドだ。オーディオ評論家の中でも愛用していた者は沢山いると話した。JBLの有名な技術者が数年前に死去したが、彼の意志を継ぎ連続性のある開発が続けられているのがJBLの素晴らしい所だと語った。
B&Wでも社員数は600人ほどだが、JBLは数千人単位で工場には社員食堂や診療所もあるそうだ。工場見学時に体調を崩しそこで薬をもらったのが自慢だと語った。(笑)
せっかくの1860万円の音だが混んでいて人垣の間から聴くことしか出来なかったのは毎年のことだが残念だ。それは安心して音楽が聴ける定番の音と言う印象だった。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第2回目は「11/2(土) 18:00〜19:00 G402:ハーマンインターナショナル 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はとスピーカーJBL Project EVEREST DD67000 (税抜300万円/本)×2本、Mark LevinsonプリアンプNo52(税抜330万円/本)、モノラルパワーアンプNo53(税抜360万円/台)×2台、SACDプレーヤーNo512 (税抜210万円/本)と総額1860万円の組み合わせだ。(汗)
傅氏は、380mm径ウーファーのクロスオーバー周波数は150Hzで3レイヤー・サンドイッチ・コーンを採用しており厚さは5mm弱で軽く遮音性は高い。ホーンの材質はSonoGlassという鳴かない素材を使っていると説明した。
試聴したソフトは次の7枚。
1) ラモー:シンフォニー・イマジネール/ミンコフスキ(マルク)
2) ミーツ5サクソフォン/前田憲男
3) チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」/ゲルギエフ(ワレリー)
4) Sophisticated Ladies/チャーリー・ヘイデン
5) ウォーム・ユア・ハート/アーロン・ネビル
6) OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012/ 山下達郎
7) 『NOBU'S POPULAR SELECTION』ステレオサウンド リファレンス
傅氏は、日本にはパラゴンが800セットある位JBLファンの多い国で、オーディオブームの頃からJBLのスピーカーは避けて通れないブランドだ。オーディオ評論家の中でも愛用していた者は沢山いると話した。JBLの有名な技術者が数年前に死去したが、彼の意志を継ぎ連続性のある開発が続けられているのがJBLの素晴らしい所だと語った。
B&Wでも社員数は600人ほどだが、JBLは数千人単位で工場には社員食堂や診療所もあるそうだ。工場見学時に体調を崩しそこで薬をもらったのが自慢だと語った。(笑)
せっかくの1860万円の音だが混んでいて人垣の間から聴くことしか出来なかったのは毎年のことだが残念だ。それは安心して音楽が聴ける定番の音と言う印象だった。
2013年11月06日
【詳細版】エソテリックGrandiosoシリーズが鳴らすTANNOY Canterbury GRとavantgarde trio Ω G2の魅力!
11/02(土)〜11/04(月)の3日間「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3連休と重なっていたこともあり3日とも参加出来た。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第1回目は「11/2(土) 12:00〜13:00 G602:エソテリック 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はグランディオーソP1/D1/M1とスピーカーTANNOY Canterbury GR (税抜290万円)、avantgarde trio Ω G2 classico(税抜660万円)だ。Grandiosoシリーズはステレオサウンドのグランプリ「ゴールデンサウンド」を受賞したとのことだ。
TANNOY Canterbury GRで試聴したソフトは次の4枚だ。
1) チャイコフスキー : バレエ音楽<くるみ割り人形>作品71 全曲/ゲルギエフ(ワレリー)
2) ラモー:シンフォニー・イマジネール/ミンコフスキ(マルク)
3) ディア・マリンバ /塚越慎子
4) Sophisticated Ladies/チャーリー・ヘイデン
傅氏はコーン紙が変わったので音質が変わり、膨らんだ低音が締まる様になった。タンノイは箱を鳴らす方で、エンクロージャー製造工場が変わったことも音に影響があるようだが、燻し銀の音は健在と解説した。
腹に響くような低音もしっかり再生しており、「マラソン試聴会」の時より印象が良い。このスピーカーのみを聴くと不満は感じない。
avantgarde trio Ω G2 classicoで試聴したソフトは次の3枚だ。
1) チャイコフスキー : バレエ音楽<くるみ割り人形>作品71 全曲/ゲルギエフ(ワレリー)
2) ミーツ5サクソフォン/前田憲男
3) 『NOBU'S POPULAR SELECTION』ステレオサウンド リファレンス
アヴァンギャルドのスピーカーはホーンではあるがコンプレッションではないので歪みと乱気流が起きずホーン臭さが無いと言う。丸いホーンの材質はアルミではないとのことだ。この大きさと価格のスピーカーが日本で15台ほど納品されているそうで驚いた。
レンジが広く音離れの良いのは魅力的だが、ホーンの指向性が良い為各ユニットの位置が明確に分かりドラムセットが非常に背の高い楽器になってしまうのが面白い。
傅氏は各製品知識が豊富で他社製品と比較しつつ、試聴モデルの魅力を伝えてくれるので非常に好印象だ。気付くと何回も話を聞いているのでまずは傅氏の試聴会からまとめていこうと思う。
21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第1回目は「11/2(土) 12:00〜13:00 G602:エソテリック 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はグランディオーソP1/D1/M1とスピーカーTANNOY Canterbury GR (税抜290万円)、avantgarde trio Ω G2 classico(税抜660万円)だ。Grandiosoシリーズはステレオサウンドのグランプリ「ゴールデンサウンド」を受賞したとのことだ。
TANNOY Canterbury GRで試聴したソフトは次の4枚だ。
1) チャイコフスキー : バレエ音楽<くるみ割り人形>作品71 全曲/ゲルギエフ(ワレリー)
2) ラモー:シンフォニー・イマジネール/ミンコフスキ(マルク)
3) ディア・マリンバ /塚越慎子
4) Sophisticated Ladies/チャーリー・ヘイデン
傅氏はコーン紙が変わったので音質が変わり、膨らんだ低音が締まる様になった。タンノイは箱を鳴らす方で、エンクロージャー製造工場が変わったことも音に影響があるようだが、燻し銀の音は健在と解説した。
腹に響くような低音もしっかり再生しており、「マラソン試聴会」の時より印象が良い。このスピーカーのみを聴くと不満は感じない。
avantgarde trio Ω G2 classicoで試聴したソフトは次の3枚だ。
1) チャイコフスキー : バレエ音楽<くるみ割り人形>作品71 全曲/ゲルギエフ(ワレリー)
2) ミーツ5サクソフォン/前田憲男
3) 『NOBU'S POPULAR SELECTION』ステレオサウンド リファレンス
アヴァンギャルドのスピーカーはホーンではあるがコンプレッションではないので歪みと乱気流が起きずホーン臭さが無いと言う。丸いホーンの材質はアルミではないとのことだ。この大きさと価格のスピーカーが日本で15台ほど納品されているそうで驚いた。
レンジが広く音離れの良いのは魅力的だが、ホーンの指向性が良い為各ユニットの位置が明確に分かりドラムセットが非常に背の高い楽器になってしまうのが面白い。
傅氏は各製品知識が豊富で他社製品と比較しつつ、試聴モデルの魅力を伝えてくれるので非常に好印象だ。気付くと何回も話を聞いているのでまずは傅氏の試聴会からまとめていこうと思う。
2013年11月05日
【速報版】11/04(月)の「2013東京インターナショナルオーディオショウ」で7ルームを梯子してきた
11/02(土)〜11/04(月)まで「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されていた。3日目最終日の11/04(月)も見学してきたので今夜は速報版としてレポートする。試聴と言っても混んでいて良い席で聴けなかったので雰囲気だけでも伝われば幸いだ。
11:00〜11:50 G701:デノン 傅信幸氏
PMA-SX(75万円)とDCD-SX1(55万円)でEPICON 6(税込120万円/ペア)を鳴らしていた。傅氏は最近のハイエンドスピーカーはスポーツカーの様で遊びが無く使いこなしが難しい。その点ダリとソナスファベールは音に甘みがあり聴きやすいと評していた。「楕円/イモージェン・ヒープ」の音場の広がり方、「チャイコフスキー : 交響曲 第4番」のスケール感等音楽を楽しめる構成だと思った。
12:00〜13:00 D503:ユキム 傅信幸氏
ELAC BS314(税込69.3万円/ペア)とELAC FS 507 VX-JET(税込141.7万円/ペア)を試聴した。傅氏は小型スピーカーの利点としてフロントパネルを小さくして音の反射を減らし音質を向上出来ることを上げていた。スピーカーの購入者の4割が専用スタンドを使用したら高割合だそうだが、ELAC BS 403を選んだお客様の7,8割は同時に専用スタンドLS 70IIHBを購入しているそうだ。
13:00〜13:50 G510:マランツ 三浦孝仁氏
NA-11S1をB&W 800 DIAMONDで試聴した。ネットワークオーディオプレーヤーの説明から三浦氏は、HDトラックスの経営者がサーバーの増強と人件費でこのビジネスは意外と儲からないと言っていたこと、e-onkyo musicが黒字になったことが業界で話題と語った。今もADSLを使用していてダウンロードに時間が掛かるので光回線を検討しているそうだ。
手作りの音響反射板が何面も壁周りに立っていて、まるでオーディオ・ダンジョンに迷い込んだかのような雰囲気を醸し出していた。(笑)
14:30〜15:00 G407:アキュフェーズ 自社講演
エソテリックに行ったら、また扉近くまで人で満員だったので予定を変えてプリメインアンプE-600を試聴した。今年は「イベント・スケジュール」を配布していたので助かった。E-570ではなくE-600なのは40周年記念モデルのエッセンスを注入しているからだそうだ。FOSTEX G2000aを力強く生き生きと鳴らしていた。
15:00〜16:00 G510:マランツ 傅信幸氏
NA-11S1をB&W 800 DIAMONDで鳴らしてした。傅氏は勤務35年の澤田音質検討マネージャーにサポートしてもらいながら試聴を進めて行った。SA-7S1はバックオーダーが1000台近くあったのにパーツが手に入らなくなり製造終了になったこと、B&W 805 Maserati Editionは絶対に鳴らすなと言われて見本として1本しか送られてこなかったという裏話を聞かせてくれた。
16:00〜16:40 G408:ラックスマン 自社講演
フラグシップセパレートアンプC-900uとM-900uでJBL Project EVEREST DD65000を鳴らしていた。S/Nの向上とボリュームの改良が特徴とのことだ。DD65000の38cmウーファー2本を余裕で制御してスピード感のある迫力の低音を聴かせてくれた。
16:40〜17:00 G409:ステラ/ゼファン 自社講演
アナログプレーヤーAir Force Oneを使いLPを聴いていった。最後に昨日とは別の新しいラッカー盤を開封して美空ひばりの「悲しい酒」1966年収録版と1982年収録版を聴いた。66年はテープのヒスノイズがちょっと気になるものの声は若い。82年はノイズが無く歌い方にも貫禄が感じられる。ステレオサウンド社のマスターCD-Rシリーズの次のひばりの曲は「愛燦燦」とのことだ。
昨日ここで試聴したスピーカーの名前がネットで検索しても分からずカタログをもらいに行ったが見つからなかった。スピーカーの足元にブランド名を見つけてやっとTIDAL(ティダル)と分かった。TIDAL Sunrayは30mm diamond tweeter搭載と知り音の良さが気になった理由が分かった気がした。
傅氏や三浦氏から来年「2014東京インターナショナルオーディオショウ」は9月下旬開催に変更されるとの話が出た。平日を含むと言っていたので9/21(日)〜9/23(水)なのだろうか。多分「東京ゲームショウ2014」の一般公開日が9/20(土)〜9/21(日)だから私にとっては非常に困る変更だ。消費税10%引き上げを見据えての早めることにしたのだろうか。(汗)
11:00〜11:50 G701:デノン 傅信幸氏
PMA-SX(75万円)とDCD-SX1(55万円)でEPICON 6(税込120万円/ペア)を鳴らしていた。傅氏は最近のハイエンドスピーカーはスポーツカーの様で遊びが無く使いこなしが難しい。その点ダリとソナスファベールは音に甘みがあり聴きやすいと評していた。「楕円/イモージェン・ヒープ」の音場の広がり方、「チャイコフスキー : 交響曲 第4番」のスケール感等音楽を楽しめる構成だと思った。
12:00〜13:00 D503:ユキム 傅信幸氏
ELAC BS314(税込69.3万円/ペア)とELAC FS 507 VX-JET(税込141.7万円/ペア)を試聴した。傅氏は小型スピーカーの利点としてフロントパネルを小さくして音の反射を減らし音質を向上出来ることを上げていた。スピーカーの購入者の4割が専用スタンドを使用したら高割合だそうだが、ELAC BS 403を選んだお客様の7,8割は同時に専用スタンドLS 70IIHBを購入しているそうだ。
13:00〜13:50 G510:マランツ 三浦孝仁氏
NA-11S1をB&W 800 DIAMONDで試聴した。ネットワークオーディオプレーヤーの説明から三浦氏は、HDトラックスの経営者がサーバーの増強と人件費でこのビジネスは意外と儲からないと言っていたこと、e-onkyo musicが黒字になったことが業界で話題と語った。今もADSLを使用していてダウンロードに時間が掛かるので光回線を検討しているそうだ。
手作りの音響反射板が何面も壁周りに立っていて、まるでオーディオ・ダンジョンに迷い込んだかのような雰囲気を醸し出していた。(笑)
14:30〜15:00 G407:アキュフェーズ 自社講演
エソテリックに行ったら、また扉近くまで人で満員だったので予定を変えてプリメインアンプE-600を試聴した。今年は「イベント・スケジュール」を配布していたので助かった。E-570ではなくE-600なのは40周年記念モデルのエッセンスを注入しているからだそうだ。FOSTEX G2000aを力強く生き生きと鳴らしていた。
15:00〜16:00 G510:マランツ 傅信幸氏
NA-11S1をB&W 800 DIAMONDで鳴らしてした。傅氏は勤務35年の澤田音質検討マネージャーにサポートしてもらいながら試聴を進めて行った。SA-7S1はバックオーダーが1000台近くあったのにパーツが手に入らなくなり製造終了になったこと、B&W 805 Maserati Editionは絶対に鳴らすなと言われて見本として1本しか送られてこなかったという裏話を聞かせてくれた。
16:00〜16:40 G408:ラックスマン 自社講演
フラグシップセパレートアンプC-900uとM-900uでJBL Project EVEREST DD65000を鳴らしていた。S/Nの向上とボリュームの改良が特徴とのことだ。DD65000の38cmウーファー2本を余裕で制御してスピード感のある迫力の低音を聴かせてくれた。
16:40〜17:00 G409:ステラ/ゼファン 自社講演
アナログプレーヤーAir Force Oneを使いLPを聴いていった。最後に昨日とは別の新しいラッカー盤を開封して美空ひばりの「悲しい酒」1966年収録版と1982年収録版を聴いた。66年はテープのヒスノイズがちょっと気になるものの声は若い。82年はノイズが無く歌い方にも貫禄が感じられる。ステレオサウンド社のマスターCD-Rシリーズの次のひばりの曲は「愛燦燦」とのことだ。
昨日ここで試聴したスピーカーの名前がネットで検索しても分からずカタログをもらいに行ったが見つからなかった。スピーカーの足元にブランド名を見つけてやっとTIDAL(ティダル)と分かった。TIDAL Sunrayは30mm diamond tweeter搭載と知り音の良さが気になった理由が分かった気がした。
傅氏や三浦氏から来年「2014東京インターナショナルオーディオショウ」は9月下旬開催に変更されるとの話が出た。平日を含むと言っていたので9/21(日)〜9/23(水)なのだろうか。多分「東京ゲームショウ2014」の一般公開日が9/20(土)〜9/21(日)だから私にとっては非常に困る変更だ。消費税10%引き上げを見据えての早めることにしたのだろうか。(汗)
2013年11月04日
【速報版】11/03(日)の「2013東京インターナショナルオーディオショウ」で7ルームを梯子してきた
11/02(土)〜11/04(月)まで「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されている。2日目の11/03(日)に参加してきたので今夜は速報版としてレポートする。
12:00〜13:00 G607:フューレンコーディネート 小林貢氏/井上千岳氏
PIEGA Coax120.2を使い50年前ステレオレコード登場初期に収録されたテープ音源を再生していた。ヒスノイズは気になるもののスクラッチノイズが入らない分アナログレコードより聴きやすい。レンジは広くはないが音の芯がしっかりしていて十分演奏の熱さが伝わってくる。
13:00〜14:00 D502:トライオード 麻倉怜士氏
ハイエンドブランドJUNONE第一弾の完全モノラルバランス伝送真空管プリアンプを使い英国スペンドール社Classic SP100R2(税込価格806,400円/ペア)を鳴らしていた。「ドヴォルザーク:交響曲第9番 新世界より」のスケール感も出ており見た目以上に良く鳴っている。
麻倉先生が漏れ聞こえてきたビリー・ジョエルの楽曲に応える様にハイレゾ音源の「素顔のままで/ビリー・ジョエル」を演奏したので試聴客に受けていた。(笑)
14:00〜15:00 G504:アッカ 傅信幸氏
YGアコースティックスHailey(税込247.5万円)を鳴らしていた。傅氏はスイス・ジュネーブの物価の高さはマクドナルドのアルバイトの時給が2500円からも明らかでスイス製のオーディオ製品が高いのは仕方ないと話していた。14:25頃地震があり、立っていても気づくほど揺れてちょっと驚いた。(汗)
15:00〜16:00 G605:ディナウディオ・ジャパン 小林貢氏
Excite X34 (336,000円/ペア)を試聴した。小林氏はこのコンポーネントシステムは総額80万円ほどでこのショウに出品されている製品の中では安い方だが、これは大量生産によるコスト削減の賜物と説明した。同じマスターから作られた市販CDとダイレクトCD-Rの比較試聴ではしっかりCD-Rの音の鮮度の高さを鳴らし分けていた。
16:00〜17:00 G409:ゼファン ケン・ケスラー氏
アナログプレーヤーAir Force Oneを使いアナログ盤を聴いていった。ケスラー氏の講演終了後特別に「悲しい酒/美空ひばり」のラッカー盤再生を行ったが、オールアナログでも細心の注意を払い収録プレスされた音源の高音質さには驚かされた。今日聴いた音源の中で一番印象に残った。
17:00〜18:00 G405:ナスペック 小林貢氏/井上千岳氏
ソースはアナログレコードでVienna Acoustics (ウィーン アコースティクス)のBeethoven Baby Grand Symphony Edition(31.5万円/台)とKLIMT THE MUSIC(税抜147万円/台)を試聴した。知人のレコーディングエンジニアから最近のハードディスクレコーディングでは編集が簡単になったこと、新人チェロ奏者のデビューアルバムでは600か所以上の修正を行ったことを聞いたと話してくれた。
18:00〜19:00 G410:ロッキーインターナショナル 和田博巳氏
アキュフェーズシステム一式でQUAD ESL 2812(税抜95万円/台)、フォーカル スカラ ユートピア(税抜170万円/台)、グランデ・ユートピアEMを鳴らして行った。和田氏はESL 2812の使いこなしとして床置きではなく耳の高さまで上げて、その台の下にモノラルパワーアンプを置き最短スピーカーコードを繋ぐことを勧めた。
行きの電車に座って「あと3駅」と確認しながらふと気づいたら何時の間にか乗り過ごしていたり、試聴で運良く座れたら良い音が子守唄になるのか何時の間にか気を失っていたりとちょっとお疲れの様だ。それでも明日は今日行けなかったメーカーを聴いて回ることにしよう。
12:00〜13:00 G607:フューレンコーディネート 小林貢氏/井上千岳氏
PIEGA Coax120.2を使い50年前ステレオレコード登場初期に収録されたテープ音源を再生していた。ヒスノイズは気になるもののスクラッチノイズが入らない分アナログレコードより聴きやすい。レンジは広くはないが音の芯がしっかりしていて十分演奏の熱さが伝わってくる。
13:00〜14:00 D502:トライオード 麻倉怜士氏
ハイエンドブランドJUNONE第一弾の完全モノラルバランス伝送真空管プリアンプを使い英国スペンドール社Classic SP100R2(税込価格806,400円/ペア)を鳴らしていた。「ドヴォルザーク:交響曲第9番 新世界より」のスケール感も出ており見た目以上に良く鳴っている。
麻倉先生が漏れ聞こえてきたビリー・ジョエルの楽曲に応える様にハイレゾ音源の「素顔のままで/ビリー・ジョエル」を演奏したので試聴客に受けていた。(笑)
14:00〜15:00 G504:アッカ 傅信幸氏
YGアコースティックスHailey(税込247.5万円)を鳴らしていた。傅氏はスイス・ジュネーブの物価の高さはマクドナルドのアルバイトの時給が2500円からも明らかでスイス製のオーディオ製品が高いのは仕方ないと話していた。14:25頃地震があり、立っていても気づくほど揺れてちょっと驚いた。(汗)
15:00〜16:00 G605:ディナウディオ・ジャパン 小林貢氏
Excite X34 (336,000円/ペア)を試聴した。小林氏はこのコンポーネントシステムは総額80万円ほどでこのショウに出品されている製品の中では安い方だが、これは大量生産によるコスト削減の賜物と説明した。同じマスターから作られた市販CDとダイレクトCD-Rの比較試聴ではしっかりCD-Rの音の鮮度の高さを鳴らし分けていた。
16:00〜17:00 G409:ゼファン ケン・ケスラー氏
アナログプレーヤーAir Force Oneを使いアナログ盤を聴いていった。ケスラー氏の講演終了後特別に「悲しい酒/美空ひばり」のラッカー盤再生を行ったが、オールアナログでも細心の注意を払い収録プレスされた音源の高音質さには驚かされた。今日聴いた音源の中で一番印象に残った。
17:00〜18:00 G405:ナスペック 小林貢氏/井上千岳氏
ソースはアナログレコードでVienna Acoustics (ウィーン アコースティクス)のBeethoven Baby Grand Symphony Edition(31.5万円/台)とKLIMT THE MUSIC(税抜147万円/台)を試聴した。知人のレコーディングエンジニアから最近のハードディスクレコーディングでは編集が簡単になったこと、新人チェロ奏者のデビューアルバムでは600か所以上の修正を行ったことを聞いたと話してくれた。
18:00〜19:00 G410:ロッキーインターナショナル 和田博巳氏
アキュフェーズシステム一式でQUAD ESL 2812(税抜95万円/台)、フォーカル スカラ ユートピア(税抜170万円/台)、グランデ・ユートピアEMを鳴らして行った。和田氏はESL 2812の使いこなしとして床置きではなく耳の高さまで上げて、その台の下にモノラルパワーアンプを置き最短スピーカーコードを繋ぐことを勧めた。
行きの電車に座って「あと3駅」と確認しながらふと気づいたら何時の間にか乗り過ごしていたり、試聴で運良く座れたら良い音が子守唄になるのか何時の間にか気を失っていたりとちょっとお疲れの様だ。それでも明日は今日行けなかったメーカーを聴いて回ることにしよう。
2013年11月03日
【速報版】11/02(土)の「2013東京インターナショナルオーディオショウ」で7ルームを梯子してきた
11/02(土)〜11/04(月)まで「2013東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されている。1日目の11/02(土)に参加してきたので今夜は速報版としてレポートしようと思う。
まずフォーラム中庭で開催されている「音楽ソフト蔵出し限定市」を10分ほど覗いてみた。限定盤で既に通販では手に入らない掘り出し物がないか期待したが見つけられなかった。
12:00〜13:00 G602:エソテリック 傅信幸氏
グランディオーソP1/D1/M1によるTANNOY Canterbury GR (税抜290万円)とavantgarde trio Ω G2 classico(税抜660万円)の試聴を行っていた。Grandiosoシリーズはステレオサウンドのグランプリ「ゴールデンサウンド」を受賞したとのこと。
G2はホーンの指向性が良い為各ユニットの位置が明確に分かり楽器の位置が不自然なのが面白い。日本では15台ほど納品しているそうで確かにレンジが広く音離れの良いのは魅力的だ。
13:00〜14:00 G604:リン 山之内正氏
KLIMAX EXAKT DSM + KLIMAX EXAKT 350 (税込840万円)のEXAKT システムの試聴を行っていた。イグザクトシステムの特徴である「デジタルクロスオーバー」はONKYO「デジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク」、「ドライブユニット毎の特性補正」はパイオニアの「フルバンド・フェイズコントロール」、「部屋の特性に最適化」はパイオニアの「Advanced MCACC」と既存技術は既にあり目新しさは感じられない。自社製品内しか接続出来ないハード規格を採用したことが一番の特徴だろう。(苦笑)
14:00〜15:00 G503:フォスター電機 三浦孝仁氏
FOSTEX G2000とG2000aの比較試聴を行った。G2000aはステレオサウンドのグランプリを受賞したそうだ。同一楽曲を聴いたがG2000aになるとボーカルが澄み力強くなったようだ。さすがにミッドレンジが改良されるとかなり音質が向上する。
15:00〜16:00 G502:エレクトリ 三浦孝仁氏
MAGICO Q7の試聴を行っていた。税抜2300万円、重量340kgというフラグシップモデルだ。ステレオサウンドのグランプリ「ゴールデンサウンド」を受賞したそうだ。三浦氏はこの9月にKRELL LAT-1000に代えてQ3を導入したそうで、このスピーカーのデザインは黒のトールボーイと似ているので奥さんは多分買い替えたことに気付いていないと笑っていた。
16:00〜17:00 G610:太陽インターナショナル 三浦孝仁氏
dCS Vivaldi Transport(税抜427万円)+dCS Vivaldi DAC(税抜355万円)+dCS Vivaldi Upsampler(税抜221万円)+dCS Vivaldi Clock(税抜174万円)の視聴を行っていた。
ツィーターのデザインを見て使用しているスピーカーはエラックだと思っていたらADAM COLUMN MK3(110万円)とのこと。エラックにいた技術者が開発したそうだからX-ART(エックスアート)ドライバーとJET Vドライバーが似ている筈だ。高音に艶があり魅力的な音のスピーカーだ。
17:00〜18:00 G401:TADL アンドリュー・ジョーンズ氏
DA1000によるハイレゾ音源の視聴を行っていた。平野至洋代表取締役がD1000とDA1000のDACの音質は同一であること、世界一流のピアノ調律師の精度は10のマイナス2乗位なのでクロック精度はほどほど良ければ問題なく、ジッターによる音信号の横ずれを無くして”純度”を高めることが大切と力説していた。
18:00〜19:00 G402:ハーマンインターナショナル 傅信幸氏
JBL Project EVEREST DD67000の試聴を行っていた。傅氏が聞いた話として、日本にはパラゴンが800セットあると言っていた。B&Wでも社員数は600人ほどだが、JBLは数千人単位で工場には社員食堂や診療所もあるそうだ。工場見学時に体調を崩しそこで薬をもらったのが自慢だと語った。(笑)
どこも混んでいて座れず7時間立ち試聴でさすがに疲れてしまった。それでも明日は今日行けなかったメーカーを聴いて回ることにしよう。
まずフォーラム中庭で開催されている「音楽ソフト蔵出し限定市」を10分ほど覗いてみた。限定盤で既に通販では手に入らない掘り出し物がないか期待したが見つけられなかった。
12:00〜13:00 G602:エソテリック 傅信幸氏
グランディオーソP1/D1/M1によるTANNOY Canterbury GR (税抜290万円)とavantgarde trio Ω G2 classico(税抜660万円)の試聴を行っていた。Grandiosoシリーズはステレオサウンドのグランプリ「ゴールデンサウンド」を受賞したとのこと。
G2はホーンの指向性が良い為各ユニットの位置が明確に分かり楽器の位置が不自然なのが面白い。日本では15台ほど納品しているそうで確かにレンジが広く音離れの良いのは魅力的だ。
13:00〜14:00 G604:リン 山之内正氏
KLIMAX EXAKT DSM + KLIMAX EXAKT 350 (税込840万円)のEXAKT システムの試聴を行っていた。イグザクトシステムの特徴である「デジタルクロスオーバー」はONKYO「デジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク」、「ドライブユニット毎の特性補正」はパイオニアの「フルバンド・フェイズコントロール」、「部屋の特性に最適化」はパイオニアの「Advanced MCACC」と既存技術は既にあり目新しさは感じられない。自社製品内しか接続出来ないハード規格を採用したことが一番の特徴だろう。(苦笑)
14:00〜15:00 G503:フォスター電機 三浦孝仁氏
FOSTEX G2000とG2000aの比較試聴を行った。G2000aはステレオサウンドのグランプリを受賞したそうだ。同一楽曲を聴いたがG2000aになるとボーカルが澄み力強くなったようだ。さすがにミッドレンジが改良されるとかなり音質が向上する。
15:00〜16:00 G502:エレクトリ 三浦孝仁氏
MAGICO Q7の試聴を行っていた。税抜2300万円、重量340kgというフラグシップモデルだ。ステレオサウンドのグランプリ「ゴールデンサウンド」を受賞したそうだ。三浦氏はこの9月にKRELL LAT-1000に代えてQ3を導入したそうで、このスピーカーのデザインは黒のトールボーイと似ているので奥さんは多分買い替えたことに気付いていないと笑っていた。
16:00〜17:00 G610:太陽インターナショナル 三浦孝仁氏
dCS Vivaldi Transport(税抜427万円)+dCS Vivaldi DAC(税抜355万円)+dCS Vivaldi Upsampler(税抜221万円)+dCS Vivaldi Clock(税抜174万円)の視聴を行っていた。
ツィーターのデザインを見て使用しているスピーカーはエラックだと思っていたらADAM COLUMN MK3(110万円)とのこと。エラックにいた技術者が開発したそうだからX-ART(エックスアート)ドライバーとJET Vドライバーが似ている筈だ。高音に艶があり魅力的な音のスピーカーだ。
17:00〜18:00 G401:TADL アンドリュー・ジョーンズ氏
DA1000によるハイレゾ音源の視聴を行っていた。平野至洋代表取締役がD1000とDA1000のDACの音質は同一であること、世界一流のピアノ調律師の精度は10のマイナス2乗位なのでクロック精度はほどほど良ければ問題なく、ジッターによる音信号の横ずれを無くして”純度”を高めることが大切と力説していた。
18:00〜19:00 G402:ハーマンインターナショナル 傅信幸氏
JBL Project EVEREST DD67000の試聴を行っていた。傅氏が聞いた話として、日本にはパラゴンが800セットあると言っていた。B&Wでも社員数は600人ほどだが、JBLは数千人単位で工場には社員食堂や診療所もあるそうだ。工場見学時に体調を崩しそこで薬をもらったのが自慢だと語った。(笑)
どこも混んでいて座れず7時間立ち試聴でさすがに疲れてしまった。それでも明日は今日行けなかったメーカーを聴いて回ることにしよう。