21回予定の「2013 Tokyo International Audio Show」詳細レポートの第1回目は「11/2(土) 12:00〜13:00 G602:エソテリック 傅信幸氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はグランディオーソP1/D1/M1とスピーカーTANNOY Canterbury GR (税抜290万円)、avantgarde trio Ω G2 classico(税抜660万円)だ。Grandiosoシリーズはステレオサウンドのグランプリ「ゴールデンサウンド」を受賞したとのことだ。
TANNOY Canterbury GRで試聴したソフトは次の4枚だ。
1) チャイコフスキー : バレエ音楽<くるみ割り人形>作品71 全曲/ゲルギエフ(ワレリー)
2) ラモー:シンフォニー・イマジネール/ミンコフスキ(マルク)
3) ディア・マリンバ /塚越慎子
4) Sophisticated Ladies/チャーリー・ヘイデン
傅氏はコーン紙が変わったので音質が変わり、膨らんだ低音が締まる様になった。タンノイは箱を鳴らす方で、エンクロージャー製造工場が変わったことも音に影響があるようだが、燻し銀の音は健在と解説した。
腹に響くような低音もしっかり再生しており、「マラソン試聴会」の時より印象が良い。このスピーカーのみを聴くと不満は感じない。
avantgarde trio Ω G2 classicoで試聴したソフトは次の3枚だ。
1) チャイコフスキー : バレエ音楽<くるみ割り人形>作品71 全曲/ゲルギエフ(ワレリー)
2) ミーツ5サクソフォン/前田憲男
3) 『NOBU'S POPULAR SELECTION』ステレオサウンド リファレンス
アヴァンギャルドのスピーカーはホーンではあるがコンプレッションではないので歪みと乱気流が起きずホーン臭さが無いと言う。丸いホーンの材質はアルミではないとのことだ。この大きさと価格のスピーカーが日本で15台ほど納品されているそうで驚いた。
レンジが広く音離れの良いのは魅力的だが、ホーンの指向性が良い為各ユニットの位置が明確に分かりドラムセットが非常に背の高い楽器になってしまうのが面白い。
傅氏は各製品知識が豊富で他社製品と比較しつつ、試聴モデルの魅力を伝えてくれるので非常に好印象だ。気付くと何回も話を聞いているのでまずは傅氏の試聴会からまとめていこうと思う。
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