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2016年06月12日

【速報版】16/06/12(日)の『アナログオーディオフェア2016』を見学してきた。[前編]

16/06/12(日)は『アナログオーディオフェア2016』見学に秋葉原・損保会館2F,3F,4F,5Fへ行ってきた。2日目は10:00〜18:00開催だが寝坊して11時から18時半の7時間見学となった。

今夜は速報版として簡単に注目ブースをレポートしたい。

502:パナソニック株式会社「テクニクスリファレンスシステムで聴くSL-1200G」
 SL-1200Gは音質を追い込み中で限定モデルSL-1200GAEに近づけているとのこと。限定モデルと同価格で予約受付中と言っていた。

504:トップウィング「英国iFi-Audio社pro iCAN」
 真空管コントロールアンプ兼ヘッドフォンアンプの試聴を行っていた。真空管とソリッドステート用の独立入力回路を持っており再生中でも切替可能となっている。真空管モードだとレコードのスクラッチノイズが気にならなくなり聴き易く感じた。

501:ラックスマン株式会社「ベルトドライブ式アナログプレーヤーPD-171A」
 ベルトドライブ式アナログプレーヤーPD-171Aはお気に入りのカートリッジを付ければすぐに使えるパッケージ製品として企画されている。真空管フォノイコライザーアンプEQ-500のアナログメーターは出力レベルをモニター出来るので曲の頭出しでボリュームを上げるタイミングを計るのに使えるとのことだ。

406:アンダンテラルゴ13:00〜14:30「コード社ケーブル比較試聴:林正儀氏」

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 最初にオーディオケーブルメーカー英国コード社はDACのコード社とは別で社歴は長いと説明があった。エントリーの1万円クラスから5万円前後のミドルモデル、10万円越えるハイエンドモデルのXLRケーブル比較試聴が行われた。

 最新ミドルクラスは情報量と解像度が高く若々しい音調が魅力的だ。旧ハイエンドモデルは大人向けの音作りでじっくり聴くには良さそうだ。何回もケーブル交換を行っていたらハイエンドモデルが断線してしまい音レベルが下がるトラブルがあった。10万円以上のケーブルでこの故障は痛い!

長くなりそうなので後編に続く…。


2015年11月08日

オーディオ・ホームシアター展 2015の帰りに『TOKYO AUDIO BASE 2015』に立ち寄ってみた

10/18(日)は16:00で『オーディオ・ホームシアター展 2015』が終了したのでTOKYO INFORMART EXPRESS 24を後にしてテレコムセンター駅へ向かった。駅隣の青海フロンティアビルでは『TOKYO AUDIO BASE 2015』が18:00まで行われているので立ち寄った。主催者側も帰り客を狙い呼び子を立てていた。

会場は昨年の『ハイエンドショウトウキョウ2014』と同じだったが、コの字型の通路にある小部屋は試聴室として3部屋しか使用しておらず出展社減少で寂しく感じた。オーディオ評論家によるイベントも終わっていたのでトライオードのブースを試聴した。

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IASJ2015同様ハイレゾリューションマルチオーディオボックスCocktail Audio CA-X40の紹介があった。これ1台でハイレゾを含む全ての音楽ソースの再生が可能で、CDのリッピングからMM型フォノイコライザー内蔵によりアナログレコードのハイレゾアーカイブも可能と非常に多機能だ。

FMチューナー内蔵で24bit/192KHzで録音可能とあるがオーディオタイマーは内蔵していないようで留守録が出来ないのが残念なところ。また対策はしてあるだろうがデジタル回路のノイズがアナログFMに悪影響を与えないか心配でもある。価格は税抜48万円だ。

アナログプレーヤーKRONOS SPARTA(税抜280万円)は糸ドライブで下のテーブルを逆回転させていることが特徴。このテーブルを止めた状態との比較試聴を行ったが、逆回転させることで上のターンテーブルが起こす振動や歪をキャンセルするとSN比が良くなり音楽が生き生きと再生される。これを聴くとSPARTAの魅力が納得出来る。トーンアームはHELENA(税抜90万円)、カートリッジは(株)カジハラ・ラボRM-KANDA(税抜48万円)を使用していた。

主な試聴曲は以下の通り。
 1)CD「Celtic Woman/ケルティック・ウーマン」より「16. You Raise Me Up」
 2)LP「日付けのないカレンダー/森山良子」より「2. 中央線あたり」
 3)LP「A LONG VACATION/大滝詠一」より「1. 君は天然色」
 4)「ウォールフラワー/ダイアナ・クラール」より「4. アローン・アゲイン」
 5)LP「We Are The World/U.S.A For Africa」
 6)LP「ボレロ」
 7)LP「Belafonte at Carnegie Hall/ハリー・ベラフォンテ」より「The Banana Boat Song (Day-O)」

アナログの「ボレロ」は通常のLPとは逆に内側から外側に針が進んで行く。これは音圧の上がる後半部分を音質的に有利な外周で収録する為とのことだ。15/10/16(金)に「アニ・オケ!クラシック〜“ネ申曲”降臨〜」の生演奏の「ボレロ」を聴いたばかりなのでオーディオはマスタリングされた録音物を聴いていることを実感した。

LPの「君は天然色」を聴くとカセットテープで毎日の様に聴いていた頃の気持ちが蘇る様だ。山崎 順一社長は「今は純度の高い優秀なケーブルが揃っておりアナログレコードに刻まれている音を失うことなく再生出来るようになったので当時とは違う高音質で聴くことが出来る」と語っていた。

「この試聴室に来ている皆様に真空管アンプの音の魅力を知ってもらい購入して頂きたい」と言っていた。確かに音は魅力的ではあるが夏は熱いし真空管の寿命は5000時間と聞く。運用コストを考慮すると手を出し難い。

さて来年このイベントはどんなコンセプトで行われるのだろうか。




【関連リンク】

『Cocktail Audio CA-X40』
 http://www.cocktailaudio.com/overview_x40.php

『“大人の秘密基地”がコンセプトの新オーディオイベント「TOKYO AUDIO BASE」をレポート』
 http://www.phileweb.com/news/audio/201510/18/16511.html

2015年06月18日

AAF15:じっくり試聴したい方は15/07/18(土),19(日)開催の「第4回 SPECオリジナル試聴会」をご予約下さい

15/06/13(土)、14(日)と『アナログオーディオフェア2015』を見学した。今日から数回に渡り各ブースのデモ内容をレポートしたい。

408:スペック(株) SPEC

アナログ・ターンテーブル:GMP-70 1,600,000円(税別)
トーンアーム/カートリッジ:不明
フォノイコライザー:REQ-77S 1,080,000円(税別)
プリメインアンプ:RSA-F11 1,280,000円(税別)
リアルサウンド・プロセッサー:RSP-701 2台1組75,000円(税抜)
スピーカー:Amphion Argon7L 640,000円(税抜/2台1組)

と合計475万円以上(税別)のシステムでアナログレコードをかけていた。

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160万円の糸ドライブのアナログ・ターンテーブルは日本の湿度と経年劣化を考慮して糸ドライブを採用したとのこと。強力な初期トルクを持つモーターが欲しくてパーツメーカーを探し歩いたそうだ。手間暇を掛けて開発したモデルで価格が高いのには理由があることを説明していた。

リアルサウンド・プロセッサーの有無による比較試聴も行い「アンプの買い換えをご検討でしたら、まずRSP-701をお試し下さい。お手持ちのアンプを見直すことになるでしょう。それでも不満があれば当社のアンプもご検討ください。買い替えてもそのままRSP-701は使えます」と売り込んでいた。

愛車の中でも良い音で聴きたいとのご要望がありカーサウンドDDシリーズのRSP-C3/RSP-C3Wを発売したところカーステレオの各スピーカーに8台のRSPを接続してインストールしたお客様もいます、と効果の程を謳っていた。

また発売予定の製品としてネットワークオーディオプレーヤーの試聴も行った。メーカーから基盤を購入してスペックが音のチューニングを行ったモデルで、最新のPCM384/32とDSD 5.6フォーマットに対応予定、KINSKYで操作出来るとのこと。仕様、使い勝手、音質で最強のプレーヤーを目指していると語った。

他に開発中の製品としてパワーアンプを検討しており、その後セレクター機能に特化したシンプル&ストレートなプリアンプも出す予定、とこっそりマル秘情報を教えてくれた。

試聴客の中から「パイオニアやTADとの関係は?」「何故スペックの製品は高いのか?」といった答え難そうな質問が出ていたが真摯に答えていて好感が持てた。他の部屋のシステムが1,000万円超えだったこともありスペックの価格が大変良心的に見えてしまう。(^_^;;

15/07/18(土),19(日)に「第4回 SPECオリジナル試聴会」を行うとの告知があってこの回のデモは終わった。

2015年06月17日

AAF15:1,100万円超えシステムのDS Audio光カートリッジでアナログレコードを聴いてみた

15/06/13(土)、14(日)と『アナログオーディオフェア2015』を見学した。今日から数回に渡り各ブースのデモ内容をレポートしたい。

404:(株)デジタルストリーム DS Audio

アナログプレーヤー:Air Force Two 3,500,000円(税別)
カートリッジ: DS Audio DS001 150,000円(税別)
光カートリッジ専用フォノイコライザー:200,000円(税別)
プリアンプ:CHERUBIM Belcanto
パワーアンプ:QUALIA & COMPANY DOGMA 600 MonoBlock 予価5,000,000(税別)×2台
スピーカー:モニターオーディオGOLD 300 560,000(税別)×2本
と合計1,100万円超え(税別)のシステムでアナログレコードをかけていた。

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 DS Audioの光カートリッジを説明していたのは28歳の男性だった。初めて聴いたアナログレコードの音の良さに感激して、その時使用されていた東芝C100Pカートリッジを最新デバイスで再開発して製品したいと思ったと言う。その時聴いたのが「スリラー/マイケル・ジャクソン」なので思い出の1曲としてレコードを掛けた。

40年前東芝から発売されたC100Pの特許の殆どは発熱対策によるもので当時は発光体に白ランプしかなくその熱に苦労したそうだ。今では赤外線LEDと太陽光パネルを使い放熱に苦心することはないとのこと。

MM/MC カートリッジの速度比例型発電機構とは異なり光カートリッジは振幅比例型なので専用のイコライザーが必要になるので35万円セット価格となる。イコライザーは当時から今まで研究を続けてきた東芝の開発者に協力してもらい設計したので音質を一層向上させられたとの説明があった。

光カートリッジは周波数特性がフラットで低音から高音までバランスの良い音を聴かせるとのこと。確かに先に聴いたヨシノトレーディングと甲乙つけがたい魅力的な音だった。

デジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)は“気軽さ”を物差しとして発展してきたがDS Audioは違う尺度で製品を開発していくと情熱的に語っていた。

この話を聞いて以前、最近の家庭にはステレオがないという調査結果を思い出した。CDを購入したらすぐにパソコンでリッピングしてMP3ファイルにしてDAPやスマホで音楽を聴いているのであればCD本来の音質を知らずMP3イコールCDの音質と思っている若者もいるのではないか。アナログレコードの復活の原因の一部にはCDへの誤解もあるかもしれないと言う気がしてきた。(^_^;;

2015年06月16日

AAF15:ヨシノトレーディング(株)の総額1020万円超のシステムで聴くアナログレコードはDSD音源を越えた!?

15/06/13(土)、14(日)と『アナログオーディオフェア2015』を見学した。今日から数回に渡り各ブースのデモ内容をレポートしたい。

406:ヨシノトレーディング株式会社

アナログプレーヤー:ノッティンガム・アナログ・スタジオ社(N.A.S.)Deco(デコ)4,900,000(税別)
カートリッジ:不明
フォノイコライザー: EAR 88PB 748,000(税別)
プリアンプ:EAR 912 【 Professional Tube Control Centre 】1,980,000(税別)
プリメインアンプ:EAR V12(パワーアンプ部のみ使用)1,200,000(税別)
スピーカー:イタリアDiapason社Astera/アステラ(ペア/専用スタンド付)1,380,000(税別)
と合計1020万円超え(税別)のシステムでアナログレコードをかけていた。

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13(土)は井上陽水の「氷の世界」が流れていて懐かしくて思わず座って聴き始めたら1時間以上このブースに居続けてしまった。音楽試聴がメインでレコード交換時に色々アナログレコードの復権に関わる話をしてくれた。「Wの悲劇」のLPは音が良く中古を見つけたら購入推奨だそうだ。

「葡萄(生産限定アナログ盤)/サザンオールスターズ」の制作関係者からどうしても昔の様な厚みのある音にはならない。一般的に昨今の録音現場はコスト削減重視でどうせMP3に圧縮した時に聴こえなくなくなるからと細かな音の作り込みをしない手抜きが行われている、といった残念な話もあった。

このシステムの音を聴いているとソースがアナログレコードと分かるのは時々スクラッチノイズが入ることくらいで、周波数特性とダイナミックレンジから感じる音質はハイレゾDSD音源そのもの。LPにここまでの音の情報が刻まれていたのかと驚かされる。昔幼い頃に聴いたナローレンジのレコードの思い出とは別次元の音だ。

昨今のアナログレコード復権は生演奏をそのまま残そうと言う当時の演奏者と技術者の志の高さが見直されているのも一因なのだろうと思った。

ブースにはクラシック、ジャズ、ロックから歌謡曲、演歌までLP/EP盤を揃えていてくれてリクエストで「難破船/中森明菜」「おもいで酒/小林幸子」「愛燦燦/美空ひばり」といった昭和歌謡も流れ昭和の雰囲気を楽しむことが出来た。

2015年06月14日

【速報版】15/06/14(日)の『アナログオーディオフェア2015』の「井筒香奈江ライヴ&トークショー」に参加してきた。

15/06/14(日)も『アナログオーディオフェア2015』見学に秋葉原・損保会館4F,5Fへ行ってきた。2日目は10:00〜18:00開催ということで早めに出る予定だったが、家を出ようとしたら外は大雨で30分程様子を見て止んでから出かけたので11時半から17時半の6時間見学となった。

今夜も速報版として簡単に注目ブースをレポートしたい。

502:イベントルーム15:30〜17:00「井筒香奈江ライヴ&トークショー」

「ライヴ&トークショー」のライヴに期待して参加したが内容は「トーク&レコード試聴&ライヴ」という比率だった。結局歌ったのは「かもめはかもめ」1フレーズ、「春夏秋冬」、「ガラス越しに消えた夏」2番からレコードとデュエット、「中央線」レコードとデュエットの3曲+αという構成。

いつもは飲食中のお客さんがいるライヴハウスで歌っているので自分にこれほど視線が集まることはないので緊張して歌えないと言ってなかなか歌わず関係者をやきもきさせていた。開始から30分後にやっとレコードとデュエットという変則なライヴとなったが、綺麗にハモっていたのは流石というところ。

「時のまにまに」の暗さからどんな人だろうと思っていたら実に明るい人で意外な気がした。「時のまにまに」ライヴの要望を聞くが、暗い曲調が続くので歌う方も聞く方も滅入ってしまうのでやらない。もしやるとしたら途中アップテンポの曲を入れないと出来ないと明るく答えていた。

この会場の皆さんがSNSで「井筒香奈江は良い」と書いてくれれば人気が出て限定500枚のアナログレコードの価値が上がり高く売れる様になりますよと提案したら関係者から「それは皆さんに転売しろと勧めることになります」とツッコまれていた。

「時のまにまに」シリーズ第5弾の制作が進んでいて9月中旬には発売できるだろうとの告知があり楽しいトークショーが終了した。



【関連リンク】

『アナログオーディオフェア2015』
 http://www.xn--cckacqnb3b3nya9iqlog.jp/#top.html

2015年06月13日

【速報版】15/06/13(土)の『アナログオーディオフェア2015』に参加してきた。

15/06/13(土)『アナログオーディオフェア2015』見学に秋葉原・損保会館4F,5Fへ行ってきた。初日は12:00〜19:00開催ということで12時半から18時半の6時間楽しんで来た。

損保会館は初めて行く会場だが、会議室フロアなので通路が狭く立ち話も出来ないし休憩する場所も無い。防音も考慮されていないのでオーディオイベント向きではないが、入場無料ではこれが限界なのだろう。狭かったこともあり各部屋とも満員盛況という感じだった。

今夜は速報版として簡単に注目ブースをレポートしたい。

404:(株)デジタルストリーム DS Audio
 光カートリッジの試聴を行っていた。40年前東芝から発売されたC100Pの特許を使い最新のデバイスを使って製造したとの話だ。イコライザーは東芝の開発者に協力してもらい設計したとの説明があった。この企画を進めたのが28歳の男性で初めて聴いたアナログレコードの音の良さに感激して製品化を志したと言う。

405:(株)トライオード TRIODE/JUNONE
 設立20周年記念限定モデルVP-20 Anniversaryを120台限定で発売したところすぐに売り切れてしまったので、その第2弾を検討している。フォノイコライザーのハイエンドモデルが製造終了になってしまったのでJUNONEブランドで復活させることを考えている、性能を考慮するとソリッドステートを使用するだろうと語った。

408:スペック(株) SPEC
 これから発売予定の製品としてネットワークオーディオプレーヤーの試聴を行っていた。メーカーから基盤を購入してスペックが音のチューニングを行ったモデルで、最新のPCM/DSDフォーマットに対応し、KINSKYで操作できると言う。DSDに対応してくれないLINN DS/DSMの対抗機種になることを期待したい。

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他に160万円台の糸ドライブのアナログプレーヤーの試聴も行っていた。パワーアンプの製品化を検討しており、その後セレクター機能に特化したプリも出す予定とのこと。設立5年目を迎えスペックは元気だ。


『アナログオーディオフェア』ということで各ブースとも個性的なアナログプレーヤーやカートリッジを試聴することが出来た。ハイエンドモデルの音はスクラッチ音が無ければまるでDSD音源を聴いている様で、古いレコードを再生しているとは思えない情報量に聴き惚れてしまった。



【関連リンク】

『アナログオーディオフェア2015』
 http://www.xn--cckacqnb3b3nya9iqlog.jp/#top.html

2014年10月22日

【速報版】HEST2014:10/18(土)と19(日)の『ハイエンドショウトウキョウ2014』を1時間ほど覗いてきた

開催が危ぶまれていた(?)『ハイエンドショウトウキョウ2014』が10/17(金)〜19(日)と3日間開催された。場所は「テレコムセンター駅」隣接「青海フロンティアビル」入場無料ということなので『オーディオ・ホームシアター展』の帰りに寄った。

「青海フロンティアビル」のどこかと思ったらテレコムセンター駅の改札を出て右手に曲がり、そのまままっすくビルに入って突当りが会場となっていた。本当に徒歩0分感覚だ。(笑)

試聴室はコの字型の通路順にA,B,C,D,Eと5部屋あり分かり易い上に音展のタイム24の研修室とは違い防音効果があり集中して音楽を楽しむことが出来た。広さ的には交通会館の1フロアに比べて3分の1程の面積位か。

10/18(土)は音展が18時終了に対して、こちらは19時までの開催なので1時間延長してオーディオショウを満喫出来るのが嬉しい。

10/18(土) Eルーム:潮晴男・和田博巳先生イベント
 タイムテーブルには予定が入っていなかったが アナログレコードの試聴会を行っていたので参加した。価格帯別カートリッジの比較試聴やラインケーブル交換して音の変化を体験する等面白い試みを行っていた。音展を終えた同業の先生方が2,3人顔を覗かせては捕まり一言挨拶をしていくという楽しい1時間だった。

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10/19(日)は両イベント共に撤収時間が必要で16時までとなっていたので、15時で音展を出てハイエンドを見学した。

10/19(日) Eルーム:潮晴男・和田博巳先生イベント
 両先生がテーマを決めて持参したCDやアナログレコード再生しながら関連した話題を語るトークショウを行っていた。最後に主催企業が、「来年も開催出来るかどうか分からないイベントです。この時期までドキドキしながら開催情報を待っていて下さい。」と挨拶するものだから両先生も焦っていた。(苦笑)

「ハイエンドショウトウキョウ幹事会」の運営もなかなか難しい様だ。この様な特徴のある中小のオーディオメーカーも「オーディオ・ホームシアター展」事務局に参加出来れば良いのだろうが、何か大人の事情でもあるのだろうか。

2013年10月16日

【速報版】HI-END SHOW TOKYO 2013 AUTUMN:スピーカーのセミオーダーの組み合わせは400通り以上!?

昨日の続きで10/13(日)のハイエンドショウトウキョウ2013秋の速報版レポート後編をお送りする。イベントの撮影録画録音は禁止とは言われなかったが写真を数枚撮った程度なので、内容に関しては記憶を頼りに私が見聞きした内容を記録していく。記憶をもとに書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)。

13:40-14:10 4.六本木工学研究所
 使用機材はCDプレーヤーUSHER AUDIO CD-100、プリアンプUSHER P-307、パワーアンプは不明、スピーカーはキャビネット容量7リットルの小型と28リットルの大型の2種類を使用した。

RITセミオーダーシステムを行っており 1)エンクロジュア 2)ツィーター 3)ウーファー を選べば2〜3週間で自分だけのスピーカーが届く仕組みだ。スピーカーユニットはSEAS社、SCANSPEAK社、MOTUS AUDIO社の3社から選べる。スピーカー自作に興味あっても工作技術に自信がないユーザー向けのサービスという位置付けだろうか。

大変興味深いシステムだがエンクロジュア4種類×スピーカーユニットの組み合わせは100通り以上。この中から自分の好みの音を見つけるのは至難の業だ。音の調整でどこまで追い込めるのか分からないまま、ペア12万円強(全部込み最安値)を払うのはかなり勇気のいるサービスだ。(冷汗)

使用していた2種類のスピーカーはなかなか良い音で鳴っていたのでこの組み合せから自分の好みの音を見つけていくことになりそうだ。


14:15-14:35 5. 渡邊美和ライヴ
 アルバム「Natural Voice」収録曲を含めて4曲歌った。オーディオ アクセサリー2013年 07月号(149号)付録のティートックレコーズ・コンピレーションCDの中に「最後の約束」が収録されているとのことだ。
 1)ドリームズ・ア・リトル・ドリム・オブ・ミー
 2)イパネマの娘
 3)ドラリセ
 4)最後の約束

14:40-15:00 6.ヨシノトレーディング
 サウンドファインダーというプログラムではDJ新川宰久氏がキャッチコピーLet’s Dance! Let’s Groove!と高級オーディオでディスコ!音楽を掛けていた。私が試聴した曲は以下の通り。
 1)青い影/プロコル・ハルム
 2) Overjoyed/スティービーワンダー
 3)ヒール・ザ・ワールド/マイケル・ジャクソン

ロングバージョンが聴けてなかなか楽しい試みだ。

15:30-17:00 7.潮晴男先生&和田博巳先生 スペシャル音楽イベント「音楽の力!」
 試聴した曲の一部は以下の通り。お二人が持参した曲を掛けながらその楽曲のエピソードを語った。

 1)ブレックファスト・イン・アメリカ/スーパートランプ
 2)ホワッツ・ゴーイン・オン/マーヴィン・ゲイ
 3)ザッツ・ザ・ウェイ/KC&ザ・サンシャイン・バンド
 4)ジャック・ジョンソンOST/マイルス・デイビス
 5)アパッチ/ジェフベック
 6)アウト・オブ・リミッツ/ベンチャーズ

「ホワッツ・ゴーイン・オン」ではベーシストが酔っぱらっていて床に倒れて弾いたという伝説や「ザッツ・ザ・ウェイ」の歌詞のくだらなさといった話から、潮先生が持ってきたアートペッパーのLPはジャケットのみだったというトラブルもあったが、和気あいあいと90分が過ぎて行った。


posted by バンブーヤン at 00:23| HEST

2013年10月15日

【速報版】HI-END SHOW TOKYO 2013 AUTUMN:清原社長が語る一流演奏者アクセンフェルトの思い出

10/12(土)は仕事だったので、13日(日)にハイエンドショウトウキョウ2013秋へ行ってきた。ちょっとのんびり出発したこともあり11時40分から17時まで各社のタイムテーブルをチェックして臨機応変に試聴会を梯子した。

11:45-12:00 1.トライオード
 英国スペンドール社のClassic SP100R2 806,400円(ペア/税込価格)をパワーアンプTRX-M300やTRX-M845で鳴らしていた。LP盤の「ファリャ:三角帽子」の低音の迫力と声の生々しさが出ており見た目より現代的なスピーカーだ。社長は「ヘッドフォンも良いが、30cmウーファーを使った大型スピーカーで音楽を体で聴いて欲しい」と語っていた。

SP100R2を試聴した夫婦がいて、奥さんが置物台として気に入って購入に至った話や、旦那さんから家族がいない日時を指定されてSP100R2を搬入したが隠せる大きさでないのでその後どうなったか心配していると言ったオーディオのちょっと笑えるエピソードも話してくれた。「第19回真空管オーディオフェア」が大変な混雑なので助っ人を送る予定とのことだ。(汗)

12:00-12:30 2.逸品館 Best Sound
 TAD-R1MK2を使用していたがCSTドライバーによるボーカルの生々しさや音の迫力は流石Reference Oneと思ってしまった。音響的なハンデのある東京交通会館12Fでここまで鳴らせる逸品館のセッティングも見事だ。「ボーカルには人を感動させるエネルギーがある。それは電気的に増幅可能なのでオーディオ装置で聴いた方がより感動することもある。」と語っていた。

清原社長が若い頃指揮者の下で音楽について学んでいた時、チェンバロ奏者のエディット・ピヒト=アクセンフェルトと知り合った。リハーサルの中で演奏会場の音響状態を聞き分け、聴衆が最高の状態で聴けるように演奏方法を調整するさまや、彼女がクラヴィコードの弦を叩かないよう寸止めで鍵盤を弾いたのを見て一流の演奏者の技術の凄さを知った話が面白かった。

13:00-13:30 3.ONKYO
 オンキヨーとティアックの協業による、オンキヨー プリアンプP-3000R(S)、パワーアンプM-5000R(S)×2台、CDプレーヤーC-7000R(S)、スピーカーD-TK10、ティアック USBオーディオ・デュアルモノーラル・D/AコンバーターUD-501、スピーカー タンノイDefinition DC10Aというシステム構成だ。スピーカーはDC10A中心で試聴し最後の2曲をD-TK10で聴いた。

説明員は「C-7000RはCD専用なので音が良いとネットで評判です。」「D-TK10はネットでもコンパクトなサイズからは想像出来ない量感のある低音が聴けると人気です。」と説明した。

D-TK10では 1)女性ボーカルとギターの「EW&F宇宙のファンタジー」カバー曲 2)ジャズ を聴いた。説明員は「ギターアコースティックスピーカーにギター曲だけではズルいと思われてしまいますのでジャズをかけます。低音をご確認ください。」と言っていた。どこかで聞いた様な話だと思ったら私が12/10/07(日)のレポートで”余りに合い過ぎてずるい選曲だ。”と書いていた。(冷汗)

M-5000R をBTLモノラルパワーアンプとして使っていることもありD-TK10はDC10Aに負けない量感の音楽を聴かせてくれた。さすがに体で聴くような低音は出ないが、響きが魅力的なスピーカーだ。


昨日は疲れて早く寝たかったので執筆時間が読めるパズドラネタに逃げてしまった。10/14(月)は祭日なのでじっくり書いていたら【速報版】なのに1回で終わらない長さになった。と、言うことで後編に「つづく!」


posted by バンブーヤン at 00:33| HEST
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