404:(株)デジタルストリーム DS Audio
アナログプレーヤー:Air Force Two 3,500,000円(税別)
カートリッジ: DS Audio DS001 150,000円(税別)
光カートリッジ専用フォノイコライザー:200,000円(税別)
プリアンプ:CHERUBIM Belcanto
パワーアンプ:QUALIA & COMPANY DOGMA 600 MonoBlock 予価5,000,000(税別)×2台
スピーカー:モニターオーディオGOLD 300 560,000(税別)×2本
と合計1,100万円超え(税別)のシステムでアナログレコードをかけていた。
DS Audioの光カートリッジを説明していたのは28歳の男性だった。初めて聴いたアナログレコードの音の良さに感激して、その時使用されていた東芝C100Pカートリッジを最新デバイスで再開発して製品したいと思ったと言う。その時聴いたのが「スリラー/マイケル・ジャクソン」なので思い出の1曲としてレコードを掛けた。
40年前東芝から発売されたC100Pの特許の殆どは発熱対策によるもので当時は発光体に白ランプしかなくその熱に苦労したそうだ。今では赤外線LEDと太陽光パネルを使い放熱に苦心することはないとのこと。
MM/MC カートリッジの速度比例型発電機構とは異なり光カートリッジは振幅比例型なので専用のイコライザーが必要になるので35万円セット価格となる。イコライザーは当時から今まで研究を続けてきた東芝の開発者に協力してもらい設計したので音質を一層向上させられたとの説明があった。
光カートリッジは周波数特性がフラットで低音から高音までバランスの良い音を聴かせるとのこと。確かに先に聴いたヨシノトレーディングと甲乙つけがたい魅力的な音だった。
デジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)は“気軽さ”を物差しとして発展してきたがDS Audioは違う尺度で製品を開発していくと情熱的に語っていた。
この話を聞いて以前、最近の家庭にはステレオがないという調査結果を思い出した。CDを購入したらすぐにパソコンでリッピングしてMP3ファイルにしてDAPやスマホで音楽を聴いているのであればCD本来の音質を知らずMP3イコールCDの音質と思っている若者もいるのではないか。アナログレコードの復活の原因の一部にはCDへの誤解もあるかもしれないと言う気がしてきた。(^_^;;
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