各部屋の防音性は低くドアを閉めていても隣の部屋から大音量で再生している楽曲が聞こえてくる。部屋の冷房の設定温度20℃はこの時期では低過ぎて寒い。そんな環境だったが昨今のアナログレコードブームのお陰か盛況で参加者も4年前に比べ若者が増えた気がする。
参考:アナログオーディオフェア2024 イベント
http://analog-audio-fair.com/#event2024.html
講演スケジュールを見て以下の通り部屋を回った。
12:30〜14:00 R503『MMカートリッジで楽しもう!』講師:小原由夫氏
現行MMカートリッジ13モデルを1.2万円台から27.5万円台まで交換して次々と試聴した。5万円台のモデルになればいずれも満足できそうな音質に聞こえた。
14:00〜15:00 R502『テクニクス試聴セミナー』
ΔΣ-Drive搭載SL-1200GR2を試聴した。Technicsも同一ブランドでコンポーネントが組める数少ないオーディオブランドなのだと改めて気付いた。アナログプレーヤー+プリメインアンプ+スピーカーの3点税込112万円強でこの音質が楽しめるのは良心的だ。
15:45〜16:30 R503『世界のヴィンテージMMカートリッジをロックやジャズで品定め』講師:田中伊佐資氏
15時に行くと満室で入れなかったので2Fの休憩エリアで昼休みを取り他の部屋を回って空いた頃を見計らい入室した。1970年から1980年代に販売されたMMカートリッジ10数台を比較試聴した。田中氏ともう1人のカートリッジの談義がつい本音が出ていて大変楽しいオーディオ談義だった。
「この試聴会が雑誌記事になると該当カートリッジのヤフオク落札価格が高騰するから早く手に入れなくては!でも状態の良い品がなかなか出ない」と言って参加者の笑いを誘っていた。
16:30〜17:00 R404『完実電気』
アクティブノイズエリミネーター付き電源BOXのRFT-T3000AF(税込13.2万円)とアーススタビライザーPFT-ES1(税込29.7万円)の効果を試聴した。多機能アーススタビライザーだがTIGLON TMB-DR20E(仮想アース付オーディオボード)の様なボード機能はない。
17:00〜18:00 R404『DS Audio』
アナログレコードの偏心を補正するES-001 stabilizerによる補正前後の比較試聴を行った。税抜き55万円の効果はあるように感じたがこれに投資する程の性能は私の耳には無いみたいだ。(^_^;;
「開発に3年掛かった。試作機は1年で出来たもののアナログレコード100枚中の測定できたのは50%しかなく2年掛けてソフトウェアをアップデートして97%まで向上させてやっと発売に漕ぎつけた」と裏話を聞かせてくれた。レーザー測定の原理上透明なカラーレコード、白いレコード、ピクチャーレコードは苦手だそうだ。
一体型ダイヤモンドカンチレバーを採用して接着剤を除いたグランドマスターエクストリーム税抜き200万円や真空管光カートリッジ専用フォノイコライザーは確かに既存カートリッジを凌ぐ音を聴かせてくれる。アナログ道はアクセサリーを含め高価なので、私はハイレゾ対応ネットワークプレイヤーのデジタル道を行こうと思う。
18:00〜19:00 R504『サエク・コマース』
スピーカーにグランドスタビライザーSGS-100を使用しその効果を未使用と比較試聴した。スピーカー専用であれば同等の効果はSPECリアルサウンド・プロセッサーRSP-AZ1でも得られそうだが価格はその8倍ですか…。(@_@)
体は冷えてしまったがアナログ三昧に満足して19時に観光客が多い秋葉原から帰宅した。
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