参考:アナログオーディオフェア2024 イベント
http://analog-audio-fair.com/#event2024.html
講演スケジュールを見て以下の通り部屋を回った
10:30〜12:00 R503『THORENS TD184とバリレラ・カートリッジでモノラールLPとSPレコードを再生』講師:柳沢正史氏
映画やドラマの戦前戦中のレコード再生シーンを思い出すくらいSPレコードはノイズが多くナローレンジだ。当時のオーディオマニアが初めてLPを聴いたらそのHi-Fiぶりに驚いたことだろうと想像する。
すっかり忘れていたが17/06/11(日)にも「Eimac 100TH AmpとTHORENS 184+GEバリレラ・カートリッジでモノラルLPとSPレコードを聴く」という講演が行われ参加していた。
12:00〜13:00 R502『Technics SL-1200GR2試聴』三浦孝仁氏
SL-1200GR2に搭載されたDDモーターと電源の新技術の説明を聞きつつ3点税込112万円強のシステムで試聴した。ルームチューニング用にSB-G90M2の後ろにはYAMAHA音響調音パネル ACP-2 WHが1枚ずつ、中央に日本音響エンジニアリングSYLVAN(シルヴァン)が1本使われていた。
13:30〜15:00 R503『光カートリッジと管球式システムで高音質LPを聴く』講師:三浦孝仁氏
1970年代の光カートリッジ登場とDS Audioの光カートリッジ開発の歩みの説明を聞きながら試聴した。光カートリッジ対応イコライザー仕様をオープンにしており他社からも対応機種が出ているとの説明があった。
上杉研究所UB-220DSRを使用しケルビン接続の音を聴いたらスッキリとした優しい音になったのは意外だった。電圧電流分離接続という説明があったがそれはソニーのオーディオ・カレント・トランスファ回路(電流伝送)みたいなものなのだろうか?
15:00〜16:00 R405『Paradigm & THORENS』
THORENSブランドの人気と凋落、会社身売りと復活と言った話を聞きながら過去のヒットモデルのアナログプレーヤーを復刻した機種を試聴した。見た目とは異なり現代的な音だ。
16:00〜17:30 R503『MAYAライヴ&トークショー』
MAYAさんは本格的なオーディオマニアで本人のレコードの試聴に自分で針を下ろしていた。今はフランコ・セルブリンAccordo[税込151.8万円ペア]スピーカーを手に入れる為貯金に励んでいるそうだ。
MAYAさんが伴奏しているギタリストに「何故ミュージシャンはオーディオに手を抜くの?」と質問したら「自分が演奏する楽器を買うからお金が無い」と答えていて妙に納得した。楽器を演奏できない音楽好きが代償行為としてオーディオマニアに"成れ果て"るのかもしれない。(^_^;;
過去にもこのイベントに参加したことがあると紹介されていたので帰宅後検索したら17/06/11(日)の『アナログオーディオフェア2017』と23/11/05(日)『2023東京インターナショナルオーディオショウ』でお会いしていた。
17:30〜18:00 R501『オーディオデザイン』
アナログレコードをB&Wスピーカーとトランジスタアンプで試聴しているのはこのイベントでは珍しい。DAMのレコード「交響曲イデオン」がかかるとはレーベルも楽曲も懐かしいこと。
各部屋の壁が薄くまったく防音効果がなかったがルームチューニングしている部屋と、まったく気にせず2トラ19オープンリールのクラシックを真空管アンプとメカニカル2ウェイバックロードホーンスピーカーで鳴らしている部屋があって興味深かった。オープンリールの音はどっしりと芯のある音でテープヒスノイズがアナログらしく懐かしい。
15時頃から降り出した雨は止んでおらず18時閉会と同時に直帰した。
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