「東芝未来科学館」が24/06/29(土)に一般公開を終了すると聞いたのでWebで日時指定予約を取り6/12(水)10:30に予約を入れた。予定では大宮から乗り換えなしで川崎駅へ着く筈が、当日遅延があり遅れていた品川行きが来て品川駅乗り換えになり、蒲田行きが来て蒲田駅で乗り換える運の悪さだった。(^_^;;
川崎駅からは東芝社名の付いた高層ビルが見え、目指して歩けば道案内があるので迷わず10:45に入館出来た。意外や外国人や子供連れの親子もいて人気がある。「今まで来たことが無かったけど一般公開終了と知って…」と話している高齢者もいた。
映像作品以外の撮影はOKだったのでiPhone 13 miniで静止画と動画の撮影を行った。
「ヒストリーゾーン」から見学を始めると「茶運び人形」のデモを行うとアナウンスがあったので見学する。ゼンマイ動力と木製カムを使いUターンする仕組みには感心する。今の子供たちはゼンマイを知らず、デモ機を巻いて手を離した時の大きな音に驚いていた。(^_^;;
「からくりほととぎす」のデモも行ってくれた。江戸末期に作られた現物とのことで実際に鳴いて動くことに驚きだ。
「1号機ものがたり」は実際スイッチを入れて洗濯機を回せるというメンテナンスの良さはさすが製造元と感心する。世界初の製品ばかり展示されていた。
展示品にオーディオのAurexブランドがないというのは寂しい。ノイズリダクションシステム「アドレス」やアンプの「クリーンドライブ方式」といった独自路線を行く面白いブランドだったのだが消滅していては展示が難しいのだろう。当然08/02/19撤退表明した「HD DVD」も展示されていない。
「サイエンスゾーン」を見ていたら「超電導実演」が始まった。冷やした銅酸化物高温超電導体を液体窒素で-196℃近くまで冷やし円形に配置された磁石の上を慣性で走らせるというものだ。UFOデザインの蓋をして動かすものだから見学者全員がその空中浮遊する光景を楽しんだ。目の前で見ると超電導現象というのは本当に興味深い。
「フューチャーゾーン」ではナノライダーというドライブゲームがあり空いていたのでプレイしてみた。映画『トロン』のバイクレースぽい印象だが良く出来ていてなかなか面白い。上手くゴール出来て19000pt RANK:29という結果を残せた。
スマホにアプリをダウンロードしてARで説明を見るコーナーもあり手を変え品を変え事業内容を楽しく説明してくれる。
参考:企画展・特別イベント
https://toshiba-mirai-kagakukan.jp/event/
「企画展示室」では特別企画展「あかりヒストリカ」として東芝のランプの歴史を展示してあり巨大な白熱灯の横にある赤いボタンを押すと「光る東芝の歌」が流れる。この歌を聞くと『高速エスパー』を懐かしく思い出す。
科博にも収蔵されている万年時計があり正午丁度にチャイムが鳴ると聞いて12時前にその場所に戻り待っていたら「茶運び人形」のデモを終え巻いたゼンマイを空回りさせて収納しようとした騒音が被り小さなチャイム音がちゃんと聞き取れなかった。
女性ガイドは全員気配りが出来て心よくデモを行ってくれる親切さを持っているのでこの時は本当にタイミングが悪かったとしか言いようがない。5〜6人はいる様だが7月から彼女たちの仕事はどうなるのだろうか?
13時過ぎまで2時間以上たっぷり楽しんだ。苦しい赤字経営状況の中無料で公開してくれた東芝に感謝する充実した展示内容だ。これからの東芝の復活を願いたい。