NHK BSP4Kにて『アフリカ縦横無尽』「絶景と悲劇の大陸をゆく 第1集」「第2集」が24/06/23(日)に再放送された。DMR-ZR1で録画し、暑いからVIERA TH-L37DT3で視聴した。
参考:絶景と悲劇の大陸をゆく 第1集
https://www.nhk.jp/p/africa-zekkei/ts/L3G8KZX3MY/episode/te/6XJ1WMZ37N/
アフリカの悲劇と言えば奴隷輸出や内戦を思い浮かべる。それは西欧列強の植民地政策に由来するが、独立後の内戦の原因も当時の列強国の植民地国内政策や列強同士の縄張り争いから文化や習慣の違う部族を1つの国境に押し込めたことが原因と知り暗澹たる気持ちになった。
イスラエルとアラブ諸国の問題だけではなくアフリカにも火種を巻き散らかしたのかと思うと帝国主義は余りに罪深い。もうホモサピエンスは人種、宗教、文化が異なる者同士は出会ってはいけないのではないかと思うくらいだ。
一方でナミブ砂漠やヴィクトリア滝、ナイル川とエジプト古代遺跡と言った絶景はさすがアフリカの広大さを実感させられる。ヴィクトリア湖が九州の約2倍の面積と言われてもちょっと想像がつかない。
アフリカを取り上げた番組と言えば動物ドキュメンタリーか大陸誕生といった自然ドキュメンタリーが主流なだけに歴史を取り上げているのは新鮮だが悲劇だけでは重い内容になり視聴するのは辛い。そこに絶景を絡めてきたのは良いバランス感覚だ。
救いはアフリカの若い世代の人達が未来に希望を持って良い国にしようとしていることだ。歴史から学び争いのないアフリカにして欲しいと願う番組だ。