整然と隊列を組む、警備員の所作。
基本は警察や自衛隊(陸上)なので、当然と
いえば当然ですが、立哨が美しい警備員さん
には安心感が漂います。
交通誘導など2号警備では、動作が判りやすい
事が重視され、アクションが派手になっていく
傾向があったりします。
2号警備では、やっちゃいけない事が限られて
いるので(車両の真後ろで誘導しない等)、
派手なパフォーマンスで目立った者勝ちに
なったりします。
一方施設警備等の1号警備では、やるべき事
ははっきりしていますが、やっちゃいけない
事は、地雷よろしく埋まっていたりします。
それは何かといえば、警備仕様書・マニュアル
から逸脱した「越権行為」なのです。施設に
よっては社会人としての一般常識も問われる。
なので、施設警備でのパフォーマンスは警備
マニュアルの範囲内か吟味する必要があり、
それを逸脱すれば、パフォーマンスのための
パフォーマンスと揶揄される羽目に。
カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」のA社
市役所警備隊4代目I隊長がまさにそうでした。
管財課係長と仲良くなり、一緒に飲みに行き、
職場外での立ち回りもお盛んでした。
未然に防ぐ事が第一の警備ではなく、問題が
くすぶり出してから動く事を評価してくれと
言わんばかり。
単純明快で分かりやすいパフォーマンスでした。
しかし、外連味あふれるアクションは警備を
多少なりとも知る人にとっては、胡散臭いもの
と映ったでしょう。
それが、ある職員さんがI隊長に向かって言った
言葉「旗振り隊長が」に集約されています。
I隊長は交通誘導警備ではエースでした。今でも
現場に入れば一線級の活躍を見せるでしょう。
しかし交通誘導1級の検定者なのに、今でも
公共文化施設で中途半端な隊長を続けています。
こうなった原因は、彼が交通から市役所に入る
際、師匠のY課長がしっかり教育しなかった為。
交通誘導の流儀で良いからとにかく隊員を抑え、
市役所隊を掌握せよが最重要ミッションでした。
「交通も施設も」とマルチタレントを標榜する
Y課長でしたが、交通・施設両警備の指導に
おいては中途半端であったようです。
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