取得を打診される度、間髪入れず返事は
ノー、という投稿がSNSにありました。
続けて、施設2級を持っている現場責任者
が、もれなくひどい目に合ってるのを知って
いるので、取らないとの事。
何のための資格か、と考えさせられますね。
かつての僕を見ているようでした。
これだけ現場隊員から、資格取得が嫌われて
いるには、割に合わないから。
僅かな手当と引き換えに(ない事も多い)
責任だけ爆上がり。名誉職じゃありません。
警備を長く続けたいなら、資格取得はする
べきではない、という言説さえ出てきそう。
会社としては、これだけ優遇してやっている
のだから、資格を取り恩返し?をすべきだ。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
C社社長がこの考えでした。
本来なら、業務上必要な資格ならばキャリア
パスが示されている必要があります。
資格取得を契機として、部下の指導や
、マネジメントといった管理職への道。
ところが、地場中小警備会社では幹部に
なる人は決っています。
勝ち目のない出来レースに参加し、責任
だけ重くなるなんてまっぴら。
使う側が疑似餌をぶら下げて、馬車馬の
ように働かせようという下心見え見え。
このような背景があるから、資格取得に
名乗りを挙げない。
ただ、警備会社によっては教育に力を入れ
ており、合格できる環境を用意している。
それでいて、責任者を無理強いしない人事
を行うのであれば、取得するのも悪くない。
資格取得に対して、過度な期待を隊員側に
する会社でなければ、低リスクと言えます。
第一、会社にとってメリットのある資格を
取得させようとするわけですが、これが
隊員側から見て、どれだけの価値があるのか。
警備業界内でしか使えない、せいぜい採用面
で優遇されるぐらいか。
使う側にとって、警備検定合格者が入社して
くれるのはウハウハです。特に検定取得の
教育がなっていない会社は。
カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
のD社がそうでした。
僕が来たのはいいカモだったでしょう。
徹底的に捕縛して、指導教育責任者の
資格を取らせる。
口では「期待している」「お前を幹部に」
とはいうものの、やっている事はあまりに
貧乏臭かった。
口とは裏腹に、安く使ってやろうという
下心見え見えの貧乏臭さでした。
もし、指導教育責任者資格を取り幹部に
なったとしても、会社が不祥事を起こせば
守られるのは、創業者一族のみ。
外様はトカゲのしっぽ切りよろしく処分
されるのが現実なのです。
まとめると、会社が思うほど隊員にとって
資格取得のメリットは無い。
取らせるなら、キャリアパスを示すか
現場人事に干渉しすぎないで、ある程度
安心して働ける環境を用意する。
悪く言えば、適度に泳がすくらいの余裕が
ないと、隊員が敏感に感じて辞めていきます。
上記D社のやった事は、まさにカツカツで
人材育成の余裕すら見られません。
資格取得者がひどい目に逢わず、離職が
少ない警備会社は、ブラック企業とは
言えないでしょう。
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