リーダー経験が武器になる、と言いました。
それでは、リーダー経験がないと警備業界
から卒業できないのでしょうか?
特に交通誘導や雑踏警備になると、リーダー
と言う立場で仕事をする機会になかなか
恵まれません。ごく一部の隊員です。
但し上記の2号業務は、続けるには体力が
要ります。特に足腰の壮健さは必須です。
なので、警備を長く続けるなら2号業務から
施設警備(1号業務)を目指すのがベター。
警備業界に長く従事(5年以上)すると、
転職の際、実績を見られます。職務経歴書
の提出を求めるところは特にそうでしょう。
責任者(リーダー)経験が無いのに、どう
やって責任感のあり方をアピールするのか?
リーダーに匹敵する働きをした、とアピール
する方法があります。
具体的には、苦情で会社の信用が地に堕ちる
危機を、力を合わせて乗り越えたエピソード。
その中で、自分がキーパーソンとしての
働きをした、という経験を語ります。
または責任者がふがいないので、自分が
積極的に動いたエピソードを語るのも
悪くありません。
こうして見ると、リーダーではないが
それに代わるくらいの活躍をした、と
アピールするのが有効です。
こういった隊員は、人事上のチャンスが
あれば、リーダーに抜擢される働きぶり
を見せているものです。
平隊員であっても、リーダーのポテンシャル
を秘めている、という事になります。
僕が見る限り、平隊員には2種類あって
一つは、警備を踏み台にいずれ他の職に
就きたいと志す人。
もう一つは、平隊員で要領よく生き残り
警備以外で働く事は想定していない人。
前者と後者の大きな違いは、警備業界を
突き抜ける意思があるかどうか、です。
貴方が前者なら、後者の隊員とはなるべく
距離を置くことをお勧めします。
というのは、後者の隊員は自分のシマを
快適にすることに血道を上げているから。
他人のあら捜しをして、批判でこき下ろす
のは日常茶飯事です。警備としてどうある
べきか、というのは二の次三の次です。
言葉使いも横柄や乱暴気味になってきます。
マウントを取るのも重要な仕事だからです。
こうして、自分の言い分は通したいけれど
責任は取りたくないといった平隊員が
できあがります。要領の良さだけが鼻につく。
もちろんこのような人たちばかりでは
ないのは僕も知っています。自分は警備
しかできないから、真面目に勤め上げよう。
こういった人たちにマウントをとって、
美味しい想いをしている人たちもいるのが
現実なのです。
彼らは責任者でないけれど、自分が影で職場を
動かしている、という意識があるのでしょう。
こういった裏リーダーが暗躍する職場は
ロクな評価にならない。警備を突き抜け
たいなら、反面教師とすべき輩たちです。
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