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2020年08月14日

根こそぎ奪う権力闘争(前編)

警備に限らず、人間が集まれば権力闘争
となるには人間の性かもしれません。



ただ、警備のそれはエグいというか浅ましい
事が多いです。



以前、警備はギリギリ堅気の仕事という
記事を書きましたが、自分の言い分を通す
ためには、暴言や恫喝も・・・



目的は「抵抗勢力を抑える」ことですから、
現場のローカルルールに従わせる方が支配は
楽なのです。



抵抗勢力を「抑える」から「排除する」に
シフトチェンジすると、禍根は深くなります。



因縁をつけて隊員のクビを切る。カテゴリ
「施設警備3〜ブラック企業編」のB社で
あったことです。



こういった権力闘争に勝利しても、今いる
コミュニティは盤石なのでしょうか?



施設警備なら入札があります。民間企業で
入札はあってないようなところでも、大きな
トラブルを起こせば、チェンジ。



権力闘争の勝利の末、快適にしたはずの
職場が掃滅する。このリスクがあります。



こうなると負けた側はリベンジのチャンス。



自分のいる会社にかつての政敵が転職してきて、
同僚どころか部下になる事もあるのです。



そうなれば、自分がされた事をそのまま
やり返されるのは見えています。



そう、権力闘争で勝つのは警備業界内で
敵が増えていく、に他なりません。



何故こんな事を書くかと言うと、僕が見て
来た権力闘争の在り方は「根こそぎ奪う」
ものだからです。



因縁をつけてクビにするのはその最たるもの
でしょう。



まるで子供が気に入らないオモチャをポイと
捨てるようなもの。拙稚さが見え見えです。



そこまでいかなくても、その人の功績を
横取りして、責任だけ負わせるといった
人事もあります。



いずれにせよ、禍根が残りリベンジの
リスクを背負うくらいなら、警備業界から
外に、活躍の場を見出さないのか。



彼らには向上心がなく、今の知恵の範囲内
でコミュニティを快適にすることだけ考え。



警備業界の中でしか生きていけないのに、
敵がどんどん増えていく矛盾を抱えています。



しっかりとした組織なら、トラブルになる前に
手を打ちます。すなわち異動で人材を入れ替える
予防策が一般的です。



現場人事を放置する組織ほど、権力闘争に
よる被害が拡大します。



結論としては、人事権を握る上司がしっかり
しているか。



上司どころか、トップが変だと権力闘争の末
組織転覆まで行ってしまいます。上記カテゴリ
のB社結末がそうでした。



隊長を含めた上司が、分不相応な力を持ち
職場の私物化を行っているなら要注意です。
ローカルルールの設定も職権乱用の手段か。



隊長しか知らないマイルールで動いて、後で
実はこうだったという口上を使うなら、もはや
ブラックです。支配される前に離れましょう。
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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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