しかし、会社以上に厄介なのが上司ガチャ。
これを外すと、会社がブラックでなくても
転職自体を棒に振る可能性がある、残酷な
現実です。
昨日の記事にあるように、そりの合わない
上司の下で働くと悲劇です。水面下で排除の
シナリオが描かれていたりします。
同僚と同じ事をしていても、接する態度が
違うなら要注意です。
本来上司は公平無私の立場で、部下の管理
を行うものですが、そうでない理不尽は
ごまんとあります。
かく言う僕も、カテゴリ「番外編〜僕が
警備員をはじめた理由」で上司から
退職勧奨された事があります。
退職勧奨は、自分から辞めますと
言わなければ、クビは切れません。
逆に、クビを切れば対外的にまずいから
自己都合退職に追い込む手口です。
ただ辞めずに粘っても、上司がネガキャン
戦略の末に行うのが退職勧奨ですから、
居ずらくなる針のムシロ状態でしょう。
そうなったら、会社都合の退職に持ち込む
のが得策と言えます。
パワハラなどの音声を録音し、証拠として
残し有利に進める方法もあります。
いずれにせよ、上司に生殺与奪権を握られた
状態で働くのが宮仕えというもの。非正規雇用
では、もっと立場が弱くなります。
そこで、転職の際準備しておきたいのは
信頼できる相談相手を持つ事です。
労働法関係に詳しい人がベター。
一人でも入れるユニオンに加入しておく
のもいいでしょう。
上司の強権発動が、諸刃の剣になるような
環境を作っておく。自己防衛にもなります。
どうにもならないようなら、会社都合退職
を勝ち取る最後っ屁も考えましょう。
パワハラは争うとなると難しくなります。
裁判になれば相応の金銭や支援者、労力
がかかります。
悔しいのが加害者の罪を証明できても、
モグラたたきに終わってしまう点です。
報道されている事案が物語っています。
例えば、パワハラ加害者を懲戒免職にしたり
会社を一定期間営業停止にしたりといった
ペナルティーがあれば話は別ですが。
パワハラの根底にあるのは、使う側にある
指揮命令権の乱用です。これを制限しない
限りハラスメントは無くならない。
企業の指揮命令権は、かつての終身雇用・
年功賃金とセットになったものです。
終身雇用・年功賃金が崩壊していくのと
同じくして、指揮命令権も制限されなければ
なりません。
欧米では、ジョブディスクリプション
いわゆる職務記述書を詳らかにして就労
します。
これが、指揮命令権を制限する歯止めの
役割をするのですが、日本もそうなって
いくでしょう。
但し、20年くらいかかりそうです。
ブラック企業も根絶できていればいいの
ですが。
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