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2018年03月11日

抜けきれない感覚

私より少し年下の同僚がいます。
見るからに人とのコミュニケーションが苦手そうに見える人です。
昨年12月に私より少し後に入社した彼女は、未だに仕事を覚えることができません。

仕事上の接点がなかったのですが、今月に入り同じ部門の仕事をするようになりました。
前にも書きましたが、人手不足でいくつもの部門を一日で掛け持ちする毎日。
当然時間に追われ、今まで以上に神経を使うようになりました。
でも、彼女は一向に仕事を覚えようとはしないのです。
いつも、初めてのことのように指示を待ち、そして毎日同じことを聞いてくるのです。

たぶん、覚えることが出来ないのでしょう。
そして、皆が急いで仕事をしている緊迫感を受け取ることが出来ないのでしょう。

当然少しづつですが、やんわりと注意をしながらの仕事になり、いらない神経を使うようになります。
厄介なことに、そんな調子なのにとても頑固。
注意やアドバイスをされることが気に入らないようで、返事もしてくれず自分のペースを貫きます。

こういう人と仕事をするのは初めてではありません。
どの職場にも一人はいるもので、昔は根気よく諭すように一つ一つ丁寧に付き合うことができました。

でも、今はとても心の負担になっていることに気が付きました。

今の職場に入る前・・・
障碍者施設の面接を受けました。
人の役に立てる仕事がしたかったという思いで、面接を受けたのですが・・・
今、こんなことで心の負担を感じている私は、実は全くカサンドラの感覚から抜けきっていないことを痛感しました。
だから、あの職場を受けるような立場ではなかった、受からなくてよかったと痛感しています。

コミュニケーションがとれない人とかかわれるほど、私自身の心は安定していないのでした。

実は先日、彼女がまた例のようにベテラン先輩から、ちょっときつい口調で注意をされたことがありました。
彼女はそれがとても気に入らなかったようで、仕事中にも関わらず、なぜか私に抗議をしてきたのです。

彼女は一方的に自分がいじめを受けていると感じたようで、とても憤慨していました。
でも、それは受け取り方が間違っていると彼女に冷静に話をしてみたのですが、一向にかみ合いませんでした。
時間に追われている最中の出来事で、私も口調がきつくなってしまいました。
結局、かみ合わないまま最後は彼女の主張を突っぱねるような感じで終わってしまいました。

こういうタイプの人に、よくありがちな感情のもって行き方をするのです。
一方的に被害者意識しかない。
だから、どんなに話しても目線が違うのですから、かみ合うことはないんです。
旦那や義家族との間でも繰り返されたことと同じ。
交わらない感情。

私1人が、彼女への対応を悩む必要な無いのですが、またカサンドラの感覚を呼び起こす出来事に触れてしまい、心がカサカサしてしまいました。

その出来事から週末までに数日間、自分でもすっかり笑顔が消えてしまっていることに気が付きました。

彼女に引きずられてはいけないと、自分に言い聞かせるのですが・・・
カサンドラのことは職場の親しい人にも話していないことなので、数日間私が変に落ち込んでいるのを不思議がられていました。
でも、これだけはそう簡単に話せることではないので、私自身でもモヤモヤを拭い去ることができずにいます。

こんな時、なんでも話せる誰かがいてくれたらいいのに・・・
とても孤独で心細い気持ちになります。




2018年03月04日

いつも笑っている理由

先日、職場でのこと。

仕事上、あまり接点のない大先輩にこういわれました。

「nanashikoさんっていつも楽しそうに笑って仕事してるよね」と。

あれ?ちょっと不真面目にみえたかしら?と思い、すみませんと口にしてしまいました。
この方はそういう意味で言ったのではなくて、明るくていいよって意味だったらしく安心をしたのですが・・・

私の私生活の実情を知っている人は一握りなので、仕事中の私しか知らない人は、こんなにゴタゴタで厄介なものを抱えている人とは思わないようです。

今の職場には、旦那の嫌がらせの電話もかかってきませんし、パワハラを生きがいにしている上司もいません。
だから、とても幸せな環境で仕事ができていることがうれしいのです。
それに、女の職場だからと心配していたような、意地悪な人もいないですし、
心から今の環境を喜んでいて、仕事に行けることに感謝している気持ちです。

自然と笑顔にもなるし、ちょっと大変な時ほど、冗談を言いながら頑張れるのです。


そして、もう一つ笑顔でいたい理由があります。

旦那と暮らしていた最後の一年で・・・
今までなかったのに、とても深い眉間のシワができてしまったのです。

目じりやおでこにもシワがないのに、眉間にだけクッキリと深いシワ。
これは、旦那と義家族との闘いの印みたい・・・
鏡を見るたびに、疲れ切って顔色が悪く、眉間に深いシワが刻まれた自分の顔が嫌いで仕方ありませんでした。

このシワは私の負の歴史のようなもの。

今の生活では、なるべくこのシワを気にしないで生きていきたい。
人生をやり直しているのですから、シワに刻まれた嫌な記憶は見たくない気持ちです。

笑顔でいることが多くなって、この2年間で少し薄くなってきたような気がして・・・
だから、毎日笑顔で過ごしてすっかり消し去りたい。

先輩にいつも笑っている人という印象を持ってもらえて、自然に笑えていることの幸せをかみしめています。




2018年03月03日

配置換えから一か月が過ぎ・・・

職場での話。
退職予定のベテランさんの穴埋めのために、配置換えがあったことを記事にしましたね。

あれこれ出来ないと上司に直談判した先輩の行動、ちょっと批判的に書きました。

私は基本的に仕事のことで「出来ない」と口に出すのは恥ずかしいことと思っています。
だからこそ、生意気にも先輩の批判をしたわけなんですが・・・

その先輩は、すっかり信用を失っています。
人手が足りない状況なのをわかっていながら、わがままをとおしたのですから。
その時に使った身体的な理由も、今ではなんでもないことのように仕事をしていますから、余計に言い訳にしかうけとれません。
表立って誰も批判はしませんし、いじめがあるわけではありませんが、ベテランさんたちも彼女には積極的に仕事を教えようとしません。

こういう多岐にわたる仕事は、いくつ自分ができるようになっているかが大事だと思います。
それでお金をもらっているのですから、難しくても、覚えが遅くて迷惑をかけても、必ず役に立てるようになるつもりで臨むようにしています。
わからないことや、まだ上手くできていないことは素直に口に出すようにしています。
そうしたら、ちゃんとまた教えてくれるのですから。
忙しくてちょっときつい口調のベテランさんたちも、根は優しい人ばかりです。
こちらが素直になったぶんだけ、丁寧に教えてくれようになります。

そんな感じなので、いまはとても仕事が楽しいのです。
この一か月でたくさん新しいことが出来るようになりましたし。
「nanashikoさんがニ、三人いればいいのに」といろいろな部門であてにしてもらえるようになりました。

カサンドラ症候群の感覚を引きずる私にとって、こんな風に承認してもらえることが、何よりの心の治療のような気がします。
理解者がいて、存在が認められるっていうのは本来は当たり前のことですが・・・
今までがとてもそんな環境じゃなかったのですから。

離婚の話し合いがストップし、義家族との間の嫌な記憶が蘇ったり。
ちょっと辛い気持ちになる日が続きましたが、こうやって心が満たされることもあると思うと、
まんざら辛いことばかりではないんだと、今更ながら気づかされました。



2018年02月26日

カサンドラ症候群の記憶〜義実家の人々の言葉

カサンドラ症候群の症状が未だに定期的に襲ってくる私。

あの環境から抜け出さしてもう2年が経つというのに・・・
落ち込み加減の日は忘れかけていたことまで思い出してしまいます。

もう少しで次男くんの誕生日、もう生まれてから10年も経つんです。
パート仕事に出なきゃならなくなった私に、泣いてダメだと言っていたのは4年も前のこと。

今では、お仕事頑張ってねと、休日出勤でも送りだしてくれる姿が逞しく思えます。

カサンドラ症候群を引き起こす原因は、なにもパートナーに限ったことではありません。
一人飛び込んでいかなければならない新しい家族、義家族によって引き起こされることもあります。
義家族との生きてきた環境が違えば、ものの考え方や発言に大きな違和感があり、ことあるたびにこちらがおかしいという扱いをされる。
もしくは、全部を合わせるのが当たり前といわれ、自分の感情を殺され続けるのです。

次男の誕生日にあたり・・・
そういえば、子供たちが生まれた時。
どちらの時も、とても傷つく扱いをされたことを思い出しています。

長男の時は・・・
生まれたばかりの長男を見た義父が、不機嫌な顔で労いやお祝いの言葉もなく帰ってしまったのでした。
その理由が分かったのが、産後数週間あと。
義実家でお世話になったのですが、少しずつ顔が変わってくる長男を見ながら、
私の前でも平気で「最初は〇〇(私の名前)に似ててがっかりしたけど、〇〇(旦那の名前)に似てきて良かった」とニコニコしながらいうのです。

その後は、毎日チクチクとこう言われました。
「この子はうちの孫だから家で育てる、母親はおっぱいをあげなくなったらもういらないからな」と。
義父は俺が育てるからお前は出ていけというのです。
それを聞いていた義母も、何も言ってはくれませんでした。
それどころか、「あなたは早く次の子を妊娠しなさい、そうしたら長男は私が育てられるんだから」と。
全く、耳を疑いました。
そんなことを平気で言う両親をみても、なんとも思っていない旦那もすっかりズレた人でした。
耐えられなくて、仕事から帰った旦那に泣きながら抗議したことがありました。
旦那はとても迷惑そうな顔で、私が悲しんでいるから止めてくれというのではなく、面倒は起こさないでくれと両親に言っただけでした。
味方が一人もいない環境での数週間、これまで生きてきて、今まで感じたことのないような怒りが湧き上がってきたのがこの頃でした。

次男が生まれた時は・・・
閏年の閏日に生まれたことに対して、戸籍上の誕生日の変更はできないのかと言われました。
この時も労いやお祝いの言葉より、これが真っ先に口にでたのです。
高齢出産でしたから、決して楽なお産ではなかったのを知っているはずなのに・・・
無事に生まれてきただけでも喜ばしいことのはずが、興味はすっかり生まれた日が気に入らないということばかりでした。

別居に踏み切り前の数年間。
そこまでして自分の物にしたかったはずの長男に対して、義父は会えば叱責するばかり。
そして自分の自慢話ばかりするつまらない祖父になっていました。
義母も孫たちにどう接していいかわからないらしく、理由をつけては距離を置く態度があからさまでした。

そんな自分勝手で無責任な義実家の人々。
絶対に家族になれない考えをもった一家に嫁に来てしまったんだなと、孤独と諦めがますます強くなるのでした。








2018年02月25日

滑稽でどうかしてる・・・愚かな私

これは、書いてはみたものの、更新するつもりがなかった記事。
だけど、あえて更新してみようと思いました。
その時その時の自分を記録しておきたくて・・・

とても、心のよりどころにしている男性がいます。
もちろん、一方的に思っているだけです。
相手にも知られていませんし、知らせるつもりもありません。

だって、まだ戸籍上の夫がいるのですから・・・

私だけの心のよりどころ。

そんなことを思っている自分が、とっても滑稽に思えてしかたがありません。

いい歳をしてときめいている自分。
しかも離婚なんていつできるかわからないのに。
とても、現実的にそんな感情を持ってはいけない立場の私です。
その人から見たら、私は知らない誰かの妻なんですから。
まったくそんな対象でもないし、はなから好意を持ってもらっているわけではないんですし。

私自身も、ただ日々心の奥にくすぶっている虚しさを埋めたくて、こんな気持ちを作り出したのかもと思ってしまいます。
正直、その人のことは何も知らないも同然。
今日も会えてよかった・・・
そんな程度の知り合いです。

離婚の話がストップする前は、なんとも思っていなかった人。
急に心の中で大きくなったことに驚いてます。
どういう心理状態が働いたらこうなるのか・・・不思議。

そんな自分がとっても愚かで笑ってしまいます。

どうやっても、誰かにいうこともできませんから、
このままそっと自分の心にしまっておきます。

誰からみても愚かだと笑われるだけですから。





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