アフィリエイト広告を利用しています

2022年04月16日

足立遠元館のなごり(さいたま市)

つわものどもが夢の跡
今回は鎌倉幕府の有力御家人・足立遠元の館跡とされる場所を訪ねました。

<六部堂>ろくぶどう
Rokubudo.JPG
さいたま市西区植田谷本の六部堂です。足立遠元の館はこの付近にあったのではないかと推定されています。

<六部堂説明板>
Fujihashi-no-Rokubudo.JPG
monument-picture.JPG
江戸時代後期、川に石橋を掛けた行者・小平次に感謝した村人が、その徳を後世に伝えるべくお堂を建てたことにはじまります。

Hall-Memorial-Tower.JPG
堂内には石橋供養塔

Demolished- bridge.JPG
橋に使われていたと思われる石材

<藤橋>ふじはし
Fujihashi.JPG
いまは鉄筋の立派な橋で川を渡ることができますが、むかしは難儀なことだったわけですね。説明板によれば『この付近には鴨川に架かる橋がなく、土地の人々は川の両岸に生える藤蔓を編んだつり橋を伝って往来していました。』とのこと。藤橋の名の由来ですね

<鴨川>かもがわ
Fujihashi-Kamogawa.JPG
現在の川の様子

■足立遠元■ あだちとおもと
足立遠元は武蔵国足立郡の豪族で、畠山重忠らともに源頼朝の鎌倉幕府創設に貢献しました。いわゆる「十三人の合議制」のひとりです。どこを拠点としていたかについては不明な点も多く、さいたま市の他に桶川市にも候補地があります。

Omiya-Fujihashi-no-Rokubudo.JPG
六部堂の西側一帯が館跡の候補地とされていますが、そのなごりはありません。六部堂の手前の道路はかつての鎌倉街道です。現地で納得できるのはそれくらいですかね

その鎌倉街道を東へ
先ほどの「藤橋」を渡ってすぐのところでこんな光景と出会いました

<台耕地稲荷塚古墳>だいこうちいなりづか
Kofun-Inari.jpg
[大宮区三橋]4-985
川沿いなので水塚?かと思いましたが古墳でした。さいたま市の史跡となっている円墳で、塚の上には稲荷神社が鎮座しています。この敷地内に、とてもわかりやすい説明板が設置されていました。

<歴史散歩コース 三橋・植田>
History-Guide-Map.JPG
これを見てから散策すればよかった。あまり予習しないでやってきたので目から鱗でした。

<説明板拡大>
Guide-Map-Zoom.JPG
『鎌倉武士 足立遠元館跡はこの辺り』と記されています。やはり六部堂の付近一帯は館跡の有力な候補地ということのようです

ということで
ざっくりではありますが、御家人・足立遠元の館跡付近を歩けたことで満足しました。

■訪問:足立遠元館
  (六部堂)
[埼玉県さいたま市西区植田谷本]

■参考及び出典
・Wikipedia:2022/4/16
・六部堂説明板
(行者小平次事蹟顕彰保存会
 さいたま市教育委員会)



お城巡りランキング
タグ:埼玉
posted by Isuke at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 城跡[埼玉]
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11361755
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
[アクセスランキング]
  1. 1. 上杉謙信の軍旗 毘沙門天と懸かり乱れ龍
  2. 2. 真田の城 上州沼田城
  3. 3. 刑場近くの橋のなごり 泪橋と思川
  4. 4. 高遠城のなごり
  5. 5. 関東の連れ小便・政宗白装束の舞台 (石垣山城)
  6. 6. 矢之門から帯曲輪へ(白河市)小峰城
  7. 7. 小峯御鐘ノ台大堀切のなごり(小田原城)
  8. 8. 火の玉不動 大宮宿の水路と刑場のなごり
  9. 9. 金沢城のなごり
  10. 10. 大石内蔵助 終焉の地 細川家下屋敷跡
  11. 11. 暗渠と城跡34 渋取川と蓮上院土塁(小田原市)
  12. 12. 高天神城のなごり
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
Isukeさんの画像
Isuke
もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
プロフィール
X (Twitter) Twitter-Isuke.JPG Isuke@shirononagori
最新記事

お城巡りランキングに参加中 [参加させて頂いた雑誌]

アクティブライフ・シリーズ009 クルマで行く 山城さんぽ 100【電子書籍】[ 交通タイムス社 ]

[当サイトお勧め本]

小説 上杉鷹山 全一冊 (集英社文庫(日本)) [ 童門 冬二 ]


感想(39件)