2015年12月06日
旭川空港が国際線ターミナルの拡張工事 増える訪日外国人
数日前の道新の記事に旭川空港の拡張工事を予定しているとの記事があった。
参照元:北海道新聞
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【旭川、東神楽】旭川空港の旅客ビルを管理する旭川市の第三セクター、旭川空港ビル(上川管内東神楽町、社長・西川将人旭川市長)は4日、国際線の利用者急増に対応するため、新たに専用ターミナルビルを建設する方針を固めた。2020年の東京五輪で国際線の需要が高まることを見据え、16年度に設計に着手し、17年度に着工。19年1月の供用開始を目指す。
計画案によると、3階建ての現在のビル(延べ約1万3500平方メートル)南側の観光バス駐車場を移転し、2階建て延べ5500平方メートルの新ビルを建設。1階に手荷物受取場やチェックインカウンター、2階に出入国検査場や搭乗者待合室などを設ける。事業費約45億円を見込み、株主でもある金融機関から借り入れる。
現在のビルは1982年築で、2000年に約45億円かけて増築した。その後、同市などの誘致活動で国際線のチャーター便が増え、06年には旭川―ソウル(仁川)間の定期便が就航。市などの補助を受けて5億円超を投じ、税関・出入国審査・検疫(CIQ)を整備した。ただ、ビル建設時は国際線定期便の乗り入れを想定していなかったため専用施設はなく、CIQを通った国際線の搭乗客と国内線の客は、シャッターで区切っただけの同じ待合室内に入る構造だ。
また、国際線は団体客が多いため、300席程度の中型機の搭乗手続きの際は長蛇の列ができ、国内線の搭乗客の通行の妨げになっており、混雑緩和が急務となっている。旭川市は本年度、将来の需要予測を調査。航空各社に乗り入れの意向を聞いており、年明けにも建設を正式決定する。
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ここ数年で日本を訪れる外国人が増え、道内でもちらほら聞くようになったが実際のところはよくわからなかった。そこでこれに関連したニュースを探してみると興味深いものを発見。
参照元:BLOGOS
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年間500万人突破か!? 中国人“訪日リピーター”の人気高まる観光地 - 「爆買い中国人」は何を買っているか【前編】
(中略、真ん中あたりから)
北海道への需要はこの1〜2年で爆発
北海道の空の玄関口、新千歳空港では昨年、台湾から22.7万人、香港から7〜9万人、そして中国本土からは7.3万人が入国した。このうち中国本土からの入国者は前年比2.4倍にもなった。現在では中国から週10便の定期便が飛んでいる。
この勢いは道内のほかの地域にも広がっている。なかでも前年比484倍超を記録したのが旭川空港だ。中国本土との定期便が就航した影響で、13年に33人だった中国人入国者が、14年には1万5990人にまで増えた。路線を開けば、その分だけ訪日中国人が増えるという状況なのだ。
旭川空港の運営会社の社長を務める西川将人旭川市長は「国際線ターミナルの新規建設も考えている」と話す。
「いまは空港の一部に仕切りを設けて対応していますが、余裕はありません。国際線の搭乗待合室は約200席しかなく、いまは1機分だけで満席になってしまう。中国本土への誘致は5年ほど前から進めていましたが、この1〜2年で需要が急激に高まっています」
旭川空港を利用する訪日中国人は、美瑛や富良野の自然を楽しむほか、日本人にも人気のある「旭山動物園」を訪ねるのが定番だという。同園は動物の自然な動きが観察できる「行動展示」の先駆け。自然や動物には言語を超えた魅力もある。中田健裕副園長は「中国人に特に人気なのはホッキョクグマとペンギン」だと話す。
「日本人よりも関心の強さがはっきりしている印象があります。現状では外国人の来場者は1割程度。語学が堪能な職員も数人いますが、マイクアナウンスや手書きの解説パネルは日本語だけです。中国人ガイドに案内をお願いしているのが現状ですね」
空港の利用客が増えれば、地元にも波及する。出国する空港の近くで土産品を「爆買い」するからだ。旭川市の中心市街地では、今年6月、地元の百貨店・西武旭川店に「免税手続き一括カウンター」を設置。商店街の11店舗では、個々の店での事務手続きが不要になり、カウンターで一括処理できる。今年4月に国が整えた制度で、旭川は岡山に続き全国2例目。取り組みの早さは、期待の高さからだろう。
日本政府観光局の発表によると、14年の訪日外国人旅行者数は1341万人で、前年比で300万人以上増えた。なかでも訪日中国人は131万人から241万人と最も伸び幅が大きかった。去年の段階では国籍別で第3位だが、今年は年間500万人を超え、国籍別で1位になると見込まれる。
彼らの消費行動が「爆買い」と呼ばれるのは、金額の大きさに加えて、その売れ筋が偏っているからでもある。
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と、このように旭川空港では訪日外国人、特に直行便のある訪日中国人が急増し前年比484倍増らしい。具体的は13年が33人に対し14年は1万5990人まで急増。たしかにそれならターミナルが手狭になるのはうなずける。
そういえば9月に免税店のラオックスが旭川駅前に出来たり、駅前の免税店がかなり増えたと感じたのはこの要因だったようだ。
北海道は政令指定都市の"札幌市"とその周辺以外は景気が良くなく仕事もない地域が多い。北海道第2の人口規模である旭川市もその例外ではなく、学校を卒業したら大きな札幌市や本州へと出て行く若者が多い。観光客が増えればそれに関連するお店が栄えることから、市の雇用環境にも影響をあたえるはずだ。中国人客が多いとなると中国語もしくは英語など外国語が必要になってくるが、市の経済状況に活気が出るのなら歓迎できる現象である。
参照元:北海道新聞
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【旭川、東神楽】旭川空港の旅客ビルを管理する旭川市の第三セクター、旭川空港ビル(上川管内東神楽町、社長・西川将人旭川市長)は4日、国際線の利用者急増に対応するため、新たに専用ターミナルビルを建設する方針を固めた。2020年の東京五輪で国際線の需要が高まることを見据え、16年度に設計に着手し、17年度に着工。19年1月の供用開始を目指す。
計画案によると、3階建ての現在のビル(延べ約1万3500平方メートル)南側の観光バス駐車場を移転し、2階建て延べ5500平方メートルの新ビルを建設。1階に手荷物受取場やチェックインカウンター、2階に出入国検査場や搭乗者待合室などを設ける。事業費約45億円を見込み、株主でもある金融機関から借り入れる。
現在のビルは1982年築で、2000年に約45億円かけて増築した。その後、同市などの誘致活動で国際線のチャーター便が増え、06年には旭川―ソウル(仁川)間の定期便が就航。市などの補助を受けて5億円超を投じ、税関・出入国審査・検疫(CIQ)を整備した。ただ、ビル建設時は国際線定期便の乗り入れを想定していなかったため専用施設はなく、CIQを通った国際線の搭乗客と国内線の客は、シャッターで区切っただけの同じ待合室内に入る構造だ。
また、国際線は団体客が多いため、300席程度の中型機の搭乗手続きの際は長蛇の列ができ、国内線の搭乗客の通行の妨げになっており、混雑緩和が急務となっている。旭川市は本年度、将来の需要予測を調査。航空各社に乗り入れの意向を聞いており、年明けにも建設を正式決定する。
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ここ数年で日本を訪れる外国人が増え、道内でもちらほら聞くようになったが実際のところはよくわからなかった。そこでこれに関連したニュースを探してみると興味深いものを発見。
参照元:BLOGOS
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年間500万人突破か!? 中国人“訪日リピーター”の人気高まる観光地 - 「爆買い中国人」は何を買っているか【前編】
(中略、真ん中あたりから)
北海道への需要はこの1〜2年で爆発
北海道の空の玄関口、新千歳空港では昨年、台湾から22.7万人、香港から7〜9万人、そして中国本土からは7.3万人が入国した。このうち中国本土からの入国者は前年比2.4倍にもなった。現在では中国から週10便の定期便が飛んでいる。
この勢いは道内のほかの地域にも広がっている。なかでも前年比484倍超を記録したのが旭川空港だ。中国本土との定期便が就航した影響で、13年に33人だった中国人入国者が、14年には1万5990人にまで増えた。路線を開けば、その分だけ訪日中国人が増えるという状況なのだ。
旭川空港の運営会社の社長を務める西川将人旭川市長は「国際線ターミナルの新規建設も考えている」と話す。
「いまは空港の一部に仕切りを設けて対応していますが、余裕はありません。国際線の搭乗待合室は約200席しかなく、いまは1機分だけで満席になってしまう。中国本土への誘致は5年ほど前から進めていましたが、この1〜2年で需要が急激に高まっています」
旭川空港を利用する訪日中国人は、美瑛や富良野の自然を楽しむほか、日本人にも人気のある「旭山動物園」を訪ねるのが定番だという。同園は動物の自然な動きが観察できる「行動展示」の先駆け。自然や動物には言語を超えた魅力もある。中田健裕副園長は「中国人に特に人気なのはホッキョクグマとペンギン」だと話す。
「日本人よりも関心の強さがはっきりしている印象があります。現状では外国人の来場者は1割程度。語学が堪能な職員も数人いますが、マイクアナウンスや手書きの解説パネルは日本語だけです。中国人ガイドに案内をお願いしているのが現状ですね」
空港の利用客が増えれば、地元にも波及する。出国する空港の近くで土産品を「爆買い」するからだ。旭川市の中心市街地では、今年6月、地元の百貨店・西武旭川店に「免税手続き一括カウンター」を設置。商店街の11店舗では、個々の店での事務手続きが不要になり、カウンターで一括処理できる。今年4月に国が整えた制度で、旭川は岡山に続き全国2例目。取り組みの早さは、期待の高さからだろう。
日本政府観光局の発表によると、14年の訪日外国人旅行者数は1341万人で、前年比で300万人以上増えた。なかでも訪日中国人は131万人から241万人と最も伸び幅が大きかった。去年の段階では国籍別で第3位だが、今年は年間500万人を超え、国籍別で1位になると見込まれる。
彼らの消費行動が「爆買い」と呼ばれるのは、金額の大きさに加えて、その売れ筋が偏っているからでもある。
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と、このように旭川空港では訪日外国人、特に直行便のある訪日中国人が急増し前年比484倍増らしい。具体的は13年が33人に対し14年は1万5990人まで急増。たしかにそれならターミナルが手狭になるのはうなずける。
そういえば9月に免税店のラオックスが旭川駅前に出来たり、駅前の免税店がかなり増えたと感じたのはこの要因だったようだ。
北海道は政令指定都市の"札幌市"とその周辺以外は景気が良くなく仕事もない地域が多い。北海道第2の人口規模である旭川市もその例外ではなく、学校を卒業したら大きな札幌市や本州へと出て行く若者が多い。観光客が増えればそれに関連するお店が栄えることから、市の雇用環境にも影響をあたえるはずだ。中国人客が多いとなると中国語もしくは英語など外国語が必要になってくるが、市の経済状況に活気が出るのなら歓迎できる現象である。
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