2017年06月22日
自転車旅をしてみたい都道府県、1位は北海道。その一方で問題も...
マイナビが運営する「マイナビニュース」で面白い記事が載っていた。内容はというとマイナビニュースの会員向けアンケートで「自転車旅行してみたい都道府県は?」と聞いてみたところ、なんと北海道が他の都道府県を大きく突き放して第1位となっている点だ。以下、順位を転載。
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Q.自転車旅をしてみたい都道府県を教えてください(複数回答可)
1位「北海道」 44.7%
2位「沖縄県」 11.2%
3位「愛媛県」 9.4%
4位「東京都」 5.4%
4位「広島県」 5.4%
4位「香川県」 5.4%
4位「高知県」 5.4%
8位「京都府」 4.8%
9位「徳島県」 4.5%
10位「長野県」 4.2%
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個人的にはサイクリストの聖地とされる「しまなみ海道」がある愛媛県あたりが1位に来るのではと思っていたのだが、嬉しいカタチで裏切られた。その得票数は半分近くで圧倒的第1位。その北海道に投票した人の意見は次のようになっている。
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・「自転車旅のテレビで見て、行ってみたいと思いました。とにかく自然を満喫したい」(39歳男性/東京都/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「広くてまっすぐな道を思い切り自転車で走りまわりながら観光してまわりたいです」(58歳女性/埼玉県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「広い高原が多そうなので、大自然の中がすごく気持ち良さそうだから」(28歳女性/茨城県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「北海道の富良野市に行って、『北の国から』の舞台となった地を走ってみたいです」(49歳男性/富山県/その他/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「夏休みに温泉やグルメも兼ねて、北海道の雄大な景色を満喫しながら自転車で旅してみたいです」(50歳女性/福島県/サービス/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「涼しい、広くてまっすぐな道がたくさんあるし、自然を感じられるから」(32歳女性/千葉県/専門店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
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一般的な北海道のイメージである「車が少ない」、「道が広い」、「涼しい」、「景色が良い」、「食べ物が美味しい」などが主な内容だが、北の国から舞台となった「富良野市」、「自転車旅のテレビ」などこれ以外にもその理由としてあり、北海道のサイクリングが魅力的である理由がわかる結果となっている。
北海道の自治体では近年、サイクリングを観光源のひとつにしようと活動するところが増えてきている。管理人の知るところの近隣市町村では剣淵町、中川町、東川町、下川町などがこれに該当する。これら自治体ではスポーツタイプのレンタルサイクルを用意し、現地で気軽に借りれるようにしたり、市内の飲食店などにサイクルラックを設けたり、サイクリスト向けのライドイベントを企画したりと確実にサイクリングが盛り上がりつつある。
特に町や観光協会などが運営するレンタルサイクルはかなり良心的なレンタル料金となっているので、利用しやすいと思おう。元々はインバウンド観光を見据えた長期的な観光資源の模索にあると思うのだが、今回のアンケート結果から国内需要としてもその潜在能力がありそうな感じがする。ただ、北海道のネックはその観光地までのアクセス距離。基本的に本州からの旅行客は、目的地までは飛行機がメインとなると思うが、手頃なLCCはほぼ新千歳空港のみに集中し、富良野や美瑛など今回取り上げた上川地方のアクセスに便利な旭川空港では国内LCCは未就航と、上川周辺やその上の地域では本州からのサイクリング観光客が来やすい環境とは言いづらい部分がある。函館市はちょっと例外で新幹線開業効果もあり函館空港にバニラエアが就航するなど北海道でのサイクリングが手頃な感じもするが、人気の西部地区は坂が多く電動アシスト自転車のレンタルサイクルがメインとなり、他の地域にあるスポーツタイプの自転車のレンタルサイクルは無いので持ち込みがメインとなるだろう。
マイナビニュースのアンケート結果から見えてきた北海道サイクリング観光の潜在能力。その高い人気と裏腹に国内線は新千歳空港と函館以外はLCCが未就航の状況下にあるなど、本州から観光客を呼び込む玄関口でボトルネックがあることがわかった。観光地となる自治体で環境を整えるはもちろんだが、より手頃なLCCを道内の各空港に就航させる必要があるなどまだまだ課題はありそうである。
ちなみに今回2位の沖縄県は、ピーチエアラインがサイクリングモデルコースを企画し、サイクリング観光を特集したページを設けている。飛行機を電車のように使い、離島であっても気軽に短時間で移動できるLCCは本州から潜在的なサイクリストを呼び込むことが出来るツールになるのではないかと予想している。
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Q.自転車旅をしてみたい都道府県を教えてください(複数回答可)
1位「北海道」 44.7%
2位「沖縄県」 11.2%
3位「愛媛県」 9.4%
4位「東京都」 5.4%
4位「広島県」 5.4%
4位「香川県」 5.4%
4位「高知県」 5.4%
8位「京都府」 4.8%
9位「徳島県」 4.5%
10位「長野県」 4.2%
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個人的にはサイクリストの聖地とされる「しまなみ海道」がある愛媛県あたりが1位に来るのではと思っていたのだが、嬉しいカタチで裏切られた。その得票数は半分近くで圧倒的第1位。その北海道に投票した人の意見は次のようになっている。
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・「自転車旅のテレビで見て、行ってみたいと思いました。とにかく自然を満喫したい」(39歳男性/東京都/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「広くてまっすぐな道を思い切り自転車で走りまわりながら観光してまわりたいです」(58歳女性/埼玉県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「広い高原が多そうなので、大自然の中がすごく気持ち良さそうだから」(28歳女性/茨城県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「北海道の富良野市に行って、『北の国から』の舞台となった地を走ってみたいです」(49歳男性/富山県/その他/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「夏休みに温泉やグルメも兼ねて、北海道の雄大な景色を満喫しながら自転車で旅してみたいです」(50歳女性/福島県/サービス/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「涼しい、広くてまっすぐな道がたくさんあるし、自然を感じられるから」(32歳女性/千葉県/専門店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
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一般的な北海道のイメージである「車が少ない」、「道が広い」、「涼しい」、「景色が良い」、「食べ物が美味しい」などが主な内容だが、北の国から舞台となった「富良野市」、「自転車旅のテレビ」などこれ以外にもその理由としてあり、北海道のサイクリングが魅力的である理由がわかる結果となっている。
北海道の自治体では近年、サイクリングを観光源のひとつにしようと活動するところが増えてきている。管理人の知るところの近隣市町村では剣淵町、中川町、東川町、下川町などがこれに該当する。これら自治体ではスポーツタイプのレンタルサイクルを用意し、現地で気軽に借りれるようにしたり、市内の飲食店などにサイクルラックを設けたり、サイクリスト向けのライドイベントを企画したりと確実にサイクリングが盛り上がりつつある。
※中川町観光協会のレンタルサイクル
特に町や観光協会などが運営するレンタルサイクルはかなり良心的なレンタル料金となっているので、利用しやすいと思おう。元々はインバウンド観光を見据えた長期的な観光資源の模索にあると思うのだが、今回のアンケート結果から国内需要としてもその潜在能力がありそうな感じがする。ただ、北海道のネックはその観光地までのアクセス距離。基本的に本州からの旅行客は、目的地までは飛行機がメインとなると思うが、手頃なLCCはほぼ新千歳空港のみに集中し、富良野や美瑛など今回取り上げた上川地方のアクセスに便利な旭川空港では国内LCCは未就航と、上川周辺やその上の地域では本州からのサイクリング観光客が来やすい環境とは言いづらい部分がある。函館市はちょっと例外で新幹線開業効果もあり函館空港にバニラエアが就航するなど北海道でのサイクリングが手頃な感じもするが、人気の西部地区は坂が多く電動アシスト自転車のレンタルサイクルがメインとなり、他の地域にあるスポーツタイプの自転車のレンタルサイクルは無いので持ち込みがメインとなるだろう。
マイナビニュースのアンケート結果から見えてきた北海道サイクリング観光の潜在能力。その高い人気と裏腹に国内線は新千歳空港と函館以外はLCCが未就航の状況下にあるなど、本州から観光客を呼び込む玄関口でボトルネックがあることがわかった。観光地となる自治体で環境を整えるはもちろんだが、より手頃なLCCを道内の各空港に就航させる必要があるなどまだまだ課題はありそうである。
ちなみに今回2位の沖縄県は、ピーチエアラインがサイクリングモデルコースを企画し、サイクリング観光を特集したページを設けている。飛行機を電車のように使い、離島であっても気軽に短時間で移動できるLCCは本州から潜在的なサイクリストを呼び込むことが出来るツールになるのではないかと予想している。
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需要があればいずれ旭川にもLCCが就航しそうですが...今後の観光アピールやテレビ特集などに期待ですね。
記事にした中川町はちょっとカゴ付きタイプがないのですが、旭川市のレンタルサイクルだとカゴ付きクロスバイクがありました。レンタル料金も一日一杯借りて1000円と良心的です。レンタルサイクルは初心者やライトユーザー向けにカゴ付きタイプを。中級〜上級者向けにはMTBやロードバイクといった風にお客さんの趣味嗜好にあわせた自転車のラインナップも大事ですね。
マイチャリは持っていけないので、現地でのレンタルになりますが、リュックを背負うのは嫌なので、条件はかご付クロスバイクですね。
これからはレンタサイクルのかご付クロスバイクがあるといいなぁ。