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冬の紳士
定年前に会社を辞めて、仕事を探したり、面影を探したり、中途半端な老人です。 でも今が一番充実しているような気がします。日々の発見を上手に皆さんに提供できたら嬉しいなと考えています。
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2015年07月03日
「世話あない」
NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、どうも、ピンとこなかったこの言葉。
「世話はない」=手数がかからない。呆れてどうしようもない。こう辞書にはかいてあるものの、それでは場面に当てはまらない。「くよくよ悩んでも、結局なるようにしかならないよ」、どうもそういう意味の様なのだ。では諦めの言葉で、自暴自棄になるのかと言えば、むしろ淡々と自らは前向きに生き、「どうにもならない」と「(自暴自棄にならず)今をしっかり生きよう」という「矛盾」を抱えながら平気で生きている。どうも現代では聞かれなくなった言葉だから、耳に残る。
近代的な都市江戸では聞かれなくても、萩の様な「みやび=都っぽい」ではなく、「ひなび」な所だから、まだ残っていたのでしょうか、慈円のいう「道理」の考えが。

「ばかの壁」で一躍ベストセラーライターとなってしまった解剖学者・昆虫研究家の養老孟氏司さんは、特別講義集の中で、最近耳にしなくなった言葉で「仕方がない」を挙げておられる。その理由は都市化にあると言う。都市は生のままの自然の上に、人工物で作り上げた街である。今はどこもかしこもみんな東京になりたがって、競って箱ものを作り、家を作り、家財も何もかも人工物であふれ返っている。インドの仏典にある極楽は、熱くも寒くも無いところだと言うが、そんな環境はとっくに人工で(エアコンで)つくりだしている。すべて人間がつくったものだから、不合理なことに出くわすと「誰かが悪い」に違いないと思う。誰も責任を取らないなどという事はあり得ないと。「仕方がない」という結論は在ってはならない。誰かが悪いのだ。そのせいか、最近は理屈に合わないことが逃げ出して顔を出さない。それでも抑えきれずに出てくる不合理は、遠くに忘れ去られた分、非常にどぎつくなっている。異常気象もそのひとつだろう。地球温暖化という人工の問題だから、誰かが悪い筈だ。しかしそうはいかない。犯人は自分でもあるからだ。とうとう人工物の世界で、「誰かが悪い」と押し付けられない問題が出始めている。それは等身大の思想を、国家大の思想を越えて、グローバルという禁断の果実に手を出した人間への、自然からの逆襲だろう。

「世話あない」は、まだ個人個人が(何があっても仕方が無いと)「覚悟すること」でなんとか致命傷からは逃れられる考え方だった。「仕方がない」よりまだ前向きで、事態を覚悟をもって受け入れた上での、「生きる」だった。
今ではその「覚悟」が人類全体の問題に拡大している。原発問題も生体間移殖も同様だろう。あと何年もすれば技術革新で克服できると豪語する人もいる。なんとまー、懲りない!そう言う問題か?と言葉も無い。
犯罪者は捕まる迄見つかると思わない。エンドルフィンの快感にとりつかれた賭けごと中毒者は、すべてを食いつくすまでやめられない。そういう現状の問題では無いのか。
「仕方が無い」と言って対応できる事態は既に無くなりつつあり、いよいよ困った時の問題は手に負えない大きさと化す。

現代人の特徴は「よそよそしさ」にあるとは、60年代のアメリカの社会学者が指摘したことだが、そんな人は東京に行けばうようよいる。私もそんなよそよそしさがかっこいいと乙にすましていたこともあった。今となっては恥じ入るばかりだ。養老さんはここでも、「よそよそしさ」の正体を暴いてくれる。

「テレビの見過ぎ」による現実でない現実感の創造だ。いわゆるバーチャルリアリティだ。
テレビは確かに動いている。実は本当は止まっている。つまり既に過去のものであり、そこに声をかけても返ってこないし、触っても反応は無い。つまり動く死体なのだ。そこに参加することはできない。代わりにそこがいくら危険でも絶対こちらに手が出されることは無い、安全である。毎日毎日長時間テレビ漬けになっていると、現実をテレビの様に見てしまう様になる。眼の前で事故や事件があっても、一瞬驚いても、後はテレビの中の世界だ。戦争もテレビで見れば映画に変わる。精神医学でいう離人症に近いと思いますが、分裂症の人達は「これは何事か」「これからどうなるのか」と悩む。ところがテレビ人間は異常と思わず、淡々としている。別の世界だからそれはそれとして別個に信じる。自分の世界と照らし合わせればおかしいと思う筈なのですが、別にそういう世界が存在してもおかしくない。むしろその様な超常現象があって欲しいから、自分で補足したりする。こういう感覚でオウムに抵抗を感じない。これってどっちが正常なの?と疑いたくなりますよね。囲い込むべきはどちらなのか?
ある時、実はそこは現実の世界だと、牙をむけられてももう逃げられない。既に加担をしてしまっているから、あくまでテレビの中の世界としらを切るものの。

言っておきますがこのような風潮はまだ終わったわけではない。むしろこれからが本番なんではないでしょうか。このような、言ってみれば自分だけは守られている窓際のようなところは、外に出たい・相手に触れあいたいという人にとっては自由を奪う壁でしょうが、退行的なおたくのような人達にとっては安全な、傷つかない、めんどくさくない世界です。せいぜいパソコンやラインの狭い世界だけに閉じ込まった世界です。とぼけていさえすれば済んでしまうんです。このような心の隙に附けこんで実に巧みにオブラートにくるんだ美辞麗句を並べたて、イデオロギーをおしつける為政者がいるではありませんか。言っておきますがよそよそしい人とは、若い人ばかりではありません。水戸黄門ばかり見ているお年寄りの思考停止にも潜んでいるんです。

今はまだもつ。高度成長の恩恵で1億総中流だった両親や祖父母の貯金が効いている。持ち家に住まわせてもらい、貯金を食いつぶし、家賃を払わずに暮らせるから、派遣で安月給でもつ。高額年金がもう少しもつからしのげる。表面に出ない。このような体制がそう長くは続かない。そのあとは?益々現実の貧富差は過激になるだろう。だから急ぐのだ。目覚めない今のうちなのだ。いずれ貧しい連中は軍隊に志願せざるを得なくなるだろう。富むものはテレビのこちら側で、戦争をゲームの様に使いこなすだろう。

我々は嘗て、ありもしない観念を作り上げ、不安をかきたてられ、多くの犠牲者を出し、今尚その信奉者を・亡霊を完全に駆逐できていない。

「優生学」である。何とあのダーウインの弟のフランシス・ゴートンによってとなえられたから始末に悪い。一気に支持者は広まり家系図ブーム、病者・障害者排除、IQ運動、遺伝学、断種政策、ヒトラーのアーリア主義に至る。

どうして性懲りもなく何度も何度も頭をもたげてくるのか。
それは、「知ること・まなぶこと」を技術やマニュアルだと勘違いしているからだ。

これはまた長い話になるので、次回にさせてください。
そんな、いよいよの時にも、「世話あ無い」と自堕落にならずに、言える人というのは、いるのでしょうか。


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