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冬の紳士
定年前に会社を辞めて、仕事を探したり、面影を探したり、中途半端な老人です。 でも今が一番充実しているような気がします。日々の発見を上手に皆さんに提供できたら嬉しいなと考えています。
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2013年04月09日
「原発」は「問題」か
ちょっと政治の話を。といっても「必要悪」である政治にものごとを託す気は毛頭ありませんが。ただ「原発」については本当に世のあらゆるところで「主張」の旗を挙げている「問題」の一つなんかじゃないからお話ししようと思います。

もう既に「原発問題」として、世の中の一画を占める、数多ある「問題の1つ」としてその位置を埋もれさせようとしている。

「安全が確認できない限り再稼働はさせない」こういった言葉が躍り始めた時、既に彼らの術中に嵌っているということに気付かなければならない。裏を返せば「安全が確認できれば、再稼働できる」ということになる。そういって世論を稼働が安全か否かの問題にすり替えていく。

この発想は何処から来るのか?
※原発を無くしてしまうのは「現実的(笑)」でない、と。
(日本の誇る?)技術が途絶える可能性がある、と。
・・・本当にそう考えるなら、調査捕鯨の様に小規模実験でいいはずだ。何も日本全国で危険を拡大するのは理屈に合わない。
※危険を孕んだ国際情勢の中で(何時でも核保有国になれる)プルトニウムを持つことは、他国への潜在的脅威となりうる。(このような発想の為か、過去にせっかく故古川和男・東海大教授らが提唱したプルトニウムの殆んど出ない「トリウム炉原発」は無視され、却ってアメリカや中国の方が着々と実験を進めている。)
そういって、本音である「現実的に(笑)」電力無くして生活は成り立たず、(大好きな思い込みの)成長もあり得ない、と。
何かそういわれると、仕方ないよな・・・。「現実的(笑)」に困るもんな。安全確認が出来ればいいか。きっちり目を光らせればいいんだ。そういう気になりそうだ。
なんという、情けない考えだろうか。情けないで済ませられるものなら何も言わない。そうはいかないのだ。
傲慢で上から目線の石原慎太郎(嘗ては私も少年期には陶酔したこともある)氏が、一つだけ
見るべき発言をしたことがある。確か「これは天罰だ」と言った内容だったと記憶しているが。一斉に「軽薄短小」のマスコミは叩く。被災地の人たちの気持ちを無視した、傷つける発言だ、と。彼は即座に即座に釈明に走ったが、彼が「人の気持ちを無視して、傷つけている」のは今に始まったことでは無いのに何を狼狽しているのだろうかと訝った。
マスコミも世論も、いつも自分たちは「外」にいて、高見の見物論法をしているから、自分のことを言われたのでなく、(舞台に居る)被災地の人たちに言った言葉と捉えて大騒ぎをした。
しかしよく考えて見てほしい。これは天災だ。してみれば不特定多数の際限のない欲望に下ったもので直接の当事者は、その巻き添えになり、「天罰」が下ったのはこの政策を推し進めた、更にはこのような考えを黙認してきた我々になのだ。それを自分たちに下されたと考えずに、被災地の人たちに下されたと考えるのは、如何に(彼らの大好きな)「現実(笑)」を無視した考えだろうか。
原発で考えなければならないのは、「安全か否か」などというレベルの問題ではない。作新学院大学の矢作先生がおっしゃるように、人の手に負えない恐ろしく危険なおもちゃの処理のとてつもなく大きく深刻な問題なのだ。
・・・・・「しかし、原発が全く事故に逢わず40年程の寿命を全うしたとしても、原子炉一基が毎年一トン強の高放射性廃棄物(広島の死の灰の1000倍以上)を出し続けることを(推進派は)どう考えているのだろうか。自称専門家達は廃棄物は最終的に近深くに埋め安全に(笑)保管するとうそぶく。しかしこれから数千万年地下が安定していると誰が保障うできるのだろうか。」(矢作)・・・・
実際数千万年と言えば、インド大陸が「島」だったころから今のアジア大陸にくっつくまでに約5000万年要している。その際の力は並大抵のものではなく、大地が盛り上がってヒマラヤ山脈を作った程だという。そんな時高性能放射性物質が、そのまま大人しく居てくれると 思いますか?現に日本だって、伊豆半島(元は島だったから半分島で、半島)が日本列島にくっついた時、その巨大なエネルギーで丹沢山系が盛り上がって出来たと言われています。後世の人たち(その時存在しているかは何とも言えませんが)にとっては、「とんだタイムカプセル」ですね。笑いごとではありません。しかもこれは「5000万年経つまでは安全だ」ということではありませんからね。

ドイツでは「フクシマ」をみて、脱原発に踏み切った。あの主義主張の国で、意見が集約されたんです。
ありえないですよね。それだけ深刻ということに気付いたんでしょう。ある人は、日本という世界に冠たる技術国で
あのざまだった。これは容易なことではないと思ったのだろう。と言っていますが、確かにそういうところは
あるでしょうが、そんな日本の自尊心をくすぐるような論法では、先ほどの「技術が途絶える」に負けてしまいますね。

・・・・・「北欧の一部を除き、世界の主要原発所有国はまだ(!!)どこも地層処分場が確保されていない。」(矢作)・・・・・・・
確保できたとしても、いまに地球の地層は全て汚染土となってしまうでしょう。問題先送りの典型ですね。
森崎和江さんの「男たちの一代主義」はここに極まりますね。
今さえよければいい。
藤本義一さんがおっしゃっていた「始末」ができない。ものごとを始める前には、落とし所を決めてから
かからなければならない。決めるどころか、「落とせない」ものを始めちゃったんです。

そう、原発は「問題」なんかじゃなく「犯罪」なのです。

矢作先生の言う様に、@核分裂ベースの原子炉の新規建設停止A高放射性廃棄物の問題を
解決する為の技術の国際的連携での推進。(これには、現行の核融合原子炉の後始末の技術及び
トリウム溶解炉技術完成を含む)B地熱発電・藻類バイオマスエネルギー技術・底公害石炭発電の推進
C原子力技術レヴェルアップの人材育成
が早急に取り掛からなければならない我々の責任だ。

2013年04月04日
桜乏しく



桜を待ち焦がれた、上弦の頃の月。全体の姿がうっすら映ってくれました。
開花までは、5日も要しませんでした。



もうこのまま、富士をバックに見せてはくれないのだろうか、と諦めていた最後の日でした。
今年の桜は、花数が少なく、ボリュームとしては物足りないかもしれませんが、なんとか。



もうすっかり、初夏の気配ですね。





まるで、桜と滝のツーショットですね。これで葉桜ですが・・・・・・。
ま、きれいならいいか。

2013年04月01日
日本人の歴史観
前回は、お聞き苦しい話をしてしまい心苦しく思っています。
今回は、大変大げさな問題を考えてみたいと思います。

「なぜ勉強なんかしなくちゃいけないのか?」この問いを、生徒から何度かけられたことか。そのたびに私は、みんなの大好きな携帯電話やゲーム機の歴史を話した。といっても発明者が誰だとか、発祥の地は何処だとかそれこそ、大好きになれない話しでは無く、このように便利で興味をひくものを考えた人類の歴史或いは先人の努力の事を語った。
彼らは数学的な思考や豊かなひらめきを育む科学を勉強しないでそれが発明出来たか?(エジソンの1%の才能と99%の汗の話しは今時通じないので)
誰のおかげで、この恩恵に浴しているのかと。みんなの答えは「関係ない!」
そうなのだ、一部の政治家を除いて、皆歴史は自分とは関係ないと思っている。それは親も、歴史家も(?)同様なのだ。なぜなのだろう。洋の東西を問わず、庶民は事実を重んじる「書かれた歴史」よりも、過去に或る種の意味を与え同時にそれを確かめたいという人々の関心にこたえようとする「神話的歴史」を好む。
唯、西欧の歴史は人類の発生から始まり、文明を生み、「世間」と外宇宙の魔におびえていた中世・それらから派生する様々な呪術や迷信を全て否定し全ては唯一の神の仕業として統一することで「世間」を葬り、代わりに「告白(懺悔)」や「肖像(画)」を強制することで、人の「内面」の発見と「個人」の発達を促し、世間の中に埋もれ、領主の「鐘の知らせる時」に世界を感じる時間から、何処かのシティーホールから聞こえる円形時計の音・つまり「耳から入る時刻」から「見える時間」に変わることで「計算できる時間」となり、「計算出来るもの=「商人の時間」となることでしいては、「人を縛るもの」に変わっていった。
そして「時」は対象化され、20世紀を席捲した「科学」を生み、「進化論」を生み、内面を対象化した「精神分析学」を生むというように、過去から現在に至る直線的で「個人」の意志や進歩意識の強い参加型の歴史だった。(だから、いやいや勉強するという状況は余程の上流階級の子息でないとありえない。)
これに対し日本の場合は「円環的」で、歴史は庶民には関係なく「英雄の歴史」に過ぎず、自分たちの生活と直接に結び付いているとはみなさず、「世間」の外で繰り返し演じられるドラマとして見られているのではないだろうか。
それは明治維新に急ぎ西欧化した時、取り残された人間関係つまり「世間」がそのまま生き残り現在の社会をも左右し続けていることからも、或いは古くに遡って、文字というものを持たなかった日本に漢字が入ってきたときにも、表面的には取り入れながらも、発音や発生は日本語そのままに、文字だけを当て字し、更には我が国独自にそれを変形し、仮名文字まで発明し「いいとこどり」をした。昔から変わっていないのだ日本は。何一つ肝心のところは変えず、表面的に変えたふりをしているだけなのだ。しかしそれこそが、日本の「方法」なのだった。
インドでは未だにサリーを着ている人が多いのに対し、日本は軽々と洋服を着て見せる。しかし心は変えない。日本の生き残りの業だった。

だが、「水戸黄門や暴れん坊将軍に関するテレビドラマが歴史的事実でないことを知りながらも、時代劇のほとんどが「その時代の衣装をまとった現代劇」に過ぎないことを自覚している人は少ない。」それは眼の前の携帯やハイテクも同じなのだ。未だ強く生き残っている「世間」のいうことを聞いていれば、逆らわなければ、「歴史」なんか参加せずとも、大過なく過ごせる。護送船団の方が楽だ。そういう意識だから、何だって世間のいいなりで自分の意見なんて持たされない。
勉強だって「やらされている」。一生懸命やっているものも多くは競争に勝ち、有利な条件を勝ち取る為にやらされているも同様な状況で心では不満をかこっている。
(本来であれば、10歳頃からの時期は精神的にも肉体的にも優れた時期で、こんな素晴らしい時期に受験競争などやらせたくないのだが。児童文学の名作でも思春期が悪いとは言わないが、もっと前の少年少女時代が何にもまして素晴らしい。肉体的にも(多田富雄先生によれば)「自己」と「非自己」を識別するのは「胸腺」というところで,免疫の中枢機能なのだという。その胸腺が最も大きくなるのが10歳くらいなのだそうだ。それがなぜ優れているのかというと、小さくなった胸腺を若い動物に移植すると又大きくなるし、逆に、大きく若い胸腺を老化した動物に移植するとやがて小さくなるという。つまり10歳くらいの年齢は免疫に最も大事な胸腺に選ばれる年齢ということになるのだそうだ。それだけ感受性も精神の柔軟性も高いということらしい。胸腺が小さくなるとき、ガンや感染症が待ち受けている。そんな大切な時期に「お受験」だけに優れた才能を費やしてしまうとは、何ともいびつな人間を作りそうだと思いませんか?間もなく思春期が訪れ、生命を繋ぐ下半身に興味は移ってしまう。大事なことではあるものの。)
そういう国に「個人」は育ちにくい。漱石や内村や荷風、そして金子光晴らが戦ってきて敗れ去った世間、遡っては兼好や親鸞も同じだった。隠遁するか、後に続く勢力が広がらないかだった。

ヨーロッパで地域を挙げて、数百年を要した「世間」の廃絶に、一度も本格対応どころか意識的にすら取り組んでこなかった日本。僅かの個人では太刀打ちできるものではない。
今更西欧に習った個人の確立といっても、「こころ」の真似はできる代物では無い。この問題は、これからの歴史つまり「多文化と多様性」の渦中で、「複雑性」や「共生」のテーマに取り組む中で、自然と消えてゆくのかもしれません。
問題はその様な未来であったとしても、「生活の外で演じられるドラマ」として人任せにやり過してしまうかどうかなのだと思う。親鸞の言う様に「出世(=出世間)・叡山で公卿の子息が受戒・剃髪し僧となったケースが、特に昇進が早かった為に「世の中に出て立派な地位になること」を指した=広辞苑」をし、世間を抜け出る気概が必要なのだと思う。

いわれている「地方の時代(ディスロケーション)」や「方言の時代(オフ・センター)」の時にあっても尚参加せず(リーダーシップなんかじゃありませんよ)、一部のエリート任せの姿勢を採り続ければ、「世間」の卒業どころか、来る「文化の優位を伴った経済」にすら貢献できませんね。
唯この難しい仕事を、若者だけに強制するわけにはいきません。停年となり、世間の御勤めを果たした我々こそ、進んで「世間」のしきたりに反旗を翻し、若者の進むべき道の地ならしをしなければなりませんね。それこそ「団塊の世代」の務めだと思っています。

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