アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2018年01月02日

映画「無限の住人」の感想…イマイチな部分もあるけど良い映画だと思うし、1本の映画として仕上げようと頑張ってるのは好感持てる。

今日は映画「無限の住人」の感想です。

昨日感想を書いた映画「東京喰種 トーキョーグール」と共にDMMから送られてきました。

まさか2本ともマンガの実写化映画が届くとは。

という訳で、DMMの月額レンタルDVDでの鑑賞です。



映画「無限の住人」は2017年公開の三池崇史監督作品。

日本ではなかなか監督の名前って出ないし、覚えられない傾向があるけど、

それでも三池崇史監督は多くの人が知っている監督だと思う。

色んなジャンルの映画を作っていて、良くも悪くもいわゆる振り幅が広い。

三池崇史監督の映画を1つ観て、この監督は凄いと思って、

また別の映画を観るとあれ?って、映画によって当たりハズレがあると思う。


ただ、最近ではマンガの実写化が続いてしまい、

中でも映画「テラフォーマーズ」のせいで一部で批判が強くなった気がする。

ただ、あの映画の感想でも書きましたが、映画として成り立たせようと頑張っていました。

結論としては、やらなきゃよかったと思うのだけど、

それでも三池崇史監督だから、あんな感じには出来たって思う。


さて、映画「無限の住人」は先ほどからも書いていますが、

原作は沙村広明による同名のマンガ。

コミックは4巻ぐらいまでは読んでいたのですが、

途中から読まなくなってしまいました。

つまらなくなったとかじゃなくて、

当時、ブックオフの100円コーナーで見つけては買っていて、

なかなか100円にならなくて揃えられなかったという。

なので、原作と映画の話の違いがどうとか言えないし、

読んでいたのも20年以上前なので、ほぼ知らないぐらいの知識です。

映画を観て、ちょっと全巻揃えたいなって思いました。


簡単なあらすじですが、

不死身の男万次に親の仇を依頼する娘浅野凜。

最初は断っていた万次だったが、過去に守れなかった女に似ていたのもあり、

凜の依頼を受ける事になる。

そして仇である天津影久率いる逸刀流の剣客達との戦いが始まるのだが…という感じかな。


キャストですが、

主人公の不死身の男万次を演じるのは木村拓哉。

まあ説明不要の存在ですよね、木村拓哉。

劇場公開のタイミングと木村拓哉という役者のイメージで凄く損している。

全然良かったですよ。

木村拓哉は何をしても木村拓哉って言われるけど、

余計なイメージが強すぎるんだよなあ…それが良さにもなるからやっかいだけど。

浅野凜を演じるのは杉咲花。

映画「湯を沸かすほどの熱い愛」のかあちゃんの遺伝子があったって子ですよ…泣いたなあ。

今回は弱い存在だし、決意も揺らぎそうになるのだが…という役ですが、

良い感じで弱そう感が合っていたと思う。

仇である天津影久を演じるのは福士蒼汰。

このブログでは映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想を書きましたが、

いつの間にか人気俳優になっちゃいましたね。

フォーゼはリアルタイムで観てたのでなんか嬉しいです。

確かに強いだけでなく、美しさ的な要素もあるキャラクターだったと思うので、

ちょっと綺麗要素のある福士蒼汰は合ってるかも。

その他、戸田恵梨香、北村一輝、市川海老蔵、市原隼人などが出演しています。

いや、市川海老蔵良かったなあ。


さて、映画「無限の住人」の感想ですが、良い映画でしたよ。

以前も書いたのですが、「るろうに剣心の大友啓史監督にやらせろ」なんて書いてた人がいましたが、

三池崇史監督で良かったですよ。

もちろん連載マンガの実写化は難しい。

「無限の住人」という話から何を取捨選択するか、すごく難しい課題だった思う。

残念ながらこの映画でもイマイチなところはあるのですが、

「ちゃんと映画にしている」のは三池崇史監督の力だと思う。


ほんと原作を今度全巻揃えようと思うのですが、

まだ原作の展開をしらない知識としては、よく映画1本でしっかりやったなと。

今時の人は2部作とか3部作にすれば良かったって言うのだけど、

基本はアクション映画なので、2部作、3部作にすべきでは無いと個人的に思う。

もちろん、ここで監督が見せたいのはアクションではないと、

登場キャラクターの人物描写に力を入れる内容なら2部作などもありかなとは思うけど。


死にたいと持っていた不死身の男が物語を通してどうなるのか、

仇討ちをしたいと思っていた娘が物語を通してどういう考えをするのか。

圧倒的な悪だと思っていた敵はどういう存在だったのか。

どうしても1本の映画に収めようとすると描ききれないところも出てくるし、

上映時間が2時間20分っていうのは、少し長い気もする。

だけど、極力1本の映画として成り立たせているのは偉いなあって。

この部分は、昨日感想を書いた映画「東京喰種 トーキョーグール」が出来てなかったところ。

続けて観てみると余計に感じるなあ。


上映時間は長いんですが、それでも見飽きないように作られていて、

映画が「始まってすぐにもうクライマックス並みの戦いが始まる」ってのは、

映画「ドクター・ストレンジ」でもやっていた演出で、最近の流行かなって。

映画が始まったらまずは掴み。

激しいアクションを見せながら、主人公の説明をするのは見事だと思う。

引き画でも妹が倒れているのが分かる画づくりとかも、さりげなく凄い。


最初の戦い後、モノクロからカラーになってタイトルってのも良いと思います。

それと縦書きの名前の書き方も、時代劇を見せてくれるんだなって気がして良かったです。


クライマックスと言えば、

予告編とかで「1人対300人」とか言ってたけど嘘じゃん。

ネタバレしちゃうから詳しくは書かないけど、少なくとも「1人対300人」じゃないし。

映画「300(スリーハンドレッド)」の印象があるから300って言葉を使いたかっただけじゃん。

本当に映画の内容とは別にして、映画の配給というか宣伝ってセンスないよね。

センスが酷いのはまだ良いけど、嘘はダメだと思うよ。

まあ客が入ればなんだって良いんだよね…いつもの事だが。


宣伝のセンスはクソだと思うけど、

映画のクライマックスは良かったですよ。

「誰を切れば良いんだ」ってやりとりはもちろん、

橋の下でも上でも戦ってるってのを1カットで見せてくれるのとか、

なかなか日本映画じゃお金かかるから見せてくれないし。

でも、そういうこだわったカットがあるか無いかって印象違いますよね。


少し残念だったのは市原隼人演じる尸良の扱い。

ちょっと中途半端でしたよね。

なんとなくクライマックスに水を差しにきたのかなって思っちゃう。

もちろん、どうやってピンチを脱したのかってのが、

クライマックスの戦いの中のちょっとした展開があったりとか、

そこら辺は映画的なんだけど…強引な印象はあった。

持ってる武器捨てろって、あんなけの武器を劇中でもっと使ってほしかったなあ。


市原隼人と言えば、この映画では映画の中で、

人を切った時に血が出る時と出ない時があって、

どっちやねんって思ってしまうのは勿体無いなあ。

1つの映画の中では血の流れ方とか同じ見せ方の方が良いと思う。

三池崇史監督はそれぐらいは分かっていると思うから、

そういう事が難しかったか、それよりも何かを選んだのだろうけど。


あと気になったのは、万次の着物とかは良かったのだけど、

凜が着ている着物があんまり汚れない。

あの赤い色が目立つだけに綺麗さが目立った。

もう親もいない状態なんだから、そこら辺はボロボロでも良いんじゃないのかな。

戸田恵梨香の着物もだけど、なんか女性の着ているものは綺麗って世界観か。


でも、基本的にはしっかりした作りなのは安心して観れます。

先ほども書いた画作りとか、美術・セットも見事だと思います。


キャストのところでもチラッと書きましたが、

市川海老蔵演じる閑馬永空が個人的に好きでした。

海老蔵こそ、なにをさせても海老蔵って気がするけど、

その市川海老蔵が本当に魅力があって良い。

あんなにボソッと、それでも力強くセリフが言えるって凄い。


で、閑馬永空戦にて、不死身の体でも死ねるって知った時に、

一瞬万次が止まって「死ねねえか」って言うのは良い瞬間でした。

ほんと木村拓哉、良い役者だと思うんだけどな。


全然関係ないけど、

凜の父親である浅野虎巌を演じる勝村政信が板尾創路に見えて仕方が無かった。

エンドロールで板尾じゃないじゃん!!って。


仇討ちに対して「理屈じゃないんです」とか、

その凜に対して「決意の程度を見せてみろ」ってのは、

今度実世界でも使ってみようと思うセリフでした。


あと、ああいう終わり方好きです。

その後どうなるのかなあ…なんて考える余地がある終わり方、良いですよね。

無限の住人 [Blu-ray]






2018年01月01日

映画「東京喰種 トーキョーグール」の感想…頑張っているのは分かる実写化、悪くは言いたくない出来だが。

今日は映画「東京喰種 トーキョーグール」の感想です。

2018年、始まりましたか。

まさか今年最初に観るのが映画「東京喰種 トーキョーグール」とは。

自分でリストには入れていたのですが、DMMから届いちゃった訳です。

という訳で、DMMのレンタルDVDでの鑑賞です。



映画「東京喰種 トーキョーグール」は2017年公開の萩原健太郎監督作品。

萩原健太郎監督の他の作品は観ていないのですが、

CMとかミュージックビデオなどを多く手がけている人だそうで。

このコミックでも売れている「東京喰種 トーキョーグール」という作品の監督というのは、

長編映画の実績が無い中では大抜擢なのではないでしょうか。

映画の感想は詳しくは後ほど書きますが、作品の作りとしては丁寧で好感持てました。


説明は不要かもしれませんが、この映画「東京喰種 トーキョーグール」は同名のコミックが原作。

続編に当たる「東京喰種 トーキョーグール:re」は今も週刊ヤングジャンプで連載中です。

珍しく、原作コミックは読んでいます。

一応はKindleで「東京喰種 トーキョーグール」は全巻買っていますが、

熱狂的なファンって訳ではありません…買うぐらいに面白いとは思っています。

ちょっと「:re」になってからは少しトーンダウンした感じではありますが。


簡単なあらすじですが、

ごく普通の大学生金木研はある日、喫茶店である女性に出会う。

読書が趣味の金木と話しが合い、彼女とデートをすることになるのだが、

実は彼女は人間を食べて生きる喰種という存在だった。

致命傷を負わされた金木だったが、工事現場から鉄骨が落ちてきて彼女に命中。

病院に運ばれなんとか一命ととりとめたのだが、

手術では喰種の臓器を移植していたのだった。

その影響で人間から喰種へと変わってしまい、

人間の食べ物は喉を通らなくなってしまうのであった…という感じかな。


キャストですが、

人間から喰種になってしまう大学生カネキを演じるのは窪田正孝。

このブログで感想を書いたものでは映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」映画「闇金ウシジマくん Part2」に出演。

原作者石田スイの希望という事もあって選ばれたみたいですが、

本当に頑張っていたと思います。

なかなかマンガとかアニメの実写化って難しいと思いますが、

その中でも合っていたと感じました。

特に気弱そうにも見えるし、意思が強そうにも見えるって感じはこの映画では大事。

カネキが助けを求めることになる喰種の霧嶋董香を演じるのは清水富美加。

ヒロイン的な役ですが、清水富美加なあ…良い演技してたんだけどな。

この役は本当はやりたくなかったっていうコメントとか見てしまうと残念に思う。

カネキを襲う喰種の神代利世を演じるのは蒼井優。

まあ序盤で死んでしまう役なのですが、蒼井優を久々に見たなって。

喰種を追う組織CCGの捜査官亜門鋼太朗を演じるのは鈴木伸之。

劇団EXILEの一員の彼ですが、さすがアクションの動ける感じは良いですよね。

映画としては人間サイドの主人公的立場のはずなのだが…また、それは後ほど。

亜門鋼太朗の上司に当たる捜査官真戸呉緒を演じるのは大泉洋。

最初に大泉洋かよって思ったのだけど、見てみると悪くはない。

ちょっとコスプレ感が出ちゃってるのが勿体無いなあって。

確かに原作に寄せるのも大事だけど、一定以上寄せちゃうとコスプレ感出ちゃうから。

でも、演技そのものは本当に良いなあって思うと大泉洋、おそるべし。

その他、坂東巳之助、桜田ひより、村井國夫などが出演。

後輩に顔が似ている白石隼也も出ています。


さてさて、映画「東京喰種 トーキョーグール」の感想ですが、

結構健闘していたと思うんですよ…だから、悪くは言いたくないなあって。

観る前は知らん監督だし、ショボイ映画になってんじゃないかって思ったので、

そこからしたら萩原健太郎監督は頑張った。

…けど、映画が最高かって言われたら…ちょっとなあって。

まあ、中途半端な部分はある。

原作を知っていたら保管できる部分もあるけど、

原作知らなきゃ保管できないのでは、

じゃあ別に実写化しなくても良かったじゃんって…厳しくいうとそうなっちゃう。


下手に前後編の2部作とかにしなかったのは好感持てます。

映画の最初にナレーションで「喰種」って存在の説明をしたり、

2時間の尺の中に厳選して話を入れてる感じも伺えます。


しかし、連載物を1つの映画にするのはやはり難しい。

マンガを読んでいればまあ分かるのですが、

映画だけ観ると結局何が言いたいのか分からない。

特にキャストのところでも書きましたが、

人間サイドの主人公亜門鋼太朗が特に人物描写も十分ないまま、

カネキの修行シーンの合間に亜門の特訓映像みたいなのが入ってきて、

お前だれだ!って…途中から出てきた奴の特訓見せられてもね。


原作に寄せるんじゃなくて、映画単体で完結させるならば、

映画の冒頭から亜門は出した方が良かったと思うんですよ。

で、亜門の話も少し入れてさ…映画オリジナルでもいいから。

それで、カネキサイドの主張と亜門サイドの主張がクライマックスにこないと、

映画しか観ない人には、急にクライマックス前から亜門出てきたなあって。

なんか中途半端だなあって。


いっそのこと、亜門の修行シーンとか無くした方がスッキリしたかな。

連載マンガだったら、後から実は彼にはこういう過去がありましてって出来きるけど、

1話完結の映画では語られないものは想像するしかないんだけど、

なんで亜門が喰種を殺そうとしてるかって全く分からない。

クライマックス前に同僚が殺されるってのはあるけど、

その前からすっごい仕事熱心だからなんかあるんだろうけどね、ぐらい。

勿体無いなあ。


役者はみんな頑張っていたと思う。

特に主演の窪田正孝の食べ物の吐きっぷりは見事だった。

あと先ほども書いたけど大泉洋って凄い俳優だよね。

見た目はコスプレ感があって残念なんだけど、ちゃんと真戸だった。

存在感ある俳優になったなあ…「お母さんだよ」って台詞いいね。


あとクライマックスのカネキと亜門のバトルシーンですが、

原作とは違って車を使ったアクションとかは見ごたえありました。

ここ映画オリジナルにしたのは正解だと思う。

ちょっとクインケの回転する感じは微妙だったけど、

映画のクライマックスに持ってきても良い内容だと思った。


基本的には丁寧に作ってある印象なんだけど、

少し気になる部分もあって、

映画はじまってすぐぐらいにヒデがスマフォを出して、

「カネキ、見てみろよ」って言うんですが、

そのスマフォを出してる手がプルプルしてるんですよ。

めっちゃプルプルしてるやんって。

映画始まってすぐにそんなんだから、あ…ダメな監督なのかなって。

でも、基本的には丁寧なんだけどね。

序盤にプルプルは印象悪いなあ。

あと、クライマックスは夜の方が良かったのは分かるんだけど、

さっきまで明るかったのに急に夜になると、

どれだけ時間が経ったんだ!って観てる方に思わせちゃう。

そこはもうちょっと作り方あったと思うよ。

「えっ、夜なの?」って多くの人が戸惑った気がする。


映画オリジナルとして真戸のトドメはトーカが刺すとか、

映画としてアリだなって部分もあるんだけど、

ヒナミが墓参りしたいとかよく分からないわがままな要望があって、

そのせいでCCGの捜査官にカネキが見られるって展開があるけど、

それが全く活かされない。

なんでそんな映画オリジナル入れてきた?


もっと脚本練ったら良くなったと思うんだけどなあ。

いや、でも実写化の中でも頑張ってる方だと思う。

なかなか連載ものを1本の映画に落とし込むのは大変だよ。


自殺者に手を合わせるってのは、

人間がごはんを食べる時に手を合わせる事と一緒で、

「いただきます」って事ってのを分かりやすく見せてくれるのと、

映画の〆が窪田正孝のアップってのは良かった。

窪田正孝良かった。


あ、どうでも良いけど、最初のナレーションで、

東京の闇に紛れたって言うんだけど、

人に紛れてるからやっかいな訳で、

闇に紛れるってのは違うんじゃないかなって。

闇に紛れて生きるのは妖怪人間じゃん…あ、あれは闇に隠れて生きるか。

【Amazon.co.jp限定】東京喰種 トーキョーグール豪華版(初回限定生産)(Amazonオリジナル特典映像ディスク付) [Blu-ray]




2017年12月31日

あっという間に2017年も終わりますか

2017年、あっという間に終わってしまいましたね。

毎年、年が明けると「今年こそは」と思うのですが、

ふと気がつくと、その「今年」なんてものはあっという間に終わっているのです。



基本的に引きこもり願望が強く、

実家が王族とか石油王だったら仕事なんてしてないのですが、

悲しいことに、両親はしがない自営業で…って、

育ててくれた恩を忘れてディスりそうになる年末。

本当は感謝しています。

年末の空気がディスらせようとしてくるのです。


と、年末の空気感のせいにしたところで、

つまりは自分で働かなくてはいけないのが現実。

戦乱の世の中は終わったものと思っていましたが、

ただビジネスという形に変わって今に続いて。


ただ生きてくだけなら、別に頑張らなくてもいいかなって思っていたら、

なんと、ただ生きていくだけでも大変だったりして。

世知辛い世の中とは聞いていたけど、本当じゃねーか。


仕方なく、ビジネス書でも読んで会社に貢献するかと思ったけど、

活字が苦手で本を買っても、開く事があまりない状態が続く。

今時は「オーディブル」っていう便利なアプリがあるのを知って、

移動時間とかに「ビジネス書を聞いている」のですが、

凄く素晴らしい本がある反面、恐ろしく駄目な本がある事を知る。


「情報は取捨選択が大事」とは言われますが、

こんなビジネス書の内容を真に受けてたら人間として駄目じゃんってものがあり、

その本の恐ろしい点は、本の8割は役に立ちそう、便利というものだが、

残り2割に圧倒的な「悪」が忍ばせてあるという事で。


出来る嘘つきは「真実のなかに嘘を入れる」と聞いた事がある。

まさにこの本ではないか。

いかにも自分は素晴らしい経歴があり、立派な人だと見せかけていますが、

こんな人があちこちでセミナーなんてしてるのかと思うと、悪夢よりもたちが悪い。


とはいえ、ビジネス書というものはとても役に立つものなのは間違いない。

ただ、ビジネス書ばっかり読んでる奴はきっとダメになってくんだろうなと思った。


便利なことに「オーディブル」は落語も聴けるので、

今日は三遊亭圓楽の「目黒のさんま」でも聴こうっと。


そろそろ2018年。

そう言えばまだ年賀状書いてないや。

三遊亭圓楽「目黒のさんま」






2017年12月30日

映画「パッセンジャー」の感想…宇宙空間で涙は流れないはず、そこは「オレの…涙か」だろ。

今日は映画「パッセンジャー」の感想です。

オカンが年末年始用に借りてきたタイトル。

珍しくB級映画じゃないって思いました。

という事で、レンタルDVDにて日本語吹き替えで鑑賞です。



映画「パッセンジャー」は2017年に日本公開されたモルテン・ティルドゥム監督作品。

モルテン・ティルドゥム監督は何作か監督もしていますが、

他の作品は未だ観ていませんが、この映画を観ると他の映画も観てみようかなって。

それぐらい映画として面白い部分もありました。


簡単なあらすじですが、

5000人規模の乗客をのせた宇宙船アヴァロン号だが、

人工冬眠の機械の故障によりジムは目を覚ますのだった。

本来は目的地への到着の1ヶ月前に目が覚めるはずだったが、

ジムが起きたのは、まだ到着まで残り90年もの時間がかかる時だった。

なんとか再度人工冬眠をしようとするが上手くいかず、

クルーに助けを求めようとするがその部屋へは入れなかった。

なんとか食事などはでき、船内の遊具などで時間は潰せるのだが、

到着までは生きていられない、ジムは孤独に耐え切れずついに…という感じかな。


キャストですが、

1人早く目が覚めてしまうジム・プレストンを演じるのはクリス・プラット。

このブログでは映画「ジュラシック・ワールド」に主演していますが、

はやり映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のスター・ロードですよね。

今回は最低の行動をするのだけど、なんとなく良い奴感がある顔だから許せてしまう。

あんまりネタばれしないように書きますが、

巻き添えをくらう女性オーロラ・レーンを演じるのはジェニファー・ローレンス。

映画「ウィンターズ・ボーン」の主演というよりも、

個人的には映画「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」からのミスティークのイメージ。

今回はプールで泳ぐ水着姿を披露してくれます…溺れそうになりますが。

途中、人工冬眠ポッドの故障で目が覚めるガス・マンキューゾを演じるのはローレンス・フィッシュバーン。

もうローレンス・フィッシュバーンと言ったら、マトリックスシリーズのモーフィアス。

今回もワイルドにやってくれるのか…と思いきや、ですね。

基本的にはこの3人しか登場しませんが、

アンドロイドとして マイケル・シーンが、そしてチラッとアンディ・ガルシアが出てたりします。


さて、映画「パッセンジャー」の感想ですが、面白かったです。

なんか最近、面白かったです、としか言ってない気がしますが、

まあつっこみどころは色々あるけど、なんか面白かった映画でした。


映画とは関係ないのですが、

最初のコロンビアピクチャーの映像が流れた時に、

前に観た映画「クレイマー、クレイマー」の時のコロンビアの画が記憶にあったので、

変わったなあ…って凄くしみじみしました。


で、製作している「オリジナル・フィルム」ってのから宇宙船でタイトル。

なんかちょっと新しいなって。


結末とか、あんまりネタバレになる事は書かない様にしますので、

ふわっとしか書けないのですが、

事故でたまたま目が覚めてしまった男は、

実は宇宙船に乗ってる全員の人生を左右する運命を担うという話。

ちょっとキャストのところでネタバレしちゃってるけど、

とある行動をするまでが結構丁寧に作ってあるので、

それはちょっと仕方ないよって、

観てる方はある程度同情できるバランスになってるのは、

凄く映画として良いなって思った。

まあ最低だけどね。

これが、1日とか1ヶ月でやったのだったら、

てめーっ!てなるけど年単位で頑張ったって言われたら…ちょとはね。

それでもローレンス・フィッシュバーンは許してくれません、

そしてこれが圧倒的な正論なんだとは観てる方にも思わせてくれるのは良いですね。


演出としても、CGの映像とは会話はできるけども目線が合わないとか、

宇宙船が徐々におかしくなってるってのをルンバみたいなのが戻れないとか、

さりげなく危険が迫ってるって見せ方は好感が持てます。


全体の時間が2時間弱あって、

先ほど書いた積み重ねの部分が大切なのは分かるけど、

物語として動くまでがおよそ1時間かかってしまうのは、

もう少し上手く作って欲しかったなあとは思う。

大切なのは分かるんだけどね…でも全体で90分ぐらいにまとまってたら、

もっと良い映画になってたと思うんだよなあ。


でも、とある事がバレたあとに、

寝てるところをボッコボッコにされるのは良いですね。

映画「フルメタル・ジャケット」かなと思うぐらい。

そりゃボッコボッコにしますよ。

あれがあるかないかじゃ全然違うから。


あ、全然関係ないけど、

地球にメールを1通送るのに6012ドルとかで、

「届くのは18年後です」とかの時に、

ふと新海誠監督の映画「ほしのこえ」が頭に過ぎった。

宇宙に行くとこんな感じになるのかなあ。


大筋の話は面白いし展開も良いと思うんだけど、

クライマックス部分の手動で開けなきゃいけないとか、

ちょっと強引にその状況を作ったなあとか思ったり、

さすがにシュミレーションで人工冬眠が途中で覚めることは無いって言っても、

なんらかのトラブルが起きた時の対策はしてるでしょって。

だって、人工冬眠から手動で起こすことがマニュアルに載ってるんだよ!?

だったら普通は人工冬眠に手動で入るマニュアルは載せるべきだよ。

まあ、特殊な機械がいったとか言ってたけどさ…なんかあるべきでしょ。


あと宇宙船の床の下って土があるの?って。

いや、どっかから持ってきたのかもしれないけど、

あんなけ立派な木が育つんだったら、結構な土がいると思うのだけど。

…みたいなね…ちょっとした横槍を入れたくなっちゃいますよね。


そう、あと宇宙で下に流れる涙。

重力あるんかい!

そこは某アニメみたいに宙を舞う涙を見て「オレの…涙か」って言うべきだろ。

多分、違うけど。


そんな感じかな。

さっきも書いたけど、ツッコミどころは満載だけど、

なんか楽しく観れたからいっかなって思える映画でした。

パッセンジャー [SPE BEST] [Blu-ray]






2017年12月29日

掃除をして「スーパーリアル麻雀PW+相性診断」(Mac版)が発掘された

昨日に引き続き、部屋の掃除で見つけたもの、なのですが、

今回はMac用のゲーム「スーパーリアル麻雀PW+相性診断」というもの。



今思えば、脱衣麻雀ブーム、ありましたね。

以前にも書いたのですが、

自分の麻雀との出会いはファミコン版の「ファミリーマージャン」で、

あのゲームって2人打ちなんですよ。

それで麻雀を覚えて、さらにゲームセンターに行くようになると、

そこに置いてあるのは脱衣麻雀で、まあ2人打ちなんですよ。

なので、本気で麻雀って2人で打つものだって、結構な歳まで思ってました。

4人でも打てるけどね、ぐらいの。


いつしか、麻雀は基本4人で打つっていう事を知り、

そんな他の3人の捨て牌なんて覚えられないと、

急に麻雀の難しさに心が折れた過去があります。


で、そんな自分の麻雀において脱衣麻雀と言えば、

「スーパーリアル麻雀」と「アイドル雀士スーチーパイ」、「アイドル麻雀ファイナルロマンス2」です。

どちらかと言えばメガトンリーチ棒のある「アイドル麻雀ファイナルロマンス2」が流行ってましたが、

「スーパーリアル麻雀」も頑張ったなあ…全然リアルじゃないぐらい相手が強いのね。

そんなゲームの珍しいMac版のゲームソフトが部屋から発見されました。


「スーパーリアル麻雀PW+相性診断」で、なんと定価は10,800円!!

っ!!

いや、たぶん定価では買ってないんだけど、買っちゃったんだね。

しかも動作環境が「漢字Talk7.1以降」って…漢字Talkって。

iPhoneとかでMacを知った世代にゃ分からんだろう漢字Talk。

もうこのソフトを動かせる環境を揃えるのが難しいだろうなあ。


久々に「ファイナルロマンス2」やりたいなあ…って、そっちか!!

アイドル麻雀ファイナルロマンス2




2017年12月28日

掃除をしようとしたら見つけたもの

大掃除とかするほどの気力はないのだけど、

それでも部屋は片付けなきゃなあ…なんて言うだけ言ってみたり。

いや、やりたい気持ちはあるのだが、なかなか動かないのがダメな人間。



で、一応部屋を眺めてみた。

あまりのゴサゴサ具合に見落としていましたが、

ふと棚の上に置いてあったのがPSソフト「ラグナキュール」の懸賞で当たったメモリーカードだった。

「ラグナキュール」ってゲーム、知ってる人はどれぐらいいるのかな。

というか、なんで自分はあのゲームを買ったのだろうか。

今見たら、結構荒いポリゴンなんだけど、当時はなんかハマっちゃって。

女性キャラがいて、誰と付き合うかみたいな話なんだけど(誤認)、

自分は断然カスミ派だったなあとか懐かしく思ったり…。

そうそう、メモリーカードが当たったんだけど、

あのゲームはメモリーカード丸々1枚使うんだよね。


あと、ベッドの下に埃が溜まっていて、

ちょっと現実から目を背けたのだけど、そこにエロ雑誌が落ちてたんですよね。

あれはいつだったかコンビニで見かけて、

「エロそう」って思って勢いで買ったエロ雑誌。

勢い、大事ですね。


今時のエロ雑誌はDVDが付いてるっていうものなのですが、

なんとそのエロ雑誌には特典で女性物の下着、

つまりはパンティまで付いていたのです!


…これ…いる!?

まあ確かに、誰かが履いていたパンティっていうなら、

ある種の「背徳感によって興奮」ってのも分からなくはないけど、

もちろん新品でしかも異常に薄い。

こんな実用性もないパンティ、これじゃあ変態仮面だって力でないよ!

この特典パンティを付録で付ける予算をDVDの内容に回してくれた方が嬉しいし、

何より処分に困るよね…ゴミ袋で良いんだけど、

なんとなく家族にバレるんじゃないかって気がしてさ。

特典の女性物下着が雑誌に挟んだままだったんだけど、

なんだろうな…なんとも言えない感情が芽生えた。


部屋の掃除をしようとすると、

今まで気がつかなかったものに気がつくものですね。

ラグナキュール






2017年12月27日

映画「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」の感想…ロマンに欠けるとか言ってみたい。

今日は映画「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」の感想です。

先日、映画「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」の感想を書いたのですが、

時系列とか映画公開順としてはこちらの映画の方が前になります。

「血煙の石川五ェ門」が面白かったので、こっちも観ようという感じです。

前と同じくdアニメストアをChromecastを使ってテレビでの鑑賞です。



映画「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」は2014年公開の小池健監督作品。

小池健監督はこの映画から監督を務めるようになりました。

テレビシリーズで峰不二子、今回の次元、そして次の作品が五ェ門だったので、

さらにその次はルパンになるのか、とっつあんになるのか。

このシリーズが楽しみになりました。


簡単なあらすじですが、

ルパンと次元が「リトルコメット」という宝石を盗みだすが、

逃走中に何者かに狙撃をされ2人とも負傷をしてしまう。

使用された弾丸を見て次元は、狙撃した殺し屋はヤエル奥崎だと気がつくのだが…という感じかな。


キャストは、前回も書いたので割愛。

やっぱり不二子の声が変わっているのに少し違和感があるのだけど、

今回はほぼルパンと次元の話なので、そんなに気にはならなかった。

それでも、やはり新キャストもそのうち慣れるとは思う。


さて、映画「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」の感想ですが、面白かったです。

観る順番は違いましたが、「血煙の石川五ェ門」は完全に五ェ門の話だったので、

特に順番は問題ありませんでした。


タイトルが「次元大介の墓標」なので、今回は次元が主役なのかなと思っていましたが、

確かに主役なのだと思いますが、少しネタバレになってしまいますが、

途中で狙撃されて命を落としたって話になるため、

そこからはルパンの話でもあったので、完全に次元の話って感じではありません。

まあ、次元大介の墓標っていうけど、ルパンも不二子も墓標つくられちゃうし。


そうそう、今回もdアニメストアでは前篇と後篇に分かれていました。

次元が狙撃されて死んだ!?ってところで前篇が終わるのでびっくり。

まあ、ここで次元が本当に死ぬって訳はないんだけど、

シリアスなトーンだから少しドキドキしますよね。


大人のルパンシリーズって事で、

ちゃんと不二子ちゃんのおっぱいが見れるのは良いですね。

やっぱ乳首がないおっぱいはおっぱいじゃない!

と、強い言葉で言っていきたい気持ちが抑えられません。


展開としては、王道な話ではありますが、

一度強敵に敗れるも、ついには倒すという感じ。

「血煙の石川五ェ門」も似た展開ではありますが、

あちらは完全に修行して強くなるって流れですが、

この「次元大介の墓標」では相手のトリックを逆手に使って倒す形です。

また、一度早撃ちで敗れ、最後にも早撃ちの対決があるのですが、

ここで次元はどういう勝ち方をするのか。

これは本当に良いですよね。

一言でいうなれば「ロマンに欠ける」ですね…カッコいい。


あと、このシリーズで良いなって思うのは、

ルパンが言った「正義の味方じゃない」って言葉。

そう、ルパンって泥棒なんだって。

なんとなくルパンって良い奴だって勝手に思っていたりしましたが、

もちろん一般市民に害を与える様な悪人ではないけれど、

世界を救おうとか何か世の中に正しい事をしようって男じゃないんだって。


うまい煙草を吸いたいだけ、そんなルパン達はカッコいいです。


あのさりげなくホットコーヒー代を置いていくのもなんか良いですよね。


そんな訳で、前篇・後篇合わせても1時間以内で観れるので、

気軽になんどでも観たくなっちゃう作品です。


そういえば、股間からドリルって、「鉄男」オマージュですよね。

「鉄男」よりももっと前からあったのかな…まあ考える人がいても不思議ではないですが。

ルパン三世-次元大介の墓標 / LUPIN THE 3RD: JIGEN'S GRAVEST[Blu-ray][Import]




2017年12月26日

12月26日

昔、好きだった女性が12月26日生まれだったのですが、

彼女いわく「私はもっともケーキが安い日に生まれた」と。



基本的に誕生日とか覚えられないダメな男なんですが、

その子はそんなインパクトある台詞を言っていたので、

今でも12月26日になると、「ああ…あの子の誕生日か」なんて思い出す。


相手に誕生日をアピールしたい時ってのは、

ただ日付を言うだけじゃなくて、インパクトを与えながら言うのが効果的なんだろう。


「私って一番ケーキが安い日に生まれたんだ」

「え?」

「12月26日なんだけど、クリスマスケーキが売れ残ってて安売りしてるんだ」

みたいな感じだったと思うんだけど、

これだけでもなんかストーリーを感じてしまいますよね。


で、ずっと「そっか…12月26日ってケーキが一番安いんだ」って思ってたんだけど、

今日、コンビニに寄って見たら平気でクリスマスケーキが定価で売っていた。

さらに、その話を仕事仲間に言ったら、25日でも夕方にはバリバリ割り引きしてましたよって。

…まあ…場所によるっていう…ね。


いや、でも、大切なのはストーリーを連想させるように伝えるって事ですよ。

ウソか本当かよりも、それで相手に覚えてもらえるなら良いですよね。

お正月の集まりに! 誕生日ケーキ バースデーケーキ 12種バラエティケーキ 7号 直径21.0cm (約6〜12名)






2017年12月25日

「ワンダーコア2」を買ってみた…が!!

お買い得!

みたいなメールで「ワンダーコア2」の宣伝が来て、

年末年始に体を引き締めるか!!

って感じで勢いで買ってしまったのであった。

…なんか、最近勢いでしか物を買ってない気がする。



申し込みしてから数日して、もう家に届きました。

さすが。


結構大きいダンボールがあったから、何!?って思ったら「ワンダーコア2」でした。

これで腹筋鍛えるぞ〜って事で、まずは組立から。


難しい訳ではないけど、

コツコツ組み立てて数十分にて完成!

これがワンダーコア2か!!

さっそくチャレンジ…と思い、

椅子に座るのだがある程度後ろに倒すも、

それ以上体が倒れない…!!


倒れるだけで腹筋、ワンダーコアなのに、

体が倒れないのだ!!


そう、忘れてたけど、冬になると腰痛が酷いんだよね。

最近は足に痛みが降りてきてるんだけど、

もちろん腰も痛いがある訳でして。


これ以上、倒れません…。


組み立てたワンダーコアを、そっと部屋の片隅に追いやるのでした…。


いや、腰がね…腰が治ったら、ちゃんとやりますよ!!

ショップジャパン 【公式】ワンダーコア2 [メーカー保証1年付] 腹筋 筋トレ 本格 トレーニング




2017年12月24日

映画「輪廻」の感想…優香うめーって関心した良質ホラー映画。

今日は映画「輪廻」の感想です。

やっぱクリスマスイブにはホラー映画ですよねっていう屈折した精神ですが、

前々から観たかったけど観れてなかった1本。

レンタルショップでパッケージが目に付いたので借りてしまいました。

という訳で、レンタルDVDでの鑑賞です。



映画「輪廻」は2006年全国公開の清水崇監督作品。

清水崇監督は好きな監督の1人ですが、

このブログでは映画「戦慄迷宮(2D)」ぐらいしか感想を書いてませんでした。

ほんと「幽霊 VS 宇宙人」シリーズ好きですよ。

お金かけなくたって面白く作れる人は作れるんですよ。

そんな人がお金かけて作ったら、まあ良い映画になっちゃいますね。


この映画の簡単なあらすじですが、

新人の女優である杉浦渚は映画「記憶」というオーディションに合格し主役に抜擢される。

その映画は実際にあった11人が殺害された事件を元に作られていたのだが、

渚は何かその事件の事を知っている様な感覚があった。

そして徐々に怪奇現象が起こりはじめる…という感じかな。


キャストですが、

主人公の新人女優杉浦渚を演じるのは優香。

優香って自分の中ではバラエティのイメージが強かったのだけど、

この映画を観て、「優香うめー!」ってビックリした。

いや、本当にごめんなさい…

ホラー映画ってアイドルが主演したり、

ある意味純粋な演技力とは違うところも求められたりしますが、

この時期の優香ってのはアイドル的な魅力もありつつ、

ちゃんとした演技も見せてくれる最高のキャスティングなんじゃないかと。

でも、本当に「優香うめー!」って思った。

映画「記憶」の監督松村郁夫を演じるのは椎名桔平。

いや〜、桔平は男前ですは。

やっぱあの目が良いですよね。

なんとなく怪しい感じが出せる椎名桔平は良い役者です。

何度も同じ夢を見る女子大生の木下弥生を演じるのは香里奈。

ネタバレになるのであんまり書きませんが、

大事な役と言えば大事な役なはずなのですが、

ちょっと存在感が薄かったというか、優香に持ってかれた感はある。

渚のマネージャー村田忠司を演じるのは杉本哲太。

なんだろうね、杉本哲太の安心感は。

今回はメインで出る役ではないのですが、

なんか出てるところは味があるんだよなあ。

その他、小栗旬、松本まりか、小市慢太郎などが出ています。


さて、映画「輪廻」の感想ですが、良質なホラー映画です。

色々良いなと思うことはあるのですが、

まずやっぱ「お金がかかってると画作りが違う」なと。

映画「劇場霊」の時にも書きましたが、フィルムの雰囲気はホラーに向いてる。

こればっかりは予算の問題もあるので、やりたくても出来ないことが多いと思いますが、

やっぱホラー映画はフィルムが良いよ。

しかも、この映画「輪廻」のお金がかかってるセットは、B級ホラーじゃ絶対できないものを見せてくれる。

ホテルのセットも凄いですが、あのホテルの模型とかわざわざ作るの良いなって。

無いなら無いで、映画は成立すると思うんですよね、あの模型は。

それでもしっかり作ってくると、劇中でも「すごい〜」って声が出てましたが、

それに合わせて自分も「すごい〜」って声が心の中で出てました。


あと、お金だけじゃなくて、画作りが本当にしっかりしていて、

引き画の風景の中にしっかりと赤い屋根が分かるような映し方とか、

さすがだなあとか思ったし、

何よりもこの映画はカメラワークが上手い。

お金×技術が生み出す映像は本当に良質。


あと、映画「カルト」を観た後だと、

スーパーボールの跳ね方の自然な感じだけでも違いを感じる。

もちろん、カルトはカルトの良さがあるので、

あの映画を同列のホラーとしては語ってはいけないのですが。


見せ方としては映画の途中で、

謎のフィルムを観ているところ、映画の撮影をしているところ、

謎のホテルに迷い込んだところの3箇所の映像を交互に見せていくところは、

物語が一気に進んでいく感じはワクワクしました。


ネタバレはしない方が楽しめると思うので、

物語の確信とか、そういう部分には触れない様にしますが、

少し書くなら椎名桔平の使い方は上手いなあって。

ミスリードの仕方は凄く自然だった。

まあちょっと強引な点もあったけど、なるほどと思った。


ホラー映画ではありますが、

貞子的な幽霊が出てきて襲われるって感じの恐さではなく、

全く自分が悪い事をした訳でもないのに、

突然悲劇にあってしまう恐さみたいなものですね。


前世ってのは自分で選べないですし、

しかもその前世での事件も自分が悪い訳でもない。


でも悲劇には理由なんてなかったり、

また、それが実は他人の身勝手な実験だったりとか、

世の中ありそうな話だなって…恐いですね。


ダメな点って訳ではないのですが、

観る側の心構えとしてホラー映画ってものに対して、

「貞子的な恐さ」を求めて観ようとしたら、

たぶん違うんだなって感じるんじゃないかな。

それだけ映画「リング」の貞子ってものがホラー映画に与えた影響が大きいのだけど、

本来はそういうある意味キャッチーな存在はいない方が、

普遍的な恐さはあると思うんですけどね。


どうでも良い事としては、

ケータイが折りたたみだってところと、

椎名桔平が使ってるパソコンがSONYのVAIOってのに時代を感じる。


あと映画とは全く関係ないけど、

映画が始まる前の「ドルビー」の水滴がでてくるやつを観て、

あー、こんなんあったって懐かしかった。

そして、大学の学食ってなんでコンクリートむき出しみたいな感じなんだろうなって。

あれはどこもあんなのなんかなって。


軽いツッコミどころとしては、

あのクシャッてなる人形が、ずっと一緒だよって言うけど、

あの「ずっと一緒だよ」は輪廻って事で、

生まれ変わっても一緒だってことなんだろうけど、

今回の映画の本質的な恐さを表すのは、その言葉じゃない気がするなあ。


あとピンポーンの後で、覗き穴で霊的なものが見えたりしますが、

あれは単純な嫌がらせなのかなって…幽霊もピンポーン押すんだなって。

そして、移動中のバスで優香以外が全員寝ている違和感の画とか、

カメラ回しながら11人も殺していくのはちょっと大変だろうなって。

そんな事を思いました。


そう言えば黒沢清出てましたね。


あとは、やっぱりラストの「ある人物のアップ」…これが最高。

あの人物のニヤッて笑う画がラストって良いなあ。

これは是非、観てもらいたい。


そんな訳で、ほんとお金がかかってる良質なホラー映画でした。

肉体は器でしかないんだよ!!


あ、この映画でクリプトムネジア現象って言葉を覚えました。

輪廻 [DVD]




プロフィール
マツゥオコアトルさんの画像
マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
プロフィール
<< 2020年06月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
カテゴリアーカイブ
映画(295)
BMPCC(36)
このココ(13)
夢メモ(32)
日別アーカイブ
最新記事
検索
最新コメント
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。