2017年11月22日
映画「海の金魚」の感想…映画としてダメな点は多いけど、金魚鉢の金魚と主人公の重ね合わせは映画的で良かった。
今日は映画「海の金魚」の感想です。
これはDMMの月額レンタルで借りていたのに、
ずっと観れていなかったタイトル…これを返さないと次がこないので、
他の映画よりも先に観るべきだったのですが…勿体無かったなあ。
そもそも、DMMではもっと新作とかをリストに入れていたのに、
映画「惑星ミズサ」と同じく、入来茉里さん綺麗だわぁってリストに入れておいたら、
優先順位は後の方だったのに、他の映画を抑えてすぐに送られてくるという。
という訳で、今回はDMMの月額レンタルによるDVDでの鑑賞です。
映画「海の金魚」は2010年公開の雑賀俊郎監督作品。
雑賀俊郎監督作品は他のものを観ていないのですが、
この映画を観て若い監督なのかなと思ったら、結構なベテランだった。
また後ほど触れるのですが、良い意味でも悪い意味でも「若さ」を映画から感じたので。
カメラを縦にして撮影するとか、なんかベテランっぽくないですよね。
ただ2016年に公開された映画「カノン」は凄く評価が高いので、いずれ観てみたい1本です。
簡単な映画のストーリーですが、
海で父親を亡くした高校生ミオは父が残したヨットで暮らしをしていた。
また事故で友達を死なせてしまった高校生清美はヨットに乗るのを止め、
地元の高校に戻ってきていた。
ひょんな事をから二人が出会い、お互い心に抱いている傷を海とヨットを通して癒し、
乗り越えていく青春物物語…みたいな感じかな。
キャストですが、
主演はこの映画を借りた目的でもある長田ミオを演じる入来茉里。
このブログでは先ほども書いた映画「惑星ミズサ」や、
映画「のぞきめ」で出演しています彼女ですが、この映画では主演。
映画当時では実年齢は20歳ぐらい、最初は高校生には見えない感じがありましたが、
制服を着たらまあ見えなくはないって感じたのは、なんか凄いなと。
あと「彼女のタンクトップ姿が凄く良い」ってところがこの映画の根幹だと勝手に思っています。
ミオと運命的な出会いする心に傷を持つ高校生を演じるのは石黒清美。
すでに芸能界は引退してしまっているそうなのですが、
この映画では入来茉里と共にほぼ主人公な役。
本当にヨットに乗れそうな雰囲気が出ていたのは良かったなあ。
高校で1人だけ足が長く、スカートが短く見えるのにオーラを感じるのと、
時々隠し切れない胸の主張を感じる…って、どんな目で映画を観てるのか。
清美のクラスメイトでミオの友達でもあるケイイチを演じるのは賀来賢人。
前に感想を書いた映画「斉木楠雄のψ難」で窪谷須亜蓮を演じていた彼。
まさかお弁当作りが趣味の男子高校生が7年後には超ドヤンキーになってしまうとは。
清美が死なせてしまった女の子とつきあっていた寺島を演じるのは白石隼也。
彼も映画「のぞきめ」に出演していましたが、勿論仮面ライダーウィザードな男。
この映画を観たら、佐藤健が好きな後輩に凄い顔が似てる事に気付いた…関係ないけど。
その他、柄本時生、高嶋政宏、吉瀬美智子、芳本美代子などが脇を固めます。
大した役でもないのにメニュー画面にいる小島よしおが笑えます。
さて、映画「海の金魚」の感想ですが、
入来茉里の魅力は溢れていましたが、万人には薦められない映画でした。
しっかり作りたいって気持ちは伝わる部分はあるのですが、
ちょっと…勿体無かったなあと思ってしまう。
ずばり「構成と演出」に難がある…ほぼ「構成と演出」さえしっかりしていれば、
映画って良いものになると思うのですが、それに難があっても観れるのは、
入来茉里の魅力をはじめ出演者の若さと物語の若さが、
なんとなく強引だったり、微妙な部分を若さとしてカバーしてるのではないかと思う。
まず思うのは「長い」という事。
長い映画はダメと言っているのではなく、
この内容でこの尺は「長い」と思ってしまう。
これは先ほど書いた「構成」の部分だと思うのですが、
2人の女の子の心の傷について物語が進むのですが、
映画のクライマックスの前に主人公ミオの件は、ほぼ解決してしまう。
主人公をミオとするなら、ちょっと解決するのは早すぎる気がする。
クライマックス前に「まだ続くの!?」って思わせてしまうのは構成の問題だと思う。
ところどころ、ケイイチが楽しく遊んでいるミオとヨウスケを意味ありげに観てるシーンとか、
特に話の展開を広げないなら、そういう要素を完全に無くしちゃって方が見やすかっただろうし。
そして演出についてですが、まず演技指導が…上手くいってない。
確かに若い人達がメインなので、経験が少なく難しい部分はあったと思うが、
観てる方が「演技がなあ」と思ってしまうのは作り手は避けなくては。
もちろん、俳優達の力量って問題のあったのかもしれないが、
それ以外の演出についても微妙なところが目に付くので、作り手を疑ってしまう。
例えば、ヨットから魚を釣るってシーンがあるのだが、
その時につれた魚がまるで死んだ様にぐったり感が凄い。
これ「釣ってねーだろ」ってみんな思うシーンだと思う。
あと友達が事故で死んでしまうシーンですが、
ロープが足に絡まってしまったとしてもライフジャケット着てるんだったら、
力尽きたとしても沈みはしないじゃん…とか思ったり。
そもそも、あの状況だったら手を掴もうが掴めまいが助けられないよ。
まあ上から観てる方は分からないだろうけど。
その他、座って話す時の清美のスカートがなんか気になるとか、
もうちょっと撮り方考えた方が良いんじゃないかって思わせたり、
少なくとも1年前に父親が残した目印の赤い旗が、割と綺麗だったりして、
もうちょっと汚しておけよと思わせたり。
なんか演出が上手くないんだよなあ。
ヨットのレース中にミオが帆に当たって海に落ちそうになる時に、
「掴め清美!」ってセリフがあるんだけど、
清美の位置から手をつかめる距離だったっけって。
なんか映画「貞子3D」で石原さとみが屋上で高速したシーンを思い出した。
演出、下手だなって。
そして、どうしても言いたいのはミオの宝物の箱を見つけたシーン。
箱の中にさらに箱があったから、結果的に良かったけど、
普通ってミオの宝物なんだから「開けてもいい?」とか「開けるよ」って一言いうじゃん。
無言で見つけたら箱を開けるのってどうかと思うんですけど。
あともう1つ。
最初ホワイトバランスが悪いなあと思っていて、
まあわざとなんだろうなと思ったけど、途中あるシーンで色が元に戻る演出がある。
あ、ここから普通の色になるんだなって思ったら、
その後に夕方のシーンのせいかすぐに画面が赤っぽい色になって、
戻ったのか戻ってないのかイマイチ分からんって。
あと処理で色を変えるんだったら、特に上手くいってないから、
回想シーンぐらいを変えるので良かったのに。
演出だけじゃなくて脚本の問題も少なからずあって、
小島よしお達の車のガラスとか割ったら、さすがにボコられるどころか、
警察に連れてかれても文句言えないだろ。
しかも、不法にヨットを置いてるのに抗議に来た人達に爆竹を投げるとか。
鹿児島は警察が機能してないのかと思わせるシーンも。
小島よしおと言えば、まず嫌がらせでヨットに落書きとかをするのね。
結構書くのに大変なところに書く訳ですよ。
車のガラスを割られたんだったら、エンジン壊すとかしても良いだろと思うのに、
落書きとか…なんて優しいのだろうか。
そして、落書きにも屈しない姿に「今度は頭を使おう」とか言って、
やった事と言えば「県の職員に連絡」という…なんだそりゃ。
おい、脚本家、お前が頭を使えよって。
それにミオは水族館で働いてはいるみたいだけど、
親が死んでしまったら親戚とかの引き取り手ってどうなのよ。
親戚がいないんだったらそれこそ県の職員の出番じゃないのか。
あと、実行委員として例外は認めない…が父としてやってみる、みたいな展開。
それって良いんですか!?
まあ、いいけどさ。
と、ここまで書いたら、ダメな映画なんだろうなって思うと思うのですが、
実は個人的にはそんなにダメだと思っていなくて。
何度も書いていますが、当時のキャストの若さと映画の内容がマッチしてるのは良い。
あと入来茉里のタンクトップ姿が良い。
冗談は置いておいて、音がしっかり録れているのはデカイ。
何度もこのブログで書いていますが映画で「音」って凄く大事なんですよ。
映画「エコエコアザラク R-page」とか映画「裏麻雀美神列伝 脱がせの美咲」の感想にも書きましたが、
音がしっかり録れてないだけで、全然観てる側のストレスが違う。
特に今回の映画「海の金魚」では海のシーンが多いので、
ここで音をしっかり録らないとノイズが多くて映画に集中できないのだが、
ちゃんと音を録っていたのは素直に評価できます。
あと、2010年って、今みたいにドローンで簡単に空撮って感じでもないと思うけど、
ヨットのシーンでは効果的に空撮映像があったのは良いですね。
撮り方に関しては、基本は三脚でしっかり撮影をしていて、
手持ちで撮るシーンもところどころあったりしているのも良いですね。
そして、ファーストカットであるビーカーみたいな金魚鉢に入った金魚。
これが、つまり、主人公達はずっとそれぞれ抱えていた心の傷で、
殻に閉じこもっているのを表していて、
これが最終的にどうなったのかってのが、「海の金魚」ってタイトルな訳で、
ここら辺は上手いなあって思うんだけどなあ。
もうちょっと練って欲しかったと思ってしまう。
ラストの金魚の「俺をどうする気だ!?」って感じに見えてしまったのはけど。
「黄金以上に価値がある冒険」って言葉は青春映画には凄い合ってるなってのと、
娘の件以来、ヨットに乗ってないって高嶋政宏に少しジーンとしたのと、
一番最初に入来茉里の顔が見えない、見えない、見えない…見えたって展開が、
なんかグラビアアイドルのDVDっぽいなって思ったのはとりあえず書いておこう。
これはDMMの月額レンタルで借りていたのに、
ずっと観れていなかったタイトル…これを返さないと次がこないので、
他の映画よりも先に観るべきだったのですが…勿体無かったなあ。
そもそも、DMMではもっと新作とかをリストに入れていたのに、
映画「惑星ミズサ」と同じく、入来茉里さん綺麗だわぁってリストに入れておいたら、
優先順位は後の方だったのに、他の映画を抑えてすぐに送られてくるという。
という訳で、今回はDMMの月額レンタルによるDVDでの鑑賞です。
映画「海の金魚」は2010年公開の雑賀俊郎監督作品。
雑賀俊郎監督作品は他のものを観ていないのですが、
この映画を観て若い監督なのかなと思ったら、結構なベテランだった。
また後ほど触れるのですが、良い意味でも悪い意味でも「若さ」を映画から感じたので。
カメラを縦にして撮影するとか、なんかベテランっぽくないですよね。
ただ2016年に公開された映画「カノン」は凄く評価が高いので、いずれ観てみたい1本です。
簡単な映画のストーリーですが、
海で父親を亡くした高校生ミオは父が残したヨットで暮らしをしていた。
また事故で友達を死なせてしまった高校生清美はヨットに乗るのを止め、
地元の高校に戻ってきていた。
ひょんな事をから二人が出会い、お互い心に抱いている傷を海とヨットを通して癒し、
乗り越えていく青春物物語…みたいな感じかな。
キャストですが、
主演はこの映画を借りた目的でもある長田ミオを演じる入来茉里。
このブログでは先ほども書いた映画「惑星ミズサ」や、
映画「のぞきめ」で出演しています彼女ですが、この映画では主演。
映画当時では実年齢は20歳ぐらい、最初は高校生には見えない感じがありましたが、
制服を着たらまあ見えなくはないって感じたのは、なんか凄いなと。
あと「彼女のタンクトップ姿が凄く良い」ってところがこの映画の根幹だと勝手に思っています。
ミオと運命的な出会いする心に傷を持つ高校生を演じるのは石黒清美。
すでに芸能界は引退してしまっているそうなのですが、
この映画では入来茉里と共にほぼ主人公な役。
本当にヨットに乗れそうな雰囲気が出ていたのは良かったなあ。
高校で1人だけ足が長く、スカートが短く見えるのにオーラを感じるのと、
時々隠し切れない胸の主張を感じる…って、どんな目で映画を観てるのか。
清美のクラスメイトでミオの友達でもあるケイイチを演じるのは賀来賢人。
前に感想を書いた映画「斉木楠雄のψ難」で窪谷須亜蓮を演じていた彼。
まさかお弁当作りが趣味の男子高校生が7年後には超ドヤンキーになってしまうとは。
清美が死なせてしまった女の子とつきあっていた寺島を演じるのは白石隼也。
彼も映画「のぞきめ」に出演していましたが、勿論仮面ライダーウィザードな男。
この映画を観たら、佐藤健が好きな後輩に凄い顔が似てる事に気付いた…関係ないけど。
その他、柄本時生、高嶋政宏、吉瀬美智子、芳本美代子などが脇を固めます。
大した役でもないのにメニュー画面にいる小島よしおが笑えます。
さて、映画「海の金魚」の感想ですが、
入来茉里の魅力は溢れていましたが、万人には薦められない映画でした。
しっかり作りたいって気持ちは伝わる部分はあるのですが、
ちょっと…勿体無かったなあと思ってしまう。
ずばり「構成と演出」に難がある…ほぼ「構成と演出」さえしっかりしていれば、
映画って良いものになると思うのですが、それに難があっても観れるのは、
入来茉里の魅力をはじめ出演者の若さと物語の若さが、
なんとなく強引だったり、微妙な部分を若さとしてカバーしてるのではないかと思う。
まず思うのは「長い」という事。
長い映画はダメと言っているのではなく、
この内容でこの尺は「長い」と思ってしまう。
これは先ほど書いた「構成」の部分だと思うのですが、
2人の女の子の心の傷について物語が進むのですが、
映画のクライマックスの前に主人公ミオの件は、ほぼ解決してしまう。
主人公をミオとするなら、ちょっと解決するのは早すぎる気がする。
クライマックス前に「まだ続くの!?」って思わせてしまうのは構成の問題だと思う。
ところどころ、ケイイチが楽しく遊んでいるミオとヨウスケを意味ありげに観てるシーンとか、
特に話の展開を広げないなら、そういう要素を完全に無くしちゃって方が見やすかっただろうし。
そして演出についてですが、まず演技指導が…上手くいってない。
確かに若い人達がメインなので、経験が少なく難しい部分はあったと思うが、
観てる方が「演技がなあ」と思ってしまうのは作り手は避けなくては。
もちろん、俳優達の力量って問題のあったのかもしれないが、
それ以外の演出についても微妙なところが目に付くので、作り手を疑ってしまう。
例えば、ヨットから魚を釣るってシーンがあるのだが、
その時につれた魚がまるで死んだ様にぐったり感が凄い。
これ「釣ってねーだろ」ってみんな思うシーンだと思う。
あと友達が事故で死んでしまうシーンですが、
ロープが足に絡まってしまったとしてもライフジャケット着てるんだったら、
力尽きたとしても沈みはしないじゃん…とか思ったり。
そもそも、あの状況だったら手を掴もうが掴めまいが助けられないよ。
まあ上から観てる方は分からないだろうけど。
その他、座って話す時の清美のスカートがなんか気になるとか、
もうちょっと撮り方考えた方が良いんじゃないかって思わせたり、
少なくとも1年前に父親が残した目印の赤い旗が、割と綺麗だったりして、
もうちょっと汚しておけよと思わせたり。
なんか演出が上手くないんだよなあ。
ヨットのレース中にミオが帆に当たって海に落ちそうになる時に、
「掴め清美!」ってセリフがあるんだけど、
清美の位置から手をつかめる距離だったっけって。
なんか映画「貞子3D」で石原さとみが屋上で高速したシーンを思い出した。
演出、下手だなって。
そして、どうしても言いたいのはミオの宝物の箱を見つけたシーン。
箱の中にさらに箱があったから、結果的に良かったけど、
普通ってミオの宝物なんだから「開けてもいい?」とか「開けるよ」って一言いうじゃん。
無言で見つけたら箱を開けるのってどうかと思うんですけど。
あともう1つ。
最初ホワイトバランスが悪いなあと思っていて、
まあわざとなんだろうなと思ったけど、途中あるシーンで色が元に戻る演出がある。
あ、ここから普通の色になるんだなって思ったら、
その後に夕方のシーンのせいかすぐに画面が赤っぽい色になって、
戻ったのか戻ってないのかイマイチ分からんって。
あと処理で色を変えるんだったら、特に上手くいってないから、
回想シーンぐらいを変えるので良かったのに。
演出だけじゃなくて脚本の問題も少なからずあって、
小島よしお達の車のガラスとか割ったら、さすがにボコられるどころか、
警察に連れてかれても文句言えないだろ。
しかも、不法にヨットを置いてるのに抗議に来た人達に爆竹を投げるとか。
鹿児島は警察が機能してないのかと思わせるシーンも。
小島よしおと言えば、まず嫌がらせでヨットに落書きとかをするのね。
結構書くのに大変なところに書く訳ですよ。
車のガラスを割られたんだったら、エンジン壊すとかしても良いだろと思うのに、
落書きとか…なんて優しいのだろうか。
そして、落書きにも屈しない姿に「今度は頭を使おう」とか言って、
やった事と言えば「県の職員に連絡」という…なんだそりゃ。
おい、脚本家、お前が頭を使えよって。
それにミオは水族館で働いてはいるみたいだけど、
親が死んでしまったら親戚とかの引き取り手ってどうなのよ。
親戚がいないんだったらそれこそ県の職員の出番じゃないのか。
あと、実行委員として例外は認めない…が父としてやってみる、みたいな展開。
それって良いんですか!?
まあ、いいけどさ。
と、ここまで書いたら、ダメな映画なんだろうなって思うと思うのですが、
実は個人的にはそんなにダメだと思っていなくて。
何度も書いていますが、当時のキャストの若さと映画の内容がマッチしてるのは良い。
あと入来茉里のタンクトップ姿が良い。
冗談は置いておいて、音がしっかり録れているのはデカイ。
何度もこのブログで書いていますが映画で「音」って凄く大事なんですよ。
映画「エコエコアザラク R-page」とか映画「裏麻雀美神列伝 脱がせの美咲」の感想にも書きましたが、
音がしっかり録れてないだけで、全然観てる側のストレスが違う。
特に今回の映画「海の金魚」では海のシーンが多いので、
ここで音をしっかり録らないとノイズが多くて映画に集中できないのだが、
ちゃんと音を録っていたのは素直に評価できます。
あと、2010年って、今みたいにドローンで簡単に空撮って感じでもないと思うけど、
ヨットのシーンでは効果的に空撮映像があったのは良いですね。
撮り方に関しては、基本は三脚でしっかり撮影をしていて、
手持ちで撮るシーンもところどころあったりしているのも良いですね。
そして、ファーストカットであるビーカーみたいな金魚鉢に入った金魚。
これが、つまり、主人公達はずっとそれぞれ抱えていた心の傷で、
殻に閉じこもっているのを表していて、
これが最終的にどうなったのかってのが、「海の金魚」ってタイトルな訳で、
ここら辺は上手いなあって思うんだけどなあ。
もうちょっと練って欲しかったと思ってしまう。
ラストの金魚の「俺をどうする気だ!?」って感じに見えてしまったのはけど。
「黄金以上に価値がある冒険」って言葉は青春映画には凄い合ってるなってのと、
娘の件以来、ヨットに乗ってないって高嶋政宏に少しジーンとしたのと、
一番最初に入来茉里の顔が見えない、見えない、見えない…見えたって展開が、
なんかグラビアアイドルのDVDっぽいなって思ったのはとりあえず書いておこう。
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