2018年01月01日
映画「東京喰種 トーキョーグール」の感想…頑張っているのは分かる実写化、悪くは言いたくない出来だが。
今日は映画「東京喰種 トーキョーグール」の感想です。
2018年、始まりましたか。
まさか今年最初に観るのが映画「東京喰種 トーキョーグール」とは。
自分でリストには入れていたのですが、DMMから届いちゃった訳です。
という訳で、DMMのレンタルDVDでの鑑賞です。
映画「東京喰種 トーキョーグール」は2017年公開の萩原健太郎監督作品。
萩原健太郎監督の他の作品は観ていないのですが、
CMとかミュージックビデオなどを多く手がけている人だそうで。
このコミックでも売れている「東京喰種 トーキョーグール」という作品の監督というのは、
長編映画の実績が無い中では大抜擢なのではないでしょうか。
映画の感想は詳しくは後ほど書きますが、作品の作りとしては丁寧で好感持てました。
説明は不要かもしれませんが、この映画「東京喰種 トーキョーグール」は同名のコミックが原作。
続編に当たる「東京喰種 トーキョーグール:re」は今も週刊ヤングジャンプで連載中です。
珍しく、原作コミックは読んでいます。
一応はKindleで「東京喰種 トーキョーグール」は全巻買っていますが、
熱狂的なファンって訳ではありません…買うぐらいに面白いとは思っています。
ちょっと「:re」になってからは少しトーンダウンした感じではありますが。
簡単なあらすじですが、
ごく普通の大学生金木研はある日、喫茶店である女性に出会う。
読書が趣味の金木と話しが合い、彼女とデートをすることになるのだが、
実は彼女は人間を食べて生きる喰種という存在だった。
致命傷を負わされた金木だったが、工事現場から鉄骨が落ちてきて彼女に命中。
病院に運ばれなんとか一命ととりとめたのだが、
手術では喰種の臓器を移植していたのだった。
その影響で人間から喰種へと変わってしまい、
人間の食べ物は喉を通らなくなってしまうのであった…という感じかな。
キャストですが、
人間から喰種になってしまう大学生カネキを演じるのは窪田正孝。
このブログで感想を書いたものでは映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」や映画「闇金ウシジマくん Part2」に出演。
原作者石田スイの希望という事もあって選ばれたみたいですが、
本当に頑張っていたと思います。
なかなかマンガとかアニメの実写化って難しいと思いますが、
その中でも合っていたと感じました。
特に気弱そうにも見えるし、意思が強そうにも見えるって感じはこの映画では大事。
カネキが助けを求めることになる喰種の霧嶋董香を演じるのは清水富美加。
ヒロイン的な役ですが、清水富美加なあ…良い演技してたんだけどな。
この役は本当はやりたくなかったっていうコメントとか見てしまうと残念に思う。
カネキを襲う喰種の神代利世を演じるのは蒼井優。
まあ序盤で死んでしまう役なのですが、蒼井優を久々に見たなって。
喰種を追う組織CCGの捜査官亜門鋼太朗を演じるのは鈴木伸之。
劇団EXILEの一員の彼ですが、さすがアクションの動ける感じは良いですよね。
映画としては人間サイドの主人公的立場のはずなのだが…また、それは後ほど。
亜門鋼太朗の上司に当たる捜査官真戸呉緒を演じるのは大泉洋。
最初に大泉洋かよって思ったのだけど、見てみると悪くはない。
ちょっとコスプレ感が出ちゃってるのが勿体無いなあって。
確かに原作に寄せるのも大事だけど、一定以上寄せちゃうとコスプレ感出ちゃうから。
でも、演技そのものは本当に良いなあって思うと大泉洋、おそるべし。
その他、坂東巳之助、桜田ひより、村井國夫などが出演。
後輩に顔が似ている白石隼也も出ています。
さてさて、映画「東京喰種 トーキョーグール」の感想ですが、
結構健闘していたと思うんですよ…だから、悪くは言いたくないなあって。
観る前は知らん監督だし、ショボイ映画になってんじゃないかって思ったので、
そこからしたら萩原健太郎監督は頑張った。
…けど、映画が最高かって言われたら…ちょっとなあって。
まあ、中途半端な部分はある。
原作を知っていたら保管できる部分もあるけど、
原作知らなきゃ保管できないのでは、
じゃあ別に実写化しなくても良かったじゃんって…厳しくいうとそうなっちゃう。
下手に前後編の2部作とかにしなかったのは好感持てます。
映画の最初にナレーションで「喰種」って存在の説明をしたり、
2時間の尺の中に厳選して話を入れてる感じも伺えます。
しかし、連載物を1つの映画にするのはやはり難しい。
マンガを読んでいればまあ分かるのですが、
映画だけ観ると結局何が言いたいのか分からない。
特にキャストのところでも書きましたが、
人間サイドの主人公亜門鋼太朗が特に人物描写も十分ないまま、
カネキの修行シーンの合間に亜門の特訓映像みたいなのが入ってきて、
お前だれだ!って…途中から出てきた奴の特訓見せられてもね。
原作に寄せるんじゃなくて、映画単体で完結させるならば、
映画の冒頭から亜門は出した方が良かったと思うんですよ。
で、亜門の話も少し入れてさ…映画オリジナルでもいいから。
それで、カネキサイドの主張と亜門サイドの主張がクライマックスにこないと、
映画しか観ない人には、急にクライマックス前から亜門出てきたなあって。
なんか中途半端だなあって。
いっそのこと、亜門の修行シーンとか無くした方がスッキリしたかな。
連載マンガだったら、後から実は彼にはこういう過去がありましてって出来きるけど、
1話完結の映画では語られないものは想像するしかないんだけど、
なんで亜門が喰種を殺そうとしてるかって全く分からない。
クライマックス前に同僚が殺されるってのはあるけど、
その前からすっごい仕事熱心だからなんかあるんだろうけどね、ぐらい。
勿体無いなあ。
役者はみんな頑張っていたと思う。
特に主演の窪田正孝の食べ物の吐きっぷりは見事だった。
あと先ほども書いたけど大泉洋って凄い俳優だよね。
見た目はコスプレ感があって残念なんだけど、ちゃんと真戸だった。
存在感ある俳優になったなあ…「お母さんだよ」って台詞いいね。
あとクライマックスのカネキと亜門のバトルシーンですが、
原作とは違って車を使ったアクションとかは見ごたえありました。
ここ映画オリジナルにしたのは正解だと思う。
ちょっとクインケの回転する感じは微妙だったけど、
映画のクライマックスに持ってきても良い内容だと思った。
基本的には丁寧に作ってある印象なんだけど、
少し気になる部分もあって、
映画はじまってすぐぐらいにヒデがスマフォを出して、
「カネキ、見てみろよ」って言うんですが、
そのスマフォを出してる手がプルプルしてるんですよ。
めっちゃプルプルしてるやんって。
映画始まってすぐにそんなんだから、あ…ダメな監督なのかなって。
でも、基本的には丁寧なんだけどね。
序盤にプルプルは印象悪いなあ。
あと、クライマックスは夜の方が良かったのは分かるんだけど、
さっきまで明るかったのに急に夜になると、
どれだけ時間が経ったんだ!って観てる方に思わせちゃう。
そこはもうちょっと作り方あったと思うよ。
「えっ、夜なの?」って多くの人が戸惑った気がする。
映画オリジナルとして真戸のトドメはトーカが刺すとか、
映画としてアリだなって部分もあるんだけど、
ヒナミが墓参りしたいとかよく分からないわがままな要望があって、
そのせいでCCGの捜査官にカネキが見られるって展開があるけど、
それが全く活かされない。
なんでそんな映画オリジナル入れてきた?
もっと脚本練ったら良くなったと思うんだけどなあ。
いや、でも実写化の中でも頑張ってる方だと思う。
なかなか連載ものを1本の映画に落とし込むのは大変だよ。
自殺者に手を合わせるってのは、
人間がごはんを食べる時に手を合わせる事と一緒で、
「いただきます」って事ってのを分かりやすく見せてくれるのと、
映画の〆が窪田正孝のアップってのは良かった。
窪田正孝良かった。
あ、どうでも良いけど、最初のナレーションで、
東京の闇に紛れたって言うんだけど、
人に紛れてるからやっかいな訳で、
闇に紛れるってのは違うんじゃないかなって。
闇に紛れて生きるのは妖怪人間じゃん…あ、あれは闇に隠れて生きるか。
2018年、始まりましたか。
まさか今年最初に観るのが映画「東京喰種 トーキョーグール」とは。
自分でリストには入れていたのですが、DMMから届いちゃった訳です。
という訳で、DMMのレンタルDVDでの鑑賞です。
映画「東京喰種 トーキョーグール」は2017年公開の萩原健太郎監督作品。
萩原健太郎監督の他の作品は観ていないのですが、
CMとかミュージックビデオなどを多く手がけている人だそうで。
このコミックでも売れている「東京喰種 トーキョーグール」という作品の監督というのは、
長編映画の実績が無い中では大抜擢なのではないでしょうか。
映画の感想は詳しくは後ほど書きますが、作品の作りとしては丁寧で好感持てました。
説明は不要かもしれませんが、この映画「東京喰種 トーキョーグール」は同名のコミックが原作。
続編に当たる「東京喰種 トーキョーグール:re」は今も週刊ヤングジャンプで連載中です。
珍しく、原作コミックは読んでいます。
一応はKindleで「東京喰種 トーキョーグール」は全巻買っていますが、
熱狂的なファンって訳ではありません…買うぐらいに面白いとは思っています。
ちょっと「:re」になってからは少しトーンダウンした感じではありますが。
簡単なあらすじですが、
ごく普通の大学生金木研はある日、喫茶店である女性に出会う。
読書が趣味の金木と話しが合い、彼女とデートをすることになるのだが、
実は彼女は人間を食べて生きる喰種という存在だった。
致命傷を負わされた金木だったが、工事現場から鉄骨が落ちてきて彼女に命中。
病院に運ばれなんとか一命ととりとめたのだが、
手術では喰種の臓器を移植していたのだった。
その影響で人間から喰種へと変わってしまい、
人間の食べ物は喉を通らなくなってしまうのであった…という感じかな。
キャストですが、
人間から喰種になってしまう大学生カネキを演じるのは窪田正孝。
このブログで感想を書いたものでは映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」や映画「闇金ウシジマくん Part2」に出演。
原作者石田スイの希望という事もあって選ばれたみたいですが、
本当に頑張っていたと思います。
なかなかマンガとかアニメの実写化って難しいと思いますが、
その中でも合っていたと感じました。
特に気弱そうにも見えるし、意思が強そうにも見えるって感じはこの映画では大事。
カネキが助けを求めることになる喰種の霧嶋董香を演じるのは清水富美加。
ヒロイン的な役ですが、清水富美加なあ…良い演技してたんだけどな。
この役は本当はやりたくなかったっていうコメントとか見てしまうと残念に思う。
カネキを襲う喰種の神代利世を演じるのは蒼井優。
まあ序盤で死んでしまう役なのですが、蒼井優を久々に見たなって。
喰種を追う組織CCGの捜査官亜門鋼太朗を演じるのは鈴木伸之。
劇団EXILEの一員の彼ですが、さすがアクションの動ける感じは良いですよね。
映画としては人間サイドの主人公的立場のはずなのだが…また、それは後ほど。
亜門鋼太朗の上司に当たる捜査官真戸呉緒を演じるのは大泉洋。
最初に大泉洋かよって思ったのだけど、見てみると悪くはない。
ちょっとコスプレ感が出ちゃってるのが勿体無いなあって。
確かに原作に寄せるのも大事だけど、一定以上寄せちゃうとコスプレ感出ちゃうから。
でも、演技そのものは本当に良いなあって思うと大泉洋、おそるべし。
その他、坂東巳之助、桜田ひより、村井國夫などが出演。
後輩に顔が似ている白石隼也も出ています。
さてさて、映画「東京喰種 トーキョーグール」の感想ですが、
結構健闘していたと思うんですよ…だから、悪くは言いたくないなあって。
観る前は知らん監督だし、ショボイ映画になってんじゃないかって思ったので、
そこからしたら萩原健太郎監督は頑張った。
…けど、映画が最高かって言われたら…ちょっとなあって。
まあ、中途半端な部分はある。
原作を知っていたら保管できる部分もあるけど、
原作知らなきゃ保管できないのでは、
じゃあ別に実写化しなくても良かったじゃんって…厳しくいうとそうなっちゃう。
下手に前後編の2部作とかにしなかったのは好感持てます。
映画の最初にナレーションで「喰種」って存在の説明をしたり、
2時間の尺の中に厳選して話を入れてる感じも伺えます。
しかし、連載物を1つの映画にするのはやはり難しい。
マンガを読んでいればまあ分かるのですが、
映画だけ観ると結局何が言いたいのか分からない。
特にキャストのところでも書きましたが、
人間サイドの主人公亜門鋼太朗が特に人物描写も十分ないまま、
カネキの修行シーンの合間に亜門の特訓映像みたいなのが入ってきて、
お前だれだ!って…途中から出てきた奴の特訓見せられてもね。
原作に寄せるんじゃなくて、映画単体で完結させるならば、
映画の冒頭から亜門は出した方が良かったと思うんですよ。
で、亜門の話も少し入れてさ…映画オリジナルでもいいから。
それで、カネキサイドの主張と亜門サイドの主張がクライマックスにこないと、
映画しか観ない人には、急にクライマックス前から亜門出てきたなあって。
なんか中途半端だなあって。
いっそのこと、亜門の修行シーンとか無くした方がスッキリしたかな。
連載マンガだったら、後から実は彼にはこういう過去がありましてって出来きるけど、
1話完結の映画では語られないものは想像するしかないんだけど、
なんで亜門が喰種を殺そうとしてるかって全く分からない。
クライマックス前に同僚が殺されるってのはあるけど、
その前からすっごい仕事熱心だからなんかあるんだろうけどね、ぐらい。
勿体無いなあ。
役者はみんな頑張っていたと思う。
特に主演の窪田正孝の食べ物の吐きっぷりは見事だった。
あと先ほども書いたけど大泉洋って凄い俳優だよね。
見た目はコスプレ感があって残念なんだけど、ちゃんと真戸だった。
存在感ある俳優になったなあ…「お母さんだよ」って台詞いいね。
あとクライマックスのカネキと亜門のバトルシーンですが、
原作とは違って車を使ったアクションとかは見ごたえありました。
ここ映画オリジナルにしたのは正解だと思う。
ちょっとクインケの回転する感じは微妙だったけど、
映画のクライマックスに持ってきても良い内容だと思った。
基本的には丁寧に作ってある印象なんだけど、
少し気になる部分もあって、
映画はじまってすぐぐらいにヒデがスマフォを出して、
「カネキ、見てみろよ」って言うんですが、
そのスマフォを出してる手がプルプルしてるんですよ。
めっちゃプルプルしてるやんって。
映画始まってすぐにそんなんだから、あ…ダメな監督なのかなって。
でも、基本的には丁寧なんだけどね。
序盤にプルプルは印象悪いなあ。
あと、クライマックスは夜の方が良かったのは分かるんだけど、
さっきまで明るかったのに急に夜になると、
どれだけ時間が経ったんだ!って観てる方に思わせちゃう。
そこはもうちょっと作り方あったと思うよ。
「えっ、夜なの?」って多くの人が戸惑った気がする。
映画オリジナルとして真戸のトドメはトーカが刺すとか、
映画としてアリだなって部分もあるんだけど、
ヒナミが墓参りしたいとかよく分からないわがままな要望があって、
そのせいでCCGの捜査官にカネキが見られるって展開があるけど、
それが全く活かされない。
なんでそんな映画オリジナル入れてきた?
もっと脚本練ったら良くなったと思うんだけどなあ。
いや、でも実写化の中でも頑張ってる方だと思う。
なかなか連載ものを1本の映画に落とし込むのは大変だよ。
自殺者に手を合わせるってのは、
人間がごはんを食べる時に手を合わせる事と一緒で、
「いただきます」って事ってのを分かりやすく見せてくれるのと、
映画の〆が窪田正孝のアップってのは良かった。
窪田正孝良かった。
あ、どうでも良いけど、最初のナレーションで、
東京の闇に紛れたって言うんだけど、
人に紛れてるからやっかいな訳で、
闇に紛れるってのは違うんじゃないかなって。
闇に紛れて生きるのは妖怪人間じゃん…あ、あれは闇に隠れて生きるか。
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