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2016年06月08日

映画「戦慄迷宮(2D)」を観た感想…あ、山中崇だ!

何か映画を観ようと、いつもの用に「dTV」で物色。

毎回言っているけど、何をどんな環境で観たかってもので映画の印象とか変わるものなので、

忘れてなければ視聴環境も残しておこうと思います。

今回は映画「戦慄迷宮(2D)」を「dTV」にて「Choromecast」を使って自宅テレビで鑑賞です。




言わずと知れた富士急ハイランドのお化け屋敷である「戦慄迷宮」をモチーフにした映画。


監督をしているのは日本のホラーと言ったらこの人、清水崇監督。

清水崇監督と言ったらやっぱり映画「呪怨」かと思いますが、個人的には「幽霊 VS 宇宙人」の人です。

まあ「幽霊 VS 宇宙人」の幽霊の人ですかね。

結構好きです。


さて、映画「戦慄迷宮(2D)」ですが、劇場で公開しているときは「戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH」として、

3Dで上映されていました。

なので映画のところどころで3Dのための演出があるのですが、今回は2Dで観ました。

自宅でも3Dで観られる環境があれば良いのですが…というか「dTV」は3Dに対応してないですが。



さて映画「戦慄迷宮」ですが最初に気になったのがタイトル。

以前、映画「スパイ・レジェンド」にて、勝手な邦題つけやがってバカヤローって書いた訳ですが、

「迷宮」は「LABYRINTH(ラビリンス)」はそうなのかなと思いますが、

「戦慄」って「SHOCK(ショック)」…なのか!?

なんとなくニュアンスが違う様な気がするけど…まあ何が英語で適切か分からないけど。

こういう言語の和訳、英訳においてニュアンスが変わることってあるよなあと。

そういう場合は仕方が無い部分もある気がする。

ただ、「スパイ・レジェンド」、てめーはそういう訳でもないからな…邦題つけた奴許さんよ。


そんな事はおいておきまして、映画「戦慄迷宮」です。

主演は柳楽優弥。

以前感想を書きました映画「闇金ウシジマくん Part2」にも出てますが、

個人的には映画「シュガー&スパイス 風味絶佳」のイメージが強い。

素朴な中にも何か味のある良い俳優です。

あれから歳をとって、さらに味が強くなった気がします。

ただ、この映画「戦慄迷宮」については、その味がうまく作用していない気もしますが…それはまた後ほど。


そして、いわゆる「貞子的役割」のユキを演じるのは蓮佛美沙子。

彼女はこのブログでは以前書いた映画「この空の花 長岡花火物語」にも出てたりしますが、

綺麗な女優さんです。

この綺麗さが今回の映画「戦慄迷宮」と食い合わせがよくない気がするんですよね。

もちろん、「貞子的役割」と書いたのですが、今回はそもそもそういう演出ではないので、

ビジュアルでコワイ!ってのは意図的にあんまり出してないのだけど、

それにしても不気味って雰囲気よりも綺麗な人だなあって思ってしまう。


その他役者に関しては、久しぶりに前田愛を見たとか松尾スズキじゃん、とかありましたが、

やっぱり注目すべきは山中崇!!

好きなんですよね…「幽霊 VS 宇宙人」を観てから。

ちなみに「幽霊 VS 宇宙人」の宇宙人の方の人ですね。

ちょくちょく色んなところで観ますので、ブレイクまで後少し…と勝手に思っている。

今回の役はあまり重要なところではなかったけど、存在感ありましたよ!


話としては、柳楽優弥演じるケンが警察につかまったところから話がはじまる。

取調べ室にて刑事に何があったかを語り始めると、

10年前にいなくなったユキが戻ってきたのが全ての始まりだと言うが…。

と言うのが導入部。

その後、戻ってきたユキと行動を共にしていると、もう戻れないところに来てしまっていた…みたいな。


もちろん、清水崇監督はホラーの大ベテランなので、

主人公が語り手として「過去にあったこと」を話し始まるスタイルの場合、

観てる人は「あ…すでに事件が起きた後に振り返ってるという事は主人公は死なないんだ」と考える、

それはすでに織り込み済みな話の構成なんだと思う。


メインの登場人物はケン、トモキ、リン、ミユ、そしてユキの5人。

極力ネタバレはしないように書くので、あまり詳しく書けませんが、

「ユキが過去の復讐として現れた」と考えるとターゲットは4人。

そして主人公が語っているので、最高でも死者は3人という事。

作りにもよりますが、1本のホラー映画として考えるとちょっと少ない気もします。


で、まあ色々あって死者が出る訳ですが、人数も少ないから死ぬとしてもわりと中盤以降。

なので、なかなか序盤はもたついている感じがしました。

全然襲われないじゃん…てか死なないじゃん…と。


評価できるポイントとしては、「バンッ!」って言うビックリ演出がなかったこと。

他のホラー映画で良くあるあれ…あれは本当に止めて欲しい。

もちろん、演出の1つだと思うんだけど、ほとんどが話の中で必然性がない。

それってただの「ワァ!」ってやつじゃん、と思ってしまう。

心理的のコワイってものが無いなかで、音と急な映像で「ビックリするだけ」なので、

その瞬間はビクッってなるけど、なんとうか恐さの質が違う気がする。

まあアトラクションのお化け屋敷ならまだ良いのかもしれないけど、

感情を揺さぶる映画作品において、ただのビックリ演出は効果的ではないよね。

中にはそんな映画もあっていいと思うけど、どっちかと言うとゾンビものとかパニックものの方が合うと思う。



あとホラー映画で止めて欲しい演出としたら、意味もなく暗い部屋。

他のサイトで映画「貞子3D2」って言う、どうし様もなくクズみたいな映画について書いたんだけど、

あの映画の冒頭、最初の犠牲者が出るんだけど、部屋の中でパソコンしてるんだけど部屋が暗いんですよ。

普通、部屋でなにか作業するなら電気つけるでしょ。

その他にも学校に行くと電気がついてないんですよ、停電?

…かと思いきやシュレッダーはちゃんと動いたり…「作り手に都合の良い暗さ」だよね。

ストーリーには全く必然性のない不自然な暗さ…ああいう演出は止めてほしい、ダサい。


しかし、今回の映画「戦慄迷宮」ではリンの部屋が暗いんですよ。

なんだよ、清水監督…あなたもそんな演出かよ…って思っていたら、

なんとリンは目が見えない設定!

だったら部屋が暗くてもしかたない!!

さすが清水監督。

…と、思った映画の序盤でした。


で、今回の話で面白くなりそうな点は、

それぞれの登場人物の過去の事件に対しての負い目があること。

後ろめたいことがあるために深入りしてしまったりするのですが、

これがあんまりうまく活かせてない。

過去に「あの時こうしていれば」っていう反省を踏まえ、同じ過ちを繰り返さない!

っていう主人公の成長とか描くのかな…と思いきや、

それっぽい演出はされるけど、そんなんじゃないよ〜って感じで、ある意味意地悪な見せ方。

話の結末としても、まあ途中からそんな感じはしてたって流れ。

ちょっと先に触れたけど、主演の柳楽優弥が味がありすぎるんですよね。

しかも途中でちょっと異常な雰囲気になるのですが、

もうそうなったらこっち側じゃなくてあっち側じゃん…って。

…いや、これはネタバレじゃない!


とりあえず、柳楽優弥が過去の子供達に迷宮に連れられていくという描写は、

つまりは過去に囚われているという状況を表しているのでしょう。


あんま詳しく書けないですが、まあ迷宮ってのは迷い込むもんですよね。



で、こんなけ書いてなんなんだけど、映画全体の評価としては微妙だった。

ミステリー的にこういう事かっていう納得もイマイチだし、

最初の伏線があんまりうまくネタバラシの時に作用していない。

役者の魅力があまり映画に作用していない…などなど。


1つ良いことがあるとしたら、

この映画を観たら時間外のお化け屋敷に入っていくことはしなくなるだろうと。

昔、これも映画「貞子3D」に匹敵するぐらい酷い映画の「オトシモノ」というものがあったのですが、

内容も酷いながら、あの映画を観たら落し物拾いたくても拾えなくなるじゃん…っていう副作用。

面白くないし、落し物が届けられなくなるし、何も良い事のない映画が映画「オトシモノ」でしたが、

それに比べたら、お化け屋敷に勝手に入っちゃダメなんだってなるなら良い映画です。


お化け屋敷はお金払って時間内に行きましょうね。



ああ、あの妹のシーンの水しぶきは3Dのための映像なんだとは思うけど、

結局あのシーンが意味してるものが分からない。

他は鈍器で殴られて…とか言ってたけど、あれはどういう殺し方なの?

あ…ネタバレじゃないよ。


あとなんでアレが最後にベッドに置いてあるのか。

…っていうか、別に内緒にする必要なくね、とか。


うーん。


エンディングの楽しい感じのBGMはテーマパークっぽい雰囲気を出したのでしょう。

それはそれで良いんだけど…。


やっぱりホラーは不条理に殺されるとか、不特定多数とかがコワイよなあ。

過去にこんな特別なこと(お化け屋敷に侵入して友達が行方不明になる)をしたからこんな目にあったって作りだと、

そんなに感情移入できないですよね。

ラベルの付いてないビデオテープの再生って昔だったらみんなやった事あるしさ。

まあ、とりあえず勝手にお化け屋敷には入らない、これだね。


戦慄迷宮 スタンダード・エディション [DVD]






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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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