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2013年08月27日
24時間テレビ、ホントは…
 覚書でちょっと思想めいたことを書くのは久しぶりですが、先日の24時間テレビの話。過去にもこの番組の事をネタにしたことはありますが、覚書の読者であれば想像できるでしょう。私はこの番組には否定的です。

 この手の企画に批判的な態度を取る人間に対して「やらぬ善よりやる偽善」との言葉がよく投げかけられますが、ここ数年(十数年?)はこの番組を機に熱狂的に入れ込む人たちと、その熱狂ゆえに距離を置く冷めた人間を作っているようにも思えます。

 先日も駅前で黄色いTシャツを着た若者が募金箱を手に声をあげていました。彼ら、彼女らがその様な活動をすることで得られる募金以上に、活動を通じてチャリティーに対する意識を持つことは良い事です。しかし、この番組を中心とした熱や裏事情などから「胡散臭さ」を嗅ぎ取り、さらにこれらの活動から距離を置く人間を作り出しているのも事実。

 かくして、本来は肩の力を抜いて自分のできる範囲で自発的に行うべき(だと私は思っている)チャリティー活動に対する考えが、妙に二極化してしまった様な気がします。参加するのもしないのも自由。しかしこの番組のせいで、その自由が制限された様な気もします。


 さて、改めてこの番組そのものを見て見ますと、ネット上でも出演者のギャラの問題やらチャリティーマラソンの距離の誤魔化しなどの話題が飛び交っています。(ちなみに私自身は、出演者がギャラを貰うのは問題ないと考えていますが、これについて書いてるともう1日分の覚書になりそうなんで割愛)

 そしてこれも語りつくされた感はありますが、端的に言って「社会的弱者」をネタにして「お手盛りの感動」を押し付ける“型にはまったコンテンツ”には辟易としますし、製作費をかけているせいか、放送の前後1週間は関連番組を放送し続けている日テレ。まるで前述のような一部の熱狂的な支持者の期待から抜け出せない呪縛のようなものを感じます。


 日テレは“毎年恒例”って感じの企画をよくやっていました。古くはウルトラクイズ、鳥人間コンテストなど。他にもクイズ甲子園やら仮装大賞など続いているモノもありますが、恒例になっている企画は「いつか自分も出たい!」と思っている人にとっては望む企画ですが、そうでない人にとっては…嫌なら見なきゃイイって番組の典型ですね。

 そして24時間テレビ。勝手な想像ですが、本当は日テレもこの番組を打ち切りたいんじゃないか?が、なまじチャリティーをテーマにしてしまっているんで、アンチを作りながらもやめるにやめられないんじゃないかなぁ?

 気が向いたら続きを書きます(笑)。


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