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2017年08月11日
台風の直前に苫小牧東港へ釣行
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ナブラ相次ぎ出没も、ふくらぎは確認できず
8月9日の釣行先は、久しぶりの苫小牧東港。東港は、今年も1月から6月までの間、ショアトラウトを狙って何度も通った。それ以来の釣行だから、2ヶ月ぶりに訪れたことになる。
ブログにコメントを寄せていただいている「釣り命」さんの、「東港内でふくらぎをヒットさせた」、という情報に惹かれて、今回の釣行となった。東港で、実際にどのような釣りが行なわれているのか、その様子を見ることが主眼。あわよくば、自分もふくらぎを釣り上げようなどとは夢にも思っていない。
たださすがに、台風5号が北海道に上陸するというその日に、釣行することはないのでは、と思ったのは事実。それにも関わらず、「行ったら行ったで何とかなるだろう」と、開き直って車を走らせる自分が怖い。
現地到着は午前4時を少し回ったところ。辺りを見渡すと、いつも混雑しているフェンス前には4人の釣人しかいない。そのいずれも、まだ暗い海面に向かって、黙々とルアーを投じている。
到着してからしばらくして、東の空に真っ赤に染まった朝焼けが登場。そして、周り一帯を幻想的な大気が包み込むように、厚い雲間を通してまばゆく輝く陽の光が差し込んできた。それもこれも台風の予兆なのだろうが、なかなか見ることのできない景色。
しばし気象ショーを見物してから、海面に目を向けた。先ほどから、小さなナブラが右に左に移動しているのが分かっていたが、あれは一体何の魚か。そこへ大型の魚が飛び込み、ナブラは四散して形が崩れる。そしてまた、ひとつにまとまって移動する。
ナブラとは別に、30〜40センチの魚が頻繁にジャンプを繰り返す。飛び跳ねているのはボラだろう、と見当をつけたが、ナブラを追い掛け回す大型の白い魚は何だろう。
先着のアングラーが、そのナブラに向けてルアーを打ち込んでいるが、誰のロッドにもアタリらしきものはない。これだけ派手に海面がざわついているというのに。
ルアーに反応するふくらぎだったら、すでに誰かが釣り上げているだろう。それが上がっていないということは、あの白い魚はふくらぎではないようだ。
自分も、メタルジグをナブラの周りに打ち込んではフォールを繰り返す。が、反応する魚はいない。試しにミノーを投じたところ、今度は有に40センチはありそうな体の白い魚が追ってきた。だが、その魚は体が角張っていて、流線型のふくらぎとは全く違う。多分ボラなのだろう、ジグに反応しない理由もそれで説明が付く。
ならばと、今度は小さなスプーンを打ち込む。しっかりと沈めてからリトリーブすると、今日初めてのゴツンというアタリ。海面に姿を現すまでは、ボラかふくらぎだろうと思っていたのだが。それは、あいにくの40センチほどのうぐい。力が一気に抜けてしまった。
時間が増すごとに、台風に伴う厚い雲が押し寄せてくる。釣りを開始してから3時間ほど経ったのだろうか、辺りが一気に暗くなり、雨が本降りとなってきた。当初の目的は果たせなかったが、これを切っ掛けに帰ることにした。
台風の合間の釣りは、追っかけられているようで忙しない。しかし、いつもは見ることのできない風景を見ただけでも、得した気分となった。
写真は@朝焼けに染まる苫小牧東港の空A東の空からは黄金色に輝く太陽が顔を出したB台風が近づいているというのに、海面には波ひとつない
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2017年08月03日
今年3回目の支笏湖、美笛でも撃沈
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場所を変えた小渓流でやまめと遊ぶ
今回の更新ブログで、今年初めて支笏湖への釣行を掲載する。実際には6月、7月と2度ほど赴いたが、思った釣果が得られなかったことから、更新を取りやめた。
6月に訪れたのは、樹木の枝が湖岸に張り出した虹鱒橋下のポイント。ここはブログで何度か取り上げているので、ご記憶の方もいると思う。4時間粘って30センチのうぐいが1匹だけと、情けない結果となった。
次は7月中旬の北岸・伊藤温泉前。昨年の例に倣い、蝉フライを用意して大型トラウトを狙ったが、ここもチビアメマス1匹だけ。いずれも、朝まずめに合わせるために5時前に入湖。時間的には問題がなかったはずなのだが、どうも嫌われてしまったようだ。
今回8月1日の釣行先は、支笏湖で1級ポイントといわれる美笛川河口。初めの計画は、超激戦ポイントのこの場所ではなく、隣のニナル川河口。美笛キャンプ場を経由した湖岸ルートか、オコタンペキャンプ場につながる道々37号線経由での山道ルートのいずれかを考えていた。
どちらも徒歩で40分ほどかかるが、この時間はキャンプ場が営業していないために、山道ルートを選んだ。
ところが、ゲートの閉じられた道路の手前に、工事用のロープが張られて車を停めるスペースがない。途中の美笛橋のたもとまで戻れば停める事はできるが、どうも山道の奥の方で工事が進められている様子。なので、ニナル川河口を諦めて、今来た道を引き返し美笛川河口に向かう。
そしてまた問題が。これまでは、美笛川河口付近まで車を直接乗り付けることができたのに、その入口の湖岸にあるヒメマス釣り用の貸しボート乗場が、一般の釣船で一杯になっていた。さらに、河口に向かうあぜ道にロープが張られて通行できない。
いつからこうした状況になったのか。仕方なく、交通の邪魔にならない、ロープからかなり離れた場所に車を止め、徒歩で河口を目指した。
こうした状況だからなのか、河口にはルアーを操るアングラーが1人だけ。美笛川の流れ出しに立ちこんで、黙々とロッドを振っていた。
幸いに天気は薄曇りだったが、波は一つも無い。だから、ボイルやライズはすぐに発見できる。小さな魚のナブラが、湖岸の浅い場所で頻発。その付近で小さなライズが多数起きていた。
沖合い30メートル付近では、そこそこの型と思われる魚のライズが頻繁に見られる。虹鱒だろうか、20センチから40センチを越えた魚が、ジャンプを繰り返して姿をさらけ出していた。
さすが、美笛川河口の朝まずめ。他の場所ではこうした派手なライズを見ることは少ない。場所を変えて正解だった、と思ったのもつかの間、沖のライズやボイルに打ち込んだミノーを追ってくる魚がいない。
書き忘れたが、フライの遠投力に自信がないことから、今回はルアーとフライの二刀流で臨んだ。ルアーで広範囲を探り、近場のライズはフライを打ち込むことにした。
しかし、いつの間にか主役はルアーとなり、ライズが起こるたびにスプーンやミノーを打ち込んだ。ルアーの届かないところで、大型魚がジャンプを頻繁に繰りかえす。そして、沖合い30メートル付近では中型の魚なのか、ライズが右に左に移動する。
こんな状況なのに、小魚さえもヒットしない。仕方なくフライにチェンジ、大型カディスを結んでライズの多発する場所に打ち込む。が、フライのすぐ横でライズが起きているのに、カディスはピクリともしない。
今度は、マラブーを沈めてはリトリーブを繰り返す。それでもアタリはこない。「こいつらは、一体何を食べているのだろう」と、半分諦めモードに。
河口の先端にいたアングラーはすでに撤退、新しく来たアングラーもいつの間にかいなくなった。
これが支笏湖・美笛川河口の平常なのだろうか。それとも、朝まずめではなく、夕まずめが正解だったのでは。
ここでは魚を見ることが叶わないと、支笏湖から40分ほど先にある渓流を訪ねることにした。
そこは、以前から興味を持っていた小河川。こんな時でもなければ入ることの無い渓流で、何が棲息しているのか、どの水系なのかも分からない。
林道を走り行き着いたのは、山岳にしては穏やかな流れの小さな渓流。川の規模からしたら、無謀とも思える大型のフライを結んで、小さな落ち込みに第一投。
底からフライを突く魚を確認するが、当然ヒットはしない。上流の早瀬で初めてヒット。釣れたのは13〜14センチのやまめだった。その後も、同じようなサイズのやまめのヒットが続く。こんなに小さな川なのに魚影は豊かだ。
迎えた砂防ダムを高巻して上流へ。今度は岩魚がいるのかもと期待したが、平坦な流れが奥まで続いて、魚影は確認できなかった。
「自分には、大型魚よりも小型の魚が向いているのかもしれない」、そう思わせる1日となった。
写真は@まぶしく輝く支笏湖の朝焼けAB沖でライズが頻繁に起きていた美笛川河口の様子C支笏湖の後に訪れた小さな渓流Dそこでフライにきたやまめたち
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2017年07月28日
新冠川中流域を釣行したが・・・
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新子やまめは濃いが、型物の姿なし
今年は、新しいポイントの開拓をテーマに、これまで行ったことのない場所に釣行したいと考えている。実際に釣行したのは、前回更新した白老にある渓流の1箇所だけだが、行きたい河川や湖は山ほどある。
26日に訪れた新冠川もそのひとつ。ここは、大型やまめで知られる人気河川。20数年前に、1度だけ下流でルアー釣りを行なった経験があるが、当時から大物の棲息する気配を感じていた。
今回、新冠川釣行を後押しをしてくれたのは、日高門別港や鵡川漁港でのショアトラウト釣行にコメントを寄せていただいた「カメさん」の「ブログで取り上げられた日高門別港や鵡川漁港は、サクラマスが濃い場所ではない。かえって、新冠川河口の方が期待ができる」という言葉から。
新冠川が、やまめの超激戦区だというのは、以前から聞いていたが、河口でそれだけサクラマスが濃いのならば、上流では大型やまめも期待できるのでは、ということから今回釣行することにした。
ただ、具体的なポイントが分からない。そのため、昔発刊された釣りのポイントが記述された雑誌を片手に、カーナビ頼りで川を溯ることに。目指したのは新冠大橋。
そこに行き着く前に、川の流れを確認するため、出会った橋々で車を停めて上流下流を眺める。が、いずれも水量が多くて遡行は難しそう。
ようやく遡行できそうな景色となったのは、泉地区に架かる御影橋から。そこから、川に沿って延びる小さな道路に入った。しばらく道なりに行くと、魚道の設置された堰堤が現れた。
ここも人気ポイントらしく、針や仕掛けの入っていた空箱があちこちに残されていた。
早速フライを準備。堰堤の落ち込みに#10のカディスを投入したが、全く反応がない。仕方なく、下流の瀬の脇に打ち込むと、川底から小さな魚がフライに飛びつく。
それが頻繁に起きるが、フライが大きすぎて針がかりしない。どうも、5〜6センチの新子やまめのようだ。
堰堤の上流が気にかかり、魚道横の梯子をよじ登って上へ。そこは、下流とは異なる緩やかな流れが続いていて、カーブ付近では大淵が作られていた。ルアーには丁度よい流れだが、フライはどうか。
初めはドライで、次にニンフを打ち込んだが、小魚さえも反応しない。先ほどの下流の瀬脇のほうがアタリがくるのは、どうしたことか。
この場所から上流に釣り上がるには、水量が多くて危険なために、本来の目的地の新冠大橋に向かう。
ようやく現れた新冠大橋の上流には、先ほどよりも大きな淵と、水深のある平瀬が続いていた。だが、釣り上がるには高巻きする必要があり、今回は無理してまで上流に拘らないことにした。
橋の横から支流も流れ出ているので、いざとなったらこの支流を溯ることにして、まずは大淵を目指す。ここも、フライよりはルアーに適した場所なのだろう、攻略が難しかった。
時間的にも午前7時を回ったところで、陽はぐんぐん上昇。陽が昇る前の、朝まず目ならば可能性はあるだろうが、この条件のもとでは難しい。実際に、日陰のない淵の底から飛び出る魚はいないかった。
夏のやまめや虹鱒は、流芯に溜まることが多いことから、今度は早瀬に乗せて様子を見る。すると、早瀬から瀬脇にかけて小さな魚が何度もフライに飛びつくが、ヒットしない。
どうも、先ほどと同じく新子やまめのようだ。新子だけを見れば、魚影は濃いのだが。
支流はどうか、と今度は支流に向かう。
この渓流は、最大でも2メートルほどの川幅で、普通ならば竿を出さない場所。まずは、何が棲息しているのかと、小さな落ち込みに#12のメイフライを流す。すると、すぐにフライをくわえて底に潜ろうとする。
ヒットしたのは、10センチに満たないチビやまめだった。魚を確認したことで、この渓流では深追いするのを止めた。
やはり正確な情報がないと、新規のポイント攻略が難しいと感じさせる釣行となった。
ちなみに、2年前の夏に、新冠川の隣の静内川に合流するシュンベツ川を、釣り下がってきた釣人と話をした。その釣人の魚篭の中には、5〜6センチの新子やまめが20数匹。
やまめの解禁後、多くの釣人が入ったことから、型物がほとんどいなくなったという。多分、新冠川でも同じような状況なのだろう。それとも場所の問題か。
写真は@御影橋の上流に設置された堰堤。落ち込みでは反応がなかったが、瀬脇で新子やまめがフライをいたずらするA新冠大橋から見た下流部。上流部は大淵と平瀬が連続しているB新冠大橋の横に流れ出る支流C支流の落ち込みでヒットしたチビやまめ
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2017年07月25日
白老河川の上流を新規開拓
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尺近い岩魚が連続ヒット
今年の海でのトラウト釣行が終了したのに伴い、6月から渓流フィッシングに切り替えた。これまで訪ねた先は、余市川水系や尻別川水系、長流川上流、豊平川水系と小樽内川、それに白老地区の各河川など。約2ヶ月間に釣行した河川や湖は20箇所を越えた。
しかし、今年は新規に開拓した河川はまだない。その候補として考えていたのが、白老地区の河川。白老には、白老川や敷生川の2級河川や飛生川、ウヨロ川、毛敷生川などの流域の長い河川、それにブウベツ川、アヨロ川、メップ川、ポンベツ川などの小河川があるが、これまで釣行していないのはアヨロ川ぐらい。
ただ、釣行した河川でも、中流域と上流とでは川相や渓相が異なり、全く別の河川として見たほうがよい。そこで、少し古い話だが、先週の休日に、これまで気にかかっていた白老の某河川上流に赴いた。
目的の河川上流は、迷い込んで行方不明になった人が何人もいるという、白老に何ヶ所もある入り組んだ林道を経由しなければたどり着けない場所。当日は、熊にこそ出会わなかったが、糞はあちらこちらに点在。林道にたむろする鹿は何匹も見つけた。前方の見えない曲がり角から、突然飛び出してぶつかりそうにもなった。
そこまでして、釣行する必要があったわけではないが、「この川の上流はどうなっているのか」「どんな魚がいるのか」という、火のついた好奇心を満足させる術は、まず行くことしかない。
現地には5時半に到着。入渓ポイントは小さな橋のたもとで、橋の横の藪の中に僅かに古い踏み跡が残っていた。川は、橋の底からすぐに大岩が連なっている、本格的な山岳渓流の様相。大岩の作る落ち込みや淵、釜という絶好の岩魚ポイントが次々に現れる。
まず、釣り下ることにして、最初に目に付いた大きな流れ込みに#10のカディスを流し込む。しかし、ピクリともしない。反応のないまま、100メートルほど下流の落差のある淵でカディスを流すと、初めてアタリが。
ネットを用いて慎重に引き上げると、ヒットしたのは15〜6センチほどの小ぶりの岩魚。想像していたサイズよりも小さい。
この場所からアタリが連発。流れ出しや流れ込み、小淵、釜などのポイントから1匹づつ飛び出てくる。サイズも20センチ越えが多くなってきた。現金なもので、ここまでアタリがあると、さらに上のサイズを手にしたくなった。
入渓地点から500メートルは下ったろうか、それまで下流に見えていたガスの塊が、すぐ目の前まで押し寄せてきた。しばらくすると、ガスに取り囲まれて周りが見えなくなった。こんな時に突然熊が現れたら逃げ場がない、と本気でビビッる。仕方なく、今来た経路を逆戻りして釣り上がることに。
先ほど、ドライフライを打ち込んだ場所なのに、ガスが魚の警戒心を薄めたのか再び岩魚がヒットする。そして、アタリのなかったポイントからも、尺に近い岩魚が飛び出した。
結局、5時半に入渓して8時半までの3時間の行程だったが、山奥の渓流らしい天気に助けられて、久しぶりに充実した釣りができた。再び来る日まで、このままの姿であり続けてもらいたい。
なお、前回更新したブログ、「目に余るブログ情報の悪用」にコメントを寄せていただきました皆様にお礼いを申し上げます。今後、有名河川や湖を除いて固有名詞は使いません。その分、臨場感のある記事を発信していこうと考えています。どうか、これからもよろしくお願い申し上げます。
bukki
写真は@本格的な山岳渓流の様相の某川上流Aガスに覆われて幻想的な雰囲気にBフライにヒットした岩魚。中には尺に近いサイズも、
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2017年07月22日
目に余るブログ情報の悪用
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今後は固有名詞を記載しない方向に
ブログ「ホラー好きのフライマン」の釣行記は、釣りのポイント場面を克明に文字に転換して、読まれる方をその場にいるような感覚にすることを目指してきた。いわゆる、リアル感を重視してきたことからだ。
そもそも、なぜ現実感を前面に押し出しているのかというと、ネットを通して手軽に見ることのできる、釣りポイントのガイド役を果たせないか、といことから。現実感を重視した場合、入釣した川や湖、海の名前、そしてどこから入るのか、といった具体的な記述は欠かせない。
過去に、自分が初めて入った場所で、どこがポイントかも分からず、結局ポイント探しで1日が暮れたという経験を何度もした。
そうした体験を、貴重な休みに釣行される釣人に味わってもらいたくはない。場所と入釣ポイントを記すことで、その手間が省けるのでは、という思いから、このブログは3年前にスタートした。
ただ、約束事は一点だけ。それは、回復力のない川や渓流ではリリースを徹底すること。
ゴミの持ち帰りや火の始末などは、社会人として当たり前の行為で、敢えて書く必要もない。しかし、リリースについては、どうしても守ってもらえるよう、何度も記事に載せてきた
これに対して、ブログで取り上げた特定ポイントの常連釣人からの反発は大きかった。一番多いのは「なぜ川の名前の載せるのか」という、固有名詞の問題。「ブログに書かれたら場所が荒れる」、あるいは「具体的な入釣ポイントまで書く必要があるのか」という、批判も多く寄せられた。
はじめは、いちいちコメントに返信したが、切がないので無視することにした。
ところが、昨年あたりから、ほとんど釣人の入らないような場所を取り上げた、ブログやYOUTUBEを見た釣人が、その場所に入り込んで魚を全て持ち帰ったような形跡があることに気づいた。
流域の短い渓流では、その影響を受けて魚影が極端に薄くなった。中には、YOUTUBEに釣った魚をその場でさばくシーンを投稿する輩まで現れた。あれほど、この場所はリリースを優先するように訴えたのにもかかわらず。
最悪だったのは、先週訪れた白老の某渓流。悪路の林道を、RV車で長い時間走らなければたどり着けない場所だけに、それほど、釣人は入らないだろう、と思っていた。ところが、入渓地点の橋のふもとに、昨年はなかった踏み跡がくっきり。この場所は、山の奥深い渓流にも関わらず、25センチ前後の虹鱒が多く棲息していた。昨年初めて入って、魚影の濃さを実感した場所でもあった。
今回久しぶりに訪れて愕然とした。橋を中心に上流下流と竿をだしたが、15センチほどの虹鱒が1匹だけ。昨年とは魚影が雲泥の差だった。雪代や大雨の影響は、点在する岩や小滝の流れに変化がないことから、考えられない。そうすると、踏み跡を残した釣人が何日もかけて、釣った魚を全て持ち帰ったということだろう。
このようなことが重なって、これまで自分の思い込んでいた「釣人の良識」が足元から崩れるのを感じた。ほとんどの釣人は環境を考え、保全に勤めていると思う。しかし、一部の釣人の身勝手な行為のほうが影響力は大きい。
自分の書いた釣りポイントを記したブログが、持ち帰りの材料に使われることは、到底我慢できない。
なので、これからの更新ブログは、有名ポイントを除いて固有名詞を使わないようにします。
更新したブログについてのポイントデータが必要な方は、コメント欄にE-mailアドレスと必要としている情報を書き込んでください。そのコメントはブログに掲載しません。後ほど必要なデータを、「リリースを確約」されることを条件に、メールでお送りいたします。
よろしくお願い申し上げます。
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2017年07月15日
飛生川の小滝から上流を遡行
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毛敷生川も含め、猛暑の中で釣行
札幌は、7月3日以降14日までの10日間、連日夏日となったという。これは、7月としては20年ぶりの記録で、15日も更新する可能性が高い。
その記録の途中の13日に、白老の飛生川と毛敷生川に釣行した。後で分かったことだが、当日の札幌の気温は今年最高の33度、白老も26度を越えた。さらに直射日光下では、体感的に30度を越えたように思う。
河岸を覆う樹木に少しは遮られたとはいえ、夏の渓流釣りとしては非常に高い気温での釣行となった。事実、2つめの毛敷生川では、あまりの暑さで熱中症の兆候が現れ、遡行を断念する結果となった。
13日は、目的地の飛生川上流に午前4時半に到着。上流に架かる橋を下って、ランドマークともいえる小滝を目指した。時間的には、背中から陽が当たることから、フライを打ち込みながら遡行するには、絶好の条件だった。
この場所は、昨年8月14日以来の釣行。その時は、ドライフライやニンフでやまめを何匹か釣り上げたが、すべて小型で型ものは皆無。しかし、冷たく透き通った流れに癒されて、再度の釣行を誓った。
また、橋から300メートルほど上流にある小滝を登り、上流の様子を確認することも、今回の目的のひとつ。橋を降りて川岸を見渡すと、釣人らしい多くの足跡が残されていた。「こんなに上流なのにさすが人気河川」と思ったのは、まだ竿を出していなかったから。
次々に現れる、これはという淵や流れ出しにフライを投じるが、魚はいるのに針がかりがしない。魚がフライを叩いて沈めようとするが、銜えようとはしないのだ。
特に小滝の下の釜では、川底からフライに何度もアタックするのに食いつかない。これは、典型的なスレからきた行動で、あまりの魚のスレ具合にため息がでた。そこで、川岸に残された多くの足跡がだてではなかったと気づいた。
それでも、流芯や浅い早瀬に流し込んだメイフライに、10センチほどのやまめがヒットする。飛生川は、基本的に魚影の豊富な川なのに間違いはない。
今回の大きな目的は、小滝の上の渓相を確認することと魚影を探ること。なので、滝から下流での釣果は二の次にして、滝を登った。足場のない滝の上を這いずって登り切ると、目の前は水がサラサラと流れる、開けた滑床(なめとこ)。歩きやすいが、どこにもポイントらしきものが見えない。
そしてしばらく行くと、流れ込みや淵、倒木で築かれた落ち込みなどのポイントが現れた。下流とは随分と異なる流れで、これが下流ならば間違いなくやまめが群れを作っているはず。
ところが、いくらフライを打ち込んでも全く反応はない。その後も大淵や、流れの遅い水深のある平瀬、落ち込みといった有力ポイントが現れるが、魚の姿は見えない。
ようやくアタリがあったのは、瀬脇にある大岩の裏。フライに食いついたが、すぐにバレて魚種を確認するまでに至らなかった。型もそれほど大きくは無かったように感じる。
1匹もヒットしないまま、滝から500メートルほど釣り上がると、目の前に大きな淵が出現。その50メートルほど先には、小滝が連なっていた。その滝に行くためには、高巻をしなければ無理のようだ。それよりも、手前の大淵に魚はいるのか。何度もフライを投じてみたが、やはり反応がなかった。
ある渓流釣りのポイントを掲載した刊行本には、「下流にある小滝から上は、やまめから岩魚に変わる魚影の濃いポイント」と記されていた。だが、ここまで反応がなく、記事の内容に疑問を感じた。ただ、目の前の連続する小滝の上流には、型ものの岩魚が棲息しているのかもしれない。
更なる高巻きを諦めて、飛生川上流にある小滝の上の釣行を終えた。残念ながら、上流でのヒットシーンを映すことはできなかったが、渓相は美しく一見の価値はある。下流のやまめのヒットシーンや、この後に訪れた毛敷生川の釣行の模様も含めてビデオ撮影したので、近いうちに更新する予定。よかったらご覧になってください。
毛敷生川では、川に架かる鉄橋の下から入釣、500メートルほど釣り上がった。釣果はやまめが5匹ほどだったが、直射日光を遮るもののない遡行で熱中症寸前までいき、慌てて車に戻った。くれぐれも、夏の釣行では熱中症対策を忘れずに!!
写真は@やまめが限界の下流の小滝A滑床が続く小滝から上の渓相B500メートルほどして現れた大淵と小滝の連続C小滝の下流で釣れたやまめD毛敷生川の流れ
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2017年07月10日
「オショロコマの棲息する渓流の惨劇」から3年
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大雨の後、ようやく魚影が回復
2014年9月の大雨で道央圏の多くの渓流が氾濫、上流の砂防ダムや堰堤の決壊も相次いだ。そして今も、大雨からすでに3年が経つのというのに、荒れたままの景観が残されている。その河川改修工事や堰堤の新設工事が現在も進められている。
「ここに棲息していた魚たちはどうなっているのか」と、かつて多くのオショロコマの棲息していた道央圏のある渓流を、先週火曜日に訪ねた。
本当は、釣行しないで見守っていくべきなのだろうが、どれだけ魚影が回復したのかを確認したくて今回の入渓となった。
入渓地点は某山の登山道の基点となっている河原。両岸に樹木が張り出して、オショロコマが数多く棲息していたポイントは、上流から流れ着いた大岩や砂利が支配して跡形もない。その中で本流は、小川のような小さな流れに替わっていた。
下流部、上流部ともに見通しが利くのは、河原に張り出していた樹木が根こそぎ押し流されたからだが、何故か昨年よりも緑の領域が奥に引っ込んだように感じる。
遡行を開始してから暫らくして、「確かこの辺りに堰堤があったはず」と周りを見渡すと、川の流れとは関係のない右端に、土砂に埋まった堰堤の上部が見える。その200メートルほど上流に堰堤が現れた。この高さでは、雪代時期でも魚は遡上できないだろう。
この間の流れは、ザラ瀬が続いてドライフライを打ち込むポイントが少ない。最初にアタリがきたのは、大岩と大岩の間の小さな落ち込みから。メイフライにヒットしたのは、元気に跳ね回る10センチほどのオショロコマだった。
この川では4年ぶりの対面で、過酷な環境変化にもかかわらず、しっかりと棲息していたことに感激。そっとリリースした。堰堤の下の流れ出しからも、15センチほどのオショロコマが飛び出したが、淵に貯まっている様子はなかった。
暫らく行くと、再び真新しい堰堤が現れた。それは砂防ダムほどの大きさで、魚道は設けられていない。「この堰堤の上流部はどうなっているのか」と、高巻きする。上流は大岩小岩の数が増して、さらに荒涼とした渓相となっていた。
堰堤から100メートルほど行った、大岩の下の流れ出しから平瀬に代わるポイントで、15センチほどのオショロコマがヒット。上流にも棲息していたことに安堵。その後も、小さなオショロコマのヒットが続き、フライを大型のカディスにチェンジした。
さすがに、この大きさでは針がかりは難しく、ヒット数は減少したもののアタリは続いた。
当日は石狩南部に雷注意報が出されていて、この場所にも雷の音が段々近づいてきた。今回目的の、オショロコマの棲息を確認することができたこともあり、入渓地点から2キロほどで折り返した。
しかし、橋を押し流し堰堤を決壊させるほど氾濫した、この渓流のオショロコマの魚影が回復するとは。自然の力強さをあらためて感じさせた釣行となった。釣行される方は、くれぐれもリリースを忘れずに。
写真は@森がむき出しになり、岩と土砂が大半を支配する河原A新たに構築された、魚道のない堰堤B4年ぶりに対面したオショロコマ
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2017年07月07日
休日明けの尻別川本流は激渋
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濁りの残る登延頃川でも撃沈
今年に入って、祝日の後や月曜日の休日が増えた。これが釣行にあたっての大きな問題となっている。
回復力のある海岸への釣行ならばそれほど影響はないが、止水域や河川への釣行はリスクが伴う。なぜなのかは、敢えて書かなくても分かっていただけると思う。
なので、日曜・祝日明けの渓流や湖への釣行は、できるだけ釣人の入らない場所か、自らも入ったことのない所を選んで赴くことにしている。
さて、少し古くなったが、7月初の釣行は月曜日の3日。次の4日も休みなので、無理して月曜日に釣行しなくてもよいのだが、腰がムズムズして落ち着かない。
昨年釣行した河川で今年まだ訪ねていないのは、白老地区の各河川と尻別川本流、それに諸々の小渓流。なんと活動範囲の狭いことかと、自分でも呆れている。今年は、道東河川と阿寒湖に行こうと考えている。
それはともかく、今回の釣行先は寒別橋付近の尻別川本流。昨年何度か訪れて、ブログにも掲載したので覚えておられる方も多いと思う。ここも尻別川の人気ポイントで、休日には多くの釣人が入る場所。なので、月曜日は釣果が期待できない。
救いは、朝5時に現地入りするというその一点だけ。朝まずめということもあるが、この時間帯では我が物顔で押し寄せる、ラフティングの大群が川を占領することがないだろう、との判断から。
これまで尻別川では、幾度もラフティング船団に釣りを邪魔されてきただけに、じぐしたる思いがある。そのラフティングに邪魔をされないだけ、まだマシだろう。
入釣した場所は、流れ出しから大淵変わる1級ポイント。これまでも何度か、ウェットフライやニンフを沈めて、大型やまめをヒットさせたことがある。今回も同じ手法を用いたが、一度コツンというアタリらしきものがあっただけで釣果はなし。
仕方なく、2時間に及ぶ沈むフライを諦めて、坊主覚悟でドライフライにチェンジした。すると、すぐに流心から少し外れた瀬脇に打ち込んだ#10のカディスが水中に引き込まれた。
ヒットしたのは20センチ余りのやまめ。それもスレがかりだ。「ニンフには全く反応しないのに、なぜドライに」という疑問も忘れて、「スレるほどやまめがいる」と、期待は高まった。
だが、その後は同じサイズのやまめをもう一匹追加しただけ。かなり渋いと予想していたが、これほどとは。あらためて、休日の後の尻別川の厳しさを感じた。
5時から始めた尻別川本流の釣りを8時に終了。まだ時間は残されており、次の目的地の登延頃川に向かった。ここは、昨年6月に初めて訪れた場所。他の釣人のブログでも、ほとんど取り上げられたことが無いはず。
前回は、あまりの急流に足を取られて水没もしたが、ヤマメや岩魚、虹鱒とそれなりに釣果はあった。それを今回も期待しての入渓だったのだが・・・。
水量は昨年とそれほど変わらないが、今回は濁りが入っていてフライには不向きのようだ。それ以上に、川岸に昨年は見られなかった釣人の足跡がクッキリと残されていた。
「これだけ濁りが入っていれば、その釣人も苦戦したのでは」と、思いながら釣り上がったが、平瀬の脇でようやく15センチほどの岩魚がヒットしただけ。これ以上遡行しても無理だろう、と1時間ほどで脱渓。僅か6時間で、尻別川本・支流のの釣行を終えた。
これからの釣行先は、敷生川や飛生川、ウヨロ川などの白老河川を計画している。その前に、壊滅状態となったオショロコマの棲息する、札幌近郊の川を訪ねた。次回の更新はこの渓流の模様を掲載する。
写真は、@寒川橋付近の尻別川本流の様子、Aドライフライにきたやまめ、B登延頃川の流れとCこの川のたった一匹の釣果の岩魚
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2017年06月30日
白井川のアメマス、余市川上流のオショロコマ
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今年初の余市川水系でフライ釣行
6月27日に、今年初の余市川上流と支流の白井川水系に釣行した。白井川には昨年、3本の川が三又状態となる最上流に2度ほど釣行した。そのときは、台風や長雨の影響もあり釣果に恵まれず、2度目の釣行では新たに青井川に入渓して、なんとか釣果を得た。
今年は、それを意識して昨年と比べて少し早い時期に入渓した。
また、余市川上流はキロロリゾート傍から、オショロコマの姿を確認するために入渓した。果たして、魚はいるのだろうか。
白井川の最上流部には、轟中の川と右の沢川、それに本流の母沢が流れ出ている。昨年はその3渓流にを釣行したが、まったくのノーヒットに終わった。原因は釣行日前の長雨と、釣行前日あたりに入った釣人よるものと判断した。それほど入渓が簡単ではないはずなのだが。
午前6時に三又地区に到着。3つの川の流れはやや増水気味だ。遡行するには厳しいが、濁りはなく楽しい釣りとなりそう。この3つの川の中で、今回は真ん中の轟中の川だけを釣り上がることにした。
大物を狙うならば本流の母沢だが、いつもアタリの出る場所はここからかなり遡行しなければならない。その点、轟中の川は1・5キロ先に構築されている、砂防ダムまでの区間に限られている。釣り上がるのには丁度良い距離だ。また、この川で釣果が得られなかった時には、母沢に入ることにした。
三又へ流れ込む下流域はザラ瀬状態で、これはといったポイントが見当たらないが、10分ほど釣り上がると景観が一変する。姿を現した倒木で作った淵や、流れの穏やかな平瀬、大岩の下の落ち込みにはきっと魚がいるはず、とフライを打ち込む。
以前、尺足らずのアメマスがヒットした流れ込みと淵の連続する場所で、初めてのアタリが。手元に寄せると、20センチほどのアメマスだった。
次に現れた水深のある早瀬も、過去に型ものがヒットした場所。「間違いなく魚はいる」と。何度もフライを打ち込むが、反応はない。嫌な予感が漂う中、ここぞという淵にフライを投入。ここでも反応がない。
上流にある淵や流れ出し、大岩の影や落ち込みからも手ごたえはない。ようやく2匹目がヒットしたのは、砂防ダムを目前にした水深のない平瀬から。尺に少し足りないアメマスだが、渓流で今年に入ってから釣り上げた1、2を争う型だった。
その後、最初と同じような型のアメマスをもう1匹を追加して、大場所の砂防ダムの落ち込みに着いた。ここも過去に実績のある場所だが、どこにフライを打ち込んでも反応しない。ダムの下には、川の隣を走る林道から直接入ることができるために、釣人が集中的に入った可能性がある。
目的の脱渓地点から林道経由で入渓地点まで徒歩で戻った。そして、予定通りにキロロリゾート奥の余市川上流に向かうことに。
余市川上流の入渓地点は、踏み跡がしっかりと残されていて、多くの釣人が入っているようだ。その踏み跡なぞりながら川に下りた。ここも水量は多く、釣り上がるのが大変そう。下流は流れが急だが、岩の間の流れ出しや早瀬、小滝などポイントが連続している。そこで、100メートルほど下流に行き、上流を目指すことに。
昨年の釣行で、オショロコマが淵の底に居着いている姿を何度も見ている。なので、居着きそうな平瀬にフライを流すが、下から浮上するものはいない。
ようやくヒットしたのは、ここぞという流れの穏やかな平瀬から。20センチに満たない、ピンクの斑点が綺麗なオショロコマだった。再開を懐かしみ、感謝込めてリリース。
ここからさらに上流に釣り上がるが、ヒットしたのは先ほどの1匹だけ。入渓してから、僅か1時間半で脱渓した。
今回は、試験釣行としての意味合いが大きく、釣果は二の次となった。入渓した川を再び訪ねる予定。
写真は@白井川上流の三又地区の景観A今回入った轟中の川Bヒット数は少なかったが、そこで上がった尺ちかいアメマスC余市川上流の景観Dフライにヒットした、ピンクの斑点が綺麗なオショロコマ
なお、6月17日にブログ更新した「秘境化しても魚影が戻らない紋別川」の動画を編集、「紋別川のブラウン」として編集してyoutubeに投稿しました。再生時間は5分40秒です。よかったらご覧になってみてください。
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2017年06月23日
2017初夏「豊平川支流の虹鱒」
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新たな砂防ダム建設の影響を懸念
19日に続いて20日も半日の休み。この時間内で釣行できるのは、札幌市内のダム湖か数箇所の渓流しかない。当たりはずれの大きいさっぽろ湖は次回に回すことにして、向かった先は豊平川の某支流。
この渓流は、毎年この時期に訪れているが、入渓場所から200メートルほど上流に構築されている砂防ダムを高巻きして、さらに上流に釣り上がるようになったのは今回で3回目。その釣行の模様を、何度かyoutubeに「豊平川支流への釣行」として投稿しているので、ご存知の方も多いと思う。
いつもの場所から川に立ち込み、遡行を開始してからしばらくして、これまでと様子が違っていることに気づいた。砂防ダムの左上にあった深い林が、土がむき出しの丸坊主になっていた。それが砂防ダムの奥まで続いている。
後で調べたところ、平成33年完工の「砂防堰堤工事」だという。現在の砂防ダムの上流に、新たに砂防ダムが築かれるらしく、ダム直下の下流の流れも3面壁に換わるようだ。
ということは、下流ばかりではなく上流の環境も大きく変化するのだろう。この川は、乱獲などが原因で一時魚影が途絶えたが、地元有志の働きで今は上流下流問わず魚影も戻ってきている。なので、再び魚影が消えることのないよう、工事の影響が最小限にとどまることを願ってやまない。
以前は、深い藪だった砂防ダムの上を高巻きするために崖を上ると、小砂利を敷き詰めた道路が現れた。道路は、ダムから50メートルほど上流で切れていたが、その先に川の上流部の流れがあった。ここまで、まだ工事の手が伸びていないことにホッとして、川に続く崖を滑るようにして降りた。
砂防ダムのじん水部から上流は、いつものような細い流れが続いていた。初めに現れた淵は、以前25センチほどの虹鱒がヒットした場所だが、打ち込んだカディスには何の反応もない。
そこから本格的に釣り上がったものの、これまで魚信のあった流れ出しや落ち込み、カタや淵からの反応はない。河原には、はっきりとした足跡が残されていて、それが上流まで延びていた。
初めのアタリは最初の淵から300メートルほど行った水深のある早瀬から。フライをカディスからアントに替えたこともあるが、流れの真ん中ほどで水しぶきが上がった。しかしフッキングはしない。
魚にフライがバレてしまった、と諦め半分で上流から流した2投目に、しっかりとフライをくわえた魚が2度3度とジャンプを繰り返す。
何とかネットに入れて確認すると、25センチほどの太った虹鱒だった。さらに、少し先の流れ出しでもアタリがきたが、途中でバレてしまった。
再び現れた深い平瀬に上流からアントを流すと、3投目に先ほどと同じような型の虹鱒がヒット。繰り返すジャンプを堪えて無事にネットに入れた。さらに、その上流の早瀬からも15センチほどの虹鱒がヒットした。河原には、相変わらず足跡が残されているというのに。
ところが、その後が続かない。もう、どれだけ釣り上がったのだろうか、周りは初めて見る景色となった。川幅は細く、小石の上を速い流れが駆け抜けていくが、ポイントらしいものが見えなくなった。時間を見ると、入渓地点に戻るギリギリのところまできていた。魚と川に感謝しつつ、川を下り入渓場所まで戻った。
この釣行もyoutubeに「豊平川の支流で虹鱒」という題で投稿する予定。よかったら見てください。
尚、入渓地点で川の情報を下さった、イケ面のアングラーさんにお礼を申し上げます。またお会いできれば幸いです。
写真は、@林に囲まれていた砂防ダムの上は丸裸になっていたAダム上流まで続く工事道路B高巻きして現れた、本来の流れC上流は水量が少ないためにポイント探しが難しいDこの渓流でフライにヒットした虹鱒。何度もジャンプを繰り返した
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