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2017年06月21日

支笏湖のち尻別川支流、孫支流



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 いつも厳しい月曜日の釣行

 月曜日の釣行には様々な制約がある。特に人気ポイントならばなおさらだ。
 本格的な渓流釣りシーズンを迎えて、厳しい冬を耐えてきたアングラーは一斉に活動を開始する。その行先には、同じくこのシーズンを待ちかねたアングラーが集まってくる。場所によっては釣人銀座と化し、釣人の後ろ姿を見ただけで1日が終わった、という悲惨な状況も少なくない。

 こうした休日や日曜日の翌日の人気釣場は、さらに厳しい状況が待ち受けている。魚がスレて出てこないのは序の口で、魚を根こそぎ網で引き上げたかのような場所を何度も体験してきた。
 だから、仕事の休みが祝日や日曜日の翌日になる時には、できるだけ釣人の入らない場所を選んで釣行するようにしている。
@.jpg

B (2).jpg












 19日の月曜日は、そうした考えから支笏湖と渓流2箇所に釣行した。支笏湖ならば、前日にいくら釣人が入っても、魚が枯渇することはないだろう、と思ったからだ。
 あとの2つの渓流は、尻別川の支流と孫支流。あまり一般に知られていない場所で、ここならばアタリに事欠かないだろう、と考えた末のポイント。

 まず支笏湖には午前4時に到着。目的地は虹鱒橋下のポイント。ここはyoutubeへの投稿ほか、ブログでも何度か取り上げた場所。ワンド状で大岩が点在し、樹木が湖に張り出すという、絶好のポイントが連なっている。
 ただ、時期的にアメマスが活性して、あちこちでそのライズが起きていてもいいはずなのに、湖底を覗き込んでも姿は見えない。

 投入したニンフやウェットフライにも反応しない。「なぜだろう」と、頭をひねっていると、沖合30メートルほど先でライズが起きた。そこを目がけてドライフライを打ち込むが、下からフライを突くだけで食いつかない。

 しばらくして、張り出した樹木の下で今日初めてのヒット。30センチほどのうぐいだった。その後も、ニンフやドライにうぐいはかかるものの、アメマスをはじめとしたトラウトの姿は皆無。
 そして北方向の風が強まって、まともにフライラインの操作ができなくなった。自分の後にきて、岩礁帯でルアーを投じていたアングラーにもアタリはきていないようだ。
B (1).jpg

D (2).jpg













 これ以上ここにいても釣果は期待できないと、僅か2時間半で移動することに。新たなポイントは、美笛峠を越えた尻別川支流のソーケシュオマベツ川。前回、金屋の沢川に釣行した際に一度この川を覗いたが、その時と比べて水位は落ち着いていて、立ちこんでフライを投じることができそう。

 だが、すでに先客が2台、上下流に分かれて入渓していた。ここも人気河川なのだと、あらためて気づかされた。いつも入るその下流には、釣人が入っていないようなので、ここから釣り上がることに。やはりというか、入渓しやすい場所ではアタリはこない。
 
 300メートルほど先の倒木の淵で、ようやくヒットしたのは泣き尺の岩魚。さて、ここから調子を上げていこう、と思ったすぐ先が、先ほどの先客が居座っていた場所。試しに釣り上がってみたが、やはりアタリはこない。ここも賞味1時間半で脱渓。

 再び向かった先は、尻別川の孫河川にあたる某川。名前を伏せたのは、小さな川で釣った魚をキープする釣人が一人入っただけでも、魚影が激減する可能性が高いから。
 この川では以前、入渓した場所のすぐ目の前で尺近い岩魚を釣り上げたことがある。だが、釣りあがった経験がないために、今回初めて上流まで上ることにした。
 
D (1).jpg

E.jpg













 ところが、いつもの入渓地点の橋は新たに築造されていて、橋からすぐ上流の護岸はコンクリートで固められていた。それに伴い、川幅もこれまでの倍ほどに広がっていた。1年ぶりの釣行なので、その間に川が氾濫した可能性もある。

 それとともに、つい最近のものと思われる数組の踏み跡が、河原の砂に残されていた。不安いっぱいで遡行を始めたが、思っていたとおり、絶好の流れ出しや数少ない淵から飛び出す魚はいない。

 ようやくフライに反応したのは、入渓地点から500メートルほどいった淵の流れ出しで、20センチ強の岩魚がヒットした。ここからアタリが続くものと期待したが、少し行ったところで小虹鱒がヒットしたところで、これまで回していたビデオカメラの電源がストップ。そこから先は、カメラ無しで釣りあがった。
 
 運の悪いことに、しばらく行った水深のある早瀬で25センチほどのやまめがヒットした。てっきり、岩魚しかいない河川だと思っていたのに、虹鱒ややまめが棲息しているとは。それよりも、ビデオに撮れなかったことが残念。

 結局、入渓地点の橋から2キロほど釣りあがった。途中から踏み跡が無くなったので、今回行くことの出来なかった上流では釣果が期待できると思う。
 最後に、やはり休日明けの釣行ほど厳しいものはないと切実に感じた。

写真は@支笏湖の虹鱒橋下の景観AヒットしたのはうぐいだけBソーケシュオマベツ川の流れとCヒットした岩魚D尻別川孫河川での様子とEそこでヒットした岩魚



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2017年06月17日

秘境化しても魚影戻らない紋別川



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 1年ぶりの釣行で尺越えブラウン

 連休2日目の14日の釣行先は、1年ぶりの千歳川支流紋別川。正確には、千歳川の支流ではなく、王子製紙第4ダムに流れ出る独立河川。閉じられた、水明林道のゲート内だけで完結する川だけに、昔のように気軽に釣行することのできない、入渓の難しい川だ。
 ただ、山菜シーズンのこの時期は、林道出入口のひとつ恵庭・市営牧場のゲートが開いていることが多く、今回もそれに便乗して釣行した。
@.jpg

 ゲートが閉じられているからからこそ、川の環境が保たれているとも言えるが、まだ林道が一般開放されていた頃の乱獲がたたって、現在も魚影は薄いまま。
 一方で、岩魚やアメマスとは違い、持ち帰らないで放置されたブラウントラウトが、最上流部にまで勢力を拡大している。多分、第4ダムの棲息数も、ブラウンがアメマスを圧倒したものと思われる。

 さて、当日は、林道と紋別川がはじめて交差する紋別1号橋を手始めに、最上流の支線4号橋まで、一通り回ってみた。 第4ダムに流れ出る1号橋の下流は、水量が若干多いように感じたが、他の橋の下の流れは昨年と変わらない。これも、山岳渓流ではなく森の涌水を集めた川なればのことだろう。
A.jpg

 これまでは、支線4号橋を越えた最上流部に絞って入渓してきたが、今回は魚影が薄いと思われる下流部から入渓して釣り上がった。そのため、ヒットする魚はブラウンがほとんどで、アメマスや岩魚は期待できないだろう、と見立てをした。

 1号橋から2号橋に続く流域は、底が岩盤の滑床で形成されていた。その上を水がサラサラと流れて、遡行するには気持ちがよい。
 その分、落ち込みや淵などの魚の居付くポイントが少なく、入渓した時点から苦戦が予想された。
 入渓地点から300メートルほどして、ようやく淵が現れた。その流れ出しにカディスを投じると、淵の底から20センチほどの魚が浮上して、ドライに食いついた。
 しかし、2、3度ジャンプを繰り返して、無理に手元に寄せようとしたときにバレた。動きや見た目は虹鱒と同じだが、ここには虹鱒が棲息していないのでブラウンだろう。

 ドライにヒットした魚がいたことで、モチベーションは高まった。しかし、後が続かない。次々に現れる流れ出しや淵からは反応がない。「これが他の渓流ならば、ひとつのポイントに1匹はヒットするのに」と、独り言をブツブツ。
 2匹目がヒットしたのは、曲がり角の淵の流れ出し。今度もジャンプを繰り返したが、なんとか堪えてネットイン。やはり、赤い斑点が強調されたブラウンだった。
B.jpg

 その後も、落ち込みや流れ出し、水深のある早瀬などのポイントが続き、「ここは確実にいる」と、ビデオカメラを回し続けるが、スカばかり。ようやく25センチほどのブラウンがヒットしたのは、大淵の流れ込みのポイント。
 さらに、そこから50メートルほどいった大渕で、水しぶきが上がってカディスが引き込まれた。これまでの3匹とは違う重量感のある手ごたえ。グイグイ引き出るラインを、何とか保ちながら手にしたのは、30センチ強のブラウンだった。このサイズになると、0・4号のティペットでは厳しいが、何とか堪えてネットに入れた。

  20年以上前は、4号橋の上流で40センチを越えるアメマスがルアーでよく釣れたと聞くが、現在の紋別川の主となったブラウンは、このサイズが限界なのかもしれない。
C.jpg

 その後、初めのサイズと同じようなブラウンを追加して、脱渓地点の2号橋を迎えた。もう少し上流に釣り上がろうかとも考えたが、林道ゲートが閉められる可能性もあり、早めに林道に上った。

  今回は、最上流部への釣行を行なわなかったことから、上流に棲息するアメマスや岩魚を目にすることができなかった。ブラウンとの棲み分けができているのだろうか、と後ろ髪を引かれながら林道ゲートに急いだ。

 尚、今回の紋別川の釣行の模様をビデオカメラで撮影した。近日中にyoutubeに投稿する予定で、興味のある方はご覧になってください。
 
写真は@紋別4号橋から見た下流の様子A滑床が終わり、淵や落ち込みが見え出した2号橋下流Bこの日一番のブラウントラウトC脱渓する2号橋が見えてきた


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2017年06月15日

尻別川支流と長流川上流へ釣行



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 2日間で5箇所の渓流を巡るが・・・


 13、14日が連休。待望の渓流釣りの季節を迎えて、この二日間は札幌近郊の渓流に釣行した。とは言っても、河川によっては、雪代や6月に入ってからの長雨の影響もあり、今回は様子見の試験釣行。短いスパーンで、5箇所の渓流を駆け巡った。

 初めに入渓したのは尻別川支流。増水気味の本流は少し先に延ばして、雪代の影響が薄まったと思われる渓流から竿をだした。
 まず初めは、オロウェン尻別川。昨年もこの時期に釣行したが、その時はまだ水温が低くかったせいか、ドライに反応が無く、ニンフに切り替えて虹鱒と岩魚、やまめを数匹ヒットさせることができた。
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A.jpg









 今回は、いつもの年よりも増水気味で流れも速い。そして、水温も低くてドライは難しそう。試しに、流れの緩やかな瀬脇や淵にドライを流しても反応がない。
 すぐにニンフに切り替えて釣り下ったが、ヒットしたのは小型の虹鱒と15センチにも満たない岩魚の計3匹だけ。現地を見た瞬間に予想したとおりの釣果となった。まだ1、2週間早かったようだ。

 ちなみに、尻別川の合流地点付近から、餌釣りの釣人が釣り上がってきたことで、下流に釣り下がることができなかった。その釣人は、川に沿って走る道路に人家が点在しているのに、入渓時に爆竹を鳴らしていた。
 用心のためだろうが、「こんな場所で爆竹を鳴らす意味があるのか。場所をわきまえて行動したほうが」と、思わず苦虫を噛み潰した。

 次に向かったのは、オロウェン尻別川から15分ほどの場所にある、尻別川上流で合流する支流のソーケシュオマベツ川。ソーケシュオマベツ川は昨年初めて入った川で、穏やかな流れと魚種の豊富さが魅力の中規模の河川。
 だが、途中の愛地町の橋から見る流れはまだ増水気味。立ち込んで竿をだすのには問題はないが、釣りあがるのは無理のようだ。

 仕方なく、ここから2キロほど上流で合流する、支流の金屋の沢川に行くことにした。この渓流は、雨や雪代にも強くて、めったに氾濫することはないようだ。
 昨年の秋の長雨の時に、どの川も増水して入ることができなかったのに、この川だけは増水が見られなかったばかりか、濁りのない綺麗な流れを保っていた。ただ、釣れたのは虹鱒だけで、岩魚ややまめの姿はなかった。
B.jpg

 今回も流れは落ち着いていて、底を見通せるほど透明度も高かった。しかし、入渓ポイントから上流、下流へと竿をだしたが、1回もアタリはこない。
 水温もそれほど低くはないのに、なぜだろうか。この場所にも見切りをつけて、今度はここから15分ほど先の尻別川上流に行くことにした。途中の管理釣り場を過ぎてさらに林道を行くと、いかにも大場所と言えそうなプール状の長い大淵が、右手に見えてきた。

 林道からすぐに降りることができるので、人気ポイントになっているのだろう、踏み跡がしっかりと残されていた。ニンフを逆引きするのに適している流れだが、大淵からは一向に反応がない。
 ここまで手応えがないということは、先ほどの金屋の沢川と同じく、まだ魚が活性化していないのだろう。さらに釣り上がることを諦めて、ここから支笏湖に向かうことにした。

 大滝の道の駅に近づくと、左手に以前から注目していた、長流川上流の穏やかな流れが見えてきた。
 支笏湖はこの時間では難しく、行こうと思ったらいつでも行けるので、急遽長流川上流に入渓することに。長流川上流の川幅は、中型河川よりも狭いというフライ釣りに向いた川のようだ。
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 国道に架かる後別橋を起点に釣り上がるが、200メートルほど遡行してもアタリはこない。魚はいるのか、と不安が募っていたところに、格好の淵とその流れ出しが現れた。
 ここでダメだったら諦めよう、と投じたカディスが引きこまれた。ヒットしたのは、20センチ余りの虹鱒。魚がいたことに安堵してさらに釣り上がるが、虹鱒をもう一匹追加しただけで終わった。連休1日目の釣行はここで幕を閉じた。
 2日目は、林道ゲートが閉じられて原始河川と化した千歳・紋別川への釣行。次回の更新を予定している。

写真は@オロウェン尻別川の流れとAニンフにきた虹鱒。B尻別川上流の魅力的なプール状の流れC長流川上流の景観Dここでヒットした虹鱒

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2017年06月11日

今年初の小樽内川上流釣行



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 林道1時間の徒歩で型もの岩魚とやまめ

 自分にとってのホームグランドと言える渓流を上げるとしたら、小樽内川が最上位に来るかもしれない。それだけこの川には愛着を持っている。札幌の市街地にこれだけ近い位置にありながら、ネイティブな岩魚ややまめ、そして時々虹鱒が力強い反応で迎えてくれる。

 それもこれも、さっぽろ湖から上流に砂防ダムや堰堤などの、遡上を阻害する構築物が設けられていないことが大きい。それは、上流に釣り上がる毎に実感する。大岩の下の釜や小滝の落ち込みなどに、真っ黒なサクラマスが定位している姿を何度見たことか。

 今月9日、その小樽内川に今年初めて釣行した。ただ、入渓時間は仕事の関係から昼の12時と、かなり遅い立ち上がりとなった。
 一昨日以来の雨が前日遅くにようやく上がったが、「濁りはどうか」「増水で立ちこみが難しいのでは」と、現地に着くまでは不安が募る。しかし、さっぽろ湖を越えて出会う小樽内川の流れは穏やかで、そうした不安を打ち消してくれた。
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 春香山に続く登山入口に車を止めて、熊出没注意の看板が架けられた林道ゲートを潜る。ここから先は、小樽内川に沿って林道は走るが、目的地は3キロ先。歩くにしても林道の徒歩1時間は長い。そしてこれまでは、時折聞こえる藪の中からの異音に、おもわず熊鈴を振り回すことが何度もあった。

 そこまでして上流を目指すのは、もとめる釣果と型が期待できることから。例えば、林道ゲートからすぐそばにある、白樺橋の上流、下流でも岩魚ややまめは釣れる。しかし、誰もが気軽に入渓する場所なので、型は小さく釣果も上がらない。
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 それでも、魚を手にすることに満足していたが、ある渓流釣行をきっかけに、2年ほど前から釣人のあまり行かない上流に向かうようになった。そこでは、下流で釣れるよりも一回り大きな岩魚や、やまめがフライに飛びついた。

 今回も同じ場所を目指して12時から歩き始めた。いつもの目印の山側の崖を通り過ぎると、小樽内川が林道の真下に見えるようになってきた。そこからしばらく行った、林道下の7メートルほどの崖を降りてようやく入渓。
 何となく、これまでとは違う景色に見えるが、早速すぐ下流の倒木の下の淵に大きめのドライフライを投じる。何度か打ち込んだあと、水深のある平瀬から今日初めてのアタリ。ヒットしたのは20センチ前後の岩魚で、元気よく跳ね回る。
 その場所から、これはといった淵や瀬脇、落ち込みで同じサイズか、それよりも小さい岩魚のヒットが続く。

 入渓した場所から100メートルほど来たときに、いつも見慣れた場所が現れた。林道へと続く右手の崖は、足を滑らせながら苦労して降りたところ。
 ということは、ここが本来の入渓地点で、間違って手前の場所から入ってしまったようだ。どおりで、いつもは岩魚と棲み分けして、瀬から飛び出るやまめのヒットがなかったわけだ、と納得した。
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 それならば「ここから先にはやまめがいるはず」と、釣り上がった。案の定、少し行った水深のある早瀬から20センチ余りのやまめがヒットした。
 不思議なもので、やまめの釣れるポイントでは岩魚はヒットしなくなった。そして、しばらく行くと今度は岩魚しか釣れなくなった。実に明快な棲み分けがされているようだ。

 入渓から2時間半が経過した時に、急に空が暗くなった。そして、あっという間に大粒の雨が降りだした。この川は鉄砲水の恐れはないものの、帰りの時間を考えて脱渓。ずぶ濡れのまま、林道を1時間半かけて駐車場まで戻った。
 今年初めての釣行だったが、やはり小樽内川は期待に応えてくれる愛すべき川だと実感した。

 写真は春香山に続く林道に沿って流れる小樽内川の景観。@Aあちこちにポイントが点在している。B本来は入渓地点の崖したポイントC上流でフライにヒットした岩魚。(後半のやまめのヒットシーンは、ビデオのデータの破損で掲載できず)



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2017年06月07日

静内川中流とシュンベツ川上流へ



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フライはまだ早いのか、いずれもノーヒット

 6月6日に渓流のフライ釣行を計画していたのに、北海道は6月2日から全道で雨模様となり、5日の朝まで雨が残った。この長雨が及ぼす濁りと増水で、渓流釣りは難しい状況。止水域についても、5月初旬と変わらぬ低い気温で、例えば支笏湖などは冷たい風に打たれて立ちこむという、あまりに厳しい状況が予想される。

 それで、しかたなくショアトラウト釣行で残したポイントに行くことにした。その釣行先は日高門別漁港。ここは、冬から春にかけてアメマスが居付くことで知られ、春先からサクラマスも入り込むショアトラウトの有力ポイント。ただ、アメマスはすでに川を遡り、サクラマスも最終盤を迎えてヒットする可能性は限りなく小さい。
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  選択肢が余り残されていないので、それを覚悟で釣行した。朝4時過ぎに現地に到着。内防波堤には投げ釣りの人の姿は見えるが、いつも行く度に目にする外防波堤内側に場所を取るアングラーは見えないのも当然か。海面には、時折りライズらしきものが発生。
 「もしやサクラマスでは」と、その場所にミノーやジグを打ち込むが反応はなく、追ってくる姿もない。

  一度のバイトもなく3時間が経過。その間、外防波堤内側の人気ポイントには誰も来ない。気を入れなおすために内防波堤の様子を見に行くと、先ほど来のライズの正体が分かった。
  投げ釣りに沢山のウグイが掛かっていた。時期的にウグイの産卵期にあたり、川を遡るウグイが港内にも入り込んでいた。

 サクラマスのライズではないと分かって意気消沈。門別漁港に見切りをつけて、ここから1時間もかからない静内に行くことにした。目的地は静内川の中流。
「日高地方のやまめの解禁はまだ先だったろうか」と考えながら着いたのは、田原頭首工上流の「るべしべ橋」を渡って河岸道を行った、やぶに囲まれた場所。敢えてここを選んだのは、以前この上下流で型もののブラウンと虹鱒をあげたことがあったことから。
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 ただ、その頃とは時期が異なるし、日高も長雨で川のダメージは少なくないはず。恐るおそる川を覗くと、増水気味ながらあまり濁りははいっていない。あとはどのフライに反応するのかだけ。川に立ちこんでみると、水温は6度もないようで予想以上に冷たい。

これではドライは無理と、ニンフを流れに乗せて沈める。入川地点から50メートルほど下流の倒木の周りでアタリがきた。ただ、このアタリは小魚特有のもの。その後もアタリは来るが、針り掛りはしない。
しばらく下った、流れの穏やかな対岸で頻繁にライズが起きていた。そこを目がけてニンフを流すが反応しない。ならばドライではどうか、と#12のメイフライを流してみた。

その3回目に水しぶきを上げてヒットしたが、針りに掛からない。同じことが3回ほど続いて、再び小さなニンフを流したが、これにもアタリはくるもののヒットしない。残念ならがミッジフライは持ってきていない。

この場所を諦めて、下流に移動したが、増水で対岸に渡ることができない。ならば上流へと向かうが、同じく入川した場所から50メートルほどで、水嵩のある強い流れに阻まれて遡行することができなくなった。結局、釣りができたのは入川した場所から100メートルほどの区間に限られていたようだ。

 時間はまだ11時前。このまま静内川沿いに道路を上って、支流・シュンベツ川の上流まで行ってみるか、と車を走らせる。 シュンベツ川への釣行は今回で3度目となるが、上流への釣行は初めて。なので、釣果よりもポイント開拓に目的を置いた。
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静内川とシュンベツ川の出会いから、春別ダム方向にハンドルを切り、林道を走ること20分で春別発電所に着いた。その下の、石で埋め尽くされた駄々広い河川敷に降りて、シュンベツ川の流れにドライフライを乗せる。川は、長雨の影響がまったく無かったかのように、底までクッキリと見える。
時折現れる淵に時間を割くが、フライはピクリともしない。ニンフに変えても同じだったので、場所の選択を間違ったのかもしれない。再度車を走らせて上流へ向かった。

 20分ほどして現れたのは春別ダム。ダムサイトを渡って、右に回ればシュンベツ川の最上流、直進すればイドンナップ川。そこを直進して、イドンナップ川の降り口まできた。
だが、先ほどの発電所下のノーヒットのシーンが頭に残り、「まだフライは早いのでは」とモチベーションが高まらない。イドンナップ川の水量の多さと、速い流れに畏怖を感じたといったほうが正解なのかもしれない。結局は、再度挑戦するための上流探索に終わったが、この経験を何とか次回に活かしたいと思っている。

 写真は日高門別漁港の様子、静内川中流域の流れ、シュンベツ川上流の駄々広い河川敷とシュンベツ川の流れ

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2017年06月02日

苫東港の投げ釣りでタカノハ



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 ショアトラウトのラスト釣行も惨敗

 昨年11月からスタートした、海のトラウトを狙うショアトラウト釣行もこの5月末でラスト釣行となった。ショアトラウト対象の今シーズンの釣行回数はおよそ25回。内訳は積丹方面が9回、苫小牧日高方面8回、浜益方面7回。釣果が得られたのはそのうちの8回で、3回に1回しか魚を手にしていないという、情けない結果となった。

 当然、達成感はゼロに近い。それは釣果だけでなく、本来はサクラマスを狙っていたはずなのにアメマスに化けたり、隣りのアングラーがコンスタントにサクラをヒットさせているのに、自分の竿には何もこない、ということが続いたことから。 
 それ以前に、きびなごを餌としたウキ釣りの高い釣果力に惹かれて、ルアーを疎かにした結果、ルアーでのヒットが極めて少なかったことが上げられる。

 それにも関わらず、今シーズンの釣行では、多くの方々から温かく嬉しいコメントを頂いた。その寄せられた情報を参考に何度か釣行した。
 あらためて、情報を寄せて頂いた皆様にお礼を申し上げます。特に「Aki缶」さんからは、詳細なポイントをアメブロ・メールで送って頂きました。これは、来シーズン用の宝物として保存させて頂きます。ブログ画面を通してお礼を申し上げます。ありがとうございました!!

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 今シーズンのショアトラウトの最終を飾るのは苫小牧東港。日本海方面のショアトラウトは、ほぼ最終盤を迎えたが、太平洋方面はまだ可能性が高いという期待感で、5月31日に釣行した。
 実は、その5日前の26日にも同じ苫小牧東港を訪れた。ただ、現地に到着したのは昼12時。それでも、埠頭角地のオエノンポイントには10人近くのアングラーがルアーロッドを振っていた。


 これならば「目的地のフェンス前にも釣人はいるだろう」と行ってみると、投げ釣りとウキ釣りの人が僅か3組。時間的な問題もあるが、竿を出してみて釣人のいない原因がよく理解できた。
 ただ、投げ釣りの釣人にはアタリが来ていて、50センチほどのあぶらこをヒットさせた姿を目撃した。軽トラで来ていた、その釣人に話を聞いてみると「港内のサクラマスは、全て川を上ってしまって、よほどのことがない限り釣れない」という。

 それよりも「型もののタカノハが好調に上がっていて、先週も札幌から来た人が座布団級のタカノハをここで上げた」と、教えてくれた。それから暫くして、その方も座布団クラスのカレイを釣り上げた。
 その日の自分は、ウキ釣りとルアーいずれにもアタリがなく、3時間ほどで撤収した。アタリのこない原因を遅い時間のせいして、再び31日に釣行。

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 31日は、4時前に現地入りした。しかし、この時間にも関わらず、途中のオエノンポイントにはアングラーが3〜4人だけ。そして、いつものフェンス前には釣人の姿が見えない。
 現地の情報は現地の釣人が一番よく知っている。それからすると、これだけ人影がないということは、入るタイミングを間違えたのかもしれない。

 それでも、ウキ釣り竿とルアーロッドを揃えて、いざスタート。だが、いずれの竿にもアタリがないまま2時間が経過。少しずつ釣人の姿が増えてきたが、その誰の竿もしならない。
 さすがに7時を過ぎると、ここを諦めて門別漁港や鵡川漁港への移動を考えた。しかし、この時間ではどこに行っても同じでは、と二の足を踏む。

 昼が近づくにつれて風が強まる。海面には多くのウサギが飛び跳ねている。それを言い訳にして、撤収することに。今回は何も残らない釣行となった。
 ラスト釣行という、それを振り返る余裕も無く、心は渓流と止水ポイントでの釣行に馳せる。初めは、尻別川支流かそれとも支笏湖。または白老の涌水河川も面白そうだ。さてどこに行こうか。


写真は、午前4時の苫小牧東港のフェンス前。右も左にも釣人の姿はない。かつてのオエノンポイントの賑わいぶり。それが31日には3〜4人の姿しかな見えなかった


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2017年05月25日

コメントの返信に代えて

 ファンブログの投稿システムが変わったことで、コメントの返信ができない状況です。なので、ブログの本体を用いて返信させていただきます。
 早急に改善いたしますので、しばらくの間お待ちください。

「Aki缶様」
「Aki缶修行ブログ」(http://ameblo.jp/akikan20/)をしっかりと読ませていただきました。
苫小牧東港や日高方面への釣行でいつも参考にさせていただいております。
気になるのはお体のことです。サクラマスシーズンのこの時期は、皆さんとも腕や肩を痛められる方が多いようです。私も肩が痛く遠投ができません。Aki缶さんも早く治るとよいのですが。
近いうちに苫東と鵡川方面に釣行します。何とかハイエースを見つけたいと思っています。
お会いできれば嬉しいのですが。

「釣り命様」
本格的にエンジンが掛かったようですね。
サクラのシーズンはまだ続くようなので、これからの釣果を期待しています。
Aki缶さんへの返信にも書かせていただきましたが、近いうちにそちらにお伺いいたします。
ハイエースと黒いフォレスターを目印に行きますので、釣りをする暇がないかもしれません。
そのときはよろしくお願い申し上げます、。

「voxy様」
今年の積丹方面では散々な目に合いましたが、救いはvoxyさんの好調な釣果をコメントとして載せることでした。多分、これからのシーズンはショアは難しいと思いますが、積丹方面にはフライで足を伸ばす予定です。
これからもvoxyさんの釣果をお寄せください。お待ちしております。


2017年05月24日

最後まで苦しめられた積丹釣行



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 小泊海岸で「もじり」は頻発したが・・・
  
 ブログのタイトルどおり、私のブログのコンテンツは「ホラー」と「フライフィッシング」。それがなぜ、対象をショアトラウト釣行にまで広げたのか。それは11月から5月、正確にはショアトラウトのシーズンの終盤と渓流フライの幕開けが6月で、フライのできない11月から5月に、対象魚種がフライと同じショアトラウトを目的とした釣行として始めたことから。

 雪代が終わって、水温む5月末からはいよいよドライフライの出番を迎える。その代わりに、ショアトラウト釣行を卒業する悲しい季節でもある。その卒業釣行の第一弾として18日に浜益海岸に、そして23日には積丹に赴いた。
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 今シーズンの積丹釣行は、今回で9回目となる。釣果はといえば、来岸漁港や神崎漁港でアメマスがヒットしたものの、釣行したうちの6回はノーヒットに終わるという、非常に厳しい収支となった。
特に今シーズンは5月の不振が響いた。昨年の5月の釣行と比べてみても歴然としている。それは積丹ばかりではなく
、ショアトラウトの釣行先全体に言えることだ。釣れなかった言い訳を色々と考えても切はないが、今年の海は昨年とは違うという結論にたどり着いた。それでも釣れている人は釣れているので、言い訳として通じないのかもしれない。

 さて、積丹の最終釣行を飾る23日の釣行先は、美国の小泊海岸と来岸の岩礁帯、そして古平川河口。これだけ数が多いのは、釣れなくて転々としたからだ。
 最初の小泊海岸は、いつも積丹に行く途中に目にする場所。このポイントでサクラマスがヒットすることは、かなり昔から知られていたらしい。
 しかし、自分のこれまでの釣果は、ワンド内でのアメマスだけ。今回はポイントを絞ってワンドの端に定位した。

 まだ、他のアングラーの姿の見えない朝4時にスタート。引き潮なのか砂浜が広く感じる。今回は、ミノーだけを使用することにしたことから距離は稼げないが、ある程度の距離まで立ちこむことによって、それをカバー。
 テトラの敷設された方向を中心に投じていると、20メートルほど先にもじりを発見。背びれは見えなかったが、サクラだろうとモチベーションが高まる。

 そのもじりが30分に1回のペースで起きて、その内の1回はミノーを打ち込んだ真横で起きた。それにも関わらず魚は追ってはこない。どうしてなのか判断がつかないままに、その後ももじりは続いた。果たして本当にサクラだったのか、今では疑問が残る。
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 曇り空で陽は出ていないが、午前7時の海岸は昼間の様相。アタリのこない小泊海岸を諦めて、積丹の来岸漁港に向かうことにした。その前に、美国漁港の内防波堤突端に立ち寄ることに。
 ここは、地元のアングラーがこの時期にだけ通いつめている場所。サクラが港内に入っていれば、ヒットする確率が高いらしい。案の定、本格的な装備で身を固めたアングラーが1人、対岸の防波堤上でルアーを打ち込んでいた。しかし、一度のアタリもなく積丹へ行くことに。

 来岸漁港の岩礁帯では、ルアーと共にウキ釣りの竿も用意した。ここでも2時間ほど粘ったが、やはりというか、いずれの竿にもアタリは皆無。最後の最後まで釣果に見放されたようだ。

 諦めきれず、帰りしなに古平川河口海岸に立ち寄った。誰もいない海岸を1人占めしたが、小泊海岸と同じようなもじりを確認したくらいで、アタリもなく1時間ほどで撤退。ここで、今シーズンの積丹ショアトラウト釣行の幕を閉じた。
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 残るは日高・苫小牧方面だけ。できれば、今週末か来週の中頃には釣行することを考えているが、そこで最後を飾ることができるだろか。

写真は、まだ闇が支配する美国・小泊海岸、美国漁港の内防波堤の様子、誰もいない午後の古平川河口海岸
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2017年05月20日

今シーズン最後の浜益釣行



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  増毛・舎熊まで足を伸ばしたが・・・


 今年の浜益への釣行は、極寒の2月9日を皮切りに、今回の5月18日まで実に6回に及ぶ。ショアトラウトを対象とした釣行としては、積丹の8回に次ぐ回数だ。もっとも、冬場はアメマスしか釣れないために、行先が限られることもある。
 そのショアトラウト釣行も終盤を迎えており、浜益については今回が最後となるかもしれない。
 今年の浜益釣行は、最後までサクラマスを見ることができなかった。というよりも、今年の浜益海岸は悲惨な状況で、安定した釣果にあったアメマスさえも釣れない日が続いた。
 浜益の主ともいえる、ブログ仲間のkojiさんでさえも今年は苦戦したようだ。海の様相が変わってしまったのか。それとも、これから活性が進むのか、誰も分からない。
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 18日の釣行は、毘砂別川の流れ出る毘砂別海岸に午前4時前に到着。いつもよりもかなり早い時間に着いたのに、海岸にはすでに10人近くのアングラーが竿を出していた。平日のこの時間でさえも、これだけ押し寄せる。休日は一体どれ位の釣人が来るのだろうか。
 陽はまだ出ていないが、すでに周りは明るくて、遠くまで見渡すことができる。波や風も穏やかで、海岸での釣りとしては、これ以上望めない絶好の日和となった。
 あとは釣果だけで、それぞれのアングラーが期待をもってルアーロッドを振り込む。時間の経過と共に、釣人の数が増えてきた。午前5時段階では、海岸一帯に15〜6人が竿を出していた。
 そして、毘砂別川の河口には3〜4人のサーファーの姿も見える。
 釣果はというと、少なくても自分の見える範囲では、誰にもアタリはきていない。痺れを切らしたアングラーの中には、定位からランガンに切り替える者も。この状況は7時を過ぎても変わらなかった。
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 不思議なのは、水温の上昇する5月中旬以降からアタリの出始めるウグイも見えなかったこと。これだけのアングラーが入っているのに、そのウグイさえもヒットしなかったのは何故だろう。
 アタリのないときは色々な言い訳を考えるものだが、最終的に落ち着くのは”日が悪かった”ということ。
 しかし、この日が今年最後の浜益となるかもしれない、ということで、もう少し足を伸ばすことにした。向かった先は増毛の舎熊。秋の鮭のほか、春のアメマスとサクラマスでも定評のある海岸だ。問題は、どこがポイントなのか理解しないで行ったこと。
 行けば何とかなるだろう、と気軽に赴いたものの、国道淵から投げ釣りの人が一組竿を出していた他は誰もいない。仕方なく、テトラポットが敷設されているワンドの外れからルアーを投じる。時間はすでに9時を回っており、夏の陽の下でのショアトラウトフィッシングには厳しい条件。そう思うからなおさらアタリはこない。
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 ここも1時間ほどして場所を移動。今度は増毛港の港内でミノーイング。大型ミノーを港内中央に向かって投じると、1投目にそれを追う40センチ前後の魚を発見。しかし、フッキングしないで途中でUターン。2度ほど同じことを繰り返した後に、サクラの稚魚なのか、背びれの黒い小魚が群れになってミノーを追ってきた。当然フッキングはしない。
 ここも1時間ほどで切り上げて、まだ竿を出したことのない雄冬・岩尾漁港に立ち寄る。外防波提の内側で、5人ほどの釣人がホッケのウキ釣りを行なっていた。しかし、5分に1本程度のヒットと魚影は薄いようで、竿を出さずに再び毘砂別海岸へ。
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 毘砂別では、あれだけいたアングラーも正午を過ぎたこの時間は誰もいない。ただ、サーファーが相変わらず波間に漂っているだけ。なごりを惜しんでもう一度竿を出すが、最後までアタリはこなかった。さて、次は積丹か。

写真は朝4時過ぎの浜益・毘砂別海岸の様子。海岸全体では10数人のアングラーが竿を出していた。初めて竿を出した増毛・舎熊海岸と増毛漁港の港内、雄冬・岩尾漁港でのホッケ釣り様子





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2017年05月15日

春の千歳川でウェットフライ!



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水温低く、ドライはまだ時間が

 珍しく、5月13日の土曜日は午後から休み。この僅かな時間を、有効に使える釣行先は限られている。最初に頭に浮かんだのは苫小牧東港。
 しかしここは、土日に釣人銀座と化す。とても自分のような気の弱いものが、先客を割って場所を取ることなどできようもない。
 浜益もしかり。この時期の休日は、国道沿いに車が立ち並ぶ。そして、札幌からは往復で3時間を要する。ならば、対象をショアトラウトに限定しなければどうだろう、と考えたときに千歳川が思い浮かんだ。

 この時期の千歳川は、根志越橋から長都川の流れ出る中流域で、鮭の稚魚を捕食するブラウンが活性化しているという。確かに、最近も長都大橋の上下のポイントで大物のブラウンが上がっていると聞いている。友人が70センチ余りのブラウンをヒットさせたのも、10年前の今時期か。
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 それに対して上流は、ルアーはともかく、まだ水温が低くてドライフライは早すぎる。それでも1昨年のこの時期には、ドライの代わりにウェットフライを用いて釣果を得たことがあった。
 ただ、釣れるのがブラウンや虹鱒ならば良いが、やまめは禁漁期間に入っていること。その当時も、ヒットしたやまめは無条件にリリースしたが、罪悪感に陥ったのは間違いない。

 結局、今回は様子見を兼ねて上流域へ向かった。時間はすでに午後に入っていたが、上流の川岸に続く道路脇の駐車場には、4〜5台の車が止まっていた。そして、橋の上から上流を臨むと、ルアーロッドを手にしたアングラーが2人、流芯に向けて熱心にルアーを打ち込んでいた。下流の川岸には、本流竿を手にした餌つりの釣人も見える。誰しも、この時期を待ちかねていたのかも知れない。

 自分も、初めは試しにカディスを結んだドライフライを打ち込んでみたが、流れの穏やかな流芯脇からも反応がない。水温を計るとまだ5度だった。いくら雪代のない千歳川といえども、水温が伴っていなければドライは難しい。
 今度は、ラインシステムを替えてウェットフライ仕様に。ロッドも、ある程度の重さに堪えられる5番手を使用した。先端に結ぶのは、グレートセッジとマツーカ。それに、流れに負けないビーズヘッド付きのグリーン・マラブーも用意した。
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 流芯に向けて、リーチキャストをかけながらのダウンクロスストリーム。この時点では、スウィング中のアタリは無かったが、ラインの落ち着いた先からのリトリーブに、引き込むような小さなアタリが連続する。
 そして、3度目のストリームで20センチ余りの魚がヒットした。しかし、針がかりが浅かったために途中でオートリリース。その後も、3回に一度の割合でヒットが続いたが、残念ながらやまめばかり。ブラウンの姿は皆無で、虹鱒も見えない。
 釣り下っていくうちに、午後の深まりで水温があがったのか、ダウンクロスストリームのスウィング中にもアタリがくるようになった。

 これで、水温がある程度低くても、ウェットフライに反応することが分かった。しかし、長い時間冷たい水の中に立ちこんでいたことで、下半身はマヒ状態。車に戻ってヒーターを最大にしても、震えは止まらなかった。

 今回の千歳川釣行は、残念ながらやまめがほとんど。その全てをすぐにリリースしたものの、申し訳ない気持ちで一杯だった。次の千歳川釣行は、6月初めを計画している。その時には、ブラウンも対象に中流域まで足を伸ばしたいと思っている。
 尚、今回の千歳川でのウェットフライ釣行をビデオに撮影、youtubeに投稿した。よかったらご覧になってください。

写真は、上から千歳川上流の模様、流芯に向けてのダウンクロスストリーム、下は投稿したyoutubeの画面


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