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2022年07月23日

白老渓流で型ものヤマメを狙うが・・・



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解禁から2カ月経過して大苦戦

道南、道央でのヤマメ解禁から2カ月近くが経過、この2か月間で主要河川での型ものヤマメはほとんど釣れなくなった。
型ものを狙うならば、名前の知られていない小河川か渓流になるが、そんなに簡単には見つからない。なので、敢えて競争の激しい人気河川に赴くことにした。

7月22日の釣行先は、白老河川でも1、2を争うヤマメ河川の飛生川。飛生川は流域の短い川で、低い山を源としていることから、大雨の後の回復が早くて澄んだ流れが特徴。これまでも何度か、台風による大雨の下でも問題なく竿を出したことがある。
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そんな魅力のある川だから、6月から10月にかけて多くの釣人が押し寄せる。その結果、釣果は小型のヤマメが主体となり、型ものは解禁直後か晩秋に限られる。それでも夏場においても魚影が濃いのは、サクラマスの自然産卵が活発に行われているからだ。
今回の入渓ポイントは上流に架かる橋の下から。いつもは林道ゲートが閉じられている関係で、下流のスリット型砂防ダムから入渓していた。
橋の下から、上流にある小滝まで釣り上がる予定だ。果たして型ものヤマメは釣れるのだろうか。

今年も清冽で透き通った流れは健在だった。これほど川底まで見える透明感があっても、ヤマメはフライに反応するのだろうか、という疑問はすぐに解消。打ち込んだ#10のカディスに頻繁に食いつく。が、フライが大きすぎて針がかりはしない。反応から見て新子か1歳未満のヤマメだろうと見当をつけた。

橋から少し行くと、流れ込みから淵に変る大場所が現れる。竿を出さなくてもヤマメが定位していることが分かるが、ここでもドライフライを悪戯するだけで、針がかりはしない。上流には大岩が作る落ち込みやカタ、小淵などのポイントが連続して続いている。そこでも頻繁にフライに反応するが、相変わらず針がかりはしない。
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暫らくして魚止めの小滝が姿を現した。この上流は岩魚だけでヤマメはいない。この釜に大物が潜んでいるのでは、と滝の落ち込みにドライフライを打ち込む。しかし、先ほどと同じ小さな反応だけでフライには食いつかない。
ここから#14のニンフにチェンジ、流れに乗せて反応を探ることにした。ニンフに直ぐに食いついたのは7、8センチのヤマメ。連続して新子クラスのヤマメも食いついた。

目的は新子ヤマメではなく型もの。ニンフを#12に変更して再び流れに乗せるが、今度は食いつかない。
下流の先ほどの淵で、ようやく手のひらに乗る12、3センチのヤマメがヒット。この場所では同じようなサイズが4匹連続して上がったが、それ以上の型は出てこなかった。
多分下流に下っても同じようなサイズしかいないだろうと、ここで脱渓。前回釣行した毛敷生川の中流域に行くことにした。

毛敷生川での前回の釣行は6月23日。本流の敷生川に劣らず多くの釣人が訪れる人気河川なので、釣人の沢山入った土日や祭日の翌日は釣果が得られないことが多い。
また、平日でも現地の釣人がよく訪れる場所なので、釣果は余り期待はできない。前回は12、3センチのヤマメが2匹と散々な釣果だったが、今回はどうか。
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目的の中流ポイントには、すでに先客の姿が。下流に車を止めて、餌釣りで釣り下がるという。期待していたポイントはすでに竿を出した後なので、入っていない上流のポイントまで釣り上がる。その間にも、川と並行して走る林道に釣人らしい車が何台も通り過ぎる。
平日でもこれほどの釣人が入っているためか、フライには針がかりしない小さなアタリだけ。飛生川よりも厳しい状況だ。

結局300メートルほど釣り上がったが、上がった魚は10センチ未満のヤマメが1匹という情けなさ。
次回はまだ今年釣行していない浜益川流域や静内川上流、額平川、仁世宇川などの平取地区を計画している。はたして型ものヤマメは釣れるだろうか。


写真撮影@今年初の飛生川。上流にあるランドマークの小滝付近で竿をを出したA再び毛敷生川の中流域へ。しかし競争が激しく散々な釣果Bこの日、飛生川でヒットした児ヤマメ。型ものはいなくなったようだ


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2022年06月26日

今季初めての白老河川釣行



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毛敷生川で型ものヤマメを狙ったが・・・

更新が少し遅れたが、6月23日の釣行先は昨年9月以来の白老河川。昨年、白老には4回ほど釣行した。しかし雨に祟られたり渇水だったりと、いつも環境は良くはなかった。
今年最初の白老釣行も、23日未明からの雨が降り続く天気の中での釣りとなった。
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白老河川とは言っても、ヤマメ狙いならば飛生川かウヨロ川、毛敷生川、岩魚ならば別々川やブウベツ川というように、釣行する川はほとんど決まった場所だけ。
ヤマメの魚影の濃さならば飛生川とウヨロ川に軍配は上がるが、型ならば毛敷生川が勝る。今回はヤマメの型ものを狙っての釣行なので、毛敷生川を最初に訪れた。

ただ、毛敷生川も本流の敷生川に劣らず多くの釣人が訪れる人気河川。なので、釣人の沢山入った土日や祭日の翌日は釣果が得られないことが多い。また、平日でも現地の釣人がよく訪れる場所なので、先行者の入らない早い時間から竿を振ることにした。
その結果、現地には午前5時過ぎに到着。小降りとはいえ未明からの雨が残る生憎の天気だが、この雨で釣り人の数も限られるだろう。

毛敷生川は流域の短い川で、敷生川に流れ出る場所が最下流ならば、入渓した場所はそんなに離れていなくても中流域にあたる。
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いつものは、この場所からドライフライで釣り上がって、魚道のある最初の砂防ダムまで目指すが、今回は雨による増水を避けることと、ウェットフライのできる場所と言うことで、300メートルほど上流にある淵までにした。
まずは、流れ出しから平瀬に変る30メートルほどの流れにウェットフライを流す。端緒の荒瀬からは反応はないが、平瀬に入った場所で小さなアタリが連発。何度かのアタリのあとで、空を飛んできたのはヤマメの新子。それもスレではなく、シルバーマーチブラウンをしっかりと銜えていた。
そして13、4センチほどのヤマメが2匹ヒットしたが、この流域は全体的に魚影が薄いようでその後反応はなくなった。

上流を少し行った場所にもドライフライに適したポイントが現れた。3年前に、この場所で20センチ前後のヤマメを数匹上げたことがあるが、今回はどうだろうか。
上流から流したフライに反応するポイントが決まっていて、それ以外からのアタリはない。
そのポイントから、先ほどと同じような型のヤマメが2匹上がったが、ここも魚影は薄いようだ。
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目的地の小渕では、昨年流れ出し横の肩で岩魚の型ものがヒットしたものの、ラインを切られる失態を犯した。
まず、その肩にドライフライを投じるが、何度投入しても反応はない。それではと、流れ込み下から瀬尻までウェットフライを流してみた。小さなアタリは何度もあるが、フライには掛からない。どうも新子しかいないようだ。
ここまで釣り上がって、ベストや帽子は雨でぐっしょり。車に戻って、直接上流の砂防ダムまで向かうことにした。

砂防ダムは思っていたよりも水量は多くはなかった。いつも、ヤマメがヒットする魚道下の落ち込みにフライを流してみたが、今日は全くの無反応。
それではと、ダムを昇った先にある平瀬で竿を出してみた。
ここも以前、型もののヤマメを手にしたことはあるが、やはり反応するのはヤマメの新子ばかり。上流100メートル先にも砂防ダムがあるが、これだけ魚影が薄いことから諦めて他の河川に移動することにした。

次の場所はウヨロ川の中流。本来は上流といっても良さそうな場所だが、ここから4キロ先に砂防ダムのある流域の長い川。だから中流域との認識で、平坦な下流と比べて完全な山岳渓流の趣き。この景観に魅せられて多くの釣人が入渓する人気スポットとなっている。
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当然、前日も何人もの釣人が入ったのだろう、期待の流れ出しや落ち込み、平瀬、淵などのポイントからは反応がない。
少し釣り上げれば魚影も濃くなるだろう、と上流を眺めていたが、雨は大粒に変わり激しさを増してきた。いくら川幅が広いとは言っても、増水の怖さは知っている。泣く泣く、今日の釣りを終えた。

写真説明@雨に煙る毛敷生川中流域。奥に見えるのは砂防ダムA期待した淵からはほとんど反応がないBウヨロ川の中流域。ここで雨が本降りになってきたC今回の釣果の一部

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2021年09月03日

雨が上がっても厳しい釣果の別々川 



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20センチ越えヤマメと新子が数匹

9月最初の釣行先は、先週8月26日に訪れた白老・別々川。前回は大雨の後で増水が解消されていなかったことから、まだ辛うじて竿を出すことのできる上流の砂防ダム下に場所を据えた。
しかし釣果は散々なもので、フライに飛びつく魚は皆無。泣く泣く他の川に移動した。
今回は過去の釣行と同じように、砂防ダムよりもかなり下流から入渓、林道に架かる最初の橋まで釣り上がる事にした。
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別々川は前回よりも水量が少なく、平瀬とザラ瀬の連続する流れに中州や砂利岸が姿を現す。が、この渓相に記憶はない。自分の知っている別々川は、流れがもっと細く、釣り上がる毎に蛇行や倒木が次々に姿を見せたはず。
どうも今回入った場所は、自分の知っている別々川のポイントからかなり上流のようだ。

ただ、どこに入ろうと魚の姿を見られればいいと、そのまま釣り上がることにした。
早速第1投を打ち込む。不思議なのは、水深のある平瀬からは全く反応がないのに、ザラ瀬でフライを銜えきれない小さな魚のアタリが続く。


最初のヒットは50メートルほど釣り上がった落ち込み脇の淵から。20センチ越えのヤマメだった。以前の別々川の釣行では、このサイズが連続ヒットした。だから今回もと、期待は高まる。
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上流には、ザラ瀬から平瀬が交互に続く穏やかな流れが見える。そして、「ここは絶対に魚が居着いている」という絶好のポイントが現れた。
上流から慎重にドライフライを流し込む。だが、ヤマメの新子らしい小さなアタリはあるが、引っ手繰るような大きなアタリはこない。

このポイントでアタリが来ないとは。見た目よりも魚影が薄いのか、それとも多くの釣人が入ってスレたのか。
そのいずれも正解のようだ。というのも、上流に遡行するほど小さなアタリさえもなくなってきたから。
砂防ダムから釣り下がるのがこの場所の一般的な傾向らしい。だから、砂防ダムや橋が近くなるにつれて魚影が薄くなるのだろう。

結局、午前5時半から3時間余りも費やしての釣果は、20センチ強のヤマメ1匹と新子ヤマメ3匹という貧果。再び以前入ったことのある下流からの入渓をする気にもなれず、次の河川に移動した。
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新しい釣行先は、今年初めてのウヨロ川。目的の一つは、シーズンになると川一面を埋め尽くす鮭の遡上を見ることだが、今年はまだ早いのか、橋の上からは1匹の鮭も確認できなかった。

そして林道を経由して上流へ。これ以上道がない、という地点まで乗り入れるつもりだったが、そこにはすでに先客が。
仕方なく、高巻きしてその上流に向かうことにした。
藪漕ぎして川に出ると、その場所からは上流、下流ともに遠くまで見通すことができた。しかし、そこには先客の姿は見当たらない。
細い流れの早瀬から流れ込み、そして淵や平瀬、岩陰といったポイントが相次いで現れた。ここでも小さなアタリはあるが、1時間ほど上り詰めても、15センチほどの岩魚が1匹だけ。
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上流にある砂防ダムまでは、まだ3キロメートル以上あるだろう。そこまで釣り上がる気はないが、何とか型ものをとモチベーションを高める。
午前8時半から入渓して2時間が経過したが、相変わらずアタリは小さいまま。これ以上粘ってもきりがないと、ここで脱渓。
今回も、狙っていた型ものヤマメにはかすりもしなかった。

海岸は鮭釣り一色。川での釣行を終えて、どれだけ鮭が上がっているのか確かめるために、錦多峰川の河口に向かった。ここ河口導流堤では、これまで遡上する鮭をタモで引き抜く人や、隣のサーフでは浮きルアーで鮭を狙う釣人で一杯だった。
ところが、今年は導流堤の上にもサーフにも人の姿はない。錦多峰川自体が鮭釣りの禁漁河川になったのだろうか。


写真説明@穏やかな渓相の別々川上流域Aここでは20センチ越えのヤマメが1匹だけB今年初めてのウヨロ川。こんなポイントなのに魚影は極めて薄い
Cウヨロ川での釣果は15センチ足らずの岩魚と新子が数匹


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2021年08月27日

毛敷生川支流で45センチの虹鱒



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大雨の影響を避けらず釣場転々

先週の千歳川に続いて、今週の釣行も大雨の翌日。全道的な降雨で、最期まで行先を決めかねていた。再び雨に強い千歳川と言う訳にもいかず、考えあぐねた先は「本流は無理だろうから、鉄砲水発生の可能性が少なく型ものヤマメが狙える渓流を」と、苫小牧近郊の別々川に決めた。
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今年は一度も別々川に入っていないが、これまでの釣行では20センチ越えのヤマメや尺近い岩魚の釣果に恵まれた。今日のような悪い条件でなくても、近いうちに釣行することを考えていた。久しぶりの別々川の流れはどうだろうか。

現地到着は午前5時半。時間的には日の出と重なり、森の中でも見通しは利くはずだが、札幌を出発してから降り続いている小雨により、薄い闇が川を覆う生憎の天気。そして肝心の別々川は、濁りの入った濁流気味の流れ。水嵩はいつもより30〜40%多いのでは。
無理をすればフライを打ち込めるが、ここぞというポイントは濁流に覆われて形も見えない。
それで仕方なく上流の砂防ダム下に入ることにした。

轟音と飛沫を上げて砂防ダムから流れ落ちた川は、釜の無いプールを作る。そこにドライフライを投じても、勢いよく押し流されるだけ。
水の勢いが弱まるプールの端にフライを漂わせてアタリを探るが、ヤマメ新子特有の小さなアタリしか反応はない。
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このままポイントを探しながら釣り下がる。降雨の前ならばアタリがあっただろう岩陰や肩、小淵、流れだしなどの好ポイントも、今日の増水では意味を持たない。
結局、高巻をしながら100メートルほど下ったが、やはり魚が飛び出ることはなかった。せっかくの場所なのに、残念で仕方がない。

当然こうしたことも考えて次善の策を練ってきた。ひとつは雨に強い飛生川上流、そしてもう一つは上流域に堰堤や砂防ダムの林立する毛敷生川中流。ただ飛生川は、魚影は濃いが型ものは難しい。それに対して毛敷生川は、水量如何でウェットフライもできる。それで毛敷生川に向かうことにした。

いつも入る毛敷生川中流域の鉄橋下は、やはり水嵩が高くて濁りの入る難しい流れ。それでも急流からの流れ込み、そして平瀬に代わるポイントが何カ所も見られ、ウェットフライをその流れに乗せて様子を探る。
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平時であれば向こうアワセでアタリのくるポイントだが、1、2度ヤマメ新子らしいアタリがきたほかは沈黙。ここも雨の影響が大きかったようだ。ならばこの上流の堰堤はどうだろう、と再び移動。

堰堤の魚道からは、川の水が飛沫を上げて激しく流れ落ちてくる。その魚道脇に出来た淀みを中心にウェットフライを打ち込んでいると、ようやく向こうアワセで10センチほどのヤマメがヒット。本日初めての釣果だ。しかしその後は、どこに打ち込んでもアタリはこない。

また移動を考えて、車に戻る途中にある小さな川に目がいった。ここはいつもは枯れ沢か岩を湿らすチョロチョロした流れだが、この大雨のせいか水量が多く、ところどころに落ち込みや淵、流れ込みといった、それらしきポイントを作っていた。試しにフライを打ち込んでみると、増水を避けてこの支流に逃げ込んだのか。すぐに13センチ余りのヤマメが飛びついた。
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ならばこの支流の上流まで釣り上がろうか、と川の先を見ると、平坦なザラ瀬が奥まで続いている。とてもフライを打ち込めるポイントはない。

この日最後に赴いた先は同じく毛敷生川の支流。この川の名称はどの地図を見ても記載されていないが、過去の釣行では25センチ余りのヤマメを手にしたことのある穴場。
やはりこの川もいつもより水量が多く、倒木や岩陰などでつくられるポイントはほとんどが隠れている。ドライフライで釣り上がってから100メートルほど来た地点で、岩陰から大きなアタリが。

魚は上流下流と暴れまくるが、姿は見えない。0.6号のティペットなので無理はできないと、魚のなすがままに。ようやくおとなしくなったのを見計らってネットを投入。上がったのは45センチに少し欠ける予想外の虹鱒だった。これを最後に当日の釣りを終えた。
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それにしても先週、今週と雨に祟られたが、次回は今回の釣行で発見した全く新しいポイントに行こうと思っている。

写真@別々川上流域の砂防ダム。この下流に釣り下がったが増水に祟られたA毛敷生川も雨に強いはずだが、この日は立ち込むことも難しかったB上流部の魚道のある堰堤でウェットフライを流すC毛敷生川の支流。火山灰底で水量が多いと遡行が難しいD今日の釣果は12センチほどのヤマメと45センチ弱の虹鱒

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2021年07月10日

ヤマメ求めて白老4河川に釣行



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 毛敷生川で型ものがヒットしたが・・・

 7月2回目の釣行先は白老の飛生川。この川は冷たく透み切った流れが特徴で、大雨の後でも回復が早い。そして渓流の美しさも最高で、年に2、3回はヤマメを求めて釣行してきた。
 ただ入渓するタイミングを間違えると、新子しか釣れないこともしばしば。
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 人気河川なので、7月も第2週が終わる時期の入渓では当然なのかもしれないが、それにしても年々魚影が薄くなってきている。
 今回の釣行は7月8日。新しく築かれた中流域の堰堤下から釣り上がった。堰堤は格差の無いスリット式で、魚の遡上を阻害することはないが、折角の景観が損なわれたことは残念だ。

 堰堤近くの河原には釣人らしい多くの足跡が残されており、竿を出す前から厳しい釣果が予想できた。
 小雨が止むこともなく降りつづけているせいか、いつもよりも水量は多い。しかし濁りはなく、流れだしや落ち込み、平瀬、淵。カタなどのポイントが目白押し。
 ドライフライには、入渓地点の堰堤下流れだしからアタリはあったが、魚が小さくてヒットしない。崖下の淵や長い平瀬、倒木の下といった、型ものが溜まりそうな場所からも、小魚特有の小さなあたりしかこない。
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 ようやく手にすることができたのは、入渓地点から100メートルほどのザラ瀬と平瀬が交互に続いたポイントから。
 型ものが抜き去られた後のせいかサイズが小さく、最大でも12、3センチほど。ほとんどが10センチ未満のサイズ。
 上流に向かえば型が大きくなるのでは、と期待したが以前の釣行で上げたようなサイズは出てこない。

 そして雨粒が段々大きくなり、上半身はずぶ濡れ状態。何よりも鉄砲水を心配していたが、これしきの雨ではビクともしないのはわかっていた。
 ただ、目に見えて河原が小さくなってきた。

 今日の釣行は飛生川と、白老川本流の中流域を計画していた。白老川本流は3、4年前に一度入ったことはあるが、その時はヤマメの新子ばかりで型ものの姿はなかった。
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 今回はさらに下った白老霊園付近の中流域。この場所を選んだのは流れが多様で太く、ウェットフライに適しているのでは、との想いから。
 実際に川に降りると、上流とは打って変わった太い流れ。だが、ウェットフライを流れに乗せると、期待したアタリは皆無。
 それでも2時間ほど釣り下ったが、新子らしいアタリが2、3回あっただけで針がかりもしない。

 ならばと、再び飛生川方向の毛敷生川に向かうことにした。それにしても、白老川に降りるあぜ道の全てがチェーンで塞がれ、鍵がかけられていた。一体、何があったのだろう。

 毛敷生川もヤマメ解禁から日数が経過して、型ものは期待できないだろう。それでも何匹か手の平サイズがヒットするのでは、といつもの鉄橋下から入渓。雨のせいで水量は多く流れも速いが、平瀬の瀬脇にドライフライを流すと、飛生川と同じような小さなアタリ。
 それが何度か続いて、上流のカタから尺近い黒い影がフライを襲う。
 フライが引き込まれたタイミングでピックアップしたが、早すぎたのかすぐにバレてしまった。あの大きさならば。ヤマメではなくアメマスか岩魚では。

 悔しさを堪えて釣り上がると、穏やかな流れの平瀬からようやく新子よりも大きなサイズのヤマメが連続してヒット。さらに上流にある魚道付の堰堤に向かう。そこでも20センチ越えの魚がヒットしたが、水面から引き出す前にバレてしまった。
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 その後アタリが無くなったので、隣を流れる敷生川本流で竿をだした。魚道の無い巨大な堰堤下のプールにウェットフライを流したが、ここでも10センチ足らずのヤマメがヒットしただけ。
 この時期の白老河川は厳しいと分かっていたが、ここまで厳しいとは。
 救いはいつも釣行してきたウヨロ川が残されていることで、次回の白老河川釣行はこのウヨロ川とメップ川を検討していくことになりそう。

写真説明@飛生川中流域に築かれたスリット型の堰堤。景観が台無しだAこのサイズが今回の最長だったB白老墓地付近の白老川中流域でウェットフライを行ったが、魚影は見えなかったC毛敷生川では大きなアタリがあったが痛恨のバラし

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2020年07月10日

ヤマメを狙って大雨に強い白老渓流へ



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 いずれも小型だけで型ものは皆無

 この1か月間、休みの日に限って雨にたたられている。9日の休日も、当初は浜益の北にある小渓流への釣行を計画していた。
 しかし、雨が前日午前中まで降り続いたことで、どの程度の増水となったのか判断がつかず、今回は安全策をとった。
 これが本流ならば思い切って出かけるのだが、渓流とくに山岳渓流では何度も怖い思いをしているので、これが正解だったと自分に言い聞かせた。
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 その釣行先は白老の敷生川支流。本流の敷生川は、何度かの釣行で魚影の薄さが分かったので執着心は全くない。しかし、支流は入渓のタイミング次第で型もののヤマメを狙うことができる。
 また、大雨でも回復が早く、余程の豪雨でもない限り釣りができないことはない。
 白老渓流ついては、今年初めての釣行として6月中旬にウヨロ川に釣行した。

 その日も小雨の降る生憎の天気だったが、上流への遡行は難なくできた。ただ、途中で雨が本降りとなり、慌てて入渓地点まで戻ったのは御愛嬌。 その日の釣果は、18センチのヤマメが1匹のほかは12、3センチの小型のヤマメが5〜6匹。

 今回釣行の渓流は、上流にある小滝までがヤマメの棲息圏、それを越えた上流は岩魚しか棲まない。この川のヤマメは全体的に小ぶりだが、中流域から上流までの魚影は濃い。
 なので今回は、雨後でも釣りができることを優先して、初めから型ものは諦めていた。

 この川の入渓地点はいくつもあるが、今回は大岩小岩が点在した山岳渓流の様相が広がる中流域から釣り上がった。しかし、いくら雨に強いと言っても、いつもよりも水嵩が増していることは一目で分かった。
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 そして流れも速く、ドライフライを流すのに適した平瀬が非常に少ない。それでも、#10のカディスを流芯から少し外して流すと、3回に1回はフライを銜えることのできない小さな魚がいたずらする。

 何度流してもフライを銜える魚が出てこないので、#12のアントに交換。これにも最初はヒットしなかったが、落ち込みから平瀬に代るポイントでようやく12、3センチのヤマメが。

 さらに遡行を続けると、昨年まで無かった作りかけの堰堤が姿を見せた。魚道は3カ所設置されていて、工事がこれで終わったのならば魚の遡上は問題ない。願わくば、これ以上手を加えないで欲しい。
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 その堰堤の上流は、崖に挟まれたゴルジュが続く本命ポイント。ところが、あろうことか先ほどから透明だった流れに濁りが入り始めた。陽の出るほど天気は回復して、水量も見た目には変化はない。それでも嫌な予感がして、急いで入渓ポイントまで戻った。
 結局、入渓から2時間ほどの釣行で終わったこの渓流での釣果は、10センチから14,5センチのヤマメ5匹と、予想通り型ものは皆無。

 そして、大雨の後の遡上があるのではと、懲りもせずに敷生川本流に立ち寄った。中流にあるコンクリ会社手前に、魚道の無い強大な堰堤が設置されている。この堰堤の下はプールになっており、さらその堰堤の下流にも低いながら堰堤が。その下流にも堰堤がというように、遡上する魚の事は一切考えていない構築物により、この川は極端に魚影の薄い川になった。
 それでも堰堤下に遡上する魚がいるのでは、との期待から立ち寄った。だが、やはり魚影は薄いままで、ヤマメの新子がフライにスレがかりしただけ。

 この日の締めくくりは、前回と同じく千歳川上流でのウェットフライ。帰りしなに立ち寄ったが、前日までの雨はなんのその。増水の気配はなく、急流に打ち込んだウェットフライのラインは、流れに任せて見事にスウィング。
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 始めのうちは小さなアタリしかなかったが、釣り下るにしたがってフライを銜える魚も。だが、やはり12,3センチほどのヤマメやブラウンで、それ以上の型はこない。

 今回は、雨中の前回の釣りと比べると若干の成果はあったが、満足のいく釣果には程遠い。いつの間にか雨男になってしまったのので、次回の釣行も厳しいかもしれない。


写真@ウヨロ川に続いて今年2回目の白老河川。雨に強くヤマメの魚影が濃い渓流だが、今回は・・・Aこの川でヒットしたのは12,3センチのヤマメB昨年まで無かった堰堤が構築されていたC帰りに立ち寄った千歳川上流。ウェットフライにヒットするのはヤマメとブラウンだけ
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2020年06月19日

雨の中、白老の2渓流に釣行



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 最長で18センチと、型ものはノーヒット

 海のショアトラウト釣行を5月に終えて、6月から渓流でのフライ釣行に移行したが、今のところさっぱり釣果が上がらない。
 小型の虹鱒や岩魚はそこそこ掛かるものの、狙いのヤマメは尻別川で新子が数匹、余市川ではその姿さえ確認できなかった。

 今回もそのヤマメを狙っての釣行。ただ18日は、全道的に雨との予報。その中で降雨確率が低かった白老河川に釣行することにした。
 胆振地方の河川もヤマメの解禁は6月1日で、それから半月以上経っている。果たして型もののヤマメを手にすることができるのか、という思いで向かった先はオヨロ川の中流域。
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 ここは河口から10キロほど先の砂防ダムまで、魚の遡上を遮る構築物がないために秋には鮭で埋め尽くされる。当然、サクラマスも自然産卵する。
 だから、ヤマメの生息数は近隣のどの河川よりも多いが、ヤマメを狙う釣人もそれに比例して多く入り込んでいる。そのためなのか、解禁後は型ものを見ることがなく、小型のヤマメしか釣れなかった。

 実際に、この川の過去の釣行で手にしたヤマメを見ても、20センチ越えは全くない。それだけ多くの釣人が入っている人気河川ということ。
 この川の常連は、朝5時には川に立ち込んでおり、いつもその後塵を拝した苦い経験がある。そのために、今回は日の出の4時から入釣する算段で札幌を出発、予定通りに4時前に現地入りした。
 
 林道を経由して中流域から入るために川岸を走行していると、河畔林に囲まれた川の土手の上に1台の車が。そして、その横にテントが張られていた。いくら人気河川とはいえ、熊の出没が相次ぐこの場所でキャンプとは、と驚きよりも呆れてしまった。
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 人の事はさて置いて、その場所から暫らく行った今回の目的ポイントに到着。川は渇水に近いほど水量が少なく、釣り上がるには格好の条件。問題は、降り続いている小雨が本降りになるのか、という事。
 川幅が広いので鉄砲水の恐れはないが、遡った上流から戻れない可能性もある。

 だから、雨脚を気にしながらまず第1投。#8のフラッタリングカディスを、まるで箱庭のような渓流に打ち込む。
 この場所では尺越えの岩魚を釣り上げたことはあるが、今日はその当時のポイントが渇水で見当たらない。
 そのためなのか、それとも多くの釣人が入っているためなのか、フライを銜えることのできない新子サイズの魚しか反応しない。

 最初の1匹は入渓地点から300メートルほど釣り上がった、倒木で作られた小さな淵から飛び出た。型は18センチ強で、とても型もののヤマメとは言えないサイズ。それでも、今年の実質第1号のヤマメなのでホッとする。そして、感謝を込めてリリースした。
 その後も、12,3センチのヤマメがポツリポツリとヒットするが、いくら釣り上げっても大物の予感がしない。
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 砂防ダムまでは、あと1キロ以上あるだろう。どうしょうか迷っていると、いよいよ雨脚が強くなってきた。これを機に戻ることに。全身ずぶぬれで入渓地点まで辿り着いたが、先ほどと比べると明らかに水量が増して、濁りも入っていた。

 こんな土砂降りでも、白老には釣りのできる川がいくつもある。その一つが敷生川支流の毛敷生川。入渓のタイミング次第では、ウヨロ川よりも型の良いヤマメが釣れる。
 そのタイミングとは、増水の収まった後で3、4日釣人が入っていないこと。毛敷生川も人気河川なので、この条件はなかなか適合しないが、行くだけの価値はある。幸い、距離的にもウヨロ川の隣を流れており移動するのも時間は係らない。

 15分ほどでいつも入るポイントに到着。本降りとなった雨でも、濁りは少ししか入っていない。問題は魚がいるのかどうかだけだが、そんなに簡単には出てこない。
 実績のある橋梁下の淵や、その下流の落ち込みでもフライに反応する魚は出てこない。諦め半分で、さらに釣り上がる事にした。そしてようやくアタリがきたのは、入渓地点から200メートルほど上がったザラ瀬から川幅の狭まった平瀬。15センチに少し足りない痩せたヤマメだった。
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 その後も、ここぞという淵や落ち込みが現れるが、新子らしい小さな魚がフライをいたずらするだけ。何とか2時間ほど粘ったが、帰りしなのウェットフライに12,3センチのヤマメがヒットしただけ。

 こうしてこの日の釣行を終えたが、悔しいのはテレビの天気予報。雨が降るのは道央の日本海側と後志地方で、胆振地方は降水確率が10%と低かったはず。なのに、白老は未明から降りだした。ならば、天気予報に惑わされずに石狩北部に釣行したものを。次回の釣行は天気予報を信用しないようにする。

写真@午前4時のウヨロ川中流域Aようやくヤマメの成魚がヒットしたが後が続かないB雨に強い毛敷生川。ここでもヤマメは1匹だけC魚道のある堰堤だが小さな魚だけしかいなかった
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2019年09月02日

大雨後の二つの白老渓流を行く



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 アヨロ川河口は鮭釣りで大賑わい

 少し古い話だが、8月30日にヤマメで知られる二つの白老河川に釣行した。その二日前に大雨が降り、雨後の荒喰いを狙っての事。結果は、それぞれの流域の長さが影響して、まったく異なる釣果となった。

 初めに入渓したのはウヨロ川。この川は、今年に入って4回目の釣行となる。これまで、中流域から釣り上がって、上流に架かる砂防ダムを目指してきたが、未だ到着したことのないほど流域が長い。
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2回目の釣行で、上流にショートカットのできるルートを発見、今回もそのルートから入渓した。いつもは、荒くれた岩や砂利が埋め尽くす開けた河岸だが、増水が治まっていないことから河原が見えない。

 それ以上に水量が多く、立ち込んで竿を出すにも難しい状況。そして肝心の釣果は、濁りが残っていたこともあり、アタリは一度もなかった。
 釣り上がれば何とか釣りになるのでは、と上流を見れば、河原を埋め尽くす強い流れが邪魔をして、遡行を妨げる。仕方なく撤退、次の川に向かった。

 本来の目的の川である飛生川だ。この川は、敷生川との出合いから上流にある小滝までヤマメが棲息する。この区間では、ヤマメ以外の魚を釣ったことがなく、ヤマメを狙うには打って付けの川と考えてきた。

 今年の2回の釣行では、中流域から釣り上がって10センチにも満たないサイズばかりが釣れた。そしてアタリ自体も少なく、上流とのあまりの違いに驚いた。
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 今回はその上流に入渓、雨後の荒喰いがどのような状況なのか、探ることにした。
 中流の細い流れには、大雨による増水の後が残されていた。その名残が強い流れとなっていて、フライを打ち込むポイントがなかなか見つからない。

 それでも、瀬脇や手前の緩い流れに#10のフライを流すと、小さな魚が飛びつく。当然針がかりはしないが、魚影は豊かなようだ。ようやくフライにヒットしたのは、細い急流からザラ瀬へと川幅の広がった場所。
 それでも、型は10センチ前後と小さくて、空を飛ぶサイズが大半。

 しばらく行くと、砂防ダムらしき工事現場が姿を現した。
 川の流れを妨ぐその工事はまだ終了していないようで、川幅いっぱいにコンクリートが打たれて、その上にさらにコンクリートを積み上げる計画のようだ。
 崖側の斜面まで杭が打たれているところを見ると、最終的には5メートル近くの高さになるのでは。
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 この川は、これから先どうなるのだろうかと、何とも言いようのない怒りを堪えて、さらに上流に足を進める。
 小さな淵や曲り、落ち込み、流れ込みといったポイントの連続する上流なのに、急流でポイントの少ない下流よりもアタリはこない。
 大淵を過ぎてからの上流域は、さらにその傾向が顕著だ。雨が続いたことで、まだ誰も入渓していないはず。それとも先行者がいるのだろうか。

 いずれにしても、アタリが遠退いていく上流への遡行を諦めて、脱渓することにした。
 今回の釣果は、10センチから14〜5センチのヤマメが8匹。バラシを入れると12〜3匹と、短い区間にも関わらず魚影は濃いと感じた。それだけに、砂防ダム工事は気持ちを暗くした。

 今回の釣行では、アヨロ川河口での鮭釣りの様子見も計画に入れた。
 例年8月に入ると、アヨロ川河口には多くの浮ルアー釣りの釣人が集まる。9月からは禁漁区域となるために、当日はさらに釣人で賑わっているはず。
 海岸一杯に投げ竿が並んだアヨロ海岸の先に、アヨロ川の導流堤が位置する。その導流堤の先端には、両脇に各4名の釣人が竿を振っていた。
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 その後ろにも順番を待つかのように、釣人が控えている。しばらく見ていると、4人並んだ右はから2番目の釣人にアタリが。午前10時半と、鮭釣りには遅い時間ながら、60pほどの銀ピカのメスを釣り上げた。

 沖合には目立ったナブラや跳ねが見えないものの、結構遡上しているようだ。
 9月1日からは、この場所での釣りは禁止されるので、翌日の31日には土曜日と言うこともあって、もっと混むのだろう。

写真説明@雨による増水で河原の見えなくなったウヨロ川上流A砂防ダムの建築が進む飛生川上流B飛生川では、小さいながらもヤマメの魚信に恵まれたCアヨロ川河口での鮭釣りの模様。9月1日から禁漁区域となるので、その前に多くの釣人が訪れた
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2019年07月26日

渇水を避けて白老の2つの渓流へ



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 熊の目撃例多いヤマメ河川を遡行
 
 今週末の天気は、金曜、土曜と全道的に雨になりそう。日曜日には回復する予報だが、河川の増水や濁りがどの程度残っているのか気になる。また、雨の量によっては渇水が解消されない可能性もあり、釣人にとっては釣行先の選択が難しいだろう。

 6月からの渇水状況に対応して、この2か月間できるだけ水量の安定した河川に釣行してきた。
この結果分かったのは、流域の長い河川ほど、渇水の割合が小さいということ。
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 また、湧水河川も少雨の影響が少ない。札幌の小河川でいえば、厚別川や真駒内川などは酷い渇水にあるが、小樽内川や豊平川は影響が少ない。そして道央圏ということでは、尻別川や余内川、白老や日高の本流も釣行するには問題がなさそう。

 もっとも、今回の降雨が渇水を解消すれば、釣行先の選定に苦労することが無くなる訳だが。
 そういうことで7月25日の釣行も、できるだけ渇水の影響を受けることのない、またあまり入ったことのない河川を、ということで白老と苫小牧の堺にある二つの川に釣行した。

 いずれも過去に1〜2度釣行しているが、ブログに載せたことがあるのは二つ目の川だけ。
 二河川とも目的の河川が思わしくないために、ついでに入った川だが、釣果らしい釣果は得られていない。特に初めに入った川は、場所を間違えてまったく魚影の無いところに入渓したものだから、当時の記憶も疲労感しか残っていない。
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 また二つ目の川も、中流域の三面壁の直線化した場所で、ヤマメの稚魚しか釣れなかったという苦い思い出がある。
 今回は、入渓ポイントなどしっかりと準備をしたつもりだったが、入る場所の少ない初めの川(写真@)で、再び中流域から入渓するといったミスを犯してしまった。

 上流にある王子製紙の堰堤まで昇り、それから川通しで釣り上がろうとしたものの、アタリは皆無で幾ら遡行しても堰堤が見えてこない。
 それも当然で、後で地図を調べると入った場所は堰堤の1キロ以上下流だった。何よりも、水量は豊富なのに小さなアタリさえ来なかったことのショックが大きかった。

 仕方なくここを諦めて、隣に流れる二つ目の川に移動。(A)前に入ったことのあるポイントを通り過ぎ、かなり上流を目指す。そこは、直線化した流れから、ボサや河畔木が鬱蒼と繁る、自然河川に一変するポイント。
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 森が深く熊の目撃例が異常に多いことから、入り込んで釣り上がるには勇気のいる場所。なので、釣人といえどもそれほど入っていないはず、と見当をつける。
 ここから上流ならば、ヤマメも中流よりは大きいだろう、との期待も。

 釣り上がるとすぐに、スリット型の砂防ダムが姿を現した。
 その下の小さなプールに大型化ディスを投じた。が、すぐに魚は寄ってくるものの、小さくてフライを銜えるほどの魚はいない。

 砂防ダムを乗り越えてさらに上流へ。(B)火山灰底の蛇行する流れが続くが、それはどこかで見たような景色。思いついたのは苫小牧川上流。苫小牧川の流れをさらに太くして、河岸を広げたような渓観だ。
 ただ、釣れるのは虹鱒ではなくヤマメだけ。最上流では岩魚も釣れるというが、この川の本命はヤマメだ。
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 最初の大型カディスのアタリは、大曲の連続した淵から。元気よく飛び出たのは15〜6センチのヤマメ。(C)これでもフライとの比較ではかなり小さいが、警戒心が薄いために食いついたものと思われる。


 この場所からヒットが続く。上がってきたのは、同じような型のヤマメだが、時折20センチ近いサイズも。
 流れは、倒木や崖下の淀み、淵の連続などさらに複雑化する。
 そうしたポイントからもヒットが相次ぐ。
 この上流に架かる橋まで遡行する計画だが、先が全く見通せない。(後で調べたら橋はこの地点から1キロ以上離れていた)

 それなりに釣果があったことと、先が見えないことからこの地点で脱渓。
 今回の釣果は15〜20センチのヤマメが10数匹。他の魚種はいなかったが、久しぶりに渓流を釣り上がったという満足感があった。

 それにしても、初めに入った川の上流に向かう入渓ポイントは、林道と川が離れすぎていて探すのが難しかった。いずれの機会に再チャレンジしてみたい。

写真@初めに入った河川。流れは河岸の広い道東河川に似ているが、まったくアタリはこなかったAB二つ目の河川。スリット型の砂防ダムから上流に魅力的なポイントが連続するC上流の曲りの淵でヒットしたヤマメ。このサイズが多かった








2019年07月20日

再び白老・ウヨロ川最上流域へ



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 目を奪う渓相美だが、釣果はいまひとつ

 7月19日の釣行先は、白老河川のひとつウヨロ川。6月29日に、他の白老河川と共に釣行した。
 しかし、入渓時間が遅かったこともあり、車で行ける最上流のポイントには、すでに釣人が入っていた。
 今回は、何としても入渓したいために午前5時に現地到着。幸いにというか、当然なのだが、平日のこの時間に入渓している者は誰もいない。
 
 そこまでして、何故この渓流に拘るのかと言えば、ひとつは渓相。下流から中流にかけてはごく普通の河川の流れだが、上流に向かう毎に景観が開け、大自然の中を一人相手にした気分にさせてくれる。
 そして今回の入渓ポイント(写真@)からは、大トロや淵、釜、深い平瀬、大岩の築く流れ出しや落ち込みと言った、まるで箱庭のような渓相美が目の前に現れる。
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 それは、渓流釣りを行うものならば、誰もが息を飲む光景。ただ問題は魚影の薄さ。正直言って、これまでの釣行で中流域では小さなヤマメや岩魚しか釣ったことはない。
 上流域で、ようやくヤマメや岩魚の良型が出てくるが、それもアタリ外れが大きい。人気ポイントなるが故に、多くの釣人が入っているためだ。
 直近の入渓者の影響を受けやすい、という側面を持っていて、それは現地に着くまで分からない。
 
 今回は、念願かなって箱庭のような渓流から釣り上がる。
 流れ出しから平瀬に変わる太い流れや、大岩の裏の巻き込み、向こう岸に見えるトロ場など、どれも川底に魚の居そうな気配がする。
2019y07m20d_064652125.jpg

 そこに#10の派手なカディスを流しこむ。ピン子ヤマメなのか、小さな魚が何度もフライを突っつく。が、水柱を立ててフライに食いつく魚は出てこない。そして上流は広くて浅い淵に変わる。

 落ち込み付近の流れの速いポイントで、ようやくアタリが。大きなフライには不釣り合いの、12〜3センチのヤマメが空を飛んだ。
 それから広い河岸のザラ瀬が続き、その先に再び淵が現れる。ここでもヒットしたのは、先ほどと同じサイズのヤマメ。
2019y07m20d_064035793.jpg 

 どのまで行ったら型ものが出てくるだろう、とさらに釣り上がる。入渓ポイントから2キロほど遡行した地点で、ようやく激しいアタリが。
 流れ込みの底から現れたのは、この川では初めての虹鱒(B)。サイズが20センチ強と大きくはないが、ヤマメや岩魚でなかったことに驚く。
 それからも、上り詰める毎にヒットするのは17〜8センチのヤマメ(C)と、相変わらずの小さなヤマメだけ。

 上流は相変わらず開けた渓相(A)。遠くまで見渡せるので、見たくもない熊が現れたらどうしょう、などと考えていたら、2〜3匹の鹿が上流の河岸を渡る姿が見えた。
 それほどここは森の深い場所なのだが、砂防ダムはまだ2キロ以上先。そして、入渓時点からの霧雨が本格的な降雨に変わった。
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 川も幾分濁りが入り流れが強くなったように感じる。川岸が広いので、鉄砲水の逃げ場はいくらでもあるが、近くを走る林道はなく、川を下るしか入渓地点まで戻ることができない。
 
 仕方なく、ウェットフライに替えて川を下ることに。不思議なことに、ドライフライよりもアタリが来るはず、と期待していたのに全く反応しない。
 魚影自体が薄いのは、釣り上げって分かっていたが、ドライフライで釣り上がった時に警戒されたのか。
 
 結局、ウェットフライには何もヒットしないまま、ビシャ濡れで入渓ポイントに戻った。
 今回の入渓時間は5時間ほど。釣果の割に長くかかったのは、それだけポイントが多かったから。

 まだ見ぬ上流に、もう少し釣り上がりたかったのが本音。足腰が元気なうちに、一度くらいは最上流の砂防ダムまで遡行したいと考えている。そこはどのような渓相なのか、どんな型の魚がいるのか。

写真@渓相が美しいウヨロ川上流の流れA霧で霞んでいるが、遠くまで見通しの利く河岸が広がっているB思いがけずヒットした20センチ強の虹鱒とC17〜8センチのヤマメ
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長い人生の中で、お金はなくても時間だけは贅沢に使える今しかできないこと、やりたいことが沢山ある。それを少しづつでも実現していきたい。
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